海外通販その53
2011年9月 イギリス 「Stringer's World」〜


 「Stringer's World」への2回目の注文です。ヨーロッパではギリシャの経済情勢が悪く、ユーロ・ポンドの下落が続いております。去年の秋に注文した時は1£=\135でしたが、今回は\126ほどでした。(ちなみに今なら\123ほどになるでしょうか?)
 日本も経済的にはイマイチな状況と思いますが、その状況を踏まえた上で、ドコかでダレかが”円”を買っているんでしょうネ。ただの一庶民としては何か不思議な現象なのだ。

表中右端の”合計”には品代に加えて送料・税金などが含まれています。

Name

Quan

Price

Total

\

消費税等

合計

1

Mantis 300 Tennis Racquet (G2)

1

£100.00

£100.00

\14,757

\212

\14,969

2

Mantis Comfort Synthetic 16g 1.30mm (black) 200m Reel

1

£52.17

£52.17

\7,699

\111

\7,810

3

Tecnifibre T-Fight 320 VO2 Max 2011 Tennis Racquet (G3)

1

£83.33

£83.33

\12,297

\177

\12,474

Sub Total

£235.50

Shipping Total (International Courier)

£40.00

Order Total

£275.50

カード引き落とし総額(1£=\126.15)

\34,753

消費税+地方消費税

\500

総合計

\35,253


 

sw1109_01.jpg (19625 バイト) ラケット2本と200mリールが1個ということで、薄っぺらいダンボールにて到着しました。
 注文は9月8日(木)で発送は9月9日(金)、到着は9月14日(水)、トラッキング・インフォメーションを待っていたのですが、結局、トラッキングナンバーを記載したメールはナシで、そのうちイキナリの到着となりました。

 まぁ、早かったし、無事に到着しましたのでヨシとしますか。

 

sw1109_02.jpg (16746 バイト) 税金関係は\500でした。本当はもうチョット高いと思います。詳細は後ほど...

 

sw1109_03.jpg (23252 バイト) まずはストリングから。マンティス・コンフォート・シンセティック・ブラックです。
 以前に購入したものがそろそろなくなりそうなので追加購入です。(ちなみにポリ系リール・ストリングの在庫がダブついておりますので、よろしくお願いします)
 ゲージは16G!マルチなのにオキテ破りのブラック!しかもこのストリングのカラーラインアップは他にナチュラルと蛍光イエロー!ナチュラルカラーはヨシとしても、他の2色には首を傾げざるを得ないゾ!スゴイぞ!マンティス!
 まぁ、試合会場で「ん?ブラックコード?...それともヘイペリオンにしたの?」と声をかけられた時に、「いやいや、ポリ系なんてとてもとても....これがマンティス・コンフォート・シンセティックでっす!」と、ハナの穴を大きくして答えるために購入しました。(なんのこっちゃ?)

 

sw1109_04.jpg (26569 バイト)sw1109_05.jpg (20965 バイト)
 そしてラケットはマンティス300!リッパなケース付きで、ケースの横にミニポケットも付いています。バイブラ・ストッパーでも入っているのかな?と思いましたが、ナニも入っていませんでした。(さすが、硬派なメーカーなのだ)ストリングはマンティス・パワー・シンセティックというモノ・ストリングが張られていました。黙っていると、だいたいコレが張られてくるようです。ブラックがカッコイイ...
 さて、最初は何の気もナシに「一番安いマルチ・フィラメント」ということで、TWから購入したマンティス・コンフォート・シンセティックですが、コレがかなりイイ感じだったので、ついでにマンティスのラケットも購入してしまいました。スペック的には一番重いヤツになります。

 前回ストリング購入時にも調べたけど、マンティスというメーカーは、2009年、元テニスプレーヤーでありコーチでもあったマーチン・アルドリッチさんが「優れたものを優れた価格」で提供するために創設されたメーカーなのだ。
 すでに国内でも入手可能で、値段は一律19,950円みたいです。

 

sw1109_07.jpg (35939 バイト)sw1109_08.jpg (25621 バイト)sw1109_10.jpg (27868 バイト)
 ちなみにMの中の○は、右側にくるのが正解です。ウラ返しでした。
 スペックはアンストラングで300グラム、バランス320、フェイス100、ストリングパターンは16×19という表示。ストラング状態で測ってみると、重量310グラム、バランス338(テキトー..1.5Ptヘッドライト)となります。重量310グラムってことは、アンストラングだったら295グラムくらいだよなぁ。それともストリングが軽いのかなぁ...次回のストリンギングの時にハッキリさせるのだ。
 実際に手に取った感じも軽く感じますが、いつも使っているラケットよりはアタマが重いことはわかります。ほぼイーブンに感じます。フレームは丸みを帯びて、フレーム厚もけっこう厚い部分もあるテーパー状です。パっと見はピュアドラっぽく、ラケット自体にパワーがあるのでは?と思いきや...飛ばん!ストロークに関してはフツウに振るとボクのヘナチョコスイングでは明らかに飛びが悪いデス。しかし、ほとんどのショットを違和感なく打つことができますし、サーブもフツウに狙ったところに落ちましたし、ボレーも気持ちイイです。
 結論は「可もなく不可もなく...」といったところでしょうか?シリアスプレーヤーや、本格的に始める人にはイイかもしれませんネ...え?オレ?...オレはダレか引き取り手が現れるまで、試合会場で(絶対に勝てそうな相手に対して)チョコっと使ってみますか。
 「あのラケットってナニ?...もしかしてマンティス?」そんな声が後ろでささやかれるのを待ってます...

 

sw1109_12.jpg (40397 バイト)sw1109_11.jpg (31402 バイト)
 続いてテクニ・VO2MAX320...「もうイイ加減にしろ!」という声が聞こえてきそうですが、かまわずに行かせてもらいます。
 リッパなソフトケース付き・バイブラストッパー付きです。とりあえずメインが16本のテクニを試してみたくて購入。在庫処分のためグリップ3しかありませんでしたので、そのうち加工でもしてみようと思います。

 

sw1109_13.jpg (30361 バイト)sw1109_14.jpg (14342 バイト)sw1109_15.jpg (19130 バイト)sw1109_16.jpg (13795 バイト)
 このラケット、手にとるまでわかりませんでしたが、ものすごいデザインです。刺青してミッシェル・ポルナレフみたいなサングラスしている人もスゴイけど、その後ろには血走った目の武者の背後霊が...「後ろの百太郎」みたいなコンセプトなのだ。
 そしていたるトコロに武者、槍、刀のイラストが...先祖の魂が宿る背後霊ラケットとでも言うべきでしょうか。ピンチの時に背後霊が勝手に深いロブとか上げてくれると助かるんですけどネ。
 ちなみにミッシェル・ポルナレフみたいなサングラスしている人は、セルビアのヤンコ・ティプサレビッチ選手っていうんですって。そして武者の家紋は「左三巴」で、巴形は呪力をもつといわれる人間の魂の形をあらわしているそーです。うーん、ダイジに扱わないとバチが当たりそうなラケットなのだ。

 

sw1109_19.jpg (25776 バイト)sw1109_18.jpg (21992 バイト)
 さて、さっそくマンティス・コンフォート・シンセティックを54×48くらいで張ってみました。ラケット重量は330グラム...5グラム少ないのはヘッドパンパーなしにしたため。さすがに335グラムオーバーはキツイし、アタマを少しでも軽くして操作性をアップすることが目的です。
 背後霊に断りナシに勝手に改造して、さっそくバチが当たりそうですが、個人的には総合的に重量があるコチラのラケットの方がイイ印象です。打球感も上質のカーボンを感じます。
 あとはどーやってこのデザインをアピールしようかなぁ。試合前に相手コートでラケット回して、相手に拾ってもらうしかないかなぁ...だけど、グリップだけの確認で終わったらダメだよなぁ。グリップに「フレームも見よ!」ってシールでも貼っておこうかな?

 

関税コーナー

 さて、今回の申告書の内容はよくわかりません。最初の品代合計はなぜか150£(ホントは235.5£)、当然60%の申告価格(CIF)も90£(ホントは141.3£)と格安。
 さらにCIF価格である90£の内訳も、ラケットが87ポンドでストリングが3£という計算です。ナニをどーやったらこんな数値が出てくるのか、サッパリわかりません。
 とりあえずフツウに計算すると、以下のようになると思います。

 

まずは非課税品目はラケット2本になると思います。

非課税品目

Mantis 300 Tennis Racquet (G2)

1

£100.00

£100.00

Tecnifibre T-Fight 320 VO2 Max 2011 Tennis Racquet (G3)

1

£83.33

£83.33

Total

£183.33

 

CIF

関税(0%)

課税額

消費税(4%)

地方消費税(25%)

\13,767

\0

\16,700

\600

\150

 

課税品目はストリングで、いつもの3.5%が適応されていました。

課税品目

Mantis Comfort Synthetic 16g 1.30mm (black) 200m Reel

1

£52.17

£52.17

 

CIF

関税(3.5%)

課税額

消費税(4%)

地方消費税(25%)

\3,918

\195

\4,095

\160

\40


だから合計で...

関税

消費税

地方消費税

合計

\100

\700

\100

\900

...になると思います。\400 得したのだ。

 

 さて、ナニかと話題の多くなってきた”マンティス”ですが、ちょっと前に比べると、ネット上での情報量も増えてきました。情報は2つに大別されます。一つはフツウのショップのフツウの製品案内、もう一つは”英国マンティス特約店”を名乗るショップのシンラツなテニス小売業界の批判を交えた製品案内です。
 なんでも”英国マンティス特約店”のストリンガーさんの言うことにゃ、マンティスで一番ダイジなことは買う店、つまりストリンガーを選ぶことなんですって。マンティスラケットはどこで買っても同じ値段だけど、ストリンガーによってラケットはマイナス100にもプラス100にもなる、恐ろしいラケットなんですって。偽ストリンガーに触らせちゃダメなんですって...
 うーん、コッチもテクニのラケットと同様に恐ろしいラケットだったのか...知らんかったワイ。

 どのへんに施工の差が出るのか、素人ストリンガーとして多いに興味があったので一通り目を通してみましたが、抽象的な記述ばかりで具体的な記述はありませんでした。
 ちなみにストリンガーズ・ワールドのストリンギングは、たぶん...ショートサイドは最後のメインを残してトップ側でクランプ、ロングサイドもフツウに張って、フツウにボトム側クロスに流し込んでトップ側へ。途中、ヘッドバンパーを固定するために1つクロスホールをスキップして最後まで張り上げてから、そのままメインでタイオフ。そして最後にクランプしてあったショートサイドの最後のメインを張って、これまたフツウにメインでタイオフ。ゆえにタイオフ直前のメイン、クロスともユルユルとなっております。
 たぶんストリンガーズ・ワールドは、マンティスの奨励するプロ・ショップじゃないんでしょうね。

 オレはマンティスのラケットに触っちゃダメってことになるようだけど、もともとオレのラケットだから関係ないか。でも、そんなにストリンガーによって差が出るとは?...入らなかったサーブが入ったり、いつもネットにかけるローボレーがちゃんとネットを越えてくれたりするんでしょうか?結局、本人の実力が一番の問題のような気がしますけどネ。
 最高のラケットに最適なストリングを最高の施工技術で仕上げても、使う本人がソレを体感できなきゃネコに小判、ブタにシンジュじゃないだろうか?
 マンティス・ラケットはストリンガーよりも使う人を選ぶ「恐ろしい」ラケットってことになるのでは...?これからのマンティス・ラケットの売り上げが気になりますネ。


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