海外通販その29
〜2006年2月 アメリカ 「Tennis Warehouse」〜
「Tennis Warehouse」への25回目の注文です。Hさんが「バボラの"コンケストTi"がイイ!」って言うもんだから、ストリングを注文することになりました。ついでに他の気になっていたストリングも少々...こりゃまた不良在庫が増えそうだ。
今回は注文を$150以下に抑えて、もっとも送料の安い"Air Percel Post"を選択してみました。注釈には、「到着まで2〜4週間・トラッキングインフォメーションなし・ソッチの国に入ったら、あとは知らんヨ..」などと書かれている。ある日、突然来るものらしい...Hさんは試合に備えて、切れた1本を張り上げたかったのだが、結局それもかなわず...。
表中右端の”合計”には品代に加えて送料・税金などが含まれています。
Product Name
Order
Price
Total
Tax+
手数料\
Total \
1
Babolat Conquest Ti 16 Silver
3
$6.95
$20.85
\37
\1,026
\3,077
2
Gosen Bio Gut Poly Multi 16 String
6
$5.99
$35.94
\32
\884
\5,304
3
Titan Natural Gut 15L String
2
$17.99
$35.98
\97
\2,655
\5,310
4
Signum Pro Poly-Speed Spin 16 String
1
$5.90
$5.90
\32
\871
\871
5
Unique Tourna Poly Big Hitter String 17
2
$6.95
$13.90
\37
\1,026
\2,051
6
Wilson Sensation Supreme 17 String
4
$5.95
$23.80
\32
\878
\3,512
7
Dunlop Max Comfort 16 String
2
$5.99
$11.98
\32
\884
\1,768
Sub Total
$148.35
ShipVia : Air Parcel Post
$28.25
Total
$176.60
Tax Total
\600
国際小包通関料
\200
総合計(1$=\119.445)
\21,894
関税コーナー
さて、初めて利用する"Air Parcel Post"(国際航空小包)でしたが、$150以下の注文に対して適応があります。注文したのが2月10日(金)で、荷物の到着が2月18日(土)でした。注釈の2〜4週間よりもだいぶ早く到着するようです。さほど急がないのであれば、コレで十分ですね。
関税を含めた諸費用は、小包受け取りの際に現金で支払われました。何も知らずに女房が素直に請求額である\1,800を支払ってしまったのですが、こちらの事前の計算では\900ほどのハズ。すぐに書類に目を通してみたところ、以下のようにCIF価格がかなり高額に設定されてました。
(備考は切り捨て前の計算値です。)
課税額
税額
備考
関税(3.0%)
\20,514
\600
\615
消費税(4.0%)
\21,114
\800
\845
地方消費税(25%)
\800
\200
\200
合計
\1,600
国際小包通関料
\200
総合計
\1,800
1$=\117.8くらいで処理されていると思うのですが、課税額の\20,514の算出方法が不明です。(品代+送料)の98%ほどで、60%のハルカ上を行ってますので、少なくとも個人輸入とは認識されていないようです。あと、郵便局側への支払いとして”通関に伴う郵便局の取り扱い手数料”である\200も発生するようです。
さて、ドコにモンクを言おうか...同封の「不服申し立てについて」にはイロイロ専門的なコトが書いているけど、たかが数百円を返してもらうだけだしなぁ。フリーダイヤルないのかなぁ..あっ!あった!...と思ったら、”密輸ダイヤル”でした。「覚醒剤・拳銃等などの密輸入に関する情報の提供」に限定されます。ダレか情報あります?
とりあえず、東京税関HPの「税関相談・問い合わせ」コーナーのメアドを利用してみました。問い合わせの内容は、「個人輸入なんだけど、CIF価格が高くない?今までは品代の60%が適応されていたんですけど...」というモノ。すると、翌日の午後に職場に電話がかかってきました。「ご自宅に電話したら、コチラを教えてもらいまして...CIF価格の件なんですけど...」
「えぇ、コレって個人輸入で販売目的じゃないんですけど...」
「あー、そうでしたか。ストリングが20個で、荷物に"Merchandise"の記載があったものですから、一般的な処理になったんですねぇ..」
「まぁ、たしかに20個は個人としては多いかもしれませんが、周りの人たちといっしょに購入したんです。」
「あー、やはりそのパターンでしたか。最近多いんですよねぇ..わかりました。個人輸入として扱えると思いますので、いくつか書類を用意していただきたいと思います...」
用意したものは..関税と消費税の納付書、TWの注文書、共同購入者の名前と注文したストリングの詳細、「あくまで個人で使用するものであり、販売・転売の意図はありゃしません...」という一筆+サイン+ハンコ。
荷物にくっついてきたTWの注文書はそのままで、共同購入の詳細の下に「あくまで..」の一筆を加えてサイン、そのヨコにハンコを押して、FAXしました。納付書2枚は”現物”ということで、封書で送りました。(コレは実費ダ)だけど、この書類をFAXする前に、税関から還付金の振込先を記入するFAXが来ていたので、個人輸入としての扱いは既に決定的で、形式的に書類を揃えたかった雰囲気デス。
(ちなみにボクのメインバンクである”ジャパンネットバンク”は振込先としては拒否されました。振込み先は「市中銀行の口座」に限定されます。)
そして約2週間後、還付金の案内が封書で来ました。封書の中身は「関税(再)賦課決定通知書」..フカ?まぁ、とりあえず関税+消費税で\800戻ってくるようです。以下が修正後の税金デス...
課税額
税額
備考
関税(3.0%)
\10,485
\300
\315
消費税(4.0%)
\10,785
\400
\431
地方消費税(25%)
\400
\100
\100
合計
\800
国際小包通関料
\200
総合計
\1,000
いつもはストリング関係の税率は3.9%なんだけど...\100得したのだ。コレで晴れて税金関係は\1,600から\800になりました。めでたし..めでたし...
だけど、もしも売る目的で購入して、2倍の税金を請求されたとしても、まだ国内で購入するよりも安くなるんですね。こりゃ商売できるかも?
今回のブツ
荷物はいかにも”小包”というサイズで到着。書類はビニールカバーに入って側面に貼り付けてありました。
笑顔を振りまくのは三男Kスケ。最近は床を縦横無尽にホフク前進し、手当たり次第に床に落ちているものを口に入れている。さすがに、ワラジムシの死骸を口中に発見した時は参った...
今回購入したもの。すべてストリング類でした。見事に在庫処分品と一致している...
バボのコンケストTiですが、左が国内版、右が今回購入したもの。国内版はホワイトっぽいカラーですが、海外版はシルバーで、旧チタニウムUそのもの(?)になるんでしょうか?
「チタニウムがコンケストTiとして進化しました!」とか言ってるけど、”テフロン+チタンコーティング”って、チタニウムUと同じじゃありませんでしたっけ?ただ名前とパッケージが変わっただけなのかなぁ。国内版は違いを強調するためにカラーリングを変えてきただけで、海外ではパッケージシールだけ貼り変えて在庫を売り切るつもり?しかもコンケスト自体も昔のVSシンセティックらしいし...
「本質的には変わってナイぜ〜」って、言ってくれた方が好感が持てるのだ。
ちなみに「国内版のアウターラップは、すぐにパリパリとはがれてくる傾向が強く、耐久性が強いとは言えないと思う。」(愛用者Hさん談)という感想もアリ。
次はゴーセンのバイオガットのポリ・マルチです。トウモロコシが描かれた旧パッケージ。6個で$5.99になるから6個購入。
日本では定価\4,725(税込..いったいダレがこんな値段で買うんだ?)だから80%OFF!というタタキ売り状態。値引きがデカイというだけで、さして必要でもないのに買ってしまう傾向があるのだ.えぇ、本質的に貧乏性なものですから...どうもすみません。
さて、さっそくボクのラケットに張ってみました。滑りが悪いなぁ...あまり伸びないし。58×52くらいにしてみたけど、チョット硬い印象。ダレも聞きたくないでしょうが、打ってみての感想は...飛ばねぇ..打球感はシッカリしているけど不快な振動はナシ。どのへんが\4,725なんだろ?
宣伝モンクは「ナチュラルを超えたハイバランス...」ケチでナチュラルには無縁のオレに、わかるハズもないか...
いやぁ−、ついにナチュラルの在庫を確保してしまった。
ワシが知る限り、コレがもっとも安いナチュラルというワケか...質素だなぁ。ペラペラのビニールに入っているだけだし、ウラなんて何も印刷されていないのだ。オーストラリアのメーカーらしいけど詳細不明。フツウ、ナチュラル・ガットを製造しているんだったらHPくらい持っていると思うんだけど、発見できませんでした。まさか薄暗い地下の一室で、オヤジが一人で細々と作っているワケじゃあるまいし...ちなみに「ボウ・ブランドよりは柔い」らしいデス。
ガット自体は透明感があり、コーティングが薄い印象。今度ヒマな時にビニールの上から太さでも計ってみますか...だけど、ナチュラル張る人って、ウチの協会にいるのかな?
ウイルソンのセンセーション・スープリーム。国内では”スパイデックス”シリーズになるようです。確かに構造イラストは一致していますね。
個人的には廃盤になったセンセーション・アイスの印象が良かったんだけど、このシリーズにも”カチッ”とした打球感の中に柔さがある...らしいので購入。(ホントか?)E-Matrixじゃボヤケてるし、テックガットはすぐにヘタるし、バボのマルチは硬いし...と思っている人向け??
クエスチョンマークばかりでスンマセン...えぇ、えぇ、安かったから買ったんですヨ!ホットイテください!
これがシグナム・プロか。たぶん人気出るでしょうね。キルシュバウムのスーパースマッシュを薄めたような色だ。
ケースは半密閉なので、ストリングの端を直接観察できるんだけど、どー見ても断面はピラミッド型に見えない。ただ触った感じと見た感じでは、多角形であることはわかる。スピンがかかりやすくて、ユルみにくいそうーだ。
ISO-SPEEDでも、その名も”ピラミッド”というストリングがあるけど、コレは”ストリング断面が三角”とハッキリ表示されている。対してシグナム・プロの方は”歯車のようにピラミッド型の突起が出ている”ということになるのでしょうか?そのうち拡大してみます。
はたして輸入代理店の人は”シグナム・プロ”を第二の”ルキシロン”に育て上げることができるのでしょうか?
次はダンロップのマルチ、”マックス・コンフォート”ってヤツです。ダンロップの代名詞でもある”マックス”がついてます。とりあえず、「あのー、もし良かったら、ラケットといっしょにドーゾ..」ということで、安易に”マックス”という名前を持ってきたのでしょうか?
カラーは”ナチュラル”っていうんだけど、見てのとおり”そば”みたいな色してる。こりゃナチュラルとは言いがたいナ。
とりあえず安いので買ってしまいました..
浦河町テニス協会ホームページ −海外通販その29−
最後はルキシロンから訴えられそうなアル・パワーのソックリさんである、”ビッグ・ヒッター”というトーナのポリ・ストリング。カラーはシルバーがかったグレイで、外見はまさにアル・パワー。しかもアルミニウム繊維を織り込んでいる点も類似している。たぶんドコへ行っても、「コレって、ルキシロンですね?」と言われること間違いナシだ。
さて、パッケージを見ますと...そうそう、トーナだけに今でもサンプラスがモデルなんだよなぁ。天然パーマにリッパな眉毛、ラケットを高い位置に構えるバックのテイク・バック...お顔を拝見させていただきます。ストリングを下にズラして...ありゃ?コレってサンプラスじゃナイぞ!
WEB上ではサンプラスに見えたんだけど、よく見りゃソックリさんじゃないの!...やられたナ...ところで、「アンタ、だれ?」
ちなみにパッケージ裏の説明文の中には、”You must try Big Hitter!”、しかも赤のアンダーライン付き。
大きなお世話なのだ。