ストリング日記..その6
〜2009年冬から2010年秋までのタワごとです...たぶん?〜
現在・過去..テキトーに思ったコトを書いときます。コレより古い話題は”その@、A、B..”とかにして、以後、放置させていただきます。今後も、放置された「ストリング日記」が増えていくんでしょうね...オノレのストリンギングの未熟さをタナに上げて、しまいには開き直ってしまうという、トンデモないページです。自分のラケットが「こんなテキトーに張られているのか!」って、ビックリしないでちょうだい...。
最近の鬼門ラケットは、ウィルソンのローラー2.6だな。なんたって、デカすぎてフレームは押さえられないし、スロート側の固定が不完全だし、よく切れるし...こりゃ、タイヘンだ。しかし、いつまでこんなタワゴトが続くんでしょうねぇ...
しかも、またもや字ばっかりで疲れるよ...。だけど..オレってヒマ??えぇ..たしかに..
2010年秋某日..「PRINCE O3 TOUR MP」
1年前に大改造したY本氏のラケット。ヘッドバンパーなどの除去により、軽量化してバランスを手元に寄せた結果、操作性が上がり、今では娘さんのラケットになっているそうです。
さて、Y本氏は最近お気に入りのヘッド・ファイバージェル・パワー17を選択。トップ部分のメインはナイロンチューブに通しながら62×58くらいで、見てのとおりクロスはトップから張っていきました。張りあがりはやや硬い印象でしたが、実際に打ってみると、やはり硬さはあまり感じません。ラケット重量もあるし、今回も十分に使えるラケットになっていると思いますヨ。(うーん、自画自賛)
それにしても最近はファイバージェルばかりだなぁ...
2010年秋某日..「FISCHER BLACK GRANITE NO.ONE」
フッシャー好きのY本氏のニューラケット。”ブラックグラナイトNo.1”って言うんですって。今までのマグネチックなんたらに加え、今度はカーボンに花崗岩を混ぜてしまったそーです。花崗岩を混ぜたフレームは、あらゆる気候・気温に左右されることなく、常に一定のコントロールを可能にするそーです...でも、そんな極寒・灼熱の中でテニスしたら、ラケットはそのままでもストリングの伸び縮みがあるし、第一、ラケット持つコッチがどーにかなっちゃうよなぁ。プレーヤーのフガイなさが、改めて認識できる”反省”ラケットという位置づけになるんでしょうか?...そんなフィッシャーですが、このたびパシフィックに吸収されて、いづれ無くなってしまうそーです。現在、販売されているパシフィックのブリッジ部分には、"FISCHER"のロゴが入っています。ワシもぜんぜん知らなかったけど、フィッシャーファンのY本氏から聞いて初めて知りました。だからTWからもフィッシャーがなくなってパシフィックが全面的に出てきたのか...でも、デザイン的にはパシフィックの方がカッコイイし、こりゃブレークするかもネ。
さて、Y本氏のリクエストは前回に好感触を得たヘッド・ファイバージェル・パワー17。「やや硬めに」という注文でしたので、60×58くらい、クロスはロングサイドを1周させてトップからテキトーに張っていきました。張りあがりはケッコウ硬くなりましたが、打ってみるとそんなに硬さは感じません。ラケットもややバランスがトップ寄りということで、ボールを楽に飛ばすことができますし、けっこうスピンもかかっている印象。Y本氏も「もうチョット硬くても良かったかも...」という証言でした。だけどこのストリング、けっこう軟らかくて、高テンションで引っ張っているとズンズン伸びる...スリルを味わえます。
あと、フィッシャーといえば「ラケット重量に誤差ナシ!」が最大のセールスポイントだということを張り上げてから思い出しました。カタログ上はアンストラングで295グラムか。ゴミ箱から厚紙のケースを拾って、余分なストリングもいっしょに計って...あとは同じストリングだけを測って...
335[g]-39[g]=296[g] ...新品ということでグリップにビニールカバーが張ってあったので、ソレを差し引くとピッタリになるようです。律儀なラケットなのだ。
2010年秋某日..「PRINCE O3TOUR MP&PRINCE EXO3 IGNITE TEAM 95」
ボクとA木氏のラケット。
ボクのラケットは試験的にポリ系が張ってありましたが、経時変化でダメになったため、いつものE-Matrix16を張りました。やっぱりボクはこのストリングがイイのだ。ヨケイなくらいの食いつき・インパクト後もコースを変えられるんじゃないか?...と思うほどの粘り・一瞬のコンタクトでベースラインまでボールを運べる飛び...やっぱりコレがイイのだ。前出のナチュラルのハイブリッドが今のところメインなので、現在はサブ・ラケットとして使用中。守り重視となればコチラを使うことになるでしょうネ。
もう一本はA木氏のプロハリ1.35を張ったラケット。苫小牧の試合も近いし、やっぱりイマイチということで張りなおすことになりました。選択したストリングは以前に好感触を得たOG-SHEEP MICRO16(特に粘りのあると言われるアンバー)。今回こそ”やや軟らかく”張ることができたと思いますヨ。
本人曰く、「サーブはイイと思うけどネ...」果たして、ストリングを張りなおして臨んだ試合の結果は...ま、ココで改めて発表する結果ではなかったと言うことで...ボックス形状でややフレーム厚もアリのイグナイト・チーム...なかなかいいセッティングが見つかりませんのぉ...って、所有者でもないオレがそんなこと言うなんて、大きなお世話でしたネ。
2010年秋某日..「YONEX V-CON X18」
トップK村氏のラケット。前回張ったテックガットがパリパリ状態になり張り替えることに。(個人的にはまだ使えそうに思いましたが、そこはやはりトップ、決断が早いのだ。)
一応、張る前に簡単な点検をしていますが、9時の方向にややシビアなキズを発見しました。ローボレーの際、床に接触する部分でしょうか。ヘンな振動はないのでフレームまでは達していないと思いますが、ダメージは確実と思われます。次に同じところに大きな衝撃が加わったらアブナイかもしれませんネ。
さて、かつて肘痛を抱えていたということで、最近イイ感触であることを発見した、ヘッド・ファイバージェル・パワー17を張ってみました。56×53くらいで張っていったでしょうか。本人に渡す前にチョット打ってみましたが、飛びすぎ?ヨネックスのラケットとはあまり相性が良くないと信じ込んでいるので、ハナっから否定的ですが、自分が思うよりも高い軌道でボールが飛んでいってしまいましたヨ...トホホホ
トップK村氏はスピンプレーヤーなので、このタワミがボールの引っかかりに寄与することを勝手に期待します...とか言って、張り上げて10日間が経過していますが、まだ本人に渡せません。さすがトップ、非常に忙しいのだ。
ちなみに後日、渡すことができましたが、ご本人のインプレッションは、「軟らかいですネ」のみ?...やっぱりビミョーなのだ。もっと硬く張ればよかったかなぁ。
2010年秋某日..「PRINCE O3 STRINGHOLE BLACK MP」
上級者S崎氏のラケット。こちらにはストリングホールを装着中。今回のストリングはS崎氏のために購入した、ハードヒッター専用のハイブリッドなのだ。
”フォーテン”というメーカーの"シン・ブレンド"。メインはケブラーの極細18Gで、クロスは17Gのフツウのモノ・フィラメント。TWの商品説明では”ケブラー シン・ブレンド”ですが、ストリングを包んでいた紙には”ケブラー”という文字はナシ。(デュポンの登録商法の関係?)ま、”ケブラー=バラ系アラミド繊維”ということで、間違いはありませんので。
さて、58×55くらいでやや控えめに張っていきましたが、その張りあがりは期待どおりカチンカチン。上級者S崎氏好みの面圧を再現することができましたので、とりあえず個人的には満足です、ハイ。(カンジンのS崎氏のインプレッションを聞いてなかったなぁ...)
テキトーなストリングの押し売りは続く...
2010年秋某日..「BRIDGESTONE WINGBEAM M45&PRINCE O3TOUR MP&DUNLOP MFIL200 PULSE」
モロモロです。左から鉄人S木氏のウイングビームM45...まだテックガット・プロが切れてなかったけど、S木氏もラケット道楽者ということで張替えに。
中央はボクのラケットO3ツアー(改)。軟らかいマルチであるテクニファイバーのE-Matrixを張っていましたが、練習中にサーブした時、メインが切れました。(角切れではなかったデス)
そして右端はハードヒッター若者Y口クンのMFIL200。またもや切れたのね...Y口クンはノーマルレングスのMFIL200と、0.5インチロングのMFIL200Plusを使い回しているんだけど、ミスヒットが手伝ってか、周期的に必ず切ります。(いわゆるフレーム付近の角切ればかりなのが気になりますが...)いくらなんでも、こりゃ切りすぎだよなぁ...さらに耐久性重視にしてみますか。
まずは鉄人S木氏のラケット。テックガットは表面がパリパリになっており、たぶん切れるのは時間の問題だったと思います。
今回もS木氏はマルチを所望...ナニあったかなぁ。そーだ、ちょっと高いけどソバみたいなマルチがあったゾ。それがこのダンロップのマックス・コンフォート...見た目はソバ、たぶんゆでたらちょうどイイ太さになるんじゃないかな?マルチでタラタラしてるけど、アウターラップは硬めでツルツルしていてクシャクシャにならないから張りやすいのだ。だけどマルチとしては食いつきはイマイチ?少なくとも"MAX"じゃないわなぁ...大それたネーミングなのだ。
ボクのラケット。先日、I上クンの失敗したラケットを補うべく、ストリングのゴミ袋をあさっていたら、ハンパなナチュラルが出てきました。たぶん札幌のヒマ人N氏からもらった壊れたラケットについていたヤツかなぁ。(だとしたらバボのVS?)けっこうサキイカ状態ですが、まだまだ使用可能と思われたので、試しに張ってみることに。よく考えてみたら、ナチュラルって初めてなのだ。
ご覧のようにメイン16本のうち14本を張ることができました。残りの両端のメインとクロスは、たまたま目に入ったハンパなキルシュバウムのスーパースマッシュを張ってみることに。(コレでワシもハイブリッドの仲間入りなのだ)それにしても懐かしいパッケージなのだ。
さて、打ってみての感触は...イイ!なんかいつもよりボールのキャリーが増しているような気がする...そんなにマジメに振らなくともグッドなコントロール...ユルいサービスを打っても相手のレシーブミスを誘うことができる(もちろん相手にもよりますが...)ような気がする...
いつものように「...気がする...」のオンパレードですが、やっぱりナチュラルっていいのね。ただし両端のメインはポリなので、このへんに当たってしまうと、さすがにコントロール不良デス。せいぜいオリーブオイルでも塗って、長持ちさせるのだ。
もー、チョットやそっとじゃ切れないヤツを張ってやるのだ。たぶんウチの在庫品でもっとも切れにくい生粋のポリであるテクニファイバーのファイアスピン1.30。袋から出して、そのまま上に放り投げれば、落ちてくるころにはスッカリほどけているんじゃないかと思うような硬さ、6センチくらいに切って先端を斜め切りすればツマ楊枝としても利用可能なガチガチ系のポリ・ストリング、そしてウチで一番の不良在庫でもあるのだ。(コレは秘密)ま、ソコは\700から\500に値下げしたんでカンベンしてください。
張り上がりはほとんど鉄板ですが、カンジンのY口クンの感想は、「けっこうイイかもしれません...」(ホントか?)
そんなワケで、めでたくメインラケットに昇格。コレは切れないと思うヨ。もしも切れても、あと2つあるからヨロシクね。
2010年秋某日..「FISHER PRO No.1」
Y本氏のラケット。Y本氏は隠れフィッシャーファンなのだ。前回細いマルチを張ったモデルでしょうか?1ヶ月ほど前のことを思い出しながら書いているのでハッキリ言って詳細不明です。しかも最近はトシとって物忘れがひどくて...オレはもうダメだ。
さて、Y本氏は何て言ってたかなぁ...スピン重視とか言ってたっけ?ま、ココは人柱的な意味も含めまして新しいストリングを張ってみましょう。お手ごろな\650という値段のヘッド・ファイバージェル・パワー17です。分類的にはマルチで2本のファイバージェルがデュポンのマルチフィラメントに包まれ、さらにコーティングされているらしい。持った感触はキシキシしていてポリ系っぽい手触りだけど、テンションをかけるとよく伸びる。たしか56ポンド前後で張っていったと思うけど、張り上がりはケッコウ硬くなってしまった。(こりゃマズイぞ...)
さて、Y本氏が練習に来る前に勝手に試打してみるか...テキトーに壁打ちをしてみましたが、硬い張りあがりに反して打球感は意外にソフト。加えてホールド十分でコントロールもまったく問題ナシ。こりゃイイよ。
「チョット面圧が出てるようですけど、ケッコウいい感触ですヨ」...張り上げ時の不安はドコへやら、Y本氏への受け渡し完了。Y本氏の評価もオオムネ良好なのだ。
ヘッドの$6.50前後で購入可能なストリングって、けっこうイイなぁ。ファイバージェルは比較的軟らかい打球感の中にもメリハリが感じられるし、リップ・コントロールはやや乾いた打球感ながらスピンがよくかかるような気がします。次回はファイバージェルを多めに購入してみようと思います。
2010年秋某日..「PRINCE EXO3 GRAPHITE 100 PORT DEMOS」
ボクの趣味のラケット。(とりあえずこのラケットは押さえておかないとネ。)付属しているのが”スピードポート”のみという格安のDEMOラケットだったけど、購入直後にフツウのグラファイトも同じ値段になったしまったのだ。まぁ、今回はドコにも"DEMO"の文字も無いし、ポート以外は使わないのでコレでいいんですけどネ。
さて、経過を申し上げますと、どノーマル状態でサービスストリング(ウイルソン エクストリームという軟めのモノ)を張り上げてあった時の重量が328グラム→ヨケイなことしてヘッドバンパーを取り除いてウイルソンのセンセーションというマルチを張って322グラム→だけど打ってみたらサッパリだったので、またモノ・ストリングへの変更を決意→しかし、あまっていたOG-SHEEP MICRO17を張ってしまったためにクロスが足りなくなり、むりやりストリングを継ぎ足してテキトーにタイオフすることに。しかもちょうどタイオフするところがポート部分...テキトー過ぎるのだ。
このEXOシリーズは、他にA木氏が所有しているイグナイト・チームがある。ボックス形状でレスポンスが早いのは共通していると思うけど、フレームが薄いだけコッチの方が個人的には扱いやすい印象。少々乱暴に振り回したストロークもコートに収まってくれます。ただし、伝統のダブルブリッジがどの程度効いているかはよくわかりません。その存在がどーでもイイくらい・忘れてしまうくらい、チョット重く感じるフツウのラケットにまとまっているような気がします。ダブルブリッジはデザイン的には絶対にハズせないポイントですからネ。たぶんストリングホールにしたら少しシビアになるんでしょうね。
そして達した結論は「どノーマルがイイんじゃない?」...個人的にはマルチ系の軟らかいストリングで、スイングとコントロールを一致させるにはさらなる試行錯誤が必要な印象。反発重視のモノ系の方が相性はイイような気がしますが、どーでしょう?
2010年秋某日..「DUNLOP 200G」
これまたI上クンのもう1本のサブラケット。これはブリッジの部分になにも書いてないけど、2つ下のラケットには"DEMONSTRATOR"の文字が入っているのだ。
今回もポリ系を頼まれたけど、どーせあまり使わないし、ポリは特に使っても使わなくてもヘタるし、おせっかいにも勝手にヘッドのリップ・コントロール17を張ってみました。コッチの方が長持ちすると思うヨ。
表面はツルリとしてネジレたような感触、ストリング自体は硬くて伸びも少なくカラまないので張りやすい。張り上がりは硬い印象ですが、実際に打ってみると十分なホールドとコントロールがあり、感触も悪くないと思います。
もっとも、やっぱりI上クンは寡黙な人間なので、本人がどー思っているかは知るヨシもないんですけどネ...
2010年秋某日..「WILSON PRO STUFF 85」(サンプラスのサイン入り)
I上クンの新しい修行用ラケット?I上クンは寡黙な人間なので、その入手ルートや動機、販売目的があったか、または自分で使用するためだけに所持していたか、詳細は不明なのだ。フレームはとてもキレイだけど、グロメットにストリングを通した痕があったので新品ではナイようです...って、この年代のものでさすがに新品はナイか。
さて、プロスタッフにこんなカラーバリエーションがあったんですね?グラファイト&ケブラーの素材も同じ、ボックスフレームのフラットビーム、ほとんど色以外は台湾製のプロスタッフと同じようです。ピート・サンプラスのサイン入りですが、コレで販売促進を狙ったのでしょうか?詳細不明ですが、珍しいと言えば珍しいモデルのようです。張り上げの重量は337グラムと、プロスタッフとしては軽め。もともとはレザーグリップ仕様だったかもしれませんネ。
さて、I上クンはいつも使っているポリ系のサイバーフラッシュ17を選択。面が小さいだけに、52〜53ポンドでフツウに張っていきました。現在は(ボールスピードが遅い人との)練習時に使用中?でも、さすがにこの時代の"85"はキツイな。フレームショットの振動で、右手が「アツツ...」とシビレることもシバシバ。それでも5球に1球、いや、10球に1球の快感を求めて使用中のI上クンなのだ。(こりゃ完全に"M"だナ)
2010年秋某日..「PRINCE EXO3 IGNITE TEAM 95 & DUNLOP 200G」
A木氏とI上クンのサブラケット。
A木氏は個人的にはバボラのプロハリケーンが好きで、最近よく張っています。少し前までは”LMラヂカルMP+ライヴワイヤー”という組み合わせも好きだったようですが、ラケットを変更してから”イグナイトにはプロハリが似合う!”という態度を前面に押し出しています...そこで今回もプロハリを張ることにしました。ストリングはS木氏とブツブツ交換にて獲得したもののよーです。
「少しヤワ目だったかなぁ...」たしかA木氏はそんなこと言ってたような気がする...ってなワケで、またもテキトーに張っていきました。メインは53くらいにしようかなぁ...と張っていきましたが、それでもケッコウ硬い。クロスを5ポンドダウンで引いてもまだ硬い...さらにクロステンションを落としたけど、結果的には硬めに張りあがってしまった。A木氏に、何て言い訳しようかなぁ...と考えていたそのとき、パッケージの”1.35”という数字が目に入ってきました...ハエ?こんなに太かったの?いつもは1.25ばかりだし、1.35じゃ面圧は上がってアタラマエだよね。結局、硬くなってしまったのだ。A木氏の受難は続く...
I上クンのサブラケットはハッキリ言って失敗しました。クロスをトップから張っていく途中で、ドコかにストリングを引っ掛けたままテンションをかけてしまい、「ブチッ」とイッテしまいました。ショーガナイからそのへんで一度タイオフ。残りをあまったプロハリーツアー135で補ってみました。視覚的にはイイかもネ。だけどコレじゃお金もらえないのだ...
2010年秋某日..「DUNLOP M-Fil200 16×19」
若者Y口クンのラケット...それにしても、フツウこんな切れ方はしないよなぁ。思い切りのいいスイングが信条のY口クンだけど、ミスヒットも多いから角切れの回数もハンパじゃないのだ。
張ってあったのはポリ系のサイバーフラッシュ17。自分で張っている人は知っていると思うけど、ポリ系は一度引くと、だいたいそのままのカタチで固まってしまいます。左端の画像を見てもせいぜい2センチ程度縮んだだけで、切れた部分以外のトップ側もボトム側も、面圧に大きな変化はありません。もしもこのストリングがモノやマルチだったら、切れた瞬間にムニョムニョと5センチ程度縮んでしまうと思います。
比較的張ったばかりだし、ここまで何回も切れると、さすがにストリング代もかさむし...結果、ケチって切れた部分だけ張りなおすことにしました。切れた部分の前後2本をテンション高めに引きなおしてタイオフ。ヘッドのリップ・コントロール17のキレッパシをクズ入れから拾って張ってみました。どちらも17Gということで、少しグロメットを広げるだけで十分タイオフ可能です。
かくてノットが6ヶ所に増えたラケットが完成しました。一番ボールを捕らえるべきところが変わってしまったワイ。しかもあとで考えてみれば、リップ・コントロールは硬めとはいえマルチだよなぁ...ま、いいか、どーせタダなんだから。
デザイン的には”逆バボラ”みたいだナ...
2010年秋某日..「PRINCE O3 XF WHITE MP & WILSON K FACTOR K-Zero」
新人O原さんとO西さんのラケット。O原さんのO3は、わざわざ試打会に出向いて購入したラケットだそーです。その会場にいた”プロらしい”人のサイン入り?なんて読むんだろ?プリンスのアドバイザリースタッフで有名なのは山本育史だと思うけど、そーは読めないよなぁ。まったく関係ないオジサンが、会場の雰囲気に押されて勢いで書いたサインとかだったらイヤですネ...
さて、もともと張ってあったストリングがプリンスのライトニングってやつでした。コレはボクも使ったことがありますが、柔らかくて反発もあるストリングだったと思います。実際に張替え前に少し打ってみましたが、多少ズレても、少し打点が遅れてもコース・飛びとも良好、スイートスポットの広さとストリングとの相性の良さを感じます。だけど、ドコに当たっているのかよくわからないし、イイところでボールを捕らえているかどうかも伝わりにくいよなぁ...サーブ以外は十分、打てるようになったし、ココは更なる上を目指してもらうために、ココロを鬼にしてヨケイなストリンギングを施してしまおうではないか!...んなワケでストリングは18Gのフォルクルの極細マルチ、53×48くらい、コレで「ボールをつかんで放す」ベストなポイントと、インパクトを意識したメリハリのあるスイングを探ってもらいましょう。今までどおりにダラダラと振っていたり、打点が悪かったら、飛びもコントロールもイマイチになると思いますヨ...実際に打ってみてのO原さんの第一声は、「なんか、難しくなった...」...フッ、またヨケイなことをしてしまったワイ。(ヒュ〜..)
続いてはO西さん(ほとんどイニシャルの意味がナイ)のK-Zero。このシリーズではもっとも大きなフェイスサイズの楽ちんラケットに分類されるようです。TWから購入したもので、サービスストリングの打球感の悪い耐久性重視のスタミナ16がそのまま張られていました。打点がまだ明確に捕らえることができていないことに加え、やや手打ちぎみのO西さんなので、このストリングだとケッコウな衝撃があるんじゃないかなぁ...と勝手に思い込んだ結果、ポリウレタン配合のウイルソン・シュープリーム16を選択してみました。ウィルソンの標準的なマルチになります。つい最近までTWの売り場に掲載されていましたが、今は"センセーション"というストリングしか見当たりません。外国では"センセーション・スプリーム"とか言われたり、国内では"スパイデックス"とか言われていたり...昔は"センセーション・アイス"ってのがありましたが、それも廃盤となったのでネーミングを簡素化する目的でもあるのでしょうか?ま、厳密にはスプリームはセンセーションに比べてコントロールが+1ポイント、コンフォートが-1ポイント...その違いはほとんど気持ちの問題ですネ。55×50くらいで張ってみましたが、衝撃はかなり軽減されたと思います。どーだったでしょ?
2010年秋某日..「WILSON nSix-One 95」 〜ハイブリッド〜
つい最近、TITAN15Lとサイバーフラッシュのハイブリッドで張り上げたものでしたが、直後からメインのTITAN15Lはサキイカ状態、やはりこの時のTITAN15Lには問題アリってことで、今回はメインのみ交換という注文になりました。
手元に残るのは粗悪品のTITAN15Lと、高級ナチュラルのクリップ・レジェンド15Lということで、やや高価になるけどクリップのナチュラルを半分にして使用することにしました。クリップのナチュラルはややアメ色がかっており透明感はイマイチですが、表面はスベスベしており凹凸もありません。
フレーム保護のためにマシンにセットしてからメインを取り除き、クリップのナチュラルを張っていきました。前回のことがあるので、多少ユルく張っていきました...んが、やはり問題発生。今回はナチュラルをメインに張ったにもかかわらず、振動が発生してしまいました。
ストリンギングの経験のある人なら”ピーン”ときたかもしれないけど、ポリ系の特性として”一度引いたらソレっきり”というのがあります。使用期間は短かったのですが、やはりクロスのサイバーフラッシュにクセがついてしまい、ビミョーにメインとの隙間が生じてしまったモヨウ。少し使えばコナレてくるのかなぁ...やっぱりクロスも張り直します?
ちなみにクリップ・レジェンドはハーフサイズで\1,450也...高い!
2010年秋某日..「PRINCE O3 SPEEDPORT BLACK MP」
新人であり、超上級者であるS崎氏のラケット。もともと、もらい物のラケットらしいが、れっきとしたメインラケットでS崎氏は3本を所有。さすが上級者、道具など選ばないのだ。
とんでもないスイングスピードのS崎氏なので、メインラケットのストリングはハイブリッドで、メインはアラミド配合のウイルソンのハイパーラスト(?)になるんでしょうか、しかもカチンカチンのコチンコチン...有り余るパワーを抑えるのが目的でしょうか。こりゃ、ほとんどラケットのシナリだけでボールを飛ばしているようなものなのだ。
とりあえずポリしかないよなぁ...ってことで、ウチではメジャーなトップスピンのサイバーフラッシュ17を硬めの65ポンドで張ってみましたが、やはり「飛びすぎ」...ポリ系といえども最近のものだし、17Gを硬く張っても限界がありますなぁ...ってことで、次は「面圧を上げること」のみを達成するため、太い・硬い(ヘンな意味ではなく)ゴーセンのプロフォーム・タフ15Lを65ポンドくらいで張ってみました。うーん、硬い。硬さだけは再現できたのだ。だけど、打球感はどーにもならないだろうから、やっぱりダメだろうと思います。(まだ聞いてないけど)
S崎氏のパワーとスピードで、このラケットだと、ケブラーをメインに持ってきたアッシャウエイのクロスファイア・シリーズなんてどうかなぁ?あとは今となっては古くなってしまったルキシロンのBB系とかになっちゃうのかなぁ...シロウトストリンガーとしてはかなり難しい問題なのだ。
いっそのこと、もっとフレームが薄くて、飛ばないラケットに変えてみません?
2010年秋某日..「WILSON nSix-One 95」 〜ハイブリッド〜
Y本氏の”ハイブリッドその2”になるのでしょうか。前回張ってからすでに9ヶ月が経過していました。そのころのTITAN15Lは品質が良くて、Y本氏の打ち方やラケットのバランスもあるでしょうが、ほとんど見た目の劣化がなく、まだまだ使える雰囲気でしたが、意外にもスロート部分で角切れしてしまいました。ややフレーム近くでヒットしてしまったモヨウ。ま、それにしても、これだけ長く使えればモンクありませんネ。
Y本氏の注文は、やはりハイブリッドということで、TITANとしては品質に問題のナイ16Gをメインに、クロスにはトップスピンのサイバーフラッシュ17を張ることにしました。今回も、モッタイナイのでボトム側のクロス2本までナチュラルを使用。前回同様に53×50くらいで張っていったのですが、ココで問題発生...んん?明らかに硬いゾ...
急遽、復活させたストングマシン2号機ですが、なぜかテンションに落ち着きがナイ。16Gということでガットもやや細くなり、面圧も上昇してしまったモヨウ...それにしても硬くなってしまったなぁ。どーもマシンがなぁ...(あくまでマシンのせい...と思いたいデス)
さて、ウチの協会ではハイブリッド好きが2名もいるため、残るナチュラルの在庫は品質の悪いTITANの15Lと、やや高価なクリップ・レジェンド15L(フルサイズで\2,900)のみ。またTITAN16を仕入れなくては...
2010年秋某日..「YONEX V-CON X18 & RDS002」
ベテランプレーヤーであるトップK村氏のラケット。(かつてシャフト部分が折れまくったV-CONシリーズが復活していたんですネ。)ベテランと言っても、ハルカにワシよりも若いテニスで、スライスやボレーはネットすれすれでキレまくっていて、いかにもヨネックスといったスイングです。(しかも、とてもエライ人なのだ...)
さて、最初はV-CONの打感が悪くなったとのことでスリンギングの依頼があったのですが、その最中にマシンが故障...しょうがなくサブの002を使っていたところ、これまた切れてしまいました...ということで、マシンが復活したところで2本いっぺんに張ってみましょう...
キレ重視のトップK村氏のラケットに張ってあったのはヨネのアエロン850。シャープなマルチになると思います。そこでV-CONにはキレ重視でGOSENのテックガット・エクセレント16を、やや重くて肘に違和感を感じていた002にはポリウレタン配合のテクニのE-MATRIX16を少し硬めに張ってみました。いづれもクロスはトップ側からです。
おそらくV-CONはほぼ違和感なく使えるような気がします。002はラケット重量も重いので、いつもの感覚でボールを捕らえると、ややオーバーぎみかもしれませんが、ボレーならインパクトを感じてから抜いたり、ストロークならインパクトを感じてから押したりコスッたりしていただくと、コントロールがアップするかも(?)しれません...えぇ、あくまで推測なんですけどネ。少なくとも002に関しては、振動吸収は良くなったと思いますヨ。
2010年秋某日..「ストリングマシン2号機 故障!」...トホホホ
購入して3ヶ月たらず...10本程度ストリリンギングしたところで故障してしまいました。
もともと一番使用頻度が高いスイッチの反応が鈍かったんだけど、そのうちウンともスンとも言わなくなりました。スイッチ単体か、リレーか?...しかし、テスタで調べてみたら、基盤からはDC24Vが出力されているにも関わらず、モーターがウンともスンともいわないこと突き止めました。現在、EAGNASにモーターを送り付けて修理(たぶん交換でしょ?)を依頼中...ぜんぜん音沙汰ナシですが。
さて、黙って待つワケにはいかないので、在庫のあるテンションヘッド(牽引部)のみを追加購入することにしました。注文してから3営業日以内に送付・到着しました。EAGNASもやればデキルんでしょ。
A木氏から電動ドリルを借りてアナ空けて、トットとテンションヘッドを固定、とりあえずストリンギングできる状態に復帰完了。
新しいテンションヘッドは、やはりEAGNASらしく、突っ込みどころ満載...そのうち「ウチのストリングマシーン」にでも掲載しておきますネ。
新しいヘッドはロータリー式になるんだけど、最初にストリングを通すところが角張っていて、ストリングにダメージを与えてしまうのだ。そのうちヤスリで削ってみようと思います。あと、テンションがバラバラ...毎回、テンションメーターを使ってカリブレーションしなきゃダメなのだ。そのうち落ち着くのだろうか??
2010年夏某日..「WILSON HYPERHAMMER 5.6 ROLLERS OS」
M氏のラケット。2〜3本のラケットをその日の気分で使い分けるM氏ですが、むりやりスピン系なので定期的にストリングが切れます。今回は特に指定がなかったので、在庫処分...じゃなかった残り1個となったKLIPの標準的なモノであるKICKER16を張ってみましょう。天才M氏はナニを張ってもプレーそのものに影響はないハズだ。
さて、このストリングの面白いところは、包装紙を広げると、ステンシルの型になっているところ。たぶんダレも知らないマークなんだけど、せっかくだから(どうせM氏のラケットだし...)メーカーのオススメどおりにステンシル加工を施してみましょう...ええーっと、テキトーに張り終えたら、スロートの中心部分に目印を合わせて、ズレないようにしながら油性マジックでヌリヌリ...ヨシ!完成ダ!...んん?しかしなんじゃ?こりゃ?クリップのトレードマークであることすらわからないゾ...ま、いっか、M氏のラケットだし...
ちなみに現在販売されているクリップストリングに、このような包装紙はついていません。フツウの厚紙のパッケージになっております。たぶん「企画倒れ」だということに、メーカーも気がついたんでしょうネ。
2010年夏某日..「YONEX RDS002 TOUR」
これまた今のところ引き取り手がないのでボクのラケット。”DEMO”ラケットということで、かなりコタコタ状態でした。パラドーン・スリチャバン選手使用モデルで、より速いスイングをするためのモデルなんですって...ま、シロウトにどこまで速く振れるか、ハナハダ疑問なんですけどネ。
すでにストリングもヨレヨレだったので、ごくフツウのOG-SHEEP MICRO16を張ってみました。とりあえず張り替える前もフツウに打てていましたが、やはりヨネのラケットではフォアがうまく打てません...バックハンドやその他のショットはマズマズでした。張り替えて打球感がよくなりましたが、やはりフォアが難しい。だけど003よりはイイかな?結局、個人的に、ほとんど違和感なく打てるのは、このシリーズでは001になるのでしょうか。
最後にラケット重量を測ってみると、驚きの347グラム...フォア以外がソコソコ打てたのは、ただ単にこの重さのせいだったかもしれませんネ。
ダレか使ってみません??
2010年夏某日..「BABOLAT PUREDRIVE CORTEX」
今のところ引き取り手がないのでボクのラケット。002といっしょにTWからプロハリ・ツアー張り上げで、中古品として$99で購入したんだけど、ほぼ新品同様でした...んが、グリップは日本ではほとんど有り得ない"5"。削ることを前提に、いっしょにG2のエンドキャップも同時に購入しました。並べてみるとその差は歴然なのだ。グリップのウレタンも厚い。コレをまたカッターで荒削りして定規を当てながら、G2のエンドキャップがハマルまでヤスリで削っていきました。バボのG2はやや太い印象。削る前のラケット重量を測るのを忘れていたけど、改造後の重量は314グラムでした。
さて実際に使ってみましたが...ま、ボクのスイングスピードではこんなもんでしょ。ストロークでボールをツカミ損ねること多数...ボレーは安定していましたけどネ。現在は帯広のK村家に貸し出し中...このままラケットバッグのコヤシとなってしまうのか...
G5のグリップエンド、ダレかいりません?
2010年夏某日..「BABOLAT AEROPRO DRIVE CORTEX」 〜ハイブリッド〜
H氏のメインラケット。やや表面加工の粗いTITANの15Lとサイバーフラッシュ17のハイブリッドでしたが、かなり早い段階でTITANがサキイカ状態になり、ついに切れてしまいました。屋外コートでも使用していましたし、2ヶ月チョットの使用期間は上出来でしょうか?
今回も同じ注文でしたが、メインには新しく仕入れたTITANの16Gを選択してみました。3コマ目、後ろが15Lで手前が16になります。透明度や表面加工の違いがわかると思います。張っている時もスムーズで、明らかに違うのだ。あまりに安くて人気があるので、生産が追いつかなかったのでしょうか。16Gの方が表面加工もキレイでストレスもないし、コッチの方が長持ちするかもしれませんネ。
さて、前回と同じように張っていきましたが、H氏の印象は、「少しコッチの方が硬く感じる...」とのこと。伸縮性や表面加工の違いでチョット面圧が上がったかな?まぁ、コスリ上げるスイングの多いH氏ですので、またすぐに切れると思いますが、コレで3ヶ月以上持ちこたえたらTITAN15Gの低品質が明らかになりますネ。
2010年夏某日..「WILSON nSix-One 95」 〜ハイブリッド〜
Y本氏のラケット。まだ切れていませんでしたが、Y本氏はゼータクなので、今回もナチュラル×ポリ系のハイブリッド、やや硬めという注文でした。中心やや上方、メインのナチュラルが、軽いサキイカ状態でしたが、まだまだ使えるという印象。(今度オレのラケットにでも再利用しよう...)
さて、前回使用した六角形状のMSVは在庫がナイので、ゴクふつうのポリ系であるトップスピンのサーバーフラッシュ17をクロスに、メインにはもちろん激安ナチュラルのTITAN15Lを用いることに。
今回のTITANも透明度にムラがあるなぁ...季節的に乾燥しているのか、手触りもザラザラしていて、クランプした部分の表面がパリパリと崩れてくる。一応、張る前にオリーブオイルを表面にサッと塗布しているんだけど、あまり効果がナイのだ。(もちろん、自分の技術的なことは無視させていただきます)かなり製品の完成度にムラがあるんじゃないだろうか...結果、クランプした部分がケバ立って、とても張りたてには見えなくなってしまいました。最近TITANを仕入れた方、どーでした?製品の質が落ちたような気がするのはワタシだけでしょうか?ま、激安だから、あまりモンクも言えないんですけどネ。
Y本氏の印象は「(硬く張ったけど)よくわからん...」そーです。ナチュラルを余すことなく使うために、ご覧のように最後はクロスに流し込んでからクロスでタイオフしました。振動吸収は良くなったそーなので、とりあえずコレで良しとさせていただきます...
だいじょうぶか?TITAN?(ヨケイなお世話ダ!)
2010年夏某日..「モロモロ大量」
5本も依頼されてしまった。転勤するM上クンのO3ホワイトとY口クンのM-FIL200はトップスピンのサイバーフラッシュ17、鉄人S木氏のis-6には標準的なOG-SHEEP MICRO17を張りました。S木氏のis-6は経年変化でフレームの黒い部分がベタついてきました。プリンスのTTシリーズなんかも、そのうちベタついてきますよね。アルコールでふくと、ごく一時的にベタつきが取れますが、すぐにもとにもどってしまうので、どーしようもナイです。(だから、フレーム固定の際についたボトム側のキズも、大目に見ていただければサイワイです...トホホ)
さぁ、次イッテみよう!
次もS木氏のラケット。ブリヂストンのウイングビームM45。軽量のオーバーサイズ・半インチロングラケットのようです。
ブリヂストンが今でも作っているラケットは”勝者限定”ですか...たしかにハードスペックなラケットで、こんなラケット持ったら勝たなきゃカッコ悪いような雰囲気だけど、明らかに消費者の敷居を高くしているような宣伝モンクなのだ。薄くて、しなりそうで、重くて、良さそうなラケットじゃないの。こりゃ買いたくとも、買えない人がいるかもヨ。
さて、S木氏ご指名のストリングは、ウチの最高級マルチストリングである"テック・プロ"。ラメ入りでキラキラ光っているのだ。(近くで見なきゃよくわからんけど)すでにダレも知らないし、オレも思い出せないけど、コンチィタ・マルチネス使用ストリングなんだって!(ふ〜ん...)
オーバーサイズということで53×48くらいで張っていったと思います。そのうちパリパリと表面がハガレてきたり、黄色っぽく変色してきたり、すぐに切れると思いますが、けっこう気持ち良く打てると思いますヨ。
コレで残るテックプロ16の在庫は1個か。もう少しなのだ。それにしてもテックガットって、クサイよね。
最後はM輪さんのM-Fil400。試合も出ることになったし、気分転換も兼ねて張り替えることに。前回はフツウの細めのモノであるOG-SHEEP MICRO17だったので、今回はややオモムキを変えて一応マルチっぽいアルファのGUT2000を53×48くらい(だったかな?)で張っていきました。一応、アルファの中では売れ筋らしく、今ではパッケージも変更になっているようです。
コレもだいぶ前に購入したものですが、分類はマルチ、TWではテクニのE-Matrixに次いで、もっとも安いマルチ・フィラメントになります。構造は図のごとく、中芯がマルチでその外側に細いモノが巻きつけられ、アウターラップで包まれています。打球感は”ボワン”...マルチのような粘りもなければ、モノのような反発もナシですが、飛びは十分だと思います。個人的にはドッチつかずのイマイチなストリングという印象です。
あと特筆すべきは寿命の短さでしょうか。ボクはC10Xとの組み合わせで3週間ほど、T会長は5.3ローラーとの組み合わせで3ヶ月ほどで切れたと思います。当たりがわるかったかもしれませんが、アウターラップにノッチが入ってからイッキにイッテしまう傾向があるかもしれません。(T会長なんて、生まれて初めてストリングを切って、モーレツに感動していました)
「たぶんM輪さんのスイングでも、そのうち切れると思うヨ...」初めてストリングを切るという目標に向けて、日夜練習中のM輪さんなのだ。
2010年夏某日..「HEAD Ti-S2」
鉄人S木氏のラケット。(写りこむのはいつも笑顔で幸せそうな三男)元女房のラケットをご購入いただきました。Ti-Sシリーズとしてはかなり速いスイングにも対応可能なラケットだと思います。
ゴーセンのテックバイオが張ってありました。いまやほとんどが廃盤になってしまったバイオシリーズ...放っておけば分解される素材でできており、ソフトな打球感はナチュラルをも超える...なんてのが売り文句でしたが、本気でそんなコト思った人はイナイだろうし、やっぱりイマイチだったようですね。
さて、いかほどで張ったっけ?...右手でスロート部分を持って、左手でストリング面をパンパンしてみると、”ビンビン”とヒドイ振動がある。グリップ部分を持つと振動は消える...ブリップエンドを見てみると、振動吸収のために仕込まれている金属部分が、ゴム部分からちぎれて脱落しているではありませんか。とりあえずグリップ部分を分解してゴム風船で接着固定してみました。コレでしばらくもつでしょう。
今回S木氏が持参したのは、前回の海外通販で仕入れたヘッドのリップ・コントロール17。ちょっとストリング自体が硬いけど、スピン性能もコントロールも効くストリングという印象です...んが、マシンが変わってチョットS木氏には硬すぎたかも?やや飛び悪し...だったでしょうか?振りぬき易いラケットなのでスイングスピードを若干、上げてみるとイイ感触になるかもしれませんヨ。(えぇ、あくまで勝手な予想なんですけどネ...)
2010年夏某日..「HEAD MicroGEL EXTREME」
T会長のラケット。TWから購入して以来、ウイルソンのスタミナ16が張りっぱなしでした。クロスはスターティングノットから始まる2本張りがTWのストリンギングの定石なのだ。
まだ切れていなかったけど、他の人たちがゼータクに張り替えるのがうらやましかったのか、気分転換も兼ねて張り替えることにしました。
ウチで一番安いストリングは、\200のゴーセンのプロフォーム・タフ15Lだけど、T会長には体力的にややキツイということで、\300のOGシープ・ミクロ17にしてみました。たぶんコレでも切れないでしょうが、打球感はかなり良くなると思いますヨ。
クロスはトップからで53×48くらいだったでしょうか?T会長の感想は良好で、「イイ音がする...」と満足げでした。次回は切れることを期待してテックガットでもイッテみますか?(在庫処分にご協力していただければサイワイです...)
2010年夏某日..「PRINCE EXO3 IGNITE TEAM 95」
A木氏のラケット。前回張ったOG-SHEEP MICRO17の表面がパリパリしてきたし、もう3ヶ月経ったし、試合も近いし、張り替えても\300なので張り替えることに。ラケット重量は張りあがりで320グラムくらいなんだけど、バランスがほぼイーブンということで、個人的にはかなり重く感じます。ボクのヘナチョコなスイングではヘッドも走らず、スピードポートの恩恵も薄いという印象...硬派なラケットなのだ。
いつもヨケイなことばかりするのですが、今回はシンプルにクロスは上から、タイオフホールも指定の場所にしてみました。A木氏の注文は「同じストリングを少しユルく...」でしたので50×45くらいで張ってったのですが、マシンが新しくなってやや硬く張りあがる傾向アリ...あまり前回と変わっていないような気がしないでもナイ...いや、ココロもちユルいような気もしないでもナイ...超タマムシ色の結果やイカに... とりあえず、今週の試合結果を一つの目安としてはいかがでしょうか?
A木氏の受難は続く...
2010年夏某日..「YONEX ARCSABER 7」
鉄人S木氏のバドミントンラケット。カーボンナノチューブ採用...その一撃は空気を切り裂き、コートに突き刺さるんですって。スゴイですねぇ...
さて、まずはストリングパターンを調べて...ウイルソンとかプリンスのバドミントンサイトには、張り方まで詳しく載っているけど、ヨネには見当たらないなぁ。とりあえずネット上の拡大画像を見て22×21、何ヶ所かメイン・クロス共通のホールになるのか。
いくつかバドミントンのホームストリンガーサイトをのぞいてみましたが、最初の引き始めがよくわからなかったので、いつものように張っていくことにしました。フレームを押さえるピースを反対側にしてと...いっしょに入っていたバドミントン用の小型のクランプに交換してと...フレームが軟らかいからドコまで締めればイイのかわからない...スターティングクランプで挟める隙間がナイので、張り始めの2本はラケット中心から1つズレたホールから...ヨケイなことしてショートサイドでトップ側クロス2本を張ってからボトム側でタイオフ?...忘れてしまった。しかもフツウのエイトノットでタイオフしたけど、陥没しないのかな?とにかく細かい作業でタイヘンなのだ。だけどストリングは軟らかくて表面の抵抗が少なくて張りやすかったです。しかも極細だから、上下でそんなに面圧の差が出ないような気がする?(たぶんわかる人にはわかると思いますが)1本張りの24×24でそのまま張っていきました。あとから調べてみますと、クロスを中心部分から張り始める方法もあるようですね。
イロイロと考えながら張り終えましたが、その後、ものスゴイ失敗が発覚!(ヒミツ...ヒントは上の画像にアリ)まぁ、シロウトが使うにあたっては特に問題ない範囲とさせていただきます。
次回からはもう少しマシに張ることができると思いますヨ。
2010年春某日..「BABOLAT AEROPRO DRIVE CORTEX」 〜ハイブリッド〜
H氏の2本目のアエロプロ・ドライブ。国内でも在庫処分ということで2本目を購入。デザインのみの変更ということで、賢い消費者はコッチを選択するでしょうネ。バボラは以前にもピュア・ドラがマイナーチェンジした時、堂々と「デザインのみの変更デス!」って言ってたよなぁ。他のメーカーがいろいろな宣伝文句を並べる中で、やっぱり硬派なメーカーなのだ。
H氏の注文は前回の「DRIVE Z-TOUR」と同様にハイブリッド。TITANのナチュラルは透明度にかなりのムラあり、しかも前回同様に両端が線香花火のように肥大しているのだ。ま、こんなもんだということでやっていきましょう...
テンションも前回同様、55×53程度、クロスは中心部分よりもやや上から張り始めました。はたしてドッチのラケットのほうが打ちやすいんでしょうね?しかし2本ともナチュラル×ポリのハイブリッドとは、H氏もゼータクなのだ。ちなみに値段は\1,350でした。
2010年春某日..「YONEX RDiS 200 Lite」
Y本氏のニューラケットでTWより購入。かなり話題のラケットのようですが、チョット使っただけで「球出しにはイイかもネ...」という結論に至ってしまい、閉塞感が漂っていたのだが、せっかく買ったものだし、張替えで気分を変えることにしました。ボクも使わせてもらいましたが、やっぱりヨネックスのラケットは苦手というかナンというか、(自分の実力はタナに上げて)このラケットもドコでどー打ったらイイの?..という印象でした。
今回はヘッドのリップ・コントロール17を張り上げた状態でTWから購入しましたが、一度も使っていないにも関わらずストリングがヨレた2本張りだし、気がつきゃノットがほどけてきているし...やはりTWのストリンギングはツッコミどころが満載なのだ。
さて、Y本氏の注文は、ボトム寄りにあるスイートスポットをトップ側にズラすこと、ストリングは同じリップ・コントロール17(とてもスピンがかかりやすくて好印象だそーです)を...というもの。このラケットはフツウに張っていくと最後のメインがボトム側に出てくるので、クロスは下から上に張っていくことになります。自分で張っている人は感じていると思いますが、フツウにクロスを張っていくと、必ず先に張った部分はあとから張った部分よりもユルくなる傾向があると思います。このことを利用して、幾分オイシイ部分を上下にズラすことが可能になると思います。個人的にはボクは先端付近で引っ掛けぎみに打つことが多いので、トップ付近が軟くなるように、ほとんどの場合クロスはトップから張っていったりデス。(一応、クロスのテンションは上からだんだん数ポンド落として張ったりしていますが、やはり先に張った部分はユルいような気がします。)
今回もショートサイドはメインの最後を残してトップ側クロス2本を張ってタイオフ、ロングサイドで対側の最後のメインを下から上に通して残りのクロスを上から下に張っていきました。コレでたぶん感触のイイ部分は少し上にズレると思いますヨ。
Y本氏の印象はおおむね好印象...いまのところメインラケットになっております。良かった、良かった...(ラケットは別として、このストリングはオレもイイと思うヨ。)
2010年春某日..「BABOLAT DRIVE Z-TOUR」 〜ハイブリッド〜
バボラーH氏のラケット。H氏は他にアエロ・プロ・ドライブ2本も所有するバボラーなのだ。前回はメインにTITANのナチュラル15L、クロスにプロハリ・ツアー17を張ってましたが、やはりナチュラルが切れてしまったそうです。ま、このへんはショーガナイでしょうね。半年くらい持ちこたえたということで、この手のラケットとしては上出来だったのではないでしょうか?
さて、H氏の希望は、「やっぱりハイブリッド」。前回はとてもイイ感触が得られていたのか、今回も同じ注文となりました。ただし、プロハリが手元にナイので、クロスにはサイバーフラッシュを用いることにしました。まずはナチュラルを出してみてビックリ...ハーフサイズのガットの両端が線香花火のように明らかに太くなっている。それもホールに入らないくらいの太さダ...ハーフサイズって、フツウの長さのガットを半分に切るだけじゃないの?詳細不明なのだ。
そんなワケで太い部分をカットしてメインを張っていきました。フツウに何のヒネリもなく張っていきましたが、ユルみを抑えるためにもフレームの外を通るガットが最短になるように、タイオフホールの次のホールを一つ飛ばして、最後のメインを先に張った方が良かったかなぁ...まぁ微々たるもんなんですけどネ。クロスはほぼ中心付近から張り始めてクロスでタイオフしました。55×53くらいで張っていきましたが、H氏はスルドイ当たりを連発していたし、コレでいいモヨウ。これから屋外の季節だし、たぶん屋外で使ったら2ヶ月くらいしか持たないかもしれませんネ。
2010年春某日..「HEAD MicroGEL EXTREME PRO」
M上クンのラケット。サイバーブルーが張ってありましたが、やや伸びた感アリとのことで、I上クン同様にサイバーフラッシュを張ってみることにしました。以前にもこのストリングを張っていましたし、もともとサイバーブルーよりもコッチの感触の方が良かったみたいです。
画像はショートサイドでトップ側のクロス2本を張ってから最後のメインを通してボトム側のクロスを1本張って、珍しくメインでタイオフしたところ。リールから10.5メートルくらい切って使っているから、無駄にできないのだ。一応、角切れ防止で"4"の字なる部分をアテ皮で保護してみました。58×53くらいで張っていきましたが、やっぱり以前のマシンに比べるとチョッピリ張り上がりが硬い印象です。ま、これからの季節、暖かくなってボールも飛ぶでしょうからコレでイイでしょ...(無責任過ぎる...)
2010年春某日..「YONEX RDS001 MID」
前回の張り上げから5日目、使用4回目で切れました。トホホホ...しかも、やっぱり前回失敗したトコロです。屋外でのプレーも増えたことに加え、フレーム近くのミスショットも響きました...と、思いたいデス。
前回同様に張っていきました。今回は特にトラブルなしでした。I上クンには半額でイイって言ったんだけど、律儀なI上クンは\500くれました。I上クンにはコッチのストリングの方がイイみたいです。
新しいマシンですが、ストレートに引っ張るタイプなので、作業時間がチョッピリ早くなりました。張力も安定していると思います。問題はパネルスイッチ部分でしょうか。反応がイマイチ...表面部分をはがして使用中デス。
2010年春某日..「YONEX RDS001 MID」
I上クンのラケット。トップスピンのサイバーブルーが張ってありましたが、すでに伸びきってしまったのか、I上クンには軟すぎるのか、ややコントロール不良ということで張り替えることにしました。
今回のストリングはサイバーブルーよりもやや硬い位置づけにあるサイバーフラッシュ(1.20)を選択。TWの商品紹介では、似たようなストリングにバボのプロハリ、キルシュのタッチターボ、ルキシロンのTi-Moバンカーなんかが列挙されているし、ソレらに比べるとダントツの安さ...ホントか?ま、I上クンにはコッチの方がイイみたいです。
さて、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ストリングマシーンが替わりました。そのうち詳細をアップしたいと思いますが、今回もEAGNASということで、ツッコミどころ満載のマシーンになっております。電動リニア式でテンションも電子制御になりますので、そのへんはシッカリしていると思いますが、クランプベースの固定の精度は以前のモデルと変わりません。やっぱりこのへんの問題は100万円クラスじゃないと解消しないんでしょうネ。
慣れないマシンでの第一号...すなわち実験台ということで、トラブルもあり。クランプの隙間を調整し忘れて、イキナリ最初の一発目でスベってしまい、センターのメイン、ボトム付近のストリングにダメージを与えてしまった。ま、そのうち慣れると思いますので...
56×53くらいで同じように張っていきましたが、張りあがりはやや硬い印象。テンションジョーも可動性があり、摩擦がいくらか減ったから?それともマゴマゴして時間をかけたせいで、ストリングに過剰なストレッチがかかってしまったから?ま、I上クンがイイならソレでいいや...
2010年春某日..「HEAD PROTECTOR OS」
クシさんの奥様のラケット。今となっては、かなりレアなラケットですな。このMPだったら、広尾もY会長も使っていたっけ?
クシさんの言うことにゃ、奥様も肘がイタイらしく、このラケットを使っているそうです。なんたってヘッドが技術のすべてをつぎ込んで作った振動吸収に優れたラケット、しかもICチップなんかも埋め込んであって、同じチップはクルマのハンドルやサスの振動吸収なんかにも搭載されているんですって!"EDS"って言うんですって!...ま、興味のある方は調べてみてください。
テニス肘の原因はイロイロあると言われてますが、手首に負担のかかるようなスイングや打点をなかなか変えられなかったり、絶対的な腕力が不足してるとなると、あとは振動吸収に優れ、小さなスイングで十分な飛びを実現するラケットを選択することになると思います。だけどその手のラケットを使ってしまうと、スイングが小さくなって伸びシロがなくなっちゃうかもしれないナ。どーゆーテニスをするか、したいか?ラケットの選択は将来のテニスを左右するかもしれないのでよく考えましょう。ちなみにラケットリサーチというサイトによりますと、テニス肘になりにくいラケットのスペックは328グラムの重〜くてバランスが手元にある競技スペックのラケットなんだって。そしてカラダに悪いラケットは270グラムくらいの軽量で、バランスがトップ寄りにある、いわゆる初心者向けのラケットなのだ。ま、あくまで体力の有り余るアメリカンのハナシなんですけどネ。
さて、クシさんが奥様の意見を聞いたとは思えないが、とりあえず自分で勝手にソレらしいストリングを希望してきました。それではココでテクニのE-Matrixを経験してもらいましょう。ウレタン配合のマルチでヨケイなほどのホールドが得られるハズだ。奥様は面を作ることができるので、さほど違和感なく使えると思いますヨ。ボクも少し使わせてもらいましたが、面だけで押し付けた場合のコントロールはほぼモンクなし。ちょっと振りにいくとヘンな音がするから気持ち悪いんだけど、音のワリには変な振動はサスガにない...不思議なラケットです。
ラケット重量は297グラムでした。やっぱりソコソコの重量はあるんですね。
2010年春某日..「PRINCE SPEED PORT TOUR 97」
ボクのラケット。このラケットには試験的にスピードホール(上:小さい穴あき)をつけて、細いマルチが張ってありましたが、当然のごとくメインの上部1/3付近で切れました。(フレームでの角切れはナシ)スピードホールと細いマルチの組み合わせということで、ホールドは十分、手に伝わるインフォメーションも大穴のポートに比べるとシッカリとしています。ホールドが十分なだけ、速いスイングで振りにいったストロークなんかはやや神経を使うかもしれませんし、やはりストリングへの負荷が大きいと思うので、マルチなんかは寿命が短くなると思います。
さて、いよいよ試験も終盤となり、次に試してみるストリングはポリ系となりました。以前にO3スピードポート・ブラックというラケットにサイバーブルーを張ってみたことがありましたが、この時は飛ばないしコントロール不良ということでまったくダメでした。すぐにストリングを交換したのですが、その時の中古品のサイバーブルーを張ってみることにしました。
打球感は若干ボヤけるけど、やっぱりラクなスピードポートを選択(スピードホールがたくさん余っているけどダレかいらない?)、フツーに張っていったところ、明らかに足りない...そーだ、忘れていた...じつは○上クンとI○クンのラケットでチョット失敗して(ナイショ)、ココから切って継ぎ足したんだった。結果、下3本のクロスはオレンジのポリ・プラズマに...なんちゅうカラーなんだ...トホホホ
ま、こんなとこで打つわけじゃないからコレでOK、打ってみての感想は...イイ!なんの問題もないし、ボレーなどの振らないショットでも十分に距離を出せる。こりゃイイ!今のポリは優秀なのだ。おそらく1.20のサイバーブルーだから、イイ感触なんでしょうね。このラケットとの相性もイイと思います。
だけど、ボクがフツウに使えるポリ系ってことは、I上クンのようなハードヒッターにしてみれば、ややパンチ不足かもしれませんナ...I上クンは正直に言ってくれないからなぁ。とりあえず、今回の海外通販で、サイーバーブルーよりやや硬く、アテになりませんがTWのインフォメーションではルキシロンのティモ・バンカーに相当するという評価の「トップスピン サイバーフラッシュ」をリールで購入してみましたのでご安心を...
2010年春某日..「BABOLAT AEROPRO DRIVE CORTEX」
H氏のメインラケット。(元A木氏のラケット)バボラーH氏としては必ず押さえておかなくてはならないラケットなのだ。黄色のプロハリ・ツアーが55×53くらいで張ってありましたが、だいぶ感触も悪くなってきたようなので張り替えることにしました。
H氏の希望としては、ポリ系、やや飛びを重視でテンション低め...というもの。個人的にはスピンでボールコントロールするラケットという印象が強いと思いますので、ポリ系のストリングが合うと感じております。面安定性が高いラケットだけに、マルチでも張れば違う使い方もできるラケットだと思いますが、ダレもそんなこと試してみる人はいないでしょうね。
さて、ウチで人気のポリ系はトップスピン・サイバーブルーなんですヨ。(ホントか?)1.20と細くてマイルド、たぶんコレで飛びもややアップすると思いますし、違和感もナイと思いますヨ。しかも黄色から青...コレで次は赤のプロレッドコードでも張れば、信号機の完成じゃありませんか!...ナンの意味もありませんが...
張り方はいつものようにショートサイドでトップ側2本のクロスを張ってからボトム側でタイオフ。残りのクロスはボトムから張っていきました。ストリングが細くて軟いということで、テンションはほぼ同じにしてみました。
どーだったでしょう...?連休中ということで、まだ感想を聞いていませんが...
2010年春某日..「PRINCE O3 TOUR OS」
S水先生のサブラケット。ブンブン振り回してもらうため、コレにもサイバーブルーを張ってしまったのだ。(コッチは60×56くらいだったかな?)
S水先生のスイングはたいへんスルドく、「弘法筆を択ばず」状態なので、特に問題はないでしょう...
OSの張りあがり重量は322グラムですか。MPはヘッドバンパーを取っ払って、ゴムダンパーをチョン切って326グラムでしたので、OSサイズの方がスペック的には良さそうですネ。てっきり見た目からMPと思っていたので、ぜんぜんノーマークでした。今度、実際に打ってみたいと思います。
今回は2本張り替えて\800也でした。
2010年春某日..「PRINCE GRAPHITE OS」
S水先生のメインラケットのうちの1本。かの有名なグラファイトなのだ。だけど、実際に張るのは今回が初めてでした。4本ラインで"OVERSIZE"表示なので、メイド・イン・タイワンの後期モデルになるのでしょうか?かなり年季が入っていまして、塗装のハガレ、グロメットの破損がチラホラ...
S水先生がいつも利用していたテニスショップは、S水先生の母校がある札幌近郊の某市内にあり、ストリンガーさんはゴーセンの「張人」グループに属しているようです。じつはこのストリンガーさんに、昔、某テニス会場で質問したことがあります。趣味のテニスと実益を兼ねて、試合に参加しつつ、会場でストリンギングも受け付けていました。当時ボクはストリンギングを始めたばかりで、ストリンガーさんには「ポリはとても張りづらいが、なにかコツはあるか?」、「最後に10ポンド上げても、タイオフするとかなりユルんでしまうのだが...?」などの質問をしました。ストリンガーさんの答えは、「別にコツはない、オレもポリはキライだ。」、「スイートスポットからハズレたところに多少のユルみがあっても、ほとんどプレイに影響はない。」とのことでした。今でもこの答えにナットクしていますし、この時のストリンギングを参考に、目打ちを使わずにエイトノットを用いるようになりました。その節はありがとうございました。
さて、ハードヒッターのS水先生ですが、「いつもミクロスーパーだった...」とのことで、それに近いオージーシープ・ミクロをやや硬く、62×58くらいで張ってみることにしました。一応、変形を気にしてクロスはトップから。グロメットの破損が激しいところにはナイロンチューブを挿入して完成...張り上げ重量354グラムはリッパの一言なのだ。
2010年春某日..「PRINCE SPEED PORT TOUR 97」
ボクのラケット。メインに中古のTNT2ファットコア、クロスにルキシロンのBBアル・パワーを張って、イイ感触を得ていましたが、この前の「十勝オーバル」での試合中、サーブを打った時に10時方向のメインが切れました。やはり中古だったし、グロメットのない部分でストリングが直接フレームと接していたことが原因と思われます。(もちろんミス・ヒットもありますが、無視させていただきます...)
ストリングが切れた時のショットって、ヘンな回転が加わっているのか、たいがい相手が打ち損じてくれますよね?この時も相手のバックハンドレシーブは、引っ掛けて大きくサイドアウトでした。(そーゆーラケットを常備しようかなぁ...)
さて、次はナニを張ろうかな...ココは張ったことがないストリングを張ってみよう!ってことで、ヘッドのリップ・コントロールにしました。切り口がバウムクーヘンみたいなリボン形状、テンションメンテナンスに優れて素材はポリレオフィン、実はISOSPEEDの看板ストリングであるイソ・コントロールのOEMと言われているのだ。イソ・コンが$9.99でRIPが$6.95なら、みんなヘッドから買うよね。
ただし色がチョット...マダラのヒモみたいで、表面も凹凸があります。(忘れたころに「浦河ラボ」にでも掲載予定)ストリング自体もやや硬く、ほかのラケット同様に58×55くらいで張っていったのですが、かなり硬く張りあがってしまった印象。しかし、実際に打ってみるとあまり硬さは感じませんし、コントロールも良好です。ただし、フツウのモノよりは、飛びはやや押さえ気味でしょうか。もう少しユルくても良かったかもしれません。
ちょっと陰気くさいカラーだけど、一応メインで使用中です。
2010年春某日..「DUNLOP M-Fil200 16×19」
若者Y口クンのラケット。このラケットにしてから、すごく調子がイイのだ。張り上げでTWから通販したもので、奨励ストリングであるM-Fil Tour(マルチ)が張られていたと思います。
またマルチを張ってもイイんだけど、手元にあるマルチだったら、すぐに切れるだろうし、やっぱりY口クンの最大の武器はスピンの効いたサーブとフォア・ストロークということで、これにもトップスピンのサイバーブルーを張ってみることにしました。(スイングが大きくて、特に注文のない人にはコレを張ってやる...)
ブルーのフレームにブルーのストリングが美しい...60×55くらいで張っていったけど、スピンもよくかかっているようだし、すぐに切れることはナイだろうし、Y口クンはほとんど小細工しないから、ちょうどイイかもネ。
2010年春某日..「DUNLOP 200G」
I上クンのサブラケット。懐かしいラケットだけど、個人的にはこの”200G”の感触が一番好きなのだ。
実は掲載していないけど、メインラケットの001MIDもこのトップスピン・サイバーブルーに変更済み。(なんたってリールだから、どんどん張ってやるのだ!)001MIDは、最後にノットを作ろうとして引っ張ったら、そのまま”ブチッ!”...トホホホ。そのくらい軟らかい極細1.20ミリのポリ系ストリングということで、ほとんど違和感なく使えると思います。(次回は自分のO3SPツアーにも張ってみよう)
ハードヒッターということで、クロスはボトムからトップへ向かって張っていきました。I上クンは寡黙なテニスプレーヤーなので、その真意を推し量ることは難しいのだが、まぁ特にモンクもナイようですネ...
2009年冬某日..「WILSON [K] Factor [K] Six One Lite」
Y本氏奥様のラケット。硬派なK-SixOneシリーズのレディースという位置付けになるのでしょうか。ストリングを張らない状態でもトップが重いと感じると思います。
一応、奥様のテニススタイルをY本氏に聞いたところ、「ぽよ〜ん..という感じなんだよネ..」
せっかく身振りも加えて教えてもらったのですが、残念ながら、ほとんど参考にならないバクゼンとした表現でしたので、奥様のスイングスピードは遅めでユルいストローク中心のテニスと勝手に判断させていただきました。
とりあえず腕に比較的やさしいマルチ、フォルクルの標準的なカタパルト・パワー16Lを55×50くらいで張っていきました。ショートサイドはトップ側クロス2本を張ってからクロスでタイオフ。
残りのクロスはトップからボトムへ張っていきました。ストリングを張ると、さらにトップが重く感じますが、ラケット重量はストリングも含めて261グラム。しかもフレームは23.5ミリのフラットビーム...こりゃラケット自体にそれほどパワーがないかも?ただ当てただけじゃ、マルチと言えどもボールの食いつきは期待できないような気がする...そして予感は的中、奥様の印象は「硬い・飛ばない...」
うーん、失敗したなぁ。E-Matrixをユルユルに張れば良かったかなぁ...ま、都市部に比べますと、気軽に張り直せますので...
2009年冬某日..「PRINCE SPEED PORT TOUR 97」
ボクのラケット。なんたって4本もあるから、イロイロなストリングをお試し中なのだ。
このラケットには中古のアスタリスクが張ってありましたが、さすがにノビノビのようで、やや打った後の疲労感もアップ。外見上はまだまだ使えそうですが、切って次のストリングを試すことにしました。さて、ナニ張ろうかな...ココは経済的に、メインにA木氏のラケットからはずしたTNT2ファットコア、クロスにだいぶ前にはずしたルキシロンのBBアル・パワーを張ってみることにしました。(アル・パワーは2〜3回使用したもの)55×45〜50くらいで張っていきました。ちなみにクロスは中心部分から張っていきました。(ノットホールがダブってしまった...)
さて、打ってみての感想は...十分、使えます。サイドへのコントロール性能が増したような気がします。ただし、トップ側のクロス3/4がアル・パワーなのですが、10時・2時方向のスイートスポットが狭くなってしまった印象です。遠いボールを滞空時間の長いスライスで返そうと、ココらへんからボールをコスり始めても、なかなかボールがネットを越えてくれませんでした。まぁ、それにしてもイイ感触なので、しばらくコレで使ってみようと思います。
次回は中心部分のクロスだけアル・パワーってのもアリかもしれませんネ。
2009年冬某日..「PRINCE O3 TOUR MP」
Y本氏のサブラケット。日本ではO3ツアーという名前ですが、海外ではOゾーンツアーという名前のようです。N・ダビデンコ使用モデルということだし、スペックも同じようです。
ハイブリッドに凝っているY氏は、店員に薦められるままにメインにプロハリ、クロスにバボVSを張ってしまいましたが、ラケットが重いことに加え、ハイブリッドの感触もイマイチ。ボクも打ちましたが、フツウに当てただけでは明らかに飛び過ぎの印象。メインにポリと言ってもソコはプロハリ、クロスの高級ナチュラルの効果も手伝ってか、打球感は軟らかい。だけど競技性の高いラケットとしてはドコに当たっているのか、やや探りづらく、O3ホワイトに似た感触です。もっとインフィメーションが伝わった方が個人的にはイイと思いますけどネ。
とりあえず、このストリングの組み合わせで、ボールをコートに収めるようにスイングをコントロールするとなると、340グラムは重過ぎですナ。カタログ上のMPのスペックではストラングで326グラム、+14グラムはやや湿気を吸ったVSと、汗のしみ込んだトーナグリップのせいでしょうか。この重さでは何も期待できないということで、今回はラケット重量の軽減も依頼されています。
一応、改造前にバランスをテキトーに測ってみると、約317ミリ、8ポイントヘッド・ライトくらいでしょうか。カタログスペックに比べるとトーナ・グリップのためにすでに約2ポイント、グリップ寄りにズレているようです。
Y本氏の要望はヘッドバンパーと、ブリッジ部分のバイブレーションダンパーの除去。コレでラケット重量の軽減と、打球感の明確化を狙います。また、必然的にバランスポイントが、より手元に近づくものと思われます。
まずはヘッドバンパーを取り外して-6グラム、ブリッジのダンパーは全部取ってしまうとフレームへの固定が悪くなるので、ほとんど酔った勢いでストリングと接する突起部分をカッターで切除してしまいました。コレで-7グラムです。(人のラケットだから、ちょっと躊躇したんだけど...)ヘッドバンパーを除去したトップ側のフレームは、ややケバ立っていたのでチューブでストリングを保護してみました。Y本氏の希望は細いマルチをややユルくということで、フォルクルのパワーファイバー18G(1.18ミリ)を53×45〜50くらいで張っていきました。ちょっとユルくて、たぶん面圧も低め。もう少しメリハリを付けても良かったかもしれません。
最終的に-14グラム、バランスポイントも約10ミリ手元に寄って、数値上は11ポイントヘッド・ライト...最近のラケットではEXO3イグナイト、コレ以上のヘッド・ライトのラケットは、エイブリーのM3で12ポイントヘッド・ライトってのがあるようです。(詳細はTWへドーゾ)
さて、打ってみての感想は...かなりラクになったと思います。改造前よりは十分、使えるラケットになったと思いますが、トップが軽くなった分、ややフォロースルーに気を使うと思います。とりあえず、Y本氏にはオオムネ好評でしたのでヨシとさせていただきますネ。
2009年冬某日..「YONEX RDS001 MID」
I上クンのラケット。強打に耐えてきたメガ・フォースもそろそろ限界か?試合も近いし張り替えることにしました。今回は同じシグナム・プロのフラッグシップモデルとも言えるポリ・プラズマ。特にI上クンから要望はなかったけど、前回の宣言どおりに勝手に張らせてもらうのだ。オレンジ色でテンション・メンテナンスに優れ、今となってはチョット硬めな硬派なポリ。張ったことのある人も多いんじゃないでしょうか。メガ・フォースはコレより軟らかいそうなので、よりハードヒットできるかもよ...
パッケージ裏の説明・図表はメガ・フォースのものと同じ。”1040”は値段...ウチではもっとも高いポリで、\1,000以上の数少ないストリングの一つ。ちなみにウチで一番高いストリングはゴーセンのテック・プロで\1,200なのだ。(完全な不良在庫...ダレか張ってくれ)
おそらく前回のメガ・フォースと同じ感じで張り上げたと思うけど、今回のストリングではややフカシぎみ?直後の室内大会(ダブルス)でも、いつもに比べるとボールがコートに収まる確率がやや低下したモヨウ。(結果はM上クンとのペアで準優勝。ちなみに優勝はオレとY本氏ペアだ!)
I上クンもスッカリ最近の軟らか傾向のポリに慣れてしまったかな?次回はサイバーブルーでも張ってみる?(コッチはリールだから、どんどん張ってもらわないと...)
2009年冬某日..「PRINCE EXO3 IGNITE TEAM 95」
およそ2週間前にファットコアを張ったA木氏のイグナイト・チーム。硬く張りすぎたのか、すばらしいスピードボールも打てるんだけど、そのポイントが非常に狭く、明らかにボールの飛び出しがイメージよりも速い印象。やはりフレームがボックス形状ということで、レスポンスがやや高いんでしょうか?
張ったばかりでモッタイナイので、A木氏も我慢して使用していましたが、もともと考えてみれば、勝手に硬く張られてしまったワケですし、自分に非はまったくないし、試合も近いワケで、だんだんハラも立ってきたんでしょう、やはり張り替えることにしました。
ご本人の希望は同じファットコアをユルく...との希望でしたが、それでも合わなかった場合、モノ・フィラメントの基準とは言えないファットコアではナンの手がかりもつかめないかも...んなワケで、とりあえずOG-SHEEP MICRO16で様子を見ることにしました。(タダで)標準的に55×50くらいで張っていったでしょうか。
結論は...イイと思います。ボールの飛び出しもイメージに近づいたと思いますし、コントロールも付けやすくなったと思います。(ただし、ボクのO3SPツアーとはスイートスポットがズレているので、ややそのへんを意識しながらのインプレッションになります。)ボックス形状の好き嫌いはあると思いますが、個人的にはマルチを張ってややホールド感をやや増してみてもOKのような気がしますし、このまま反発重視ならばモノ・ストリング中心でテンションを探ってみてもイイかもしれませんネ。
さて、カンジンのA木氏は...試合の結果だけ見ると、やはりイマイチだったようですネ。(トホホホ...またもやラケットを変更する日も近い?)
2009年冬某日..「TECNIFIBRE T・FLASH 310XL」
今回はまったくの余興。「カッコイイ!」という理由だけで所有するテクニのラケットなんだけど、細いマルチを少しユルく張ってみても、この密なストリング・パターンのために板のような感触は相変わらず...ヒマにまかせてストリングを間引いてみることにしました。
左:ノーマルパターン、右:アブノーマルパターン...わかりづらいけどメインを2本、トップ側のクロスを1本間引いて、18×20から16×19に変更してみました。クロスをほどいて両端のメインをほどいたところでクランプして、テキトーにメインを指で引っ張ってユルめ、クロスは半ばヤケクソで45ポンドで引いていきました。
結論は...使えます。真ん中付近で当てることができれば、速いボールも遅いボールも対応可能。ただし、あまり振れませんし、中途半端なスイングではフレーム付近では、もちろんコントロール不良デス。
これならこのパターンでフツウにモノをフツウに張れば十分使えるんじゃないでしょうか?...って、これほど不必要な情報もナシ。まさにゴミ情報のタレ流しですナ...
2009年冬某日..「HEAD Ti-S5 & iS4」
2本とも鉄人S木氏のラケット。操作性重視の軽いラケットがS木氏の好みなのだ。
2本とも"OG-SHEEP MICRO"が張ってありましたが、クロスのアウターラップがハガレてボソボソになっていました。S木氏のスイングは、クロスに負担がかかるタイプなのネ。
さて、今回はiS4に持ち込みのウイルソン・スタミナ16、S5は「おまかせ」ということで、マルチのカタパルト・パワー16を張ってみることにしました。スタミナ16は耐久性重視なのでアウターラップが硬いのか、ストリング自体も硬い印象です。しかも表面がツルツルしているので、クロスを張る時に多少乱暴に引っ張ってもメインにノッチが入りません。ストリングとしての評価は低いと思いますが、ストリンギングしていて、もっとも張りやすいストリングの一つだと思います...だからTWのサービス・ストリングだったりして。確かに、このストリングだったら、早く張り上げることができると思います。
S5には試験的にマルチを選択...乾きがちな打球感に、”ホールド”というチョットしたアクセントをドーゾです。(たぶんS木氏のスイングなら、すぐに切れると思いますが...)
S木氏の感想は、やはりiS4が硬くて飛びにくく、S5の方がラク...ということでした。このシリーズだったら、S2とかiS2は別にして、硬いストリングでは衝撃が大きくなるだけかもしれませんネ。
2009年冬某日..「HEAD LIQUIDMETAL RADICAL MP」
今やA木氏のサブ・ラケット。ナチュラルとプロハリ・ツアーのハイブリッドだったけど、クロスの上下2本がナチュラルというヨケイなオマケつきだったために、A木氏には不評...(個人的には良かったんだけどなぁ...ドコに当たっているのかハッキリわかったし、いいところで捕らえることができたボールの伸びはケッコウ良かったヨ...えぇ、まぁボクが勝手に張ったものなんですけどネ)
そんなワケで半ばヤケクソ(?)で、100%ナチュラルへ変更することになりました。フレームを固定した状態で、オリーブ油を塗ってクロスのプロハリを除去、先日、Y本氏のラケットから回収したTITANのナチュラルをクロスに張るという”ケチケチ大作戦”なのだ。これならタダだし...しかし、世間はそんなに甘くナイ...Y本氏のラケットから回収したガットは少し短く、さらにコマ切れのナチュラルを付け足すことにしたのですが、ココで悲劇が...ノットを作るべく、クロスのホールを広げたのですが、15Lのサイズのため、なかなかガットが通らない。そんなことしているうちに、バチッ!..という音とともに切れてしまいました。しかも切れたのはクロスからメインに流し込んだ部分...この悲惨な状況をカバーするためにはクロスとメインの数本を犠牲にして引きなおさなきゃならないし、当然、新しいガットを使うことになるし、カバーできたとしても、テンションは見事にバラバラになってしまう...ということで、アッサリとあきらめて、イチから張りなおすことに。A木氏には涙をのんで\2,400を払ってもらいました。(どーもスミマセン)ついでにナチュラルのほつれ防止に、ゴム風船をつけてからナイロンチューブでカバーしてみました。この方がスッキリするのだ。
さて、打ってみての感想ですが...狭い!「コレぞナチュラル!」というポイントが狭い!もちろん気持ちいいポイントもあります。「スコーン!」という爽快な打球感で、ヘンな振動は一切ナシ...だけど10球に1球くらい?53×50くらいだったと思うけど、ちょっと硬かったかなぁ。ストリングパターンが密で、ガットがたわみにくいのかなぁ...そのうち馴染んでくることを期待するのだ。次はもっとユルく張ってみましょう...え?次はナイ?...こりゃまた失礼いたしました...
2009年冬某日..「PRINCE EXO3 IGNITE TEAM 95」
A木氏のラケット。(最近はコレに落ち着いている)
最近のストリングはプロハリ・ツアー1本だったA木氏も、新しい可能性を求めてガンマのTNT2ファットコアに変更です。しかもA木氏の「少しユルく..」という注文をアッサリ忘れて、「少し硬く」張ってしまったというオマケつき。ま、そこはTNT加工のファットコア、硬い中にもホールド感があってもイイじゃないか!グラスの底にカオがあってもイイじゃないか!...というワケで、A木氏もそんなに悪い印象は無いモヨウ。果たしてナニか新しい発見はあったでしょうか?...まだ打たせてもらってないけど、たぶん守りが少し楽になったかも?コッチの方が、プレーの幅が広がるような気がしますけどね。
やはりポリといえば、ボールの引っかかりが良かったり、強打してもコートに収まる確率が上がったり、とかく大きなスイングを好む人に愛用者が多いような気がします。だけど守備的なボールも要求される試合を想定すると、シロウトにポリはちとキビシイかも...というのがボクの個人的な考え。だけど不必要な小細工に生きがいを感じるヘナチョコ・スイングのボクのネタミとも言えますナ...
2009年冬某日..「PRINCE MORE PRECISION OS」
2本とも伝説の酔っ払いY氏のラケット。来る「全日高室内ダブルス」に、新人Y本氏とのペアで数年ブリに参加の予定ということで、相当イレ込んでいるのだ。テクニシャンのY氏はマルチ好きで、今までポリウレタン配合の”E-Matrix16”を張っていたのだが、在庫も少なくなってきたし、今回はややメリハリ重視で”フォルクル カタパルト・パワー16”を張ってみることにしました。TWで在庫処分で$4.95、\580也...パッケージ裏の説明によると、フォルクルのカタパルト・シリーズのために開発されたマルチ・フィラメントで、食いつきアップ!パワーもアップ!結果、試合において、30%のパワーアップとコントロールアップをあなたにもたらすのだ〜!...そーです。テックガットのようなシャープな切れ味はありませんが、少なくとも”E-Matrix”よりはメリハリが効いていて、ウイルソンのマルチに近い感じかもしれません。
2本とも65×60くらいで、やや硬めで張っていきました。Y氏も好印象だったのですが、使用3回目において、1本に角切れが発生してしまいました。トホホホホ...こりゃ保障期間内だなぁ。
ココ数年、軟らかい”E-Matrix”を張っていたのでスッカリ忘れていましたが、このラケットは角切れの常習ラケットであることを思い出しました。旧姓おもちゃのHさんのラケットも角切れ防止にパッチを当てたり、ストリングホールにヤスリをかけたりしたもんなぁ...特にトップ側のメインのホールは要注意ポイントでした。よく見るとヘッドバンパーの穴とホールがズレていて、ストリングが直にケバ立ったフレームに接していたので、この際、改良を思い立ちました。ナイロンチューブを通すために、まずはトップ側の10ホールをキリで拡張してから、5ヵ所に逆U字にナイロンチューブを通していきました。不揃いなのは愛嬌なのだ。コレで当分は大丈夫でしょう。
浦河町テニス協会ホームページ −ストリング日記 その6−