ストリング日記..そのA 
2004冬から2005年秋ごろまでのタワゴト..〜


 2000年にバネ式ストリングマシンを奪取してから、安物..じゃなかった、”お得な”電動マシンに更新、テキトーに張り続けて、はやウン年が経過しました。ダラダラと書いていたら、いつの間にかウチのページで一番重いコンテンツに...今じゃ珍しいISDN利用者のために分割することにしました。
 ”そのA”は2004年冬から2005年夏ころまでのタワゴトです...

 ちなみに使用マシンはコチラ、「EAGNAS 電動ストリングマシーン購入」へ。トラブルがあるたびに、ヒッソリと更新中デス...だけど画像付きの詳細は「ストリング日記」関係に掲載中...まぁ、ドッチでもいいや。
 

2005年秋某日..「WILSON ハイパーハンマー3.1ローラー」

KLIP01.JPG (19193 バイト)KLIP02.JPG (19761 バイト) フクフクのラケット。8月末の「スポーツフェスタ」と、今回の「うらら杯」で酷使されて、アッサリと切れました。試合以外はまったく使用していないことを考えると、あまりに短い寿命なのだ。
 さて、今回はフツウのモノ・フィラメントである”KLIP KICKER”というストリングを張ってみることに。このストリングを選択した理由は、とりあえず開けてみたかったから(トホホ)...まぁ、価格の安いモノ・フィラメントですから、どれも大きな違いはないと思いますので...
 カラーはハデなイエロー、透明感のないスーパースマッシュといった雰囲気。KLIPのホームページによると、そもそもKLIPはオーストラリアのメーカーで、創業は1920年代。世界で初めてミッドプラス・ラージサイズのラケットに対応した長さのナチュラルガットを提供した会社だそうです。
 さて、張り方はいつものようにクロスは下からで、あらかじめ拡げておいたクロスにタイオフしました。張ってみての感想は...フツウ..打ってみての感想も..フツウ。

 しかし!特筆すべきことがあります!それは、ストリングを包んでいる紙を拡げて所定の位置に合わせると、そのままステンシルに早変わりするのです!オマケに「ホットなオレンジが、ブラックで塗ってくれ」という注釈付き。うーん、コレは革新的なココロミだ。しかし、塗ったところで「なんじゃ?コレ?」と言われるのがオチでしょうか?日本での知名度はイマイチ..というか、ほとんどナイので、むなしいサービスになってしまいますネ..

 

2005年夏某日..「PRINCE  MORE  PRECISION   OS その2」

more_p10.jpg (31983 バイト)more_p11.jpg (21372 バイト) Y氏の”その2”ラケット。Y氏は律儀なので、1年に1回くらいは新しいストリングに張替えないと、ストリンガーであるボクに悪いと思っているらしい。
 さて、Y氏のリクエストは「以前と同じ..」ということであったが、勝手に新しいココロミに挑戦しちゃうのだ。今回はモアのクロスホールを無理ヤリ削って、意地でもクロスでタイオフさせていただきマス..
 さて、今回もクロスは下からだから、このへんを拡げておくきゃ...精密ドライバーセットのマイナスで上から5番目のホールをグリグリしていきました。グリグリすること2〜3分で無事開通。キリとか使えば、すぐでしょうね。1サイズ大きなプラスドライバーで両端をグリグリして面取り完了。削りカスはカーボンみたいな黒いカス(?)でした。モアが発売された当初、店頭でくっつける前の薄っぺらいラケットを観察したことがありますが、アレをそのまま張り合わせただけでは丸いストリングホールにはならないだろうし、ピッタリくっつけた後に、フレームを一部削る覚悟でドリルで穴を拡げては元も子もナイ。たぶんストリングホールが開けられる隙間を含めて接着してから塗装、最後にフレームにかすらないようにドリルで穴開け...って感じでしょうか?だから削りカスはフレームから出たものではなく、接着剤か充填剤だと思います...えぇ、勝手な推測なんですけどね。
 このラケットは最後のメインがトップ側に出るタイプ。ショートサイドは最後のメインを残して、ボトム側のクロス2本を張ってメインにタイオフ。ロングサイドのメインの最後はダブルホールのメインを通って→トップ側の一番上のクロス→2番目をスキップして3番目のクロス(Wホール)→もどって2番目のクロス→最後のメイン(Wホール)→ボトム側3番目のクロスへ流し込んで→あとはトップに向かって張り続け→最後は拡げたクロスでタイオフ。トップ側2番目のクロスをスキップするのがミソ?さもなきゃ5番目まで張らないとボトムに戻れないのだ。
 今回もダブルホール付近でストリングは交差していないし、テンションのバラつきもあまりナイ。いや、ケッコウ、ケッコウ。次は、ストリングホールを削り込んで、隠れウーファー・隠れマッスルパワー仕様にでもしてみますか... 

 

2005年夏某日..「WILSON ハイパーハンマー3.1ローラー」

wil31.jpg (22767 バイト) フクフク所有ラケット。Hさんの関係する官庁のテニスサークルに講師を依頼されたのだが、サーブを実演中にメインが切れたモヨウ...ほぼ1年前もまったく同じ状況だったような気がするなぁ。
 さて、今回はどうしよう?フクフクは「いつものヤツで..」というナゾの言葉を残してHさんにラケットを託したワケだが、このラケットに関しては、今まで同じストリング・同じ張り方をしたことはナイぞ。ストリングは毎回違うし、クロスの張り方もトップからだったり、ボトムからだったり...こりゃ、よーするにどうでもイイってことスかね?まぁ、フクフクくらいになると、どんなラケットでもソコソコ打てるし、「弘法筆を選ばず」といったトコロであろうか。
 んじゃ、ストリングもテンションもそのままで、今回はクロスをボトムから張ってみよう。以前にも書いたけど、ローラーの注意点は、タイオフホールが決まっているコト、ローラー部分では当然タイオフできないコトである。そのままスンナリ下から張っていけば指定のタイオフホールに到達できるが、ココは一つ余計なことしてやるのだ。
 トップから3本目のクロスホールをあらかじめ拡げておいてと...ショートサイドでトップ側クロスを2本張ってから最後のメインを通して、ボトム側クロス2本を張ってタイオフ。ロングサイドはボトム側最上位のフツウのホールを通ってからローラー部分へ。そのまま上まで張り上げて広げておいたクロスでタイオフ。コレならテンションロスも少ないハズだ。(うん、一人でナットク。)これからはコレでイカセテもらいます...。
 ローラーの実物をまだ見たことない人って、そんなにイナイと思いますが、ローラーってよく見りゃ左右非対称なんですよ..知ってた?もしも対称的だったら、クロスを斜めに張ることになるでしょ?ローラーの滑車が上下に1こまズレているから直線になるんですよ!...って、今さら力説することでもありませんが、ボクも最初は気が付かなかったんですヨ...

 

2005年夏某日..「PRINCE TT VENDETTA OS、PRINCE TT HORNET OS 2002

tt2.JPG (23113 バイト) 「しばらくコレを使ってみようと思います..」というHさんのニューラケットは、TTベンデッタOS。黒&黄色のヤツね。ちなみに”ベンデッタ”の意味は”復讐”なのだ。テニスの試合ごときに、やや不適当なネーミングですな。ちなみにこのTTシリーズは他に、スクリーム(金切り声)、バンディット(略奪者・ならず者)なんてモデルも有る。名前だけ聞くと、トンデモないシリーズだ。
 さて、張り替える前のストリングはルキシロンのB・B・エースでした。振っている時は「カツンッカツンッ」とイイ感じですが、やはり合わせ損ねると飛び悪し。ラケットとの相性もあるけど、振動もデカい。疲れるセッティングなのだ。Hさんも同様のことを感じていたらしく、ユルいスイングスピードでもホールドするストリングを希望...無難なところでゴーセンのマルチである”テックガット・パワー16”にしてみました。
 ショートサイドでトップ側クロス2本を先に張ることで、ダブルホールの処理は回避。OSということで、やや硬く58P×55Pくらいで、クロスは下から張っていきました。少なくともB・B・エースよりは飛ぶと思うヨ。だけど、このラケット、なんでこんなに表面がベタベタしているんだろう?アルコールで拭いた直後はキレイになったんだけど、表面加工の劣化でしょうか?

hornet02.JPG (21262 バイト) さて、もう1本はS井先生のTTハーネット(スズメバチ)。初期モデルは黒&赤なので、わざわざ”2002”というオマケが付く。月末の試合に向けて1年ブリに張り替えることに。先生もかなり振るので、やや飛びを抑えたゴーセンのマルチ、テックバイオ16を張ることにしました。
 さて..ラケットをセットして、最初のメイン2本をウィ〜ン...1本をスターティングクランプで止めて、次のメインもウィ〜ン..続いて次もウィ〜ンンンンン...んん?って、ドコまでも回るローター...トホホホ。世界陸上の男子棒高跳びの決勝を見ていて、リバーススイッチを押すのが遅れてしまい、メインの中心が30センチ以上にわたってキシ麺になってしまったではないか...うぅ、コレは痛い。そーなんだよ、滑るんだよ、このストリングは..スッカリ忘れていたのだ。グリッパーもヘタってきたかもしれないし。やむを得ず、キシ麺部分をカットして2本張りにすることに。だけど、長さが違うしなぁ..長い方でドコまで上下のクロスを張っていけるかが問題ダ...と、いうワケで、画像は残った長い方を張り終えたところ。この後、短い方でクロスを下から張っていき、ナントカ間に合いました。テンションは60P×58Pくらいで。偶然にもスイート・スポット・サスペンション(ストリングの可動域を増やすためにグロメットホールがデカくなっている。)の部分と重なってしまったけど、もともとこのへんで捕らえると、チョット違った感触だから、ちょうど違和感をごまかせるかもネ。グロメットが柔らかくて、スンナリとホールを拡げることができたのはラッキーでした。
 さて、先生に恐る恐る渡して使ってもらいましたが、「イイ感じデス!」...先生も教職で平和主義者だから、モンクも言えないんだろうなぁ...先生にゃ悪いけど、今のところ今シーズンのワースト・ストリンギングだな、こりゃ。

 

2005年夏某日..「HEAD Ti−S2」

s2_05.JPG (8779 バイト) 女房のラケット。月末の団体戦に向けて始動開始ということで、10ヶ月ブリにラケットを持つことに。(それにしても試合の3週間前から始めて間に合うのだろうか?)なんだかんだ言って、結局、昔のラケットに行き着いてしまうのだ。選択ストリングは飛び重視で”エクテロン パワープレイ16”。典型的なモノ・ストリングの反発はないが、ソフトな打球感が売り。
 最近は、(自分のラケット以外)クロスを下から張っていくのがマイブーム。トップ側のクロス2本を先に高テンションで張ることで、変形はほとんど抑えられるし、トップから張るよりも硬く張り上がる印象。自分で振っていける人にはイイかもネ..えぇ、他人のラケットだから、好き勝手というワケではありませんヨ。58P×53Pくらいで張っていきました。本人は「飛ばん..」とか言ってましたけど、ブランクでボールをウマく捕らえられないだけじゃないの?ボクも使ってみたけど、予想どおりの感触。適度なホールドもあるし、イメージに近いボールを打てるのだ。(えぇ、ボクは思い込みのハゲシイ人間ですから..)
 しかし、このラケットほどスイングスピードのアップを体感できるラケットはないナ。ビュンビュン振れるし、ある程度までのボールなら、打ち負けることも少ない。ラケット重量も軽いが、振った感じも軽い..だけど打ち負けない..発売後6〜7年経過していると思いますが、今でも不思議なラケットだ。

 

2005年夏某日..「DUNLOP 200G」

 I上クンのラケット。「なんか感触が悪くなった..」との訴えだったが、ノッチもほとんど入ってないし、マルチだからヘタリにも幾分強いハズ..「もうチョット使ってみたら?」と答えた次の日に切れました。このゴーセンのテックバイオというストリングは、表面がツルツルしていて張り易い..アウターラップが丈夫なのか、打球感はやや硬く、他のテックシリーズとは明らかに違う..スイングスピードが速い方が感触が良くなる?..最後のコメントは、自分でも何て言ったらいいのか、表現に苦しむトコロです。スイングスピードが遅いと、意識しないとボールをツカみ損ねると言うか..まぁ、一般に硬く張ると感じる印象でしょうか?
 さて、前回はイキナリ滑ったからなぁ..グリッパーの間隔をより狭くしてと..凹みがクッキリするけど、滑るよりはマシか。今回は前回とまったく同じパターン(クロスは下から)で、テンションだけやや落として55P×53Pくらいで張っていきました。
 使ってみての感想は、「まぁ、前回よりもイイんじゃないか?」...やはり硬く張った前回、ストリングは、かなり早く寿命をマットウしていたモヨウ。

 

2005年夏某日..「YONEX MP-1、VOLKL C10 PRO Xtended その2」

mp1_c10_.jpg (15109 バイト) Hさんとボクのラケット。ボクのラケットはこの前の雨中での試合中、サーブを打った時に切れました。Hさんも、試合数日後の練習時に切れました。やはり雨の中で使うと、ストリングには、かなりの負担がかかりますナ。(ちなみにNプロはこの日、3本切りました..)
 ボクのラケットは、いつものように張っていきました。ココんとこ、Nプロのヒッティングパートナーになっているので、ストリングの寿命は2ヶ月半くらいだ。
 さて、Hさんの注文は「ストリングは同じで、前回よりもチョット硬く。」なんたって前回はメインのテンションに、かなりのバラツキを生じてしまったからなぁ...んじゃ、今回はクロスも下から張ってみるきゃ。ショートサイドはそのまま張って、ボトム側2本のクロスを硬く張ってタイオフ。ロングサイドはトップ側のクロス2本を硬く張ってから、最後のメインをトップからボトムに通して、そのままクロスへ..そして残りのクロスを下から張っていきました。なぜかユルく感じるゴーセンのバイオガット・パワーですが、ソコソコ硬く張れたようです。
 Hさんの印象は、「うーん、とても”カチッ”としていて、打ってて気持ちがイイですねぇ..」うんうん、そうでしょ?そりゃ良かったねぇ。
 さて、その週末に職場のテニス大会に、マジメOさんとのペアで参加したHさんでしたが、予選リーグでまさかの3連敗...「しばらくコレを使ってみようと思います..」次の練習日に現れたHさんの手には、違うラケットがシッカリと握られていましたとさ...トホホホホ

 

2005年夏某日..「VOLKL CATAPULT 10 MP」

cata10_1.jpg (17570 バイト) まだボクのラケットだけど、ファニチャAさんが使用中...引き取ってくれる可能性大なんだけど、ややトップが重く感じるらしい。ちなみにほぼ全周を覆うバンパーの総重量は22グラムもある。グロメット部分を残してカットすると半分くらいの重さになるかもヨ...(購入後、自己責任でどうぞ..)

 「もうちょっと、違う感触も試したい..」ということで、粘る”E-Matrix”から、やや硬めのモノ・フィラメントであるバボラの”Super Fine Play17”を張ることに。たしかにやや硬く張っているとは言え、カタパルト+”E-Matrix”の組み合わせでは粘り過ぎか?ボールの飛び出しと、自分のイメージが一致しなかったかもしれませんね。
 さて、購入当時は知らなかったのですが、「カタパルトシリーズはタテ方向につぶれやすい(ヨコに広がる)」という情報があるようです。前回の張り上げ時には、実際に大きなフレーム変形もなかったし、そんなことまったく気にしていなかったなぁ..。なんでもサイドフレームにカタパルトを装着するラケットは、クロスを張り上げていくうちにカタパルトがストリングの張力に負けて凹んでしまう...つまりフレームをヨコ方向に縮める(もとのフレームに復元する)はずのチカラが、カタパルトに吸収されてしまう...結果、ユルくクロスを張ったような状態になり、メインを張ったことによるフレームのタテ方向への縮みを復元するには至らないので、タテ方向に縮んだままとなる...というモノらしいデス..ふーん...だけど、いったいカタパルトって、どのくらい縮むんだろう..?ちょっと実験してみよう。

cata10_2.jpg (23162 バイト)cata10_3.jpg (14591 バイト)フレームをマシーンに固定。そのままフツウにカタパルトをハメると、断面が見えなくなるので、少し上にズラして固定。ゴミの中から拾ったグロメットを切って、ストリングを通しました。ストリングは伸縮率が極端に小さいと言われるアッシャウェーのケブラーを使用。コレでかなりダイレクトにカタパルトにチカラが加わるハズ...


cata10_7.jpg (14223 バイト)さて、そんな状態でテンションをかけてみました。
画像は左から、20ポンド、50ポンド、60ポンドで引いたところ。フレームが変形しているのはハッキリとわかりましたが、見た目カタパルトはそのまま..という印象。

cata10_8.jpg (22791 バイト)

 よくわからんので回転して2倍にしてポジネガ逆転して、線を引いてみました。定点撮影はできませんでしたが、50ポンド・60ポンドで引いた場合、わずかにカタパルトに凹みが生じているようです。それにしても、ミリ単位の凹みはナイようですが...
 ストリングを通したのが1ヶ所のみということで、すべて通した時の影響は不明ですが、カタパルトはケッコウ頑丈なようです。今回のストリングはモノ・フィラメントだし、張り上げ後のストリング自体の伸びも含めて、ストリングの張力が、カタパルトの復元力を大きく上回ることはナイだろう...と言うわけで、今回も前回同様に特に意識しないで張っていくことにしました。
 え−っと..55P×50Pくらいでいってみますか。いつものようにショートサイドでトップ側のクロス2本を高テンションで張ってタイオフ。ロングサイドでボトム側クロス2本と最後のメインを高テンションで張って、トップから残ったクロスを張っていきました。最後のビックグロメットホールはパスして下から3番目のクロスへ..最後にパスしたホールに通してクロスでタイオフしました。今回のフレームの変形も、ほとんどナシ(1ミリ程度)でした。コレでいいのかなぁ?まぁ、ヘナチョコ素人ストリンガーが、カタ10にフツウに張る分に関しては、カタパルトのフレームへの顕著な影響はナシということにさせていただきます...
 さて、実際に打ってみてのAさんの感想は...「うーん・・・」、ボクも打ってみたけど、「うーん・・・」。ストリング自体が硬いのか、ホールド感がダウンして、ごくフツーのラケットになってしまったような気がするのだ。

 

 

2005年夏某日..「PRINCE MORE CONTROL DB OS」

morecon1.jpg (12716 バイト)ワシのラケットだけど、現在はM輪さんに貸し出し中。ステンシルを見ると、ワールドワイドモデルは、オモテが白でウラがネイビーってことになるんですね。
 さて、TWの在庫処分で、グリップ4に限り$79.99ということで購入してしまったけど、さすがに女性に”4”は太いということで、少々グリップを削ることに。だけど、エアーなんとかハンドルって、削っていいものなんだろうか?

morecon2.jpg (11018 バイト)morecon3.jpg (8880 バイト)morecon4.jpg (9722 バイト)morecon5.jpg (6386 バイト) グリップをはがしていくと、ベタベタの粘着ビニールシートが出現。後ろはデジカメを構えると、わざわざ周り込んでカメラに写ろうとする次男Kスケ。(しかもポーズ付き..生放送に映ろうとするガキみたいだ..トホホ)
 だけど、わざわざグリップを4つに分けて表面積を増やしたのは放熱のためなのに、こんなにビニールでグルグル巻きにしたら、通気性が悪くなると思うのはボクだけでしょうか?
 次にベタベタのシールをはがしたら、ムキ出しのカーボン出現。いろんなシールが貼られているし、イタズラ書きみたいなナグリ書きもあり。グリップエンドには銅テープが巻かれているようです。4つに別れているだけあって、強度は難あり?強く握るだけで、ミシミシと変形します。しかも、フレームがグリップそのものを形成しているってことは、グリップサイズの数だけフレームの金型があるってことですかね?するってーと、グリップのカーボンの厚みを一定とすると、削っていくと単純に薄くなるってこと?止めた方がいいかなぁ...と思いつつも、ヤスリで削っていきました。

morecon6.jpg (13506 バイト)morecon7.jpg (13014 バイト)

 テキトーに削り終えて、とっととグリップを巻いたところ。1サイズくらいダウンした感じ。一部、削り過ぎたのか、”ペコペコ”といかにも薄い部分ができてしまった...うぅ..恐れていたことが現実になってしまったワイ..トホホ。そのうちグリップで折れる可能性を飛躍的に上げてしまったのだ。余談ですが、ハナかんだら黒いハナ水が出てきました...
 結論..モアのグリップを削るのは止めましょう。どうしても!という人はマスクしてグリップを削りましょう...
 

2005年夏某日..「DUNLOP 200G」

200g_bio.JPG (16133 バイト) I上クンのラケット。後ろは泣いているにも関わらず、やはり放置される三男。しばらく遠出はないだろう..ということで、クルマからハズしたマシュマロ..ナントカというベビーキャリーに乗っているところ。三男はミルクの飲みがイマイチ..長男・次男がイヤシさのカタマリだっただけに、やや不安が残るのだ。

 「どうも感触が悪くなった..」との訴えで、張り替えることに。たしかに取り除いた”エクテロン パワープレイ16”は、コタコタのヨレヨレ状態でした。さて、今回は何にしようか...I上クンは硬いのが好み..打球感は比較的ソフトな方がイイ..200Gはパターンが細かいから、だいたいどのストリングでも面圧はでるだろうが、E-Matrixでは1ヶ月モタナイだろう...ということで、マルチの”ゴーセン テックバイオ16”を選択。(イロイロ言ってますが、えぇ..早いハナシ在庫処分ですワ..)

 テックバイオは表面がツルツルしていて、とても張り易い。(しかし、そのためグリッパ−が滑ってしまい、メインのボトム側の一部が、数センチにわたって、きしめん状態になってしまったことはヒミツだ。微調整が必要デス。)
 さて、I上クンの好みどおり、硬く張るか...ストリングに表示された許容テンションの上限55Pをハルカに無視して、63P×60Pくらい、クロスはボトムからトップに向かって張っていきました。200Gはメインがボトム側で終わるので、ショートサイドは最後のメインを残してトップ側のクロスを2本を硬く張ってから、最後のメインをトップからボトムへ..まだ余っていたのでボトム側のクロス2本を硬く張ってスターティングクランプで仮止め..ロングサイドで残ったクロスをボトムからトップへと張り上げてクロスにタイオフ..最後に仮止めしたクロスを引き直して、これまたクロスにタイオフしました。「フレーム上下を先に固める」、「トップ側に硬い感触を残す」、「タイオフはクロスで」...以上の3点に留意して張ってみましたが、どーだったでしょう?
 翌日、実際に打ってみましたが、「スコーン、スコーン」とイイ感じ。振動はほとんど無いし、ホールドも十分、飛びも抑えられていて安心して振り切ることができました。(屋外のクレーコートで、ボールはややヘタリぎみでしたが..)だけど、コレってストリングがすでに伸び切っていて、結果、飛びが抑えられている..と言えるかも。

 「オマエはすでに死んでいる..」と言うことでしょうか?..だとしたら「ヒデブーッ」なのだ。

 

2005年春某日..「VOLKL C10 PRO Xtended その4」

c10_05.jpg (11252 バイト) ヨッシィーのラケットを舐めたり、投げたり、ガンガン打ち付けたりする次男...(最近、やっとヨッシィーからお金もらいました。)
 次男は最近、横と後ろの髪の毛が伸びて”落ち武者”のようになっている。よく女の子に間違えられるし、そろそろ切らないとダメですね。

 ヨッシィーのラケット。「コート開き」でのオチャラケ試合中に切れました。それにしてもOG-SHEEPを張って約1年も、持ちこたえていたのか...ある意味スゴイな。
 さて、本人曰く「う〜ん、今度はまったく違った感じでもイイんですけどねぇ」...今回もツカミドコロのない要望だ。ヨシ!それならワシのラケットと同じ仕様にしてやる。いつもの張り方で55P×53Pくらいで張っていきました。
 使ってみての感想は、「ドコに当たっているのか、わからない..だけど何か使えそう..」..うーん、相変わらず張り合いのナイ感想なのだ。比較的軟らかいラケット(フレックス60)にウレタン配合のE-Matrixだから、手にくる衝撃はかなり少ないんだけど、「打球時の衝撃がナイ=ドコに当たっているか、わからない」になるとは個人的には思っていない。むしろミョーに硬い軽量反発モデルの方が、わかりにくいよーな気がしますけどね。まぁ、慣れてくればドコらへんに当たっているか十分わかるし、ホールドの感触も味わえると思うヨ。
 さて..先日、次男のおもりが主たる目的で、手ぶらで練習に行った時にちょっとコレを借りました。マイラケットとほとんど同じはずなんだけど、持った感じもバランスも違う...答えはグリップテープをハガして、オーバーグリップの直巻き状態だったから。ストリングも20グラム前後の重さがあるけど、リプレイスメントグリップもソレ相当の重さがある。いつも使っているラケットだけに、ボクにはニョジツにわかったけど、こりゃエライ違いでした。
 「ヨッシィー、コレ、バランスが変わってる。ぜんぜん違うラケットになってるゾ..」
 「えぇ?そーですかぁ...ぜんぜんわかりませんけど..」
トホホホ...

 

2005年春某日..「VOLKL C10 PRO Xtended その2」

c10_01.jpg (10766 バイト)c10_03.jpg (12835 バイト)c10_04.jpg (14162 バイト)c10_02.jpg (12261 バイト)

 どれがどれだか、わからなくなっているボクのラケット。右端は新品未使用の”その5”。スロート部分に”X10”とあるのが、旧モデル。さらに反対側の字体がシルバーがかった3Dっぽいヤツが最終モデル...のハズ。スムースか、ラフか...非常にわかりにくいグリップエンドであるが、”その1”はシマジロウ、”その3”にはドラえもんのシールが内側に貼ってある。振動吸収に効果を発揮すると言われているゴムキャップですが、ボクはグリップエンドを握り込んでラケットを振り回すタイプなので、そのうちゴムがちぎれてグラグラになってきます。そのたびにツイン・アブゾーバーのフタ(黒いブタの鼻みたいなヤツ)の脱落防止にシールを貼って、木工用ボンドで固めています。フツウのエンドに換えたら、どのくらい違うんだろ?

 さて、連休中に切れたヤツ...よく考えれば”その1”になるのかなぁ。まぁいいや、”その2”にしておこう。黄色いグリップのメインラケットです。今回のE-Matrixは5ヶ月も持ちましたが、相当ヤキが回っていたのか、屋外で使ったとたん、二日目で切れてしまいました。”ビチッ”という音とともに、首の皮一枚でつながっているような状態になってから5球目くらいで昇天...わかりやすいストリングなのだ。
 自分のラケットなので、あらかじめストリングを通した状態から25分で張り上げ完了。やはり非力なボクはストリングはトップから張っていきます。このラケットはメインの終わりがトップにくるので、ショートサイドはメインを張り終えた状態でスターティングクランプで仮止め...ロングサイドでボトム側のクロスを2本張ってから、最後のメインを張って、上から3番目のクロスに流し込んで4番目のクロスまで張って、スターティングクランプで仮止め...ショートサイドを引き直してクロスの1番目に流し込んで2番目も張って、3本目のクロスにタイオフ...あとは残ったクロスをそのまま上から張っていく...思い込みのハゲしいボクは、タイオフはクロスと決めていますので、こんな面倒クサイ張り方となります。
 張り上がりはいつもと同じ...スポットをハズしてもちゃんと飛んでくれるし、ユルいボールだったら、ラケットに当たってからでもコース変更可能と感じるようなネバりがあるのだ。
 まったく関係ありませんが...ネバるストリングが好きなボクですが、納豆は食べることができません!

 

2005年春某日..「VOLKL C10 PRO Xtended その3」

c10_tec01.jpg (21279 バイト)c10_tec02.jpg (36233 バイト) ハッキリ言って、”その1”だか”その3”だか、わからなくなってきました。”その4”はヨッシィーに貸し出し中で、”その5”は新品状態で物置にあるハズ(?)なので、たぶん”3”でしょ、コレは。
 ”その2”のE-Matrixが切れるのも時間の問題なので、連休前に物置に放置してあった”その3”ラケットにゴーセンの”テックガット パワー16”というマルチを張ってみることに。このストリングを選択した理由は...ナイ!単なる思い付きデス、ハイ。
 ストリングの見た目は他のテック・ガットと同じ。グリッパーでツカムと”クシャッ”と白くなるし、55P×50Pくらいで張っていったけど、やっぱり少し硬く感じるし...まぁいいや。サブラケットだしネ。
 さて、期待通りに連休中に”その1”ラケットはメインが切れてしまったので、かわりに使ってみました。E-matrixに比べると、打球感はシャープ..飛距離は中心部分で捕らえるとアップ、ハズすとダウン..メリハリがあるというか、スポットを少し狭く感じる..。まぁ、ユルユルのE-Matrixに比べての個人的な見解ですから、何の参考にもならないと思いますけどね。
 練習の1日目にも、”その3”ラケットはコートまで持っていったんだけど、使うことは無く、ベンチの日陰においていました...んが、たった一日でキラキラとひかるクリスタルの光沢は失われ、使ってもイナイのにストリングの数本が、黄色く変色してしまった。(弱すぎる..)しかも全体的にではなく、メイン・クロスと、まばらに変色しているんだけど、どうしてだろう?強く引っ張ったところでもないし...ナゾだ。

 

2005年春某日..「BRIDGESTONE V300 OS」

 これまたI渕さん所有ラケット。「やはり飛ばん..」ということで、前回の張り上げから20日後にハイブリッドで張り直し...熱心ダ。だけど、もったいないオバケが出てきそうだなぁ..もう使えないのかなぁ。ケチなボクは再利用も考えたけど、アル・パワーはもうクシャクシャにクセがついてしまっている。(特にクロス)こりゃダメですね。切れることはないかもしれないけど...ダレか張ってみたい人って、いる?
 さて、前回のラケットと同様にXP1.1とTECNIFIBREのハイブリットに。前回はメインが足りなくなったから、今回はアガシ張りだなぁ...クロスもちょっと長めに取ってと..あーしてこーして、クロスはこのへんでも止められるな...イロイロ考えつつ、メインを張り始めました。Iブチさんの注文は「硬く!」ということで、メインの中心付近は62ポンドで張っていったけど、フレームが変形しているのがハッキリとわかる..スリルあるなぁ。
 さて、「次が最後のメインか..」と思ってホールを探すが、ホールがない。「ハエ?」張る前の計画が、まったくの空論に終わってしまった。このBSのラケットはメインが16本、前回のiS-2はメインが18本に加えてタテ長のティア・ドロップ形状。このラケットはスリングパターンが粗くて、メインは6メートルで十分間に合うのでした...トホホ..基本的なことが念頭にありませんでしたね。だけど、ムリすればトップ側のクロスも何本か張れるということか...あと、ノットを作る時、久々に目打ちを使ってみました。表面の抵抗がデカイのか、いつもの方法に比べれば、かなりのテンションを保ったままノットを作ることができました。
 んじゃ、次はクロスを下から張っていくか。少しは「硬く」感じるようになるでしょ。何の芸もなく、下からクロスを張っていったのでトップ部分の復元がイマイチという印象..まぁ、カンベンしてください。
 「硬く!」という注文だったけど、このストリング・パターンだったら、このへんが限界と思われます。(うん、そーに違いない..)
 さて、打ってみての感想は...飛びアップ、しかしボールをつかみソコねるというか、ズレるというか...タテ・ヨコXPに比べると、少しインパクトを意識しないとコントロール不良といった印象。(えぇ、もちろん個人的な見解ですヨ。)振動も少なかったし、ボクはさほど気になりませんでしたが、Iブチさんはちょっと”シャカ・シャカ”とつかみきれてなかったかも?まぁ、そのうち慣れますんで、今回はコレでカンベンしてください...
 あと、ストリングマシーンの牽引部分でスベるという事態が起きました。ストリングを巻き付ける部分には、ストリングが滑らないように表面がザラザラした金属片が貼り付けてあるのですが、ルキシロンの表面から削り取られた細かい繊維のために目詰まりしてしまい、摩擦係数が小さくなってしまったようです。歯ブラシでコスって復活しましたが、何回かルキシロンを張った後は要注意でしょうか。

 

2005年春某日..「HEAD Ti-S2 その2」

s2_052.jpg (15148 バイト)s2_053.jpg (20754 バイト)隣町のIブチさんは、もう一本S2を所有。(最近はIブチさんの専属ストリンガーなのだ...熱心ダ)その1と同様にXPが張ってありました。
 今回のIブチさんからの注文は、メインがXP1.1、クロスがTECNIFIBREのモノ・フィラメント...というハイブリッド注文。チマタでも流行っているようだ。タテのポリ系でボールホールド感アップ、クロスのモノで、やや飛びアップが狙いであろうか?両方のオイシイところがウマク出てくれるとイイんですけどネ。
 ちなみにXPのパッケージはフェレ−ロか...ルキシロンは契約選手よりも未契約選手の顔ブレの方が豪華ですな。本当はフェデラーやアガシの顔を貼り付けたいところでしょうね。他の契約選手はコリア、ノバク、ノーマン..視覚的にはイマ一つでしょうか...(ホットケ!)
 さて、ハイブリッドだと2本張りか..久しぶりだなぁ。(K内クンの1本張りに失敗した時以来ダ..)まずはXPを半分に切ってと...テンションは55ポンドくらいでいいか..さすがルキシロンの中ではもっとも軟いと言われているだけあって、アル・パワーよりはだいぶ張り易いな..ん?オイオイ..足りるのか、コレ?両サイドのメイン2本を残したところで、どー見てもギリギリであることが判明..トホホホ..勉強不足でした。しかもこのまま張ると、最後のメインからノットホールまでが、かなりの距離になってしまうので、先に最後のメインを張ってから、2本目のメインに通すことに。残り8センチでエイトノットでタイオフしたものの、引っ張り不十分でかなりのユルミが出てしまった。(ナイショ)目打ちを使ってダブルノット、またはアガシ張りみたいに両サイドのメインをクロスで補うべきでしたね。
 んじゃ、次はクロス...このラケットの必要長は10.6mか...ソレなら4.8メートルもあればいいか。テキトーに決めたけど、これまたギリギリでした。(トホホホ)クロスはトップ側の1/3くらいのトコロから、55ポンドくらいで張っていくことに。最後のボトム側のクロスホールは、メインが2本が重なって完全に隠れていましたが、なんとかムリクリ通してクロスにタイオフして終了。2本張りは難しいのぉ...
 さて、チョコっと打ってみての感想は...打球感は硬く感じる...というか、振動吸収の悪さから硬く感じるのだろうか?2本の振動吸収の波長の違いが、かえって振動を増幅しているような印象。飛びに関してはメインのXPの影響が強いのか、飛び悪し。クロスに軟いマルチでも張れば、振動は収まるかもしれませんが...まぁ、正直なところ、自分のいつも使っているラケットじゃないから、テキトーなことしか言えないんですけどネ。

 

2005年春某日..「HEAD Ti-S2 その1」

s2_i.jpg (26280 バイト) 隣町のIブチさん所有ラケット。なつかしいラケットだ。ヘッドバンパーがヨレヨレなので、初期モデルだな。鉛張ってあるし、使い込んでクロ光りしてるし、落書きしてあるし...う〜ん、熱心なのだ。現在ではサブラケットとして使用中...ハッ!もしかしたら、前回張ったメインラケットが気に入らなかったのでは?..うん、そーに違いない。
 ...さて、かまわずにハナシをススメますが、ルキシロンのXP1.1が張ってありました。ショートサイドはボトムから5番目のクロスに流し込まれてボトム側へ、ロングサイドはボトムから6番目のクロスに流し込まれてトップ側へ...クロスの張り始めを中心付近から..という手法のようです。今回はティア・ドロップ形状を維持するためにクロスはいつものようにトップ側から張っていくことにしました。
 Iブチさんが持参した今回のストリングは、”TECNIFIBRE SYNGUT 1.33”なるモノ・フィラメントの半端なリール。ワシのデータによるとS2の必要長はOG-SHEEP系で10.5mとなっている。他人のリールでギリギリはマズイので、11m取ることに。ストリング自体はフツーのモノという感じ。ポリとの違和感をなくすためにもやや硬い58×55ポンドほどで張り終えました。必要長は10.6mくらいでした。
 さて、Iブチさんの感想は、「とても良かったデス!」...あ、ありがとうございます。(ホントか?)すでに屋外で練習しているということで、アル・パワーを張ったメインラケットよりもムリなくボールを運べたそうです。室内でスパンスパンと打っている時は、アル・パワーもイイ感触だったようですが、やはり屋外となるとキッチリと自分のスイングでボールを運ばないと、イイ球が行かないもんね。
 結論..やっぱりポリ系は疲れるでしょ?

 

2005年春某日..「BRIDGESTONE V300 OS」

bs300_01.JPG (22606 バイト)bs300_02.JPG (8115 バイト)bs300_03.JPG (22984 バイト) 
 隣町のIブチさん所有ラケット。バボラから訴えられそうなデザインだけど、I-フォームストラクチャーで均一フレームということで、名器プロビームの流れをくむラケットらしい。
 このラケットにルキシロンXPの極細を張って、ビシビシ打っていたのですが、やや感触が悪くなったとのことで張りかえることに...Iブチさんは熱心なんですヨ..ボクをはじめ、ウチの協会員のみんなにツメの垢を煎じて、鼻から吸い込ませたいくらい熱心なんですヨ。なんたって、管内〜道東方面をマタにかけてテニスしまくってますから...とにかく熱心ダ。
 さて、そんなIブチさんが持ってきたストリングが、コレまたルキシロンのアル・パワー...クエルテンの顔写真付き。とりあえず良くわからんから”中庸のトク”ということで、55ポンドくらいで張ってみることに。どれどれ..前回は極細XPを53ポンドで、道東の某ショップで張ってもらったらしい...ラケットをあずかった時も感じたけど、ストリングを切って判明しましたが、ややトップがつぶれていたようです。BSも変形しやすい部類に入りますので、いつものように上下のクロスを先に数本張って、ある程度フレームを固めてからクロスを上から張っていくことにしました。(まぁ、変形しなけりゃすべてイイ..ということにはなりませんけどネ)あと、使用期間数ヶ月であるにもかかわらず、フレーム内側のグロメットの破損が3ヶ所ありました。以前の女房のラケットだったテックビームもグロメット弱かったし、こりゃBSの伝統か?なんか素材が硬いんだよネ。(バボラの初期モデルみたいダ)
 さて、アル・パワーか..たしかにスーパースマッシュなんかに比べるとヤワい印象。しかし、それにしても張りヅライ..”キシキシ”して、硬いからすぐにクセがつくし、張り始めにスターティング・クランプで止めたところがケバ立ってしまった。(ヒミツ..)先にメインだけでも通したいトコロだが、ストリングへのダメージもデカいので×。モンクばかりで申し訳ありませんが、やはりポリ系は張りヅライですのぉ...トホホ。
 さて、そんなこんなで張り終えました。テンションメーターでチェックしたところ、ノットにつながるクロスを除いて、大きなテンションの差はナイようです。
 Iブチさんの反応は、「イイですヨ〜」...社交辞令でしょうが、マトモに受け取らせていただきマス。ボクもちょっと打たせてもらいましたけど、やはりルキシロンってのは、そんなに違和感を感じません。(少なくとも、このラケットとの組み合わせでは)速くスイングした時の”ムニョッ”とした感覚がオモシロイのだ。

 

2005年春某日..「YONEX MP-1」

mp1_02.JPG (13947 バイト) Hさん所有ラケット。周囲から「ラケットは自分が使える範囲で重い方がイイ!」と、おせっかいな助言をされて現在使用中。(もちろんこの説の提唱者はワシ..まぁ運動量保存の法則を考えれば、みんなソコに行き着くと思います..)ヨネックスのマルチが45ポンドで張ってありましたが、本人はもう少し”飛び”を重視したいとのことで、もう一本の所有ラケットであるis-6にも張ってある”バイガット・パワー”を選択...さて、どんなもんでしょう?個人的には、このストリングでも十分”飛ぶ”印象でしたが、フラット主体のワシとスピン命のHさんなら、印象も違ってきてトーゼンでしょうか。
 このゴーセンの”バイガット・パワー”、硬く張っても、な〜んかユルい印象なので53ポンド×50ポンドくらいで張ることに。他のラケットのように上下のクロスを先に張って固めてから、残りのクロスを上から張っていくことにしました。このラケットはメインの最後がボトム側で終わるので、ボトム側に先に張るクロスは3本。トップ側は比較的自由だけど、その独特の形状から3本も張るとラケット上部のオイシイ部分に不自然なテンション差を生むかもしれないなぁ...ということで、ソレ以上深く考えずにショートサイドのクロスは1本だけ張って、メインにタイオフすることに。もちろん最後のメインは5ポンドアップ、クロスは10ポンドアップで...あとは残りのクロスをトップから張っていきました。コレでよく使われる部分のクロスのテンションはほぼ均一のハズ...最後はクロスにタイオフ、ノットがメインに触れているけど、まぁイイや。
 さて、張り終えて思い出しました。そーだ..簡易テンションメーターがあったんだ。「頼むから買ってくれぇ〜!」コーナーに載せる前に、ちょっくら使ってみるか...あーどれどれ...結果はほとんどのメインが48ポンド±1ポンド、ただしショートサイドの最後のメインは38ポンド...ゲゲゲ!クロスはだいたい45ポンド前後、ボトム側の3本は48ポンド前後、トップの1本は30ポンド...ゲゲゲゲゲェ!こりゃ、エライ違いだ。トーゼンもっともユルんでいる場所ではあるが、こんなにもユルんでいるとは...そーいえば、最近ビビってノット作る時も遠慮がちに引っ張っていたもんなぁ...反省。やっぱりクロス1本じゃロック機能が十分働かないですネ。次回は2本にしようっと...
 さて、実際に打ってみましたが、どうもボールがイカないという印象。しかし、Hさんにはイイ感じらしい..(極端にユルいメインが1本あるなんて、わからないでしょ?ヘヘヘ..)まぁ、本人が良ければOKということで...
 それにしても、テンションメーターはこんな使い方ができるのか...もう少し使ってみるか。コレですべての交点を計測して、メインとクロスの3次元表示したものを重ねたら、視覚的にはオモシロイものができそう...だけど計測点は300くらいでメインとクロスだから合計600...いくらヒマなワシでも、さすがにこりゃパスだナ。

 

2005年冬某日..「DUNLOP 200G」

200g0501.JPG (22286 バイト) I上クンのラケット。いつ切れるのかと思っていた緑の”バイガット・パワー”ですが、半年経過しても全然切れず...ノッチも浅く、切れる予兆さえ見えない。張り上げ直後に、ややユルんだ印象がありましたが、さらにユルくなっているような感じはナシ。しかし、実際に打ってみるとボワンボワンのズ〜ルズル...わかりにくくてスンマセン...抑えがきかないというか、コントロールが悪いというか、ボールをつかめないというか...十分意識してスイングしなきゃ、テニスになりませんでした。このストリング、見た目以上にヘタリが早いのかもしれません。(まぁ、半年も張っていれば、ヘタって当たり前ですけどね...)
 さて、前回張ることができなかった、ソフトな打球感の”エクテロン パワープレイ16”を硬く張ってみることに。(もちろんI上クンに了解をとっているワケではない。)メインは65〜60P、スポットのクロス部分は様子を見ながら54P〜58Pで、いつものようにテキトーに張っていきました。張り方はショートサイドでトップ側2本のクロス、ロングサイドでボトム側3本のクロスを先に張ってフレームを固める..といういつもの張り方で、クロスはトップから張っていきました。不快な衝撃なく、やや飛びを抑えるのが目的..のつもり..えぇ、つもりネ。ついでにイエローのグリップも押し売りしました。
 さて、実際に打ってみましたが、個人的にはなかなかイイ感じ。振り切った時のスピードとスピンは十分なのだ。だけど、硬く張っているワケだから、当然、すくうような短いボールにはやや神経を使います。もう少しユルくても良かったかもね。
 ハナシは変わりますが、ルキシロンのXPの1.1ミリってヤツを打ちました。ラケットはBSプロビームシリーズ...実は言われるまで、不覚にもポリ系のルキシロンとわかりませんでした...(えぇ、普段エラそうなこと言ってますけど、実力はこんなもんですワ、ハイ)衝撃も少ないし、飛びも充分だったので、細めのモノだと思っていました。ほとんど違和感がなかったし、ラケット振る人には歓迎されそうです。興味がフツフツと沸いてきましたが、ルキシロンって、まだTWでもケッコウ高いんですよネ...

 

2005年冬某日..「GAMMA ハイ・テックグリップ イエロー」

x10_y.JPG (26321 バイト)x10_y2.JPG (14699 バイト)ストリンギングネタではありませんが、去年の秋に購入したガンマ・リプレイスメントグリップのニューカラーであるイエローをボクのC10EXに巻いてみました。
 結果は...クドイ...クドすぎる...ゴッホの”ひまわり”ラケットになってしまった。やはり黄色メインのラケットに黄色は失敗でしたね。「パパ〜、こっちのラケットに巻けば良かったんじゃないの〜?」長男Kスケの持つラケットはTOUR10EX...たしかにブラックメインのラケットの方がいいかも...たまにはイイこと言うなぁ、オマエ。この他にも200Gなんか似合いそうですね。(I上クンにムリヤリ売り付けよう。)
 ずっと使い続けているガンマのグリップですが、お気に入りのロイヤル・ブルーのカラーは無くなってしまったようです。現在のカラーはブラック、グレー、イエロー、レッド、ホワイトの5色。ブルーの復活を願う今日このごろデス。

 

2005年冬某日..「WILSON ハイパーハンマー5.6 ローラー OS」

w_hh5.6r.JPG (58401 バイト)T会長のメインラケット。今回は練習中にストリングが切れてしまいました。T会長の長〜いテニス暦において、初めての快挙(?)。ワケのわからない達成感で、しばし満たされてしまうT会長でした。
 ラケットにはいつのまにかアルファのマルチ(GUT2000)が張ってあったんですねぇ..コレでこのストリング、あまりノッチが入っていなくても切れることが証明されました。1年半ほどの寿命でした。
 「さて、T会長、ナニ張ります?」「んん〜?どれどれ..一番高いヤツにしてみようかな。」おぉ!お買い上げありがとうございます。当協会における超高級マルチフィラメントストリングである”ゴーセン TEC PRO16”(\1,200)を選択。なんたって\1,000を超えるストリングはコレしか手元にないのだ。(ちょうど”浦河ラボ”にも載せたいと思っていたトコロだし...)
 ラケットを点検してみると、フレームにキズを発見。どこかに打ちつけたのかと思いきや、ローラーを支える支柱部分の塗装が陥没していました。さらによく見ると、シルバーカラーの部分のほとんどの支柱でも同様の陥没が発生している。片側は”HYPERCARBON”の文字のおかげで塗装が厚くなっているため確認できませんでしたが、ローラー部分に相当な振動が伝わっていることに間違いはないようです。まぁ、T会長のスイングなので、この先フレームの損傷に至ることはナイと思いますが、ハードヒッターなんかが使うとフクフクの1本目のようになってしまうんでしょうね。
 さて、地味なT会長のテニスには、ややアンバランスなラメ入りストリングのハデなラケットに変身。T会長は「打球感が硬い!」などと、珍しく主観を述べていましたが、振動止めを付けていなかったことに気づいて一人でナットクしていました... 

 

2004年冬某日..「VOLKL C10 PRO Xtended その2」

x10.JPG (34826 バイト) 前回やや硬く”E-Matrix”を張った「その2」ラケットですが、4ヶ月ほどで切れました。これから寒くなるしボールの飛びも落ちるので、いつものように”E-Matrix”を55P×50Pほどで、クロスをトップからユルく張ることにしました。ノットは2ヶ所ともクロスで..やっぱりコレくらいがちょうどイイや...。
 さて、「いつものように..」ということで、特にコメントはないのですが、アレほどあふれていた”E-Matrix”の在庫が少なくなってきました。今やロール1本分+単張り6個ほどです。ボクは2本のラケットを使い回すので、来年の分が足りるか、足りないか...というトコロでしょうか?近いウチにストリングだけでも海外通販しますか...今のところ円高ドル安だしネ。

 

 

2004年冬某日..「HEAD Ti-RADICAL OS」

head_tios.JPG (28168 バイト) テニスを始めて1年の若者、タッキー所有ラケット。(もちろん、ワシが売りつけたもの..)腕力とリストの強さを生かした投げヤリなスイングでボールを運ぶテニススタイルだ。「どうも気持ち良くない..」という抽象的な訴えで、張り替えることに...ラケットは2年ほど前にTWから購入したのもで、当時のサービスストリングのウイルソン・エクストリームなんたらが2本張りで張られていました。購入した時はあまり気が付かなかったのですが、かなりタテ方向に変形しているモヨウ...スレッジハンマーとまでは行かないが、ダレがどう見てもトップ側の膨らみが消失している。ストリングを切っていくと、フレームが徐々に復元...うん、そうそう、こんなタマゴ型のハズだよ、ラヂカルOSは。
 さて、変形に注意して張っていかなくては...ラジカルは発売年度順にフレームが強くなっている印象がありますが、この3代目ラジカルも比較的、変形しやすいラケットになると思います。トップ側を先に固めることでだいぶカバーできると思いますが...。今回も上下のクロス2本を先に張ってから、ロングサイドで最後のメインを下から上に張って、残りのクロスをトップ側から張っていきました。コレをすると、ノットをやや遠いメインに作ることになりますので、ユルみ防止にあらかじめ付近のクロスホールを広げておきました。タッキーの注文は「あまり飛ばないこと、取り回しがすばやくできること(?)」(漠然とした注文でしたが、コッチで勝手に解釈しました。)んじゃ、不良在庫のゴーセン テックバイオ16を60P×54Pくらいで張って、グリップに鉛を仕込んでやるのだ。ただし鉛の重量は不明..まさにテキトーなのだ。トップ側のクロス2本は変形を防ぐために65P、70Pという高テンションで固めてと...それでも張り上がりはチョッピリだけタテ方向にツブレてしまったかなぁ...もう少しメインを落とすか、トップ側クロスを上げるかしなくては。まぁ、シロウトなのでコレで良し..とさせていただきます。
 さて、タッキーの感想は...「んー..なんとなく振りやすくなったような気が..だけどよく飛びますネ..」、「あら?そう?んじゃ、振動止めをハズしてみてちょうだい..ホラ、ちょうど良くなったでしょ?」、「...あっ!本当ダ。」このラケット、振動止めを付けるとなぜか飛びが良くなる気がするのはワタシだけでしょうか?タッキーもそう感じたたよーですが、まぁ、「信じるものは救われる..」と言うことでしょうか....

 

2004年冬某日..「PRINCE MORE  PRECISION   OS」

more_p30.jpg (33039 バイト)more_p31.jpg (21149 バイト) この前に角切れしていたラケットに、不良在庫の”ゴーセン テックバイオ16”を張ってみました。このストリングの構造はモノ・マルチっぽくて、中芯が海島型で中に3本モノ・フィラメントが入っていて表面は特殊レジンで固められている..って、ホントかよ?(この冬のヒマな時に「浦河らぼ」を更新せねば...)たしかにマルチとはいえ、打球感は硬いし、張り上がりもやや硬い印象なので、OSにもかかわらず55P×50Pほどでユルく張ってみることに。一応、角切れ防止にトップ側メインの5ヶ所にあて革を...アレ?本革グリップの切れハシがあったと思ったのですが、見当たりません...しょうがナイのでガンマのリプレイスメントグリップの切れハシをはさめてと...しかし、ダメだコリャ。やわらか過ぎてクッションの役目を果たしてイナイし、中途ハンパにストリングがホールに当たっているのだ。しかし、他に無いし..どうせワシのラケットだからいいや。ただのゴミがはさまっているように見えるけど...
 いつものようにショートサイドでトップ側クロス2本を張ってメインでタイオフ、ロングサイドでメインの最後を残してボトム側クロスを2本張ってからメインを上げて、すぐ下のクロスを張って、上に戻ってダブルホールのある3本目のクロスを張って、残りのクロスを上から張っていきました。このラケットに関しては、先にトップ側を固めることにこだわる必要もナイかもしれませんので、ダブルホールに注意してトップからフツウに張っていけば、ストリングの重なりを解消できると思われます。
 さて、使ってみての感想ですが...イイと思います。ボクにはやや低いテンションが合っているようです。しかしテンションを落としても、当てにいっただけのスイングではやや飛び悪し、コチラから打ちにいった時の飛び&コントロールは十分OKという印象。今回は初心者の女性新人に試験的に使ってもらおうと思ってストリンギングしました。モア・コンDB OSを借りて、ソコソコ打てていたので、このラケットもユルく張れば...と思ったのですが、結果は×..世の中そんなに甘くナイのだ。やはり弱いスイングでは、飛びが悪くて打ち負けてばかりでした。こんなことならモア・コンOSをもう2〜3本、買っておけば良かったデス。

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浦河町テニス協会ホームページ −ストリング日記 そのA

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