ストリング日記..その@ 
張り始めから2004年秋までのタワゴトです..〜


 2000年にバネ式ストリングマシンを奪取してから、安物..じゃなかった、”お得な”電動マシンに更新、テキトーに張り続けて、はやウン年が経過しました。ダラダラと書いていたら、いつの間にかウチのページで一番重いコンテンツに...今じゃ珍しいISDN利用者のために分割することにしました。
 んなワケで、張り始めたころから2004年秋ごろまでを”その@”にしました。こうして見ると、最近は画像が多くなって容量がかさんでいるんダナ。書き始めたころは画像が少な目で、比較的マトモなことも書いているようですね...

 ちなみに使用マシンはコチラ、「EAGNAS 電動ストリングマシーン購入」へ。トラブルがあるたびに、ヒッソリと更新中デス...だけど画像付きの詳細は「ストリング日記」関係に掲載中...まぁ、ドッチでもいいや。
 

 

2004年秋某日..「WILSON ハンマークラシック4.2 MP」

 トムことK内クンのラケット。カレが高校生の時から使っているヤツで、当時は”トッド・マーチン”モデルと言われていた白黒のラケット、かなり売れていましたね。最近職場が変わり、あまりテニスに来ていなかったのだが、練習中に切れてしまいました。耐用日数は約3ヶ月半ほどでしょうか?
 前回と同じということで、”よく切れる”ゴーセンOG-SHEEP MACRO16を張ることに...ラケットを見ると、ん?前回は2本張りだったのかナ?..そーだ、スッカリ書くのを忘れていたけど、前回は1本張りで最後のノットを作る時に、引っ張りすぎて切れてしまったのだった。しょうがないから2本張りにしたのでした。
 さて、いつものように上下を固めてからクロスを上から張っていき、最後のノットはやや弱気にタイオフ...もちろん、最後のクロスの2本くらいは5〜6ポンドアップ、最後のクロスは10ポンドアップなんですが、まだユルい印象...まぁ、スポットからは遠くハズレていますし、切れて張り直すよりはマシでしょうか?
 さて、せっかく張ったのですが、トムが練習に現れたのは3週間後...もうダメだナ...このストリングの寿命の短さは有名だもんネ。でも中にはノビノビ状態がシックリとくる人もいるそうですよ...

 

2004年秋某日..「VOLKL TOUR10 MP XTENDED」

volkl_t10.jpg (35769 バイト)えぇ、ボクのラケットです。オークションで大枚はたいて中古で購入してしまいました。(その数週間後に同じラケットが\2,000も安い希望落札価格で出品されていました..損した。トホホ)さて、フレーム形状を除けば、ボクのメインラケットであるC10Xとほぼ同じスペックと思われるTOUR10X...欲しかった一本でした。
 送られてきたラケットにはフツウのモノストリングがやや硬めに張ってありましたので、最初はそのまま使ってみたのですが、飛ばないし、衝撃はデカイし...ということで、さっそくその日のうちに張り替えることに。いつもの”E-Matrix”にしようかと思いましたが、何かを期待して不良在庫になりつつあるゴーセン テックバイオ16を張ってみることに。(だいたい、何かを期待しても、ソレが期待どおりの効果を生むことは極めてマレであるのだが...)55P×50Pほどで、テキトーに張ってみました。高反発&ソフトフィーリングが売りのストリングですが、張り上がりも打球感も本家のテックガット系に比べると硬い印象、ホールド感より反発重視のストリングのようです。スペック的にはほとんど違和感ありませんでした...んが、ホールドがない分、いつものように当てにいくようなスイングだと、やや押されてコントロール不良でした。差し込まれてのスライスも、あまり距離をかせぐことができません。あぁ!やはり”E-Matrix”をユルく張っておくべきだった...早く切れないかなぁ。
 ところで、バイオガットシリーズは衣更えなんですね。もうこのストリングはゴーセンのページになかったもんね。ちなみに販売価格ですが、日本ではミドリ色のバイオガットパワーが\1,700で、この白っぽいテックバイオが\3,000らしい。TWから購入しているけど、TWではどっちも$4.99、なんだかんだで\700ほどなのだ。しかも今なら在庫処分で、まとめて買えばさらにオトクだ。なんで海外で同じ値段のものが、製造している日本では倍以上の値段で、しかもこんなに違うのだろうか?よーわからんデス。

 

2004年秋某日..「HEAD Ti-S4」

head_s4.jpg (36315 バイト)鍋T女房所有ラケット。今回も前回同様にGOSEN OG-SHEEP MICRO17のリクエスト。16Gと17Gをリールで同時期にTWから購入したもので、16Gがクリスタル、17Gがアンバー(アメ色というか、濃い蜂蜜色というか..)というカラーになります。前述のとおり、16Gはよく切れるのですが、さらに細いにもかかわらず、17Gは切れたことがありません。まぁ、違いと言えば他に色しかありませんので、そのへんの問題なんでしょうね。同じ素材・同じ構造なのに、これだけ見た目が違うということは、製造過程でなんらかの処理が行われているんでしょう。クリスタルをアメ色にわざわざ染めるのも不自然なんで、このアメ色のアンバーがもっとも混じりっけのないナイロンということで、ビミョーに分子間の結合力が強いのでしょうか?とあるページにも、このストリングのことではナイのですが、アンバーは硬い印象(?)..そんなコト掲載されてました。原材料のナイロンって、いったい何色なんスかね?

 

2004年秋某日..「HEAD ix-3」

head_ix3.jpg (34432 バイト)あまり持っている人も少ないでしょうね、このラケット。今年になってからテニスを始めた女性がTWから購入したラケット。xシリーズということで、ピエゾなんとかをフレーム部分にも追加したものらしい...いっそのことフレーム全周にピエゾなんとかを貼り付けたら、いったいどうなるのだろうか?気になって夜も眠れないのだ。
 さて、なんだか打ってみると硬い印象...加えてストリングがサービスのスタミナなんとかだし、衝撃もデカイし、テンションが高いのかスポットをハズスとさっぱり飛ばないし...初心者の上達をさまたげるような極悪ストリング&テンションだ!..というワケで、タダで余ったストリングを使って張ってあげることに。(こりゃ、ストリンギングの押し売りみたいなもんだナ..)メインがAK PRO、クロスがOG-SHEEP MACROで52×48くらいで張っていきました。このixシリーズはisシリーズに比べて、フレームの変形が少ないモヨウ。isシリーズみたいに、中身スカスカという感じはナイのだ。
 そういえば、まだ本人に感想を聞いていなかったなぁ...。テンションは落としたし、少なくともボールが飛ぶ範囲は広がったと思うのだが。「...よくわからない..」って、言われそうで聞くのがコワイのだ。

 

2004年秋某日..「HEAD Ti-S6 MP」

head_is6.jpg (19903 バイト) 新人Hさん所有の2本のうちの1本。TWから購入したもので、ただただ耐久性を求めたウイルソン・スタミナとかいうサービスストリングが張ってあったのだが、このストリングがハッキリ言って良くない。私見であるが、ゴーセンのポリロンと並ぶ、2大「なんじゃ?こりゃ?」ストリングだと思っている。名前のとおり、体力の有り余っている若者で、すぐに切れて困る..という人向けデス、コレは。
 さて、Hさんの選んだストリングは、飛び・ホールド感のアップを狙ってバイオガットパワー16、I上クンやフクフクも張ってるヤツね。まぁ少なくともスタミナなんとかよりはマシに違いないナ。テンションは55×50くらいで、いつものようにトップ側とボトム側のクロス数本を張って上下を固めてから、トップ側からクロスを張っていきました。MPサイズということもあり、変形は少なかったようです。使ってみての感想は、「とても打球感がイイです!」(マジメなの、Hさんは)そりゃ良かったのだ。瞬時に硬くなるピエゾなんとかとの相性もいい様子(?)。なかなか評判イイですな、このミドリ色のストリング。最初のI上クンにコレを薦めた理由は、不良在庫になりかかっていたから...なんて、今さら言えなくなってしまったワイ...
 ちなみに画像はボトム側のグロメットホール...わかるかなぁ?張っている時に気が付いたのですが、クロスホールなのにグロメットがタテ方向に変形している...TWのストリンガーがスキップホールを間違えて、メインをクロスホールに入れて引っ張ってしまったようです。なかなかヤッテくれますナ...

 

 

2004年秋某日..「WILSON ハイパーハンマー3.1ローラー」

w_r31.jpg (34751 バイト)「あっ、もう切れちゃった?やっぱりね...」フクフクのラケット。たいして使ってもイナイのに、もう切れてしまったのだ。やはり”E-Matrix”は合わなかったモヨウ。フクフクはもう少し硬めで反発のいいストリングを要求したので、色がシロウトっぽくて弱そうに見えるゴーセンのバイオガットパワー16を張ることに。この前、ハードヒッターのI上クンに張ったけど、まだ切れていないし、かなり持ちはイイようです。張っていると”シャー..シャー”と音がして、すぐに表面コーティングの部分がケバ立ってくるのがタマにキズ...やや硬めに62×58くらいで張っていきました。どうしてもビビリは出ますが、ソレを無視した上でのフクフクの感想は、「なかなかの反発力、ホールドも良くてコントロールし易い..」とのこと。イロはともかくとして、なかなかイイようです。


 

2004年秋某日..「PRINCE MORE  PRECISION   OS」

more_p01.jpg (19340 バイト)more_p02.jpg (45632 バイト)今回はストリングを張ったワケじゃありませんけど、かの有名なモアシリーズの角切れを経験しましたので、ダレも聞いていないでしょうが、ご報告申し上げます...アレは「うらら杯」当日での出来事でした....
 大会当日、「フリーマケット」と称して、ボクの持っているラケットなんかを販売していたのですが、新品未使用のモア・プレOS2本も含まれていました。さっそく興味を持った方に1本はお買い上げいただいたのですが、もう1本のラケットを確認した際、ストリングが切れていることを指摘されてしまいました。一回も使ってナイのに...1本、売りそこなってしまったワイ。購入した時は異常ありませんでしたので、物置に置いている間に切れてしまったものと思われます。「メインのトップ側、中心付近に発生」ということで、有名なモア・シリーズの典型的な角切れ現象に間違いナイと思われます。コレを防止するためには、発生する確率の高いトップ側の数ヶ所にあて革をするそうです。(以前にウチのBBSへ、その道の方からご助言をいただきました。)画像をよく見りゃ、ヘッドバンパーのホールとラケットのホールがビミョーにズレて、ストリングがフレームにジカに当たっていたことが予想されます。ホール加工が粗雑なために、ストリンギング時にストリングにササクレでも生じて、そこから切断に至ることが予想されます。ドリルでチョコっと、ホール入り口を広げてもいいかもしれませんね。あとは...ワイヤーノコギリ(昔、マンガの後のアヤシイ通販で売っていたようなヤツ)で削り込み、ストリングがアーチ状にフレームに当たるようにすれば、ローラーかマッスルパワー並みにストリングのストレスが軽減するかも?でも、そんなに削り込んだら、何かの拍子にタテに真っ二つでしょうか...

 

2004年夏某日..「WILSON ハイパーハンマー3.1ローラー」

sd_w31.jpg (63743 バイト)フクフク所有ラケット。張り替えは1年ブリ。最近はちょっくら官庁関係の初心者教室にカオを出しているらしい。初心者の中に若い女性でもいるのだろうか?ややハリキリ過ぎたのか、トップ側メインが2本も切れてしまったモヨウ。
「やわいマルチがいいなぁ..」と言うことで、とうとうフクフクにも”E-Matrix”を勝手に張ることに。今まではゴーセンのマルチの注文が多かったから違和感あるでしょうね。ローラーとの相性もあるだろうし...以前にT会長の5.6ローラーに張った時は好評だったけど、スイングスピードが違い過ぎるから参考にはならないだろうな。
 さて、前回同様にクロスはトップから。やわい”E-Matrix”だけにビビリもMAXな印象、まぁマイルドな打球感には違いはありませんが、はたしてどーなるものか...本人曰く、「何をしてもボールがスっ飛んで行くけど、何かの拍子にすばらしいタッチショットも打てる..よーわからん」...やはりダメだったか...

 

2004年夏某日..「PRINCE サンダーハリアー OS」

sd_pharr.jpg (55379 バイト)海の警察Aさん所有ラケット。前回グロメットが陥没してたヤツね。前回はゴーセンの”AK PRO”をやや硬く張ったんだけど、どうにも本人が気に入らず、ろくに使ってもいないのに張り直すことに...もったいないなぁ。コレでも十分いけると思うけどなぁ...(まぁ、本人の好き好きなんですけどね...)
 「ユルめに張ってください..」そう言って持ってきたのが、メインが凹凸付きのスピンストリング、クロスがフツウのモノ・フィラメントのハイブリッドでした。どれだけ効果があるのか、やや疑問ですが、「信じるモノは救われる..」のだ。
 さて、2本張りか..メイン53ポンドほど、クロス50ポンドほどで、いつものようにテキトーに張っていきました。クロスは..Aさんはユルいのが好きだから真ん中から張っていくことにしました。真ん中付近からトップ側を先に張ってと...あとはボトムに向かって...ありゃ?ケッコウ硬いなぁ...どうもウイングハートのモノ・ストリングって、ストリング自体が硬いのか、張り上がりがやや硬くなってしまう印象。まぁ、いいや...前回よりはだいぶ軟らかいはずデス。Aさんの打ってみての感想は、「もうチョット硬い方が...」「・・・・・」トホホホ。そーいえば昔、ありましたよね?グリップエンドのネジを回してテンションを微調整するラケット。Aさんにはアレを薦めるのだ。

 

2004年夏某日..「PRINCE トリプルスレット ハーネット タングステン」

P1010045.jpg (9607 バイト)東町保育所父母の会会長、S井先生使用モデル。来るシングルス大会に備えて張り替えることに。ラケットはTTシリーズのほとんど最後の方に出たヤツだったと思います。TTハーネットってのは2つあって、初期に出たモデルは黒主体で赤少々、極端なトップヘビーでしたっけ?バランス的にはこっちの方がごくフツウのようです。
 レクタングルZがユルユルになっていたので、こちらでテキトーにエクテロンを選択して硬めに張ってみることにしました。上下を固めた後に、特に工夫はナシでクロスは下から。硬めということで、メインは62〜60P、クロスは58〜60Pほどで張っていきました。変形もほとんど無かったようです。張りあがりはソコソコ硬い印象なのですが、実際にボールを打ってみると、かなり良く飛びます。コレもサスペンショングロメットのおかげでしょうか?S井先生の前のラケットはプロトEXだから、かなり違和感があるように思うんだけど、どうなんでしょ?
 そして、肝心のシングルスですが、9人中8位...という成績に終わっております。オーバーを連発したようですが、いっそのことポリでも張れば良かったかなぁ...


2004年夏某日..「DUNLOP 200G」

s_d002.jpg (7710 バイト)I上クン所有ラケット。前回張った”GOSEN TECGUT EX16”は、期待通りすぐにボソボソになって1ヶ月で昇天してしまいました。まぁ、あのスイングならムリもないな。サーブの時とか、みんなと音が違うもん。
さて...困ったなぁ..ナニを張ろうかなぁ...と、ハデなグリーンが目に入ってきました。ばいおがっとぱわぁ...ソフトな打球感、耐久性を兼ね備えたオールラウンドなストリング...まぁ、メーカーの宣伝文句をマルマル信じるわけではありませんが、在庫べらしにコレでも張ってみるか...エクテロンを硬く張ってみても良かったのですが、すでに1個しかないので回避。また仕入れなくては...
バイオガットパワーは16Gだけど、表面にゆるい凹凸があり、やや太いのか張りづらいのだ。I上クンはハードヒッターということで、テンション62×60、上下を固めた後にクロスを下から張っていきました。たぶん2ヶ月くらいしかもたないだろうから、次のストリングを考えておくよ。しかし、ブラック×イエローのフレームにグリーンのストリング...ちょっとカッコ悪いかなぁ...試合に行ったら、弱そうに見えてしまうかもしれんのぉ...
 さて、実際に打ってみますと...おぉ!イイ打球音だ..うん、音はイイね、音は...あとは...イマイチ?とにかく、よく飛ぶなぁ。硬く張ったつもりでしたが、テンションロスが大きいのか、明らかに張り上げ直後に比べると面圧がかなり下がっている印象。フラットサーブのスピードはアップしたけど、I上クンのスイングじゃホームラン連発か?逆にワシにはイイ感じでしたけどネ。まぁ、すぐ切れるだろうから、それまで我慢してチョウダイ。

 

2004年夏某日..「PRINCE  MORE  PRECISION   OS その1」

s_d001.jpg (10174 バイト)伝説の酔っ払いY氏の1本目のラケット。最近2本目にソフトなモノストリングを張ったために、この耐久性のみを追求したようなウィルソン・スタミナナントカ...の打球感に違和感を感じて同じストリングに張り替えることに。同じように張ったのではおもしろくないので、テンションはそのままでヨケイなヒネリを入れてクロスを下から張ってみることにしました。
「たぶんチョット違う感じがすると思いますヨ..」そー言って渡したのですがいつものようにパコパコと早いテンポで打ち合うY氏...「いやぁ〜、K、やっぱりコッチのガットの方がイイわ!」、「..えぇ..イヤ..そういうコトではなくて...」
結論...「弘法筆を選ばず!」...素人ストリンガーの思惑など、知る由もナイのだ〜!...さすがY氏なのだ。

 

2004年夏某日..「VOLKL CATAPULT 10 MP」

tw040711.jpg (3978 バイト)ボクのラケット。”カタパルト”を知るために趣味で購入。TWで$89.99でした。画像はフレームサイドに装着されるカタパルト部分+ビッググロメット。
以前に友人のカタ10を打ったことがあるのですが、その時のストリングはライブワイヤーが張られていました。悪い印象はなかったので、マルチでもイケるだろうと、いつもの”E-Matrix”を張ってみることにしました。硬く張った方がカタパルト効果が出るらしいので、テンション62×60くらい、上下を固めた後にクロスを下から張っていきました。ビックグロメットのホール入り口が小さくてストリングのヨレがとりづらい...”E-Matrix”がネジレまくってしまった。張りづらいラケットなのだ。フツーに張り終えましたが、ほぼ同じテンションで張ったC10EXと比べると、カタパルト効果か?ビックグロメット効果か?..やや軟らかい印象。
さて、翌日さっそく打ってみましたが...イイ!少しだけトップが重く感じるけど、ムダに体力を消耗するような重さではナイ...おいしい部分は中心よりもほんの少しボトム側であろうか?ココらへんで捕らえられれば、振動も少なくパワーのあるスピードボールが打てるようだ。実際、ツカんだ..と思ったボールはほとんどコチラに返ってこない。(まぁ、相手は女房だったんですねどネ..)あとで女房にも打ってもらったけど、たしかにワンバウンド後の勢いが違うように感じました。コリャいいよ!...と、全面的に言いたいところですが、気になった部分もありました。それはカタパルト部分をハズしてしまった場合の飛び・コントロールが悪すぎるのです。打てないこともないのですが、カタパルト部分を使えた時と使えなかった時の差が、かなり大きい印象を受けました。前回のツアー9の時もそうでしたが、ボクはC10EXの0.6インチロングに慣れてしまったのか、どうもラケットのトップ側でボールを捕らえる傾向があるようで、なかなかイイところでボールを打つことができません。意識してていねいに当てているうちはいいのですが、「うりゃ〜!」と打ちに行った場合、ボールを引っかけてしまうのです。(技術的な問題だが、もちろん無視...)現在、女房とヨッシーさんがこのラケットを狙っているのだ。コレで0.6インチロングだったらイイかもしれませんねぇ...

 

2004年夏某日..「PRINCE  MORE  PRECISION   OS」

P101more.jpg (9693 バイト)伝説の酔っ払いY氏ラケット。Y氏はすでに同じラケットを1本所有、いたく気に入っており、2本目を頼まれていたのだが、すでにTWでもグリップ2はナシ..どこか違うところから通販してみるか..と思っていたら、札幌の大型量販店で見つけました。(\12,000..もっと安いところあったかも..まぁイイか)Y氏イワク、「今まで一番イイ感じのラケット」。今までボクの言いなりにイロイロなラケットを購入してきたY氏ですが、やっと気に入ったラケットに出会えたようです...いやぁ、良かった良かった..ん?それじゃ今までボクがススめたラケットはイマイチだったんですね?やはり人の言うことはアテにならんのだ。(ちなみにTi-Fire TE、Ti-Radical MP、VS-Control..でした。)
 さて、新品ラケットか..しかもモア..角切れ・ダブルホールの処理に注意しなくちゃ。今までにTWから購入した3本のモア・プレはすべてフレームの外でストリングが交差していたからなぁ...
 「ギチギチギチ...」テンションをかけた時に、なんか変な音がするけど無視。グロメットがないので、ストリングの痛みが気になるが、肉眼で見えるようなキズはついていない様子。(次回はウワサの"OG-SHEEP"で試してみるか?)タイオフ指定ホール以外のホールを広げるにはドリルを使うしかないから、あまり変な張り方はできないナ。ストリングはソフトなモノ・フィラメントの”EKTELON Powerplay16”、テンションは58×58くらいで張っていきました。モア・プレはメインの最後がトップ側に出るタイプ。張り方はショートサイドでトップ側クロス2本を張ってメインでタイオフ、ロングサイドでメインの最後を残してボトム側クロスを2本張ってからメインを上げて、すぐ下のクロスへ。一度上に上がってダブルホールのある3本目のクロスを通して1本またいで残りのクロスを張っていきました。(わかりづらいなぁ..だけど、上のクロス2本を先に張ったら、だいたいこうなると思います。)ダブルホールの処理は...何も考えないで解決しました。この張り方だとショートサイドはダブルホールの1つ上のホールからトップ側へ...ロングサイドはダブルホールを通ってボトム側に向かうため、どちらの穴に通しても、周辺で重なることはあっても交わることはないようです。何も考えずにメインを通して、一番上のクロスから張っていくとメインの上にクロスが交差する可能性あり...なんでしょうか。だけど指定のホール以外ではノットを作れないので、一部ストリングの重なりが目立つなぁ..まぁヨシとします。
 ソフトな打球感はY氏には好評。なんたってもう1本はTWのサービスストリングのウイルソンのスタミナなんとかいうヤツだからムリもないのだ。これなら前のウイルソンのエクストリームとかいうヤツの方がいいや。しかもTWの張りって、けっこう硬めだと思います。この前に購入したis-6のOSなんて、クロスのテンションを落としていなかったのか、明らかにタテに伸びている。ティア・ドロップ形状が、昔のBSのZDシリーズのようになっていたのだ。(わかる?わっかんねぇ〜だろぅなぁ〜..このフレーズも..)なんたって、いっしょにMPサイズも注文していたんだけど、チョット見ただけじゃ、どっちがOSかわからんかったもんネ。(んな大ゲサな...)

 

2004年夏某日..「VOLKL C10 PRO Xtended その2」

P1010045.jpg (2887 バイト)P1010047.jpg (4220 バイト)とりあえず、自分の周囲にあるモノはすべてナメる次男Kスケ。汗の染み込んだガンマのグリップをナメっているところ。こーして免疫や抵抗力を高めていくのだ。右はラベル..わかりづらいけど、”DATE”は02/04/05、”NEXT STRINGING”は”しらん”と書いてあります。ちゃんとしたところで張ると、この欄にはおせっかいにも3ヶ月後の日付なんかが書いてあるんでしょうね。だけど、マジメにこのストリングの次回張り替え日は”切れた時”だと思います。

 さて、いつ切れるのか...と思っていた”その2”ラケット。なんたって、このウイルソンのセンセーション・アイスを張ったのは2002年の4月...つまり2年2ヶ月も前なのだ。試合相手のボールが少し速い時なんかはメインに使っていたので、断続的ではありますが、メインの”その1”との使用比率はだいたい7:3くらいだったと思います。昨日の練習中にトムくんのスライスサーブをフォアでひっぱたいた時に切れてしまいました。このストリングのスゴイところは、この2年以上の間、ほとんど緩むことなく打球感もそのままだったことです。恐るべきテンションメンテナンスの良さ、恐るべし”こーるどふゅーじょんてくのらじぃ”なのだ!(よーわからんですが、なんでも熱を加えないで伸ばすそうです...)しかし、すでに廃盤..人気なかったのかなぁ。カチッとした打球感の中にホールド感がある..ボールがツブれているのか、ストリングが食い付いているのか、かなり明確なインフォメーションの後にボールが勢いを増して飛び出して行くような反発力もあり...(えぇ、もちろんタイミング良く当てることができた場合のハナシなんですけどね..)まぁ、ボクのヘナチョコなスイングにも十分対応してくれましたので、お気に入りのストリングでありました。
 次は何を張ろうかなぁ...あまり打球感が変わってもなぁ...というわけで、”E-Matrix”を少し硬めにして、むりやりボトム側から張ってみました。上下のクロスを数本張って、ある程度フレームを固めてから下からクロスを張っていきました。テンションは硬めの62×60。実際に打ってみての感想は...えぇ、そのまんまでした。同じフレームに同じストリングを張ったワケで、非常に素直なラケットであるC10だけに、テンションの違いだけが明確になります。具体的には、球バナレが速くなった気がする(ややサーブでフカシぎみに)、ショック増大(それでもモノよりはずっとマシ)、飛び低下、だから振り回し気味になってチョッピリ筋肉痛...すべて予想されたハンチュウでした。特にスポット上部の面圧が上がっているようで、ファーストサーブにやや違和感あり..でしょうか。タマに下から張るのも悪くナイのだ。そのうち少し緩みますんで、これからの暑い季節にちょうど良くなると思います。(ホントか?)
 余談ですが、前回張った”その1”ラケットですが、ボトム側でクロスが2本続けて同じ場所を通っていることを発見しました。何か振動があるし、やけにその部分だけクロスがヨレる...って、指でズラせば2本くっつけることができるじゃないの!トホホホ...その部分から張り直そうと思って、ノットにつながるクロスを切ったつもりが別のクロス..(自分でどーやって回し込んだかも忘れているのだ。)結局、ボトム側1/3を張り直すはめに..下1/3は”AK-PRO16”という変態ハイブリットになってしまった。もっとも、こんな張り方では何の意味もありゃしませんけどネ。

 

2004年夏某日..「VOLKL C10 PRO Xtended その4」

P101000v4.jpg (7413 バイト)ヨッシィーさんに貸し出していた”その4”ラケット。1年ほど前から貸し出していましたが、”GOSEN TECGUT EX16”がやっと切れました。このシリーズのストリングって、最初は透明でキレイなんだけど、そのうち黄ばんでアメ色になってきます。なんか汚らしいのだ。
 さて、切れたその日にモノを張ってある”その3”を貸し出しました。「どう?少し衝撃が大きくなったでしょ?球バナレも速くなったでしょ?ヨッシィーさんだったら、コッチの方がコントロールしやすいんじゃナイ?」なんてコトを聞きますと、「...よくわかりません...」というツレない返事。これじゃ次回はナニをどう張ろうか、見当がつかないのだ。そもそも以前に使っていたよくわからんラケットを引っ張り出して、「コッチの方がいいかも..」なんて言ってたもんなぁ...トホホホホ。しかもラケットはほぼ新品状態で貸し出したハズですが、トップ側はフレーム全周にわたって、黄色の塗装がハゲている。3年間使っているワシの”その1”よりも、ハルカに年期が入っているのだ。こりゃ引き取ってもらわんコトにはなぁ。(まだお金もらってナイの。)しかし、何でこんなにラケットが床に接触するんだろ?打つポイントを間違っているかもよ。
 さてと...んじゃ、勝手に張らせてもらいますか...ということで、今回は実験的にクロスをボトム側から張っていく練習台にすることに決定。(..て、まだオレのラケットだけど)ストリングは"GOSEN OG-SHEEP MACRO16"、テンションはテキトーに60×58くらいにしよ...。C10はメインの最後がトップ側に出るので、ショートサイドを少々長めにとって、トップ側クロス2本を張ってから対側の最後のメインをトップからボトムへ、残ったショートサイドでボトム側のクロス数本を張ってタイオフすることに。こんな感じで上下を先に固めてしまえば、変形も抑えられるでしょう。しかし予想外にショートサイドが長くなってボトム側クロスを3本も張ることになってしまったワい。だけど11メートルしか取っていなかったので、ココで3本張らねば全部張れないかもしれんし...まぁイイヤ。画像はロングサイドをクロスに流す時に、フレームの外のストリングが長くなってしまいそうなので、下から2番目のクロスに通したトコロ。ココから残りのクロスを下から張っていきました。
 変形も少ないようだし、問題ないな...と思っていたら、落とし穴..最後のエイトノットの最初のノットを引っ張ったら「ブチッ」...トホホホ..ココで切れてしまいました。相変わらず弱いなぁ...このストリングは。結局2本張りになってしまったワイ。

 

2004年夏某日..「HEAD i-S6 MP」

P101is6.jpg (9188 バイト)協会新人Hさん所有ラケット。Hさんはマジメなんだよなぁ..練習日に練習ばかりしているんだもの。(まぁ、トーゼンと言えばトーゼンですが..)周囲の人も影響されて練習しているのだ。Hさんの加入で、やっとテニス協会らしくなってきたなぁ..って、ウチは今までなんだったんだろ..?
 さて、Hさん曰く「やや硬いから軟らかいストリングを」...え?軟らかいストリング?...飛んで火に入るナツの虫!”E-Matrix16”に決定だ!う〜ん、いい調子で在庫が減っているゾ。
 さて、スーパーテックAK-PROが55Pで張られていましたが、ショートサイドでボトム側クロスの1/4を張ってタイオフ、ロングサイドは最後のメインに通さずにトップ側2本目のクロスから張り始めて、最後のメインをボトム側からトップ側に通し、最上のクロスに流し込んでメインにタイオフされていました。なかなか凝ったパターンなのだ。どこで張ってもらったんだろ?聞いてみたら、日本最北の”市”にあるスポーツショップだそうですが、実際にソコでストリンギングしているかは不明..とのことでした。
 ワシはいつものように...ショーサイドでトップ側クロス2本を張ってメインでタイオフ、ロングサイドでボトム側3本を張って対側のメインを通して残ったクロスをトップ側から張っていきました。最後は指定のタイオフホールまでの距離が長くなってしまうので、隣のクロスホールでタイオフしました。グロメットホールは比較的大きくて、何もしなくともアッサリと通すことができました。53P×47Pほどで控えめに張ったので、フレームの変形はほとんど無くはることができたと思います。ただスロートの部分が細くて曲面化しており、加えて塗装が軟い(TTウォーリアーみたい..)ため、フレームを内側から固定する部品が当たった跡がついてしまったワイ...(ナイショ..)この手のスロートにシックリした部品がナイのよ..えぇ、部品がね...やはり部品の問題でしょうね。(ナットク)そしてもう一つの大問題は、この軟いストリングがこのラケットに合うかどうか?ホールド感は出るでしょうが、スイングスピードの変化に、粘る”E-Matrix”と瞬時に硬くなる(うらやましい..)ピエゾなんとかが、どうカラんでくるんでしょうか?さて実際に打ってみたところ、ナントモ形容しがたい印象。軟く張っただけに振動ばかりが気になり、”E-Matrix”の打球感すらよくわからない。そして、ワシのヘナチョコスイングじゃぜんぜん飛ばない...こりゃ合ってないナ。それにこのシリーズのMPサイズって、けっこうキビシイものがあるなぁ。やっぱりこの手のラケットは少々硬く張って、スパンスパンと振りにいった方がイイんすかね?
 軽量ラケット(特に何か凝った細工してあるもの)の中には、ストリング選択の幅・許容テンションの幅が狭いラケットが多いような気がするのだ。

 

2004年夏某日..「VOLKL C10 PRO Xtended その1」

P101003v.jpg (5883 バイト) ボクの所有するC10Xの中で、最初に購入したラケット。たぶんもう10回くらいは張り替えているし、スロートの部分の表面塗装にヒビが入っているし、かなりヘタっているものと思われます。最近はモチベーションも下がって、あまりテニスしていなかったので、半年経過しても切れませんでしたが、年度始めに新人さんも加入し、テニスする機会が増えると同時にストリングのノッチも加速度的に深くなっていきました。
 さて、この”E-Matrix”は切れる前1ヶ月がボクにとっての最高の賞味期限と言えます。ノッチが入って表面がボソボソしてくるころに食い付きがMAXとなる気がするからです。(えぇ、あくまでそんな気がするってだけデス..)そのうち強打した時に、繊維が”ブツッ”と切れる感触があって打球感が悪くなり、数時間後には間違いなく切れます。だけどイイヨ、”E-Matrix”は...。「ラケットその1」は”E-Matrix”と心中に決定なのだ。
 ハナシは変わりますが、あんまりしつこく宣伝したからでしょうか、うれしいことに最近”E-Matrix”の引き合いが多く、すでにリールは完売状態、単張りも20個前後まで在庫を減らすことができました。いやぁ〜良かった良かった。あと前にも書きましたけど、オークションにも出ているのですが(出品者はワシじゃないよ)、その宣伝文句が「ナチュラルみたいなのに雨の日も大丈夫!」だったかな?しかし、コレって間違ってると思います。経験上、少なくとも”E-Matrix”は濡れた後の打球感が悪くなると思います。実際に使っていればわかることだけどなぁ...この出品者の人、テニスしてないナ?

 

 

2004年夏某日..「DUNLOP 200G」

P1010032.jpg (4111 バイト) I上クン所有ラケット。半年前にマルチからフツウのモノフィラメントに変更、"Babolat Super Fine Play 17"を62×60と、硬く張ってはみたもの、ストローク・ボレーでスポットをハズした時の飛びと打感は段違いにキビシくなってしまったのだ。最初のマルチでの印象がとても良く、「とうとう200Gも楽になったのか?」なんてノーテンキに思っていただけに、この変わり様はショックでしたね。NEW200G持っている人で「キビシイ..」と思っている人は”カチッ”とした打感のマルチを一度張ってみることこをおススメします。
 さて、「あの感覚をもう一度!」ということでしたが、ウィルソンのセンセーション・アイスはトーゼン手元にナシ。(そもそもすでに廃盤なのだ。)”E-Matrix”じゃ明らかに軟らかいし...そこで”GOSEN TECGUT EX16”を張ってみることに。(合わなくても\700だしネ...)テンションはテキトーな58P×53Pくらい、いつものようにショートサイドでトップ側クロス2本、ロングサイドでボトム側クロス1本+最後のメイン1本を張り、残るクロスをトップ側から張っていきました。目が細かくてクロスを張りづらいのだ。あと最後のクロスホールからタイオフホールまでが長くなってしまうので、あらかじめクロスのグロメットホールを広げて、そこでタイオフしました。
 打った感触は...悪くナイ..少なくとも前のモノよりはだいぶイイ..だけど、やっぱりママが好き〜♪..じゃなくてセンセーションの感触の方がイイ..。スイングスピードを上げていった時のオーバーな反発が気になるなぁ。(本人に渡す前に試打してしまったのだ。)これならもう少し硬く張っても良かったかなぁ。フツウに使っている分にはぜんぜん問題ありません。だけど、I上クンはスイングスピード速いからなぁ(時にメチャ振り?)..馬の耳に念仏でしょうが、インパクトに気をつけて、ていねいに振ってもらえます...?

 

 

2004年春某日..「YONEX アイソメトリックプロ スーパーミッド」

 ベテラン(?)プレーヤーO氏使用ラケット。今となっては極薄ラケットの部類に属するアズキ色の昔のヒンギスモデル。O氏の武器は厚いグリップで強力に打ち込まれるフォアハンドストローク。典型的な軟庭あがりといったスイングで、屋外のクレーコートではケッコウ効きます。今回は室内にて練習試合中にフォアのリターン時に中心部のメインが切れてしまいました。すかさずラケットを奪い取り、ボクが張るコトに。メインに凹凸のあるスピン系ストリング、クロスはフツウのモノストリングが、かなり硬く張ってありました。ところで凹凸のあるストリングって、一般的に”スピン系”って言われてますが、ホントなんでしょうか?個人的には宣伝文句ほど効果はナイような気がしますけどネ。
 さて、万人ウケする..と言われている”GOSEN SUPERTEC AK PRO16”を63P×60Pほどで、硬めに張り上げることにしました。このラケットはメインの最後がボトム側に出てしまいますんで、ショートサイドのメインを1本残してトップ側に出し、トップ側2本のクロスを張ってタイオフ。ロングサイドでボトム側クロスを1本だけ張って、対側のメインをボトムからトップに張って、残りのクロスを上から張っていきました。ヨネックスのラケットとしては、変形しにくいモデルだと思います。(もっとも、このタイプのフレームって、もうナイと思いますが...)
 ストリングですが、確かに可もなく不可もなく...(ただし日本での価格の半分はクルニコワのモデル料か?)打球感はシャープ、そこそこの反発、一応中芯が単体ではないのでモノ・マルチという部類に入るようですが、普段モノを使っている人は「なんか手応えが甘いけど、ボールは行ってるようだし..」、普段マルチを使っている人は「ホールド感がイマイチだけど、狙えちゃうなぁ..」ってなことで、許してしまうようなストリング...えぇ、勝手な個人的見解なんですけどね。まぁ海外通販で仕入れたから\900だし、さほど違和感なく使ってもらえると思います。


P1010030.jpg (16234 バイト)軽〜くセットしたところ。この後サイドからも固定して張り始めます。時間節約というか、ストリンギング中は立ちっぱなしになって疲れるので、イスに座って先にストリングを通してからセットしています。最初に引くメインの引きしろは40センチくらいでしょうか。そーするとショートサイドに約80センチの余裕ができ、クロス2本分ほどを楽にカバーすることができるので、ショートサイドは最後のメインまでストリングを通しておけばイイ..ということになります。(ただしメインの最後がボトム側に出る場合は最後から2番目のメインまでネ..)ショートサイドはほぼカツカツなので、この場合の使用長が必要最低長となり、リールを使う時に使えるデータとなります。ただし、ストリングによってはあまり伸びないものもあるので注意が必要デス...。

 

2004年春某日..「VOLKL C10 PRO Xtended」

 ワシのラケット。某新人さんに貸していたんだけど、しばらく忙しくてテニスできそうもナイ..とのことで戻ってきました。”その3”に位置するラケット。”その1”は”E-Matrix”、”その2”は”センセーション・アイス”、”その4”は”テックガットEX”で”ヨッシー”さんに貸し出し中、”その5”は新品状態で物置に眠っています。(カビてたらイヤだな..)みんなマルチだなぁ..最近、テニスへのモチベーションも下がって練習量が減ったためか、肘の痛みはほとんどないし、久しぶりにモノ・フィラメントでも張ってみるか...ということで、”EKTELON”の”Powerplay16”というヤツを張ることにしました。知らないでしょ?こんなストリング。中身はプリンスの”シンセティックガット・ソフト”と同じで、アウターラップがマルチフィラメントになっているとのことです。ちなみに”EKTELON”はラケットボールでは世界ナンバー1のメーカーなんだそうです。(それにしてもラケットボールって、よくわからんスポーツですけど。)
 やや硬くメイン60ポンド×クロス55ポンドで張ってみました。硬く張るとガッツンガッツンくるモノストリングもありますが、こちらはいたってソフト。反発もイイ。「硬いなかにも軟さがある..」そんなワケのわからんキャッチコピーがぴったりのストリングなのだ。”E-Matrix”と比べると、つかんで放す..といった感覚はもちろん薄れてしまうが、特に意識しなくともボレーの長短を調節できる。こりゃイイよ、うん。
 だけど、”E-Matrix”の在庫が...うぅ、メマイが...。そーいえば、最近ヤフーオークションで”E-Matrix”を\1,500で発見しました。その人の他の出品物を見てみたところ、見事なまでにTWの在庫処分特価品と一致していましたね。コッチは”E-Matrix”が\700ですよ...メールお待ちしております...(トホホホ..)

 

2004年春某日..「PRINCE サンダー ウルトラライト チタニュウム OS」

P1010031.jpg (7631 バイト) 海の警察Aさんのサブ(?)ラケット。当時のサンダーシリーズで最軽量でしたっけ?値段も高かったですよね。Aさんのテニススタイルは、軽量・高反発ラケットの利点を最大限生かしたフルスイングテニス。サイドスピンぎみに振り抜くから、入れば取りづらいのだ。テンションは低く、中途半端に振ったらホームラン..というセッティングだけど、ユルくても使えないコトはないラケットだと思います。
 ストリングは2年ほど張りっぱなしのユルユル状態。メインに凹凸をつけたスピンストリング、クロスはフツーのモノ・ストリングが2本張りで張られているようです。ラベルには57ポンドの表示がありましたが、ウチのマシンで50ポンドあるかないか..という程度だったと思います。しかも、よく見りゃ4ヶ所のノットはなぜかすべてシングルノット...1ヶ所はグロメット内にもぐりこんでいる状態...こりゃシロウトの仕事だぜ..って、ボクもドシロウトなんですけどね。
 Aさんの希望は「軟めに..」、渡されたストリングはアルペンオリジナルのモノ・フィラメント。表面コーティングにチタン配合!高反発!..というものです。OSサイズなのにユルくていいのかなぁ..などと思いつつ、53ポンドほどに設定、表面コーティングが効いていることに加え、ストリングパターンも粗いので張るのが楽なのダ。このシリーズは比較的変形が大きいと思うので、ショートサイドの余りをトップ側に出して、トップ側クロスを2本張ってタイオフ、ロングサイドでボトム側クロスを3本張ってから最期のメインをトップ側に出して、残りのクロスを50ポンドでトップ側から張っていきました。変形は少なく張れたのですが、ストリング自体が硬いのか、明らかに「軟め..」というハンチュウに入ってないぞ...マズイ...しかし、Aさんイワク、「イイですよ。メインのラケット(サンダーハリヤー)よりもイイ感じです..」。いや〜良かった良かった。一安心なのだ。
 だけど、そんなに軟くなくてもソコソコ打てるでしょ?ボールがコート内に収まるかどうかは、ストリングの形状やテンションよりもスイングが大きく関係していると思いますヨ。

 

2004年春某日..「WILSON ハイパーハンマー2.6 ローラー」

 「切れてた...」と言って鍋T女房が持ってきたのは、またもやローラー2.6...トホホホ..張り上げてから10日くらい経ってケースから出してみると、アラ不思議、切れているではありませんか。しかも、前回張り上げ直後に切れた場所と同じメインのボトム側でした。切れたストリングは”GOSEN OG-S MICRO 17”。いわゆる”角切れ”になると思いますが、グリッパーで凹んだ部分が鋭角に湾曲したため..と思いたいです。このラケットは扇形で、トップ部分はメインストリングの間隔が広く、ボトム側になるにしたがって間隔が狭くなるため、メインストリングのボトム側中心部分にかなりの負担がかかると思われます。(えぇ、そう思いたいデス..)
 とりあえず、やや太いゲージの”GOSEN OG-S MICRO 16”を同じ様に張り上げました(もちろんタダで)...んが、またもやトラブル発生!最後の最後、クロスも張り終えてエイトノットの最初のノットを引っ張ったら、”バチンッ!”..ゲゲゲ!回し込んだ部分から切れてしまった!...マズイ..50oでどーやってノットを作ればいいんだ?とりあえず、隣りのクロスホールを広げて..それでも入らないからストリングをカッターでタテに切って細くして..出てきた先っぽをペンチでつまんで..ホールから出てきたストリングは25oくらい..トホホホ。シングルノットを作ってノットにアロンアルファ・ジェルを一滴タラして終了..(コマカイ振動にさらされるので、ほとんど効果はナイと思いますが..)たまたまメインのストリングがノットに重なるように通っているので、ノットを押さえつけるようなカタチにしてみました。まぁ、ほどけてくることはナイと思うのですが...このラケットは鬼門ダ。
 ゴーセンのOG-Sも、60ポンド以上は受付けないことにしようっと。

 

2004年冬某日..「HEAD Ti−S2」

 女房のラケット。初期バージョンはヘッドバンパーが波打ち変形するものがあるようです。
 最近女性初心者が増えたために、貸し出し用に張り替えることに。ある程度振らなきゃダメなラケットだと思うけど、各自用意してきたものよりはだいぶマシだと思いますので..。(各自が用意した物の中には、明らかに350gオーバーと思われるもの、スチール製のもの..かなりカラダに悪そうなモデルが目立ちました。)トップスピンのポリを切って、ゴーセンのOG-S ミクロ17を53ポンドほどでテキトーに張り上げました。102サイズなので変形は少ないかもしれませんが、メインの最後がボトムとなるので新・バボラっぽく張り上げました。今でも十分使えるラケットだと思います。

P3070001.jpg (12062 バイト)P3070002.jpg (13038 バイト)張ってあったトップスピン・ポリポーラー17を中央で切断...ポリなのでほとんど縮みません。ここんとこポリ人気が持続していますが、一生懸命にラケットを振らないとボールをつかめない..ということに変りはナイと思っています。一生懸命にラケットを振ると疲れるので、ボクがポリを張ることは一生ナイでしょう。
よく試合会場でB社ラケット+L社ポリ..という組み合わせを見ますが、使いこなしている人って見たことないな...って、大きなお世話なのだ。

 

 

2004年冬某日..「WILSON ハイパーハンマー2.6 ローラー」

 鍋Tのラケット。トップ部分がデカすぎて、安いストリングマシーンのフレーム固定機能ではどうすることもできないので、今回はショートサイドでトップ側のクロス4本を張って所定のホールでタイオフ、フレームトップを先に固めてしまうことに。あとは前回と同じようにトップ側からクロスを張り上げて完了。固定具からハズして仕上がりを確認しようと思ったら、突然目の前で”バチンッ”という衝撃音!...アララ..中心部のメインがボトム側で切れてしまいました。どうも最近多いなぁ..張り上げ直後に切れるパターンが。
ストリングはゴーセンのOG-S、micro17。軟らかくて細いので切れ易い部類に入るとは思いますが、おそらくグリッパーが原因と思われます。えぇ、そう思いたいデス。(技術的な問題もありますでしょうが、ココでは無視..)とりあえず、同じストリングで張り直し。63ポンドの注文に加え、ラケット形状からメインが長いので、どこまでもモーターが回るような感覚はスリル満点なのだ。

  購入した時からそーなのですが、1本のグリップは”サクッ”とストリングをつかめるのに対し、もう一本のグリップは調節しても”ムニョッ”とした感覚で、ストリングをつかむというよりは、締め付けるような印象。ストリングに残るはんこんもデカいし、決まってスベルのもコッチのグリッパーだ。こりゃ一度掃除点検しなくちゃならんね...と思って見てみたら、調子の悪い方のグリッパーはレバーが所定の位置で止まらず、グリッパー部分と接する部分も片減りしている。こりゃヨケイに金属カスが出るワケだ。しかし、なんでレバーがまっすぐグリップに接していないんだ?さらによく見りゃ、グリップとレバーを接続する突起部分が、グリップに垂直に取り付けられていないじゃあーりませんか!絶句...さすが安物だ。早く気がつけば交換だったなぁ..損したね。
 まぁ、グリッパーは消耗品ということで、コレ以上ツカミが悪くなったら、また購入したいと思います。ちなみに前回同様、このラケット特有の”ビビリ”も健在デス...

イメージ 5.jpg (92137 バイト)

現在の状態...片方のグリッパーの下には大量の金属カスが堆積しているのだ。

イメージ 2.jpg (21832 バイト)わかります?右が調子の悪いグリッパー。スキ間が不均一でしょ?
グリッパー部分をハズして下からみたところ。(画像上、上がグリッパー部分、下がレバー部分)レバー部分が接続される円柱形の突起物が、グリッパーに溶接(?鋳型?)されているんだけど、コレが曲がっていることが判明!(もっと早く気がつけよ..)

 

2004年冬某日..「HEAD i−ラヂカル OS」

 まじめOさん所有ラケット。Oさんは最近LMラヂカルを買ってしまったので、現在i−ラヂはサブラケットに降格中。重ささえ気にならなければ、i−ラヂからLMラヂへの移行はほとんど問題ありませんでしたね。
 さて、”E-Matrix”普及委員会委員長として、ムリヤリ”E-Matrix16”を張ってもらうことに。OS、加えて張り上げ直後のテンション・ロスが比較的大きいので60P×50Pくらいで新・バボラっぽく張り上げました。ラヂカル・シリーズはフレーム変形が大きい部類のラケットになると思いますが、ほとんど変形なく張り上げることができたモヨウ。(いや、ほんと、1oの違いもナシ...それとも変形が改善されていたりして?)Oさんには”E-Matrix”の感触は好評だったけど、Oさんはほとんど何に対してもモンクを言わない平和主義者だから真偽のホドは不明...
 それにしてもストリングパターンがコマかくてクロスを張りづらいし、そのせいで”E-Matrix”はネジレまくりだし..身近にあるラケットの中では、今のところもっとも張りづらいラケットの1本なのだ。

 

2004年冬某日..「VOLKL クォンタム ツアー9」

 「ダメだ!こりゃ..」昨日張ったばかりのツアー9ですが、ぜんぜん当たらなくなってしまいました。速いスイングではソコソコのボールが行くのですが、普段のスイングだとぜんぜん前に飛ばない..。(もちろん技術的な要素も多分にあるのだが、この際無視..)実際にC10と持ち比べると、かなりトップが軽く感じられます。軽くし過ぎたかなぁ..やはりトップ側のバンパーは残しておくべきでした。物置にたしかヘッドのバンパーが残っていたなぁ..ストリングの食い付きも悪いし、またもや張り直すことに。
 ちぎれたグロメットとか、グリップの切れハシなんかが入っているガラクタ箱の中に..あった、あったありました。初代ラヂカルMPについていたバンパーが。ツアー9にハメてみると、おぉ!ジャストフィット!フレーム厚ピッタリ、盛り上がりもピッタリなのだ..ただしホールは真ん中の2ヶ所しか一致していない。トホホホ..ホールを広げたり、カッターで切ったりしてムリクリ当てハメました。バンパーをはさんだ分だけグロメットが短いのでフレーム外側から押さえながら、いつもの”E−Matrix16”を55P×50Pくらいで張っていきました。「オイ!Kスケ!そこの赤いスイッチを押してくれ..」「ん?ドコ?コレ..?」「うがー!違う!反対側だ!」どうして子供って、かならず違う方を押したがるのだろうか?左手はフレーム内側のストリングの方向を変え、右手でプライヤーを使ってグロメットを押し付けてKスケがスイッチを押す..すばらしいチームワーク(?)で、なんとかストリングがフレームに触れないで張り上げることができた。さて、打ってみると..イイ、はるかにイイ。バランス的にもC10EXにさらに近づいた印象で、フォアもかなりいいボールが行っているモヨウ..しかし、バックが飛ばない。C10EXに比べると、気持ちインパクトを意識しないとイメージに近いボールが打てないのだ。(もちろん技術的な要素も多分にあるのだが、またもや無視..)
 それにしても、違うラケットを使った後にいつも思うのはC10EXの使いやすさなのだ。思い込みがハゲしい、自己満足だ..何と言われても、やっぱり「コレがイイのだ!」
 

2004年冬某日..「VOLKL クォンタム ツアー9」

 ボクのラケット。先日TWから購入した中古デモ・ラケットだが、どうにも重く感じるので改良(?)も加えることに。えぇ−と、ストリングは高いヤツだからケチって、このまま使おう..んじゃ次はグロメットをはずして..ん?バンパーとグロメットは一体型か..ビックグロメットよりボトム側のバンパー部分を切れば、だいぶ軽くなるナ..ビックグロメットはフレームにジカに付けてやれ..。キッチンバサミでバンパー部分をジョキジョキジョキ...ん?コレってトップ部分か?...ありゃりゃ、バンパーがまったく無くなってしまったのだ。まぁイイや、エドバーグも付けていなかったって言うし(何の関係もナイが..)、フレームにキズがついてもナンも気にならんもんね、ボクは。
 さて、かなり貧弱なグロメットができたゾ。周りはガタガタで太くなったり細くなったり..だけどフレームも黒だから関係ないのだ。ホールに精密ドライバーを突っ込んだり、フレーム内側からホジってグロメットの装着完了。うーん、持った感じもだいぶ軽くなったぞ。
 次にグリップサイズが”3”なので、”2”程度に削ることに。ヤスリでテキトーにギーコ・ギーコ..疲れるのだ。こうなると、やはりヘッドのグリップパレットはスグレモノだナ。まぁ、ある程度細ければあまり気にならないのだ。(道具にウルサイわりには、いい加減なの..)ココでグリップについて触れておきたいネ。グリップサイズについてはよく議論が交わされる..太い方がイイ、細い方がイイ、ストローカーは太く、ボレーヤーは細く、いや、やっぱり黒くて硬くて太いのがイイ!..等などデス。結論は..「本人が良ければそれでイイの!ホットイテくれ〜!」デス。まったく無責任な結論ですが、自分でイロイロ握ってみるしかないと思います。個人の体力・握力を無視して、理屈をコネても始まらんと思うのだが...。何の参考にもなりませんが、細いグリップが好きなボクは握力70キロ前後(2〜3年前、青少年科学館でデジタル計測したら74キロだったので)、サーブ&ボレーっぽいプレースタイルじゃ。
 最後にグリップ下方にテキトーに鉛を貼って、できあがり。さっきはずしたストリングを再利用..プレ・ストレッチしたと思えばいいや..当然短いからボトム側のクロス2本がなくなったが、テキトーなクズストリングを張って完成しました。持った感じはなかなかイイぞ。C10よりも軽くなってしまったかもしれない...明日、打ってみよーっと。

 

2003年冬某日..「PRINCE サンダーハリアー OS」

 海の警察Aさん所有ラケット。サンダーシリーズって、メチャクチャいろいろな種類のものがありましたね。ライト、ウルトラライト、ザップ、ボルト、スーパーライト、エクストリーム、クラウド、スティック、ドーム、970、エクステンダー..もういい加減にしろ!..と言いたくなるようなラインアップです。みんなチタンに走っていた時代で、どれも軽量が売りでストリングの可動域を増やすためにグロメットに細工もしていたでしょうか。
Pb140118.jpg (2753 バイト)Pb140124.jpg (3041 バイト)さて、練習中に切れてしまったので、ストリングを切ってハズしてみると、フレーム内側にグロメットがキチンとアタマを出していない場所を発見。フレーム内にグロメットが陥没し、ゴクわずかではあるが、ジカにストリングがフレームに接していたモヨウ。場所は最後のメインのボトム側2ヶ所。フレームとストリングのなす角が浅く、加えてトップからボトムにグロメットをフレームの外に押し出す方向でストリングが引かれたためである。こーゆー時はグロメットを外から押したりしながら引かなくてはね。こりゃシロウトの仕事だぜ。(ボクにだけは言われたくナイでしょうが...)細いドライバーを突っ込んで、アタマを出して、つぶれた先端を形成...だけど、もうクセがついているから元には戻りませんでした。画像は左:術前 右:術後。○×美容形成の広告みたいにハッキリした違いはわからんね。真ん中のグロメットホールね、術前はホールの角度が両隣りの角度と違うでしょ?
 たぶんクセがついているだろうから、同じように引いたらまた引っ込んでしまう可能性があったので、メインの最後から2番目をパスして、問題の場所をボトムからトップ方向に引いて最後は残ったメインをトップからボトムへ..クロスへ1本通して、対側の問題の場所である最後のメインもボトムからトップへ..あとはいつもどおりにクロスをトップ側から張っていきました。海の警察Aさんはハードヒッター、加えて道具についてはよくわからん..ということで、モノ・マルチっぽい"GOSEN SUPER TEC AK PRO 16"をやや硬めの58×58で張ってみました。クロスを少し落とすつもりでしたが、フレームの上下方向への変形が大きく、なるべくモトのカタチに戻すために同じテンションで張ってみました...えぇ、たぶんこんなカタチだったと思うのですが...。あとになって、昔フクフクのサンダーライトを張った時も変形が大きかったことを思い出しました。サンダーシリーズはスリル満点なのだ。

 

2003年秋某日..「VOLKL C10 PRO Xtended」 ”E-matrix”命!

 ボクのラケットです。大会もあったということで、練習に熱がはいったのか、2ヶ月半で昇天してしまいました。(カンジンの大会の成績はサッパリでしたけど..)やはり今回も張るのはTECNIFIBREの”E-matrix16”。ストリングが切れた日は、同じラケットにWilsonの"センセーション・アイス"を張ったものを1時間ほど使用したのですが、肘の他に手首まで少々イタくなってしまいました。(”E-matrix”以外受付けない、不具なカラダになってしまったのだ。)
 さて、協会の”E-matrix”普及委員会の委員長として、この前200メートルリールも購入してしまったのですが、冷静に考えてみると、それらをすべて消費するのに約10年以上の歳月が必要であることが判明しました。(トホホ..)さいわい興味のある方から引き合いのハナシがあり、現在は単張り30あまり..リール90メートルあまり..それにしても7〜8年分はあるでしょうか...ご興味のある方は、是非ともご一報をお願いします...

 

2003年秋某日..「DUNLOP 200G」

 I上クン所有ラケット。珍しいコトに練習中にクロスが切れてしまいました。もともとはウンチクT山氏が購入→ボクのVSドライブと交換→1年間ボクのサブラケット→I上クン購入..という経緯をたどっております。(黒×黄色の"NEW 200G"ね。)最初に張ってあったストリングはWilsonの"センセーション・アイス"ってヤツで、気持ち悪いくらいテンションの落ちがありませんでした。打球感はマルチとしてはフツウ(E-Matrixよりは硬い)、しかしホールドあり、反発もソコソコ..といった感じだったでしょうか。ボクのラケットにも一本張ってあるのですが、1年半を経過してもテンションは不変です。不思議なストリングだ。
 さて、200Gとの相性ですが、フツウにストローク・ボレーしている時はモンクなしですが、サーブ時の球離れの鈍さが気になりました。フラットぎみに打つ時に、インパクトを意識しないとフカしてしまうような印象..えぇ、まったく個人的な見解ですよ..と思っていたら、グーゼンにもI上クンも同じような印象だったそうです。(..たぶんボクの前で「イヤ..ゼンゼンそんなコトないッスよ..」って言えなかっただけかもしれませんが..)そんなワケで、今回はフツウのモノフィラメント、"Babolat Super Fine Play 17"を62×60と、硬く張ってみることにしました...んが、なんと張り終えた直後にクロスが角切れ!どーも最近多いなぁ..おそらくツカみ過ぎと摩擦が原因(たぶん機械的なことなので、自分の努力ではどーにもならない..ということに勝手に決定)ですが、気を取り直してもう一度..今度はウマクいったようです。サーブ時のボールが飛び出すタイミングは、かなり自分の感覚に近づいたモヨウ...だけどストローク・ボレーでスポットをハズした時の飛びと打感はややキビシくなってしまいましたとさ...この組み合わせだと、やはり200Gはちょっとキビシイ..ということになっちゃうなぁ...。

 

2003年夏某日..「YONEX MP-1 TYPE-S」

  MP-1のやや軽量モデルってヤツですね。”タイプS”なんてクルマのグレードみたいなのだ。標準的な"GOSEN OG SHEEP MICRO 16"をメイン55P、クロス52Pで張ってみました。MPシリーズは知ってのとおり、グロメットが膨らんでいてクロスストリングにストレスがかからん..のが特徴です。郵便局員M氏がMP−2(日本ではMP−6)を使っているのですが、53Pで張ったにもかかわらず(購入時にTWでWilsonの安いモノフィラメント)すごく面圧が高く出ている印象がありましたので、このMP-1も??と思ったのですが、ストリングが軟かったのか、ごくフツウの面圧になりました。これから暑くなるし、もう少しテンションを上げても良かったでしょうか。張り方は、そのままですとメインの最後がボトム側になってしまいますので、ショートサイドの最後のメインを通さずにトップ側2本のクロスを張ってメインでタイオフ..ロングサイドでボトム側のクロス1本通してから最後のメインに通して上から順番に...アレ?クロスにタイオフする場所がメチャクチャ狭いなぁ..かといってメインまでは遠いし...。ウイルソンのラケットみたいにクロスに作ったノットがメインに触れてしまうのであった。まぁ、このことは下の方で書いたとおり、”関係ないネ..”ってことで..。
 さて、ココまで読んだ物好きなアナタなら、今回はラケットの持ち主に触れていないことにお気づきですね?今回の持ち主はヒミツなのですが、高校生です。向かいのコートで練習中にストリングを切ってしまったのですが、町内のスポーツショップに持っていくしかないようなので、おせっかいにも練習終了後にストリング代の\300だけで張ってあげることにしました。さもないとプリンスのダブルグロメットも処理できないくせに何千円もの張り代と、ただのモノフィラメントストリングの代金\2000円前後を請求されることになります。固定収入がないにもかかわらず、高校生ともなるとハードヒット+練習量の多さ..からストリングなどはすぐに切れてしまうことが予想されます。その負担は親に及んでくるわけで、かなりの出費になっているかもしれません。事実、この子の母上の知り合いであるフクフクを通して電話がありまして、\300という安さに驚いているようで同時に感謝もされちゃいました。
 ハナシは長くなりますが、ココで一番言いたいことは”親への経済的な負担のことを気にかけながらのテニス環境は、高校生にとってプラスかどうか?”ということです。育て方が間違っていなければ、少しは親に遠慮もありますし、少しは気になることでしょう。大げさかもしれませんが、少なからず家庭の経済的な理由で部活を断念する生徒もいるかもしれません。確かにテニスは個人競技であり、道具も人それぞれですが、部活という性格上いろいろな意味でテニス環境を整える責務が指導者にはあると思います。高校の指導者のもとにはバネ式のストリンギングマシンもあるはずです。あとは安価なストリングをリールで購入すればいいだけです。(実際に以前は余っていたリールを買ってもらったり、海外通販の時には声もかけていたのですが...)海外通販すれば1張り\200以内のストリングもありますし、国内サイトでも\600ほどの単張りや、1張りあたり\500ほどになるリールはいくらでもあります。もしもお忙しいのであれば、ボクが張ってもかまいませんし、生徒にテキトーですが張り方を教えることもできます。テニス協会としては、高校生も含めて地元のテニス人口が増えることには大賛成であり、以前のようにバックアップする用意もあります。せめてストリンギング関係の経済的な不安を払拭する環境を整えるべきだと思うのですが...。今度、機会があったら先生に言ってみるつもりです。

 

2003年初夏某日..「PRINCE アルテシア ライト?」

 知らないでしょ、このラケット。えぇ、ボクも知らなかったし、ネット上の検索にも引っかからないし、なんたって持っている本人もよくわからん..という新人ヨッシィーさんのラケットです。カタチ的にはフィエスは107、半インチロング、ステンシル入りのストラング・モデル、パワーレベルの表示もなし。昔のサンダーシリーズの下位機種あたりになるのでしょうか?ストリングも長期間張りっぱなし..ということで張り替えることに。本人からの具体的な要望がなかったので、とりあえず標準的な"GOSEN OG SHEEP MICRO 16"をメイン55P、クロス50Pで張って様子をみてもらうことに。フレームが軟いのか、張力をかけるとフレーム全体が大きく変形するのがわかる。スリルがあるのだ。
 さて、張り上がったのでイスの上に置いてラベルを作っていると...「ビシッ」という衝撃音!ゲゲ!クロスが切れた!切れた場所は10Bあたり、最後にクロスのノットを作ったところでした。いわゆる”角切れ”か?。現在、オールは用いずにノットを作っているのですが、それにしても引っ張りすぎて摩擦でストリングを痛めてしまったのでしょうか?「そんなこともあるのかなぁ..」と思いつつ、もう一度張ることに。同じ条件で張り上げて、ラベルを作って..やや時間をおいても異常なし。バックにしまい込みました。
 んでもって、翌日..「ハイ、できたよ〜ん」と、バックからラケットを取り出してビックリ!またもやクロスが切れている!場所は今度は10Tくらいのフツーのところ。前回同様、角切れを起こしたモヨウ。よく見りゃ切れたところのグロメットはすべて裂けているけど、フレームと干渉するようなダメージではない。よくわからんモデルでグロメットが雑にできているのか?たしかにOG-SHEEPは軟いが、角切れは今回が初めてだし...。そーいえば、以前ウチの掲示板に”まけろう”さんから「OG-SHEEPで角切れしまくり..」という内容の書き込みをいただいたことを思い出しました。この"OG-SHEEP"はちょっとクセ者で、ストリングに名前が印刷されていない"Generic"製品です。アメリカのTennis Warehouseの格安商品なのですが、その他に違いでもあるのでしょうか?ボクの場合は他のラケットとこのストリングの組み合わせで角切れはありませんので、やはりラケットがアヤシイ..です。"Generic"は「経年変化による劣化を伴っているのでは?」という説もありますが定かではありません...。
 「ダメだ!こりゃ..」ということで、コーティングが硬めの"Babolat Super Fine Play 17"を同条件で張り上げました。コレで使っているうちに角切れしたら、絶対にラケットだな...。

 

2003年春某日..「WILSON ハイパーハンマー3.1ローラー」

 さぁて、テニスシーズン到来ということで最近忙しくなってきたぞ。5月末の「都市対抗テニス大会」に向けて本格始動(?)したフクフクのラケット。ウチの病院体育館で練習中に”バチッ!”といういや〜な音..またしても不幸な出来事がフクフクを襲う!..って、おそるおそるラケットを見たら、今回はフツーにメインストリングが切れてました。しかも3本まとめて。んな訳で、バボラの”スーパーファインプレイ”から”GOSEN TEC PRO16”に変更することに。このストリングはマルチ、ラメ入りでキラキラと光っております。グリッパーでつかんだところは白く変色しますが、カラーがクリアーなためか、ほとんど目立ちません。なんでもC.マルチネス使用ストリングだそうです。海外通販で仕入れましたが、\1200もするため不良在庫になりかかっていました。
 さて、今回は鍋Tのラケットと同様、変形アラウンド・ザ・ワールドっぽく、クロスをトップから張ることにしました。それにしてもトップ側がデカくて2時・10時方向から支持不可能、オーバードライブとやらのせいでスロート部分がえぐれているため、6時方向の支持も不安定..これで60ポンドオーバーでメインを引くんだからスリル満点なのだ。フクフクの注文は硬め..ということでメインの中心部は64ポンド、他60、クロスは5ポンドダウンで張り上げました。このラケットは扇形なので、ボトム側のメインの間隔が狭くてクロスを通すのが面倒、加えてクロスストリングがフレームに接しないよう、ローラーにのせるような角度にラケットを固定する必要がある。固定はネジ式なので、これまた面倒..よくわからないでしょ?まぁ、とにかく苦労してるの、このシリーズには。みんなはどうやっているのかなぁ..。
 ナリモノ入りで登場したウィルソンのローラーシリーズですが、本国アメリカではすでに新規搭載モデルはナシ、"TRIAD+ROLLER"は日本モデルのみ..破損などのトラブルが相次いだようです。

 

2003年春某日..「YONEX RD-7 MP」

 最近、高校の部活以来、久々に復活したI上くんのラケット。数年前、浦河高校硬式テニス部の黄金時代(?)を築いたメンバーの一人である。高校時代に使い古したラケットだけあって、フレームはキズだらけだし、ヘッドバンパーは破損しているし..だけど交換するグロメットもないし、そのまんま"GOSEN OG-SHEEP MICRO 17"をメイン55ポンド、クロス50ポンドほどで"新バボラ"っぽく張り上げました。MPサイズなので大きな変形はなかったです。かつて"名器"とうたわれた"RD-7"ですが、今では手に取るとかなり重く感じます。
 さて、張り上げる間にボクのサブ・ラケットでもある"NEW 200G"を貸し出していたのですが、張り上がった"RD-7"には見向きもせず"NEW 200G"を使うI上くん..もしかして買ってくれるのかなぁ?..\12,000でイイヨ。高い?あっ、そーですか..

 

2003年春某日..「VOLKL C10 PRO Xtended」 もちろん”E-matrix”なのだ。

 今回はちょうど4ヶ月もちました。中学校が春休みということで、練習が1日減ったこともあるかもしれませんが、このストリングはヘナチョコプレーヤーのボクでも、だいたい3ヶ月前後が寿命です。ちなみに"Tennis Warehouse"のこのストリングに対するコメントの中には「2回目の使用で切れました..」とか、「打球感とコントロールはイイけど、耐久性が"最悪"です!」とか、かなり耐久性の悪さに関してのモンクが多い。まぁ、アメリカ人の体力だからムリもありませんか...。
 ところで、話は変りますけど最近ウイルソンから"ペンタゴン"って名前のストリングが出ました。この形状が"E-matrix"の旧パッケージ裏面の形状とソックリです。加えてウイルソンのニューパッケージが厚紙になりましたが、コレもTECNIFIBREのニューパッケージとほぼ同じ(ノゾキ窓の位置が左右逆)ではありませんか。うーん、TECNIFIBREがOEM製品としてストリングをWILSONに提供しているのでしょうか?..

pen3.jpg (12485 バイト)ホラ、似てるでしょ?左はTECNIFIBREの新パッケージ。"E-matrix"の旧パッケージはもう手元にありませんが、このイラストとカタチは同じでした。同じだとしたら、やはり"E-matrix"の$4.99はお買い得です。
 さて、テキトーに張っていくと..「ミリミリ..ボンッ」..ありゃ?またスベってしまったのだ。たぶん前回と同じグリッパーで、やはりメインから3本目。しかも、スベった部分は5センチくらいにわたってアメのように平たく伸びているではありませんか..。こりゃ完全に結合樹脂がつぶれてしまったワイ..アウターラップのみでまとまっているような状態になってしまいました。とりあえず、スロート側にその部分が来る様にしてみました。軟らかいストリングをツカム時には注意しなくてならないのだ。中心付近だけでもスターティング・クランプをかませておこうかなぁ..
 クランプは使い始めてから1年半が経過、張り上げ本数は100本を越えているものの、もう一つのクランプは特に問題なし。どうやらアタリが悪かったようです。

 

2003年春某日..「HEAD iラヂカル MP」

 K宮さん所有ラケット。K宮さんはムリクリスピンプレーヤーなのでガットにかかる負担はかなり大きいのだ。ボクと同じ”TECNIFIBRE E-Matrix 16”を選択。打球感がヤワイのが好評(?)である。
 さて、いつものように張っていくと..「ボンッ」と、いうか...何とも表現しようのないニブイ音とともに、ストリングがグリッパーからハズれてしまいました。メインを張り始めて3本目でした。うーん、さすが安物、もうスベってきたか..自分の技量は別として、まずこんなコトがアタマに浮かんでしまうボクでした。ツカミが甘かったのか、つかんでいた部分以外はさほどダメージはないようなので、そのまま張ってしまいました。うーん、イイかげんだ。とりあえず、K宮さんには、「変なトコで切れたら無料交換」を約束しました。ストリングが軟らかいこともあるんでしょうが、ツカミが弱まってきたかもしれません。えぇ、安物ですから...頼まれてもいないのにプレ・ストレッチングしてしまったワイ。
 K宮さん曰く、「ちょっと、ヤワイんじゃないの?」、ボク、「大丈夫、大丈夫、これからは屋外クレーの季節ですから、ソレくらいがちょうどイイですよ..」...はたして納得してくれているのだろうか?ハナハダ疑問です...

 

2003年冬某日..「WILSON ハイパーハンマー2.6 ローラー」

 鍋Tのラケット。来る2月16日の「全日高室内ダブルス」に向けて張り替え。今回は個人的にはあまりイイ印象ではない”アルファ ガット2000 17G”を60P×55Pで張ることになりました。絶対に”ビビリ”が出るな..保証するぜ。
 さて、ヒマだったのであれこれストリングを通しながら、クロスをトップ側から張る場合をシュミレーションしてみました。(グロメットを広げるとか野蛮なことしないで..)すると、アッサリ解決しました。ショートサイドは最後のメインを残してトップ側に出し、クロス2本を通してから指定のグロメットホールでタイオフ。(ただし、ラケットが扇型なのでクロスにまわし込む時にフレームの外に出るストリングをなるべく短くするために外側のメインから先に通していきました。)ロングサイドは最後のメインがボトム側に出るので付近のクロスに流し込んでショートサイド側の最後のメインんをボトム→トップへと通し、残りのクロスを上から張っていき、最後はメインにタイオフ...という方法です。ヘソ曲がりとしては最後はクロスでタイオフしたいところですが、すでにアタマの中が沸騰して思いつきませんでした。クロスでグロメットホールが広がっているのは1ヶ所だし、ローラーだからパスできないし...まぁ、こんなもんでしょ。しかし、何でこんなコト早く気がつかなかったんでしょうね..。あっ、あとね、もちろん”ビビリ”も”びんびん”出てます...。

 

2003年冬某日..「BABOLAT VSコントロール」

 そう、数ヶ月前にボクが購入して「使ってみよう..」とか思っていたのですが、すでに伝説のよっぱらいY氏のラケットになっております。(トホホホ..)このラケットの私的な印象ですが、「ホールド感を異常に長く感じる..」というものです。(道具にウルサイT山氏も同意見)加えてボヤけたマルチの”アルファ ガット2000 17G”をゆるく張っていたせいでしょうか、特にインパクトに気をつけないと引っかけたりフカシたり..ボクのヘナチョコスイングではどうにも合いませんでした。Y氏もそのへんが気になっていたのか、やや打球感が硬いストリングをテンションを上げて張り替えることを要求。Y氏はリッチマンなのでストリングは”GOSEN SUPER TECGUT 16”(\1300..中芯が海島型ということで、おそらく日本の現行モデルでは”EX”)を選択、テンションも57P×55Pとやや硬めにしてみました。Y氏にはたいそう気に入ってもらえました。(まぁ、張った本人を目の前にして「ダメだ!金返せ!」とかは言えませんもんね..)ボクも少し打ってみましたが、球離れのタイミングが自分のイメージに近づいたような気がします。
 ところでこのラケット、前回の教訓があるのでごくノーマルに指定どうりに張り上げました。さもないと、ストリングがバンパーのミゾからハミ出て、”ウーファーなんたら”が”カチッ”とハマらなくなります。しかし、そーするとショートサイドのメインはすぐ上のクロスでタイオフとなりますが、そのためにはロングサイドでトップ側のクロス2本を先にはらなきゃならない。だから、その前に作業しやすくするためにショートサイドの最後のメインは通さずにボトム側でスターティング・クランプで仮止めしなきゃならない..。つまり片側のメインすべてとトップ側クロス2本が張り上がった状態で、最後に対側のメインを引くことになる。しかもそそままタイオフだからテンションロスもデカイはず..こりゃ「左右対称にストレスを加える」原理に反してしるなぁ..まぁ、こんなコマカイとこにこだわってもしょーがないので無視しますけどね..。バンパーの溝を削って広げてみようかなぁ..ヘソ曲がりなのでメインは意地でもクロスにまわし込んでからタイオフしたいのぉ...なんか他に方法あります?

 

2003年冬某日..「VOLKL C10 PRO Xtended」 〜ストリングは”E-matrix”に限るのだ!〜

 ボクのラケットです。練習中に前回張った”アルファ ガット2000 17G”が切れました。耐用期間2ヶ月と20日。寒い病院体育館で練習試合中にフォアのリターンを打った時にいつもに場所で切れました。(センターから数えて3本目のメイン、トップから3本目のクロスとの交差点..なぜかいつもココらへんです。)マルチフィラメントなのになかなかノッチが入らず長持ちするかと思ったのですが、寒さも手伝ってかイッキにいってしまいました。(打球感がイマイチだったのでちょうど良かったのだ。)寒いところでテニスするとボールが飛ばないからハードヒットしがちになります。(ボールは事前にストーブの前で室温程度に暖めておくのですが、やがて冷えて飛ばなくなります。暖めすぎるとスンゴクはずみます..北海道らしいでしょ..)加えてストリングを含めてだいたいのものは冷えると硬くなるのでボールヒット時の衝撃を吸収できなかったのかもしれません。寒い季節、高いストリングを張っている人は要注意です。
 さて、今回は個人的にはとても気に入っている”TECNIFIBRE E-Matrix 16”を60P×54Pで張り上げました。このストリングはけっこう張り上げ直後のテンションロスが大きい印象があるので、やや硬めで張っています。前回の海外通販で40個も仕入れてしまいました。(一生モノだ..)ウレタン配合ストリングのハシリ的な存在で、スンゴクいい!..です。(たぶんボクだけ?)うんにゃ、ダレが何と言おうとこのストリングはやめられないネ。

 

2002年秋某日..「WILSON ハイパーハンマー5.6 ローラー OS」

 T会長のニューラケットである。ヘッドのTi-S2から乗り換えです。かなり異なったラケットだと思うのですが、そんなコト気にしないのがT会長です。コーボー筆を選ばず..といったところでしょうか。今回はボクがT会長の目の前で練習中にストリングを切ったことに刺激されて、張り替えることに。ちなみに会長は長年のテニス暦の中で、ストリングを切ったことは..一度もない..。少し横道にソレますが、ボクの切ったストリングは”TECNIFIBRE E-MATRIX 17”、使用期間1ヶ月半で切れました。ここんとこ気に入って使っているのですが、最近パッケージが変り中身もチョット変った?ような印象を受けます。TWでは、マルチフィラメントのカテゴリーからはずれてしまうし(すでに在庫処分のため?)、少し硬くなった感じがするし、アウターラップにノッチが入ってから切れるまでがやけに早いし..今まではノビノビで切れそうで切れない状態が長く続いていました。かんじんの打球感はさほど変っていないと思うのですが...。今度断面でも見てみます。
 さて、「ワシも切ってみたい..」とのリクエストに、ボクと同じ”TECNIFIBRE E-MATRIX 17”を55/52で張ることにしました。ローラーということでそのまま指定どおりに張りたいところですが、実験的にクロスを上から張るために10Bあたりのグロメットを広げてみることに...しかし、ラケットが変ってもやはり呪われたT会長のラケット、加えてこのシリーズのグロメットは薄い。熱した目打ちを引き抜くと、いっしょにちぎれたグロメットもくっついているではあーりませんか!ゲゲゲ!まずい...。とりあえず、あまっているグロメットを加工してツっこんでみました。うーん、我ながらイイできだ。たぶんT会長にはバレないぞ。どーせ、ココも見てないだろうし..。最初からフツウに張れば良かったワイ。
 さて、T会長ですが、「こりゃイイ!ストリングでこんなに違うものなのか!」とか感激していました。ホールド感アップ、しかし飛び過ぎず..という点が気に入ったようです。しかし、T会長のラケットは呪われているなぁ...。

 

2002年秋某日..「TOPSPIN ポリポーラー17」..ついでにTi-Moバンカー打ちました。

 女房のTi-S2に張ることに。(やはりココは身内で実験だ..)ブルーのカラーは鮮やかなのだ。これから冬、しかもポリということで、やや軟めの55/50ほどで張ってみました。このストリング、ポリとしてはスーパースマッシュよりも軟らかいかもしれません。打った感じも少しマイルド(軟く張ったせいもあるでしょうが)、飛び過ぎずスピンもしっかりかかります。(たまに打つとポリもいいなぁ..コントロールするボレーはややキビシイけど。)ラケットを振るのが好きな人にはいいかもしれません。
 ところでポリついで..といってはナンですが、ついにルキシロンのTi-Moバンカーを打つ機会がありました。ラケットはヨネックスのMPシリーズ、やや硬い張りでした。ラケット面をボールにぶつけるつもりで振っていくと、スピン・コントロール性能の高さを感じましたが、普段のヘナチョコスイングでは飛びもコントロールも??でした。こんなに一生懸命スイングしなきゃならないなんて..すぐに疲れちゃうのだ。「一番やわらかくて、いろいろなスイングスピードに対応..」ってコトですけど、ラケットとの相性が悪かったんでしょうか?チマタで流行っているようですが、ボクのようなシロウトにはキビシイかったですねぇ..。

 

2002年秋某日..「BABOLAT VSコントロール デモラケット」

 ”デモラケット”?なんじゃ?と思った人も多いでしょう。詳細は不明ですが、なんでもメーカーのほうから送られてくるものだそうで、小売り店で展示用・試打用ラケットとして使用されるものだそうです。(いくらで仕入れているのか不明ですけど..)得意のアメリカはテニス・ウェアハウスから海外通販しました。VSシリーズはVSコントロールとVSドライブ、VSパワーが在庫処分で$89.99、VSコントロールとVSドライブのデモラケットならグリップ3限定で$69.99、新品・未使用・カバー付きでした。スロートの部分に控えめに”DEMO RACKET”の文字が入ります。今回は注文段階でミスが多く、なぜか”UNSTRUNG”を選択してしまったので自腹でガットを張りました。ガットはアルファ ガット2000 17G、おそらくTWでも、もっとも安いマルチフィラメントです。表面がツルツルしていて、軟らかくて張り易かったです。まぁ、バボラなんで新・バボラっぽく張ろう..と思ったのが大きな間違いでした。このラケットはメインの最後がトップにきますんで、そのまま上からクロスを張っていけばいいものを、わざわざショートサイドでトップ側数本のクロスを張ったのでグロメットからストリングがハミ出てしまうことに..。おかげでウーハーなんたらのキャップがはまらなくなってしまった!ゲゲゲ..やむなくキャップ内側のツメを折りムリクリ押し込むことに。ちょっとフィットしていないけど、まぁ関係ナイでしょ。使ってみての感想は、やや重く、打球音が”カシャンカシャン”しますが、なかなかイイ打球感です。ヘッドバンパーを付けないほうがイイかも?ホールド感もあって、少なくともC10EXよりもスピン性能が高いように思うので、時々使ってみようと思います。アルファのマルチですが、中心部が細い繊維の集合体で、その周囲をモノフィラメントのようにナイロンラップに囲まれております。全体的に軟らかくて衝撃も少なめで飛びもやや控えめ、ちょっとくたびれたボールを打っているような感覚だなぁ..なんか中途半端なボールの食い付きデス..。

 

2002年秋某日..「WILSON ハイパーハンマー3.1ローラー」

 フクフクのラケット。十勝リーグ団体戦に向けて張り替え。ガットはバボラットのスーパーファインプレイ17というモノフィラメントをメイン58P×クロス55Pくらいで。「少し硬めに..」ということで、メインのセンター6本は62Pで引っ張ってしまった。許容テンションをオーバーしているけど、まぁラケットは無事だったので良しとします。このガットはおそらくそのへんでは売っていないもので、やや硬めの打球感&高反発で、テンションロスもOG-シープなんかよりは断然少ないです。個人的にはとても気に入っています。今回はめんどくさいので普通に張り上げました。ガットが硬いのと、テンションが高かったためでしょうか、振動はかなり少なくなったと思います。しかし、カンジンの試合では..フクフクは腰椎椎間板ヘルニアと診断され思うように動けず、団体戦も2部に降格してしまいましたとさ...トホホ

 

2002年夏某日..「YONEX RQ-500 BIGSLIM 110」

 この名前を聞いて「あぁ、あのラケットね..」なんて思う人はほとんどイナイでしょうね。白いて厚いフレームで、けっこう重いヤツです。もとはT会長使用モデルでしたが、最近になって男子高校生に寄付したもので、現在はみんなの予備ラケットとなっているようです。テレビのチカラは恐ろしいもので、今年はテニス部入部希望者が殺到。顧問の先生はウレシイ悲鳴を上げているそうです。(?)そう、あの「テニスの王子サマ」ってヤツの影響ね。まぁ、何人かの生徒さんが卒業後も将来的にテニスを続けてくれることを願います。
 さて、すぐに切れないストリングを..ということで、あまっていたポリエステルストリング、"GOSEN POLYLON 17"をメインとトップ側クロス3本とボトム側クロス3本に張って、残りのクロスはこれまたハンパな長さの"GOSEN OG-SHEEP MICRO 16"を張って変形2本張りとしました。テンションは56P×50P。これなら当分もつでしょう。しっかし、もうダレもポリなんて張らないなぁ。ダレか使ってくれないかなぁ..。

 

2002年夏某日..「WILSON ハイパーハンマー2.6 ローラー」

 鍋Tのラケットです。最近いよいよ動けなくなってきたためでしょうか、ヘッドのTi-ヒートからの変更です。えーと、まずはラケットをセットして..ハエ?トップ側のふくらみがデカすぎて2時・10時の方向から押さえられないぞ..。そうデス、そのラケット形状ゆえ、支持アームをめいっぱい広げても支持ポイントがフレームの外側まで達しないのです。やむなく支持ポイントの金属の棒部分にリプレイスメントグリップの残骸をクッションとしてはさみ込んで、フレームの内側から支持してみることに。ウーム..さすが安物ストリングマシン、苦労するぜ。
 ローラーシリーズってのはゴクふつうに張っていかないと、おかしなことになります。もちろんクロスをトップ側から張っていくこともできますが、グロメッットホールを広げたり途中でヒネリを入れたり..イロイロ考えさせられた思い出があります。今回はめんどうなので指定どおりに張っていきました。鍋Tの指定は高級ストリングの"GOSEN TECGUT16"をメイン57P(クロス52P)で。しかし、このガットの寿命は短いね。ローラーじゃあまりわからんかもしれないけれど、張った直後はボールの食い付きが良くて、とても気持ち良く打てるんだけど、すぐに茶色く変色して伸縮性が失われるような気がするのは私だけでしょうか?マルチとは思えんのだ。しかも、このガットはよく伸びますが、加えてラケットも目に見えて変形するのでスリル満点でした。試合前ということで急いで張り上げたのですが、試合の結果は..予選リーグ敗退+順位決定戦初戦敗退..だったそうです。トホホホ...

 

2002年夏某日..「PRINCE サンダーシエラとウインブルドンテニス」

 高校時代テニス部だったという看護学生さんのラケットです。ストロークを中心とした守るテニス..になるでしょうか。さて、このラケットには"JRSA( 日本ラケットストリンガーズ協会)"と印刷されたシールが貼られていました。ウーム.."アラウンド・ザ・ワールド"っぽくてクロスはボトム側からだけど、メインの途中からクロスに流し込まれている部分も有り..かなり複雑なのだ。さすが、ストリンガーズ協会加盟者、ノットの部分から切って観察してみれば良かったデス。今回はフツウに"新・バボラ"っぽく張り上げてしまいました。
 さて余談ですが、ちょうどこの頃はウインブルドン開催中で、テニス掲示板に選手の使用ラケットに関する質問やコメントが数多く書き込みされました。(ボクの家にはケーブルテレビはおろか、BSもなく、しかもNHK受信料も不払い..夜遅くまで起きて見る気力もナイので男女の決勝をチョコット見ただけでした。)話題になったラケットにウィリアムス姉妹のラケットがあります。2人の以前の使用モデルはすでに廃盤となっており、現在のモデルでスイングインデックスの近いモデルの外観をウイルソンにあてがわれた..といった状況だったのではないでしょうか?ヴィーナスのHH4.0なんてTWの商品説明で中級者向けと紹介されているし、セレナのHH6.2なんて、そのカラーリングから"スカンク"(オナラが臭い..)なんて言われているし、とてもプロのハードヒットに耐えられるラケットには見えないのだ。まぁ、プロがホントウに使っていたとしても、それがシロウトにとっても良いラケットであるとは言えないし、「プロが使用中..」という宣伝文句は、あまり意味がナイような気がするのですが...。(だけどプロと同じものを持ちたがる人って、世間には多いのだ。)

 

2002年夏某日..「海外通販で大量9本のラケットを仕入れる」

 円高になってきたので海外通販することに。(しかし、コレを書いている今はさらに円高がすすみ、1$あたり6円は損したなぁ..)投げ売り状態のローラーシリーズを中心に、大量9本ものラケットを購入してしまいました。まぁ、ココで書き留めておきたいことは、どのラケットもかなり乱暴にストリンギングされているなぁ..ってコトです。ローラーシリーズは張り方がウルサイのでほぼノーマルな状態ですが、ダンロップ200GやヨネックスMP-2なんかは、メインのはじにスターティングノットを作っていますし、どのノットもユルくてほどけてきそうです。ダブルノットなのでテンションに大きな影響はナイと思いますが、かなり雑な作業であることに違いはありません。
 今回、注文したのは月曜日の夕方..ってコトはむこうでは日曜日の夜10:00ころ。注文確認メールが来たのが火曜日のお昼ごろですでに出荷されていました。アメリカ人が朝9時ころから労働にハゲむと仮定すると出荷までの時間はおよそ8時間。いったいこの時間内に何本のラケットを何人で張り上げているのかはわかりませんが、スピード重視の作業になることは間違いないでしょう。きっと、サービスガットもナチュラルガットもただ機械的に張っていくことになるんでしょうね。注文の過程で"unstrung"を選択すればサービスガットが単張りでついてくればウレシイのですが...。ダレかやったことあります??

 

2002年夏某日..「Ti-ヒート&"帰ってきた"ローラー3.1」

 鍋Tは2本のヘッドTi-ヒートを所有している。赤いヤツね。Ti-シリーズの中ではもっとも短命だったかもしれんね。フツウのラケットです。いつも細めのモノ・ストリングをタテ・ヨコ40Pでユル〜ク張っています。ユルく張る理由は鍋Tの体格と体力から、少ない運動量で効率良くボールを飛ばすためです。(わかりやすく言いますと..「いかにオーチャクしてポイントをかせぐか..」と、いうことになるでしょうか?)鍋Tのテニスは"あしたのジョー"のようにカウンター狙いなのであった。
 もう一本はフクフクの"帰ってきた"ローラー3.1。保証が効いて無事に帰ってきました。(フレームだけ)ただし、戻ってきたのはマイナーチェンジ前の塗装がゴールドのヤツ。現在売っているのは紫がかったゴールドなのだ。まぁ、中身に違いはナイのでどうでもイイことですが。今回はメインの最後を下からクロスに通して上にもっていき、クロスを上から張ってみました。ガットはゴーセンのマルチ、スーパーテックガット16でした。前回から問題になっていたビビリ現象ですが、やはり出てしまいました。前回と同程度で、かなり抑えられているとは思うのですが。今回はガットが軟いということも関係しているのでは?と、勝手に思っています。コレで次回はどうしましょ?残っている手段は..グロメットを左右ひっくり返す(期待ウス..)..液状シリコンをローラー部分に注入する(いいかもしれん..)..その前にまた折れなきゃイイけどね。

 

2002年春某日..「YONEX RA-2000 スーパーミッド」

 ボクの実の姉のラケットデス。非力を絵に描いたようなヤツで、いつもはスクールのコーチにテキトウに張ってもらっているそうです。コーチに張ってもらったというもう一本のラケット、プリンスのTTライトを見せてもらったのですが、ダブルグロメットの処理に失敗してフレームの外でストリングが重なっていました。いかんよ。コレでお金なんかもらっちゃぁ..。(ちなみにスクールは西友平岸店近くのRテニススクール)
 さて、非力+ただの趣味プレーヤーということで、細めのモノの"OG-SHEEP 2700NX(1.20)"を50P×45Pで張り上げました。このラケットもメインの最後がボトム側にきますので、ショートサイドでトップ側クロスを2本、ロングサイドでボトム側クロスを2本張ってから残りのクロスをトップ側から張っていきました。ヨネックスのラケットはその形状のためでしょうか、先に張ることができるクロスが2本・4本ということになる場合が多いです。先に4本も張ってしまうと、打球感にかなり違和感が出てしまうかもしれませんし、先に2本を張った場合はノットを作るグロメットまでやや遠くなってしまいテンションロスが大きくなってしまうかもしれません。ウーム..フツウに張れ..コノヤロ...ってコトですかねぇ?
 あと、このラケットも今ではほとんどお目にかかることはありませんが、特徴としてフレーム断面が三角形でストリングホールがフレームの外でジグザグになっていることでしょうか。(フレーム内側はフツウです。)ストリングホールがジグザグというのは昔のプリンス・ボルテックスシリーズなんかもそうでしたね。フレームに近い部分でもうひとふんばりできる..(スイートスポットが拡大する)という宣伝モンクだったような気がします。すぐに無くなってしまいましたけど..。RA-2000もその手の効果があるんでしょうか?ストリングがナナメになる部分はグロメットの中なので、ストリングの可動域という点から考えるとややアヤシイ気がするのですが...。

 

2002年春某日..「YONEX アイソメトリックプロ スーパーミッド」

 学生時代はアシスタントコーチの経験があるO崎先生使用ラケット。久しく張りっぱなしでしたが、大会前に張り替えることに。リクエストはメインもクロスも55Pで、定番の"OG-SHEEP MICRO16"を張り上げました。このラケットは何年か前のヒンギスモデル(?)のようで、フレーム厚均一、ボックス形状で最近のヨネックスにはない重厚なツクリとなっております。最近トントお目にかかれない極薄フレームで、ノットの切れ端がフレームからはみ出そうになります。最後のメインがボトム側にくるので、"新・バボラ"っぽく(?)張り上げました。当時でもちょっと重かったと思いますが、なかなか良いラケットでかなりの人が購入したのではないでしょうか。しかし、このラケットにも弱点はあります..それは.."とにかく地味.."なのです。色はアズキ色というか、乾いた血の色というか、ドドメ色というか..カタチも知らない人が見れば「スカッシュですかぁ?」と、思わず言いたくなるようなカタチ..。せっかくヒンギスに使ってもらって世界中に中継されるんだから、もうちょっとハデなデザインにすればイイのに..と思ったのは私だけでしょうか?個人的にはヨネックスのフレーム形状はキライなのだ!グリップエンドもシックリこないゾ!..って、こんなアジアの極東のオマケに片田舎でボクが何を叫んでも目クソ鼻クソなんですけどネ...。全国のヨネックスファンのみなさん、失礼しました...

 

2002年春某日..「ローラー3.1死す..&WILSON ハイパーハンマー5.2」

break31.jpg (5831 バイト)さて、本格的にテニスシーズン到来ですが、この前に張り上げたばかりのフクフクの"ウイルソン ローラー3.1"が練習中に折れてしまいました。状況としてはサービスライン付近に上がったヘロヘロなロブを「快感スマーッシュ!」と言って、思い切りタタいたところ、「ビチッ!」という音とともに折れてしまいました。フレームショットではなく、先っぽの方でインパクトしたとのこと。一応このラケットではスイートスポットの上の方..ということになるんでしょうか?折れた部分は下から2番目のローラー部分。やはりフツウのフレームよりは衝撃に弱いんでしょうね。現在は購入した札幌のお店に保証が効くかどうか問い合わせ中です。海外通販したラケットじゃなくて良かったのだ。
 ついでにもう一つ、現在はファッションブチックS君のラケットとなったウイルソン ハイパーハンマー5.2(もちろん前の所有者はティコティコW氏。)を張り替えました。本人イワク「やや飛びを抑えたい..」とか言ってましたっけ?(イイカゲンに聞いていたのでよくおぼえていないのだが...)前回の1.35の太さでやわらかめのモノ(DUNLOP CHAMPIONSHIP NYLON 15L)から、細め1.25でやや硬めのモノ(BABOLAT SUPER FINE PLAY 17)に変更しました。テンションも56Pから53Pへダウン?..飛びが反対に良くなったりして..まぁ、イイや。これから屋外の季節だし、自分のスイングでボールを運ぶんならこのくらいでしょう。(えぇ、きっと、たぶん..。)また今回クロスのタイオフは指定のクロスホールにしてみました。ノットが端のメインに接していますが、気にしないことにします。もともと上級者には、クロスにノットを作るよう指定してくる人が多いそうですが、これはメインに結んだノットがバイブレーション・ストッパーのような作用をするため、打感がにぶるのを防ぐためだそうです。するってぇと、ボールの衝撃をより受けるスイートスポット付近のメインストリングへのノットが問題になるわけで、一番端っコのオフスポットのメインにクロスのノットが触れようが何だろうが関係ナイってコト?うん、そーに違いない。よし、これからはウイルソンのラケットはコレでいくのだ。

 

2002年春某日..「WILSON ハンマークラシック4.2&プロスタッフ6.6Ti」

 ティコティコWさんの執念が実り、念願の愛用ラケット「ウイルソン ハンマークラシック4.2 OS ストレッチ」をネット上で発見!もう一本手に入れることができました。しかも新品!(\9000円でしたっけ?)いやぁ探せばあるもんスね。(それほど良いラケットとは思えませんが...)。理屈からいえば新品ですので、かなり飛びが良くなるハズですが、どんなもんでしょ。とりあえずTECNIFIBREのモノストリングを張り上げました。
 もう1本は主婦会員T木さんの"ウイルソン プロスタッフ 6.6Ti OS"にTECNIFIBREのマルチである"E-MATRIX 16"を軟らかめに張り上げました。2年間もモノストリングを張りっぱなしに加え、最近やや肘が痛むとのことで、ウレタン配合のこのガットにしました。改善されればイイのですが...。ところで"プロスタッフ6.6Ti"って何?と思いました?ちょうど2年ほど前にTENNIS WAREHOUSEから通販しました。当時の価格で$79.99(税・送料込みで\10,233円)、バランスはほぼイーブンで"PWS"などの装備はありませんが、非常に素直で扱いやすい印象を受けました。ちなみに2002年春現在、すでに売り切れてしまったようですが、まったく同じモデルがとあるテニスショップ「エデ」さんで\19、800円で紹介されています。

 

2002年春某日..「YONEX RD-8、プリンス パーフェクション 16」

 職場のT本ドクター使用ラケット。かの伊達公子モデルである"RD-8"です。(しかし中身は違うモノだった..という説もあります。)T本ドクターは3本所有していますが、どれもかなり年期が入っており、塗装ははがれカーボン繊維むき出し..しかもその部分はYONEXラケットの弱点であるトップ側のカドばった部分..うーむむ、"バキッ"といきそうな予感が...とりあえずT本ドクターはグリグリのハードヒッターということで、もっとも太いモノストリング"Dunlop Championship Nylon 15L(1.35)"を56P×50Pと、かなり弱気に張り上げました。おそらくまたすぐ切れるでしょうが、1張り\200円のストリングですからまたドーゾ。
 もう1本は、アスワンママのハイパーハンマー4.3 OS(USモデル)に"プリンス パーフェクション 16"というストリングを張りました。プリンスのこの系列はいちおうマルチに分類されると思いますが、他のメーカーのマルチとはややオモムキが違って、比較的太い繊維が数本寄り集まって構成されています。表面はツルツルしてスベルし、スピンガットみたいにひねくれているし伸縮性もよくありません。リクエストどおりに52P×47Pと低めに張り上げましたが、かなり打球感が変りそうです。どんなもんでしょ?だけどラケットが4.3OSでUSモデルでパワーホール有りだから、あまり変化は感じないかもしれません。..ってなコト書いておいて、プリンスのホームページに行ったら、このストリングについて"高強度繊維「テクノーラ 」の採用により耐久性とソフトな打球感が向上、さらに、凸凹の波形状の表面が包み込むようなホールド感と食い付き感を生み出します。..※張りは通常より5〜10%落とすことをおすすめします。"なる説明が..。まぁいっか?しかし"耐久性とソフトな打球感"がそう簡単に両立するとは思えませんが...。

 

2002年春某日..「HEAD i-プレステージ MP」

 競馬師のS崎氏所有ラケット。(以前はTi-ラヂカル MP)道具にウルサイT山氏から譲り受けたものである。もっとも高価なガットである"GOSEN SUPER TECGUT 16"(\1300)を注文いただきました。ありがとうございます。(それにしても在庫がダブつきぎみ..)
  メイン52ポンド、クロス50ポンドほどで"新・バボラ"っぽく張ってみました。定規でテキトーに測ったのですが、横方法の変化は1ミリほどで、ほぼ変形なく張ることができたようです。(うーん、自画自賛..)だけどフレームの外でガットが交差しているかも?..キャップグロメットなので、暗くてよく確認できなかったのだ。また、今回もノットは目打ちを使わずエイトノットにしてみました。止める場所を指定ホールではなく、すぐ隣りのクロスに止めればテンションロスも低く抑えられるような気がします。うん、これからマルチはコレで行くのだ。また同時にグリップのパレットも2→3へと交換しました。S崎氏にはガットもグリップもおおむね良好のようです。サイズアップの時はエンドキャップが小さくなってしまうので、パレットのエンド部分を面取りしてムリヤリ押し込んでしまいました。エンドキャップの交換パーツってのもあるんですかネ?

 

2002年春某日..「WILSON ハンマークラシック&3.1ローラー」

 ラケットマニアのティコティコWさんのメインラケット。(やはりと言うべきか、すでにハイパーハンマー5.2は売却!)前回ボクのラケットに張った"ウィルソン センセーション アイス16"を"新・バボラ張り"っぽく、56P×53Pくらいで張ってみました。このガットは切れやすいそうですが、打った感じはとても良いデス。(あまりマルチっぽくないのですが..しかも、なぜかボクはサーブが入らなくなりました。技術的なこと以外の原因を現在探索中です。)はたしてWさんはこの張り方を気に入ってくれるのだろうか?
 もう一つはフクフクの"ハイパーハンマー3.1 ローラー"。このラケットも他のローラー同様に、指定どおりにストリンギングしていかないと指定のタイオフホールにすら到達できないのだ。最初は量販店で張ってもらったのだが、ナントモいえないビビリがある。ガットを切った状態で持ってきたので、どういう状態で張られていたのかは確認できなかったが、今回は1本張りでやや硬め、クロスも「5ポンド落とす」ところを3ポンドにしてレクタングル・パワーを55P×53Pほどで張ってみました。結果、ビビリは減少、ややトップ側のローラー部分にビビリが残る程度になったと思います。最初に比べればかなり改善したかも?(自画自賛..)トップ側からクロスを張っていけば、もっとビビリを抑えられるかもしれませんが、フレームも太い(グロメットホールも長い)のでグロメットをムリヤリ広げてタイオフするには勇気がいるのだ。"コートサイドテニスさん"のローラーのページに「近日中に張り方を紹介したいと思います..」って書いてあるので期待しているのですが...お忙しいようです。

 

2002年春某日..「WILSON センセーション アイス、その他道具について」

 自分の"VOLKL C10"に"ウィルソン センセーション アイス 16"なるマルチフィラメントを張ってみました。(メイン60ポンド、クロス54ポンドくらいで..)このガットはマルチとは思えないほど硬く(”OG-SHEEP”なんかよりも断然硬い。)て張りやすかったのですが、張り上がりも硬くなってしまいました。ヘナチョコなボクのためにはもうちょっと落とせばよかったような気がします。しかもこのガット、親切にも全長13.4メートルもあって3.8メートルも余ってしまった。もったいないのだ!ケチなボクには耐えられないコトです。
 さて、一応マルチということで今回は目打ちを使わずにエイトノットで止めてみました。このためにカム・アクション・プライヤーなるモノを購入(\3900円..例の”EAGNAS”から)して実際に使用してみたのですが、結果は..??でした。こんな使い方でイイのだろうか?ただつかんで引っ張るだけならスターティングクランプでもイイような気がしたりして..。先達はあらまほしきことナリ...なのだ。しかし、どうもこの方法はわかりません。手で引っ張るには限界があるし、直接引っ張るわけではないので実際にはかなり低いテンションになるはず。しかもその部分の摩擦もかなりのもの..最後に6〜7ポンド増しで引いたとしても、とてもカバーできるものじゃナシ..と思うのですが..。どうなんでしょ?...モノフィラメントやポリみたいな丈夫なガットにはやっぱり目打ちを使おうかなぁ...。テンションロスに限っていえば、その方が少ないと思うのですが...。

 

2002年冬某日..「ラケットのグリップ改造」

 伝説のヨッパライY氏は、2本の”HEAD Ti-Fire Tour Edition”を所有しているが、1本はグリップサイズ2(ボクからお買い上げ)、1本はグリップ3(ティコティコW氏よりお買い上げ)である。本人のグリップサイズは2なので、3のラケットはシンセティックレザーをはがしてオーバーグリップを2枚重ねで使用していたのですが、違和感があるとのことでグリップを改造することにしました。うちの物置部屋にはグリップサイズ2の完全にヘタったラヂカルツアー260が放置されているので、そのパレットと交換することにしました。すでにご存知のかたも多いと思いますが、ヘッドのグリップはやや硬いウレタンプラスチック(?)みたいな素材でできたパレットを2枚貼りあわせて構成されています。これをはがして交換すればグリップサイズは3から2に変更できます。他にフォルクルなんかもこのパレット形式です。あとのほとんどのメーカーはバルサ材みたいなウレタンで固められています。特殊なところで昔のボルテックス(プリンス)は硬質ゴムみたいなものがグリップを形成していましたネ。
 さて、2本のラケットのグリップエンドをはずして両面テープでガッチリと粘着しているパレットを注意してはがしていきます。(だいぶキズついてしまいましたが..)パレットを交換して、グリップエンドがスカスカになってしまったのでセロテープを巻いてサイズアップ。U字の釘で固定して、交換完了です。..だけど、ラジカルツアー260のグリップパレット内側には15ミリ×120ミリくらいのゴムが貼りついています。それで衝撃を吸収するシステムなんですけど、明らかに打感も変わってしまいそうです。(Y氏には好評)
 蛇足ですが、この”HEAD Ti-Fire Tour Edition”のエンドグリップにはなんと”Made in China”の小さいシールが貼られています。この他にも”Ti-Pro Tour”なんかが”Made in China”だそうです。製造工場が変ると、ビミョウにグリップサイズも変る(場合によってはラケットそのものまで変ってしまう)可能性があったのですが、なんとかウマクいったようです。しかしヘッドといえば”Made in Austria”だったのですが、やはり中国の安い労働力にはかなわないのでしょうか...。

 

2002年冬某日..「伝説のヨッパライY氏のHEAD Ti-ファイヤー ツアーエディション」

 やたら長い名前がついておりますが、この他に「ヨーロッパエディション」、「プロエディション」なんかがあったと思います。ヘッドTiシリーズの中ではもっとも競技性が高いかも?と思ったのは私だけでしょうか?実はこのラケットはボクがY氏に売りつけたものです。10分使用して自分にはあわない(使いこなせない)ことが判明しました。うーん、やっぱりブリッジがあるとシックリこないのぉ..。という言い訳です。Y氏はテクニシャンなので今回はTECNIFIBREのマルチフィラメントを選択。このモデルはメインの最後がトップ側にきますんで、何のヒネリもなくフツウに張ってしまいました。ガットの使用長は10メートル(ムリして9.5メートル)ということで、2メートルも余ってしまいました。モッタイナイのだ。
 話はかわりますが、アッシャウエイのケブラーに商談が成立しました。埼玉県のNさんへ引き取られていきました。ありがとうございました..。

 

2002年冬某日..「T村クンのPRINCE ”チャングラ”」

 ”チャングラ”−”チャンチタ”−”チャンチキおけさ”....日々、進歩するラケットではありますが、どうにも生き残れないシリーズはあるものです。ご存知アメリカの信心深いテニスプレーヤー、マイケル・チャン使用モデルでした。このラケットを買った人は多いと思いますが、グラファイト・オリジナルのような打感はないし、ただ乱暴に1インチ伸ばしただけじゃないか、と思われるようなバランスの悪さ...。体を壊しそうなラケットだったと記憶しております。(特に初期バージョン)その後、打感は少しやわらかくなったり、チタンで補強されたり、グロメットに細工したりしましたが、いつしか消えてしまいました。現在ではチャンはバボラットのラケットを使用中です。
  さて、ごく普通の"GOSEN OG-SHEEP MICRO 16"を56ポンドで張りました。T村クンには「何年も張りっぱなし」、「しかもそのまま何年も放置」、「過去に同じラケットを2本も折っている」とさんざんオドされましたが、特に何ゴトもなく張り終えました。

 

2002年冬某日..「K宮さんの最新最先端ラケット、HEAD i−ラヂカル MP」

 新しいラケットだから緊張するのだ。ところで、昨日はじめてわかったんだけど、ストリングマシーンのフレームを固定する6ヶ所のうちの1ヶ所がビミョーに曲がっているのだ。(2時または8時の方向から押さえるヤツ。さすが安物なのだ。)いままでしめ込んでもなかなかシックリいかなかった理由がやっとわかったワイ。とりあえずゲンノウ(カナヅチ)でたたいて使用中...。
 さてこのラケットはTi−ラジカルとほぼ同じようなもんです。ジャッカン、スイングウエイトが軽くなっってブリッジ部分にチタンファイバーのかわりにピエゾナントカを貼り付けたもの..らしいです。(なんたってグロメットが共通だから、限りなく近いのだ。)ガットは"TECNIFIBRE E-Matrix 16"というマルチを張ったのですが、ストリングパターンが細かくて苦労しました。とくにガットが柔らかいのでネジレやすいし、ネジレた部分は一瞬にして白く変色してしまうのでバレバレなのだ。たしか張る前はクリヤーに近い色だったんだけど、ホワイトっぽくなってしまったような...やはりマルチは張りづらい...。
 ちなみに"TENNIS WAREHOUSE"での張り方はメインの一端にスターティングノットを作って引いていったようです。ハッキリ言ってダメな張り方なんですが、アメリカ国内でもi−ラヂカルが売れまくっていた時期だけにストリンギングの効率を上げるための方法だったのでしょうか?

 

2002年冬某日..「呪われたラケット..T会長のHEAD Ti-S2」

 また大失敗してしまったのだ。呪われているなぁ..T会長のラケットは。
ややガットの在庫がダブついているので、T会長をそそのかして張り替えることに。「会長、そろそろ張り替えましょう。」「え?だってまだ3ヶ月くらいしか経ってないよ。」「ポリの寿命なんて1、2ヶ月ですよ..」あとでシールみたら、前回の張り替えは去年の6月..もう7ヶ月も経過しているじゃないの。(それを”3ヶ月”とは、ボケてます?)今回は冬なので一張り¥200のダンロップの太めのモノフィラメントを勝手に選択。クロスを2/3ほど張り上がった時にトラブル発生!うぃ〜ん..と牽引したら、やたら巻き取れる??あわててストップしたら、うっかりテンションのかかっていないほうのガットを引っ張っていたのでした..。しかもターンテーブルの端に引っかけて、ガットは裁断寸前..。トホホホ...またもやT会長のラケットは特異な変形2本張りに。だけど今回は同じガットを使ったから、たぶんT会長は気がつかないだろうな。(変な場所にノットがヨケイにあるけど..)おそらくココも見てないし、うん、だまっていよう〜っと。

 

2002年冬某日..「まただよ..女房のHEAD Ti-S2」

 「2本ともキルシュバウムにしてくれ..」ということで、ゴーセンのポリロンをロクに使いもせずに切って、張り替えることに。たしかに"スーパースマッシュハニー 1.20"を使っていれば、ポリロンなんて「なんじゃ?こりゃ?」って感じになるんでしょうねぇ。
 前回の話の内容とダブリますが、タイオフの場所に難点が...。

sinn025.JPG (20425 バイト)

今回は図解入りで...
メーカーのボトム側タイオフ指定ホールは図中のこのホール。7Bと9Bですが、クロスガットとの隙間が狭いことに加えて、角度的にノットがグロメットからハミ出しそうになります。ほとんど直にノットがフレームに接触しそうになります。今回もボトム側は11Bでクロスにタイオフしてしまったワイ。

 

2002年冬某日..「ガット単品を海外通販してみました...」

 「ガットを単品で個人輸入すると繊維製品とみなされ関税がかかる?」..この疑問に答えるべく私は立ち上がったのでした。(っどっぱーん!..荒れ狂う荒波に仁王立ち..といった雰囲気でお願いします。)いつものように"TENNIS WAREHOUSE"にリール2個と単張りを14個、合計$150ほどを注文したところ、5日後に到着。ペリカン便のおにいさんとサイフを握り締めて対峙するワシ...「ココにサインくださーい」..ム?はやく関税関係の書類を見せろっつーの!ココロの中でそう思い、汚い字でサインしてサイフを開けようとしたところ、「ハイ!どーもー!」...ペリカン便のおにいさんはそのままイズコヘ...??ハエ?タダでいいの?消費税も払ってないけど?...んなわけで私の勇気ある挑戦はアッサリ幕を閉じたのでありました...っと思ったら、ナント1週間後に"FedEX"から「請求書在中」なる封筒が...。ゲゲゲ!やっぱりタダじゃないのね−!
 封筒の中身は\1700の請求書と、関税関係書類でした。\1700の内訳は関税\500+消費税\600+地方消費税\100+FedEXの関税手数料\500でした。ちなみにガットは税表番号3926.90-2、その他のプラスチック製品という分類で、関税率は3.9%でした。もしもナチュラルガットなんかを注文すると、素材が違うからまた変ってくるんでしょうねぇ。
 いつも思うことですが、これらを算出する根本となる"仕入書価格(C&F、CIF)"がどうやって決定しているのかわかりません。今回は送料込みで合計$174.89の買い物に対して仕入書価格は$115.53でした。まぁ、税金を加えてもまだ安いので良しとします..。また、この支払い手数料はこちらの負担となるのですが、FedEXに問い合わせたところ、クレジットカードチャージもできるので、それを利用すれば手数料はタダということでした。まぁ、3.9%なんてビビたるもんすヨ。

 

2001年冬某日..「WILSON ハイパーハンマー4.3 OS USモデル」

 アスワンママ所有モデル。最初は郵便局員M氏が、デザインが気に入ったことと「やっぱりオレはビーナスだナ..」という意味不明の理由から、海外通販で購入。しかしどうにも合わず、アスワンママに譲渡したものです。(ちなみにアスワンママはこの4.3がいたく気に入り、最近2本目を購入)このラケットはUSモデルということで、パワーホール有り、ストリングパターンもメインが16(国内版は18)となっており、国内版とは明らかに違うモノです。(ウイルソンのラケットは、特にこの傾向が強いデス。)
 さて、ごくフツウに張っていったのですが、クロスのガットを通す時にパワーホールのウレタンに引っかかって、なかなかウマク通りません。めんどうクサイのだ。しかも、他のウイルソンのラケットと同様にクロスでタイオフする余裕がナイし、他のクロスで止めようにもパワーホールの中じゃ止めようがナイ...。結局メインで止めちゃいました。以前に張ったショップのストリンガーさんはシングルノットをグロメット内に陥没させて指定のクロスで止めていたようです。ちなみに最近"TENNIS WAREHOUSE"から購入したラケットのほうは、指定クロスをまったく無視してメインで止めてありました...。クロスでタイオフしたほうが、ガットにかかる負担が小さくて打感も損なわないらしい(?)のですが...。まぁ、シロウトなので良しとします。

 

2001年冬某日..「HEAD Ti-S2 女房モデルとキルシュバウム」

  生意気にも「最近、打球感が悪くなった..」との訴えがあり、同じガットを張りかえることに。ガットはドイツの"キルシュバウム スーパースマッシュハニー 1.20"というポリエステルガット。ポリエステルは伸びない素材なので、寿命はかなり短いと言われております。前回の張り替えから4ヶ月あまりが経過しているので、すでに寿命は十分マットウしていると思われます。
さて、ニッパーをフレーム中央のメインとクロスが交差する部分に入れて、中央から外側に向かって上下交互にななめにメインとクロスを同時に切っていきます。ポリの場合は"ブツッ"と切れて1cmほど縮むだけです。このガットは12mありますが、ポリの場合はいつもギリギリです。スターティングクランプがないと最後のクロスは引けないかもしれません。あと、このラケットで気になるのはスロート側のタイオフする場所です。スロートがしぼれている形なので、指定のホールではノットがグロメットからはみ出しそうになります。今回はメインもクロスもクロスでとめることにしました。何か不都合はあるのでしょうか?(まぁ、いいや。女房のラケットだし。)

 

2001年冬某日..「HEAD Ti-ラヂカル ミッドプラス」

  そうです。前回ゴーセンのマルチを引っかいて、情けないタイオフとなってしまったS崎氏所有ラケットです。今回はかなりガットがヘタってしまったということで試合前に張り替えることになりました。ガットは手元にあるマルチの"TECNIFIBRE E-MATRIX 16"です。さて、まずは前回裂けてしまったグロメットを取り替えて...メインガットを通して..おっと?ストリングパターンは何本だっけ?新品のグロメットでクセがついていなからアヤシイのだ。念のためデータを見てスキップホールを確認するのだ。そういえば、以前に東町保育所父母の会副会長のS井先生の"YAMAHA PROTO EX 110"を張り替えた時、グロメットのクセのとおりにガットを張っていったら上下のクロスが無くなってしまったことがありましたね。(もっと早く気づけよ..)以前に張った人が一度間違ってしまったようです。
 さて、今回もテキトーに張り終えました。だけどちょっとよけいなことして、またガットを一部イタメテしまったのだ。最後のタイオフで結び目がグロメットからはみ出さないようにメインガットをドライバーで内側に寄せようと思ったらスベッテ少し、ホンのちょっと、チョッピリ、引っかいてしまったのでした。やはりノット作りが鬼門デス。今回もこれでカンベンしてもらいます...。エイトノットで、目打ちを使わないやり方を体得せねば...。

 

2001年冬某日..「HEAD ラジカルツアー260 ミッドプラス」

 上の話のつづきになりますが、よく”ラケットのコシがヌケる..ヘタる..”という表現が使われます。フレームを構成するカーボン繊維なんかが”プチプチ”切れてしまい(まぁ、そんな感じでしょうか?)ラケット自体の反発力が減衰してしまうコトのようです。結果、飛びが悪くなります。C10の前に使っていた”HEAD Radical tour 260 MidPlus”(初代アガシモデル..ハワイで購入。海外モデルなので”260”の数字が入っている。ちなみに青いプロツアーには”280”の数字が入る。)ですが、このラケットはかなり使い込みました。(今でも一番のラケットだと思っています。)その当時はガンディーN川先生にバボラットのVFインターバショナル127を主に張ってもらっていました。ちなみにこのガットはハッキリと伸びたコトがわかるガットでした。(ホントかよ?)ある日サーブなんかを打った時に”グニョ”とした感触が残ったら、ハイ、それまでよ、でした。張り替え時期のわかりやすい、親切なガットなのだ。テニスに打ち込んでいた時期でもあり、徐々にフレームのカーボン断絶度が増していったと思うのですが、それと反比例するようにガットのテンションは徐々に下がっていきました。当時は特に意識していなかったのですが、今にして思えば、ラケットの”ヘタリ”をガットをユルめてフカシぎみに打つことでカバーしていたのかもしれません。
 ラジカルツアーは酷使された結果、表面の塗装がハゲて、イビツに変形してしまったので買い換えることになりましたが、表面的に問題ないきれいなラケットを”ヘタッた..”と言って買い換えるのはもったいないような気がしますね。(ボクってケチだから..)カーボン繊維が断絶した部分は色が赤くなって、真っ赤になったら取り替え時期デス..ってラケットがあったらわかりやすいのですが..。

 

2001年冬某日..「VOLKL C10PRO XTENDED」

 ボク愛用のラケットです。1本はラケットマニアのティコティコW氏から、「こんなの使えないヨ!」ということで譲り受けました。(良いラケットだと思うのですが..)気に入ったのでもう一本はドイツからネットで購入しました。”XTENDED”という英単語はなく、”EXTENDED(伸ばした..)”から来た造語のようです。海外では”X10”なんて呼ばれ方もしているようです。さて、自分のラケットということで、かなり短い周期でイロイロ張り替えをしてきました。ガットの張り替えは局所的にフレームに強いストレスを負荷していくことに他なりません。したがってガットの張り替え回数が増えると当然ラケットの寿命も削られていくようです。...するってぇと..もうボクのC10はコシがヌケている可能性がありますね..。まぁ、シロウトなんですから、そんなビミョーな感触は今のところありませんけどネ。

 

2001年秋某日..「WILSON ハイパープロスタッフ 7.6ローラー」

 ボクが購入しました。なんたって$99.99だったから。(2001年11月現在では$89.99..$10損した..)ラケット重量があるのでリターンなんかはイイ感じです。ちょっと小細工しづらいかもしれませんが..。購入時はモノガットでテンション56ポンド(クロスはおそらく53ポンド)だったのですが、かなり硬かったので今回はメイン52ポンド(GOSEN SUPER TEC AK 16)、クロス42ポンド(DUNLOPのモノガット)にしてみました。結果は..もっとメインを落としても良かったかな?でした。普段は"VOLKL C10 PRO XTENDED"にマルチガットなので、それに比べると打感がどうしても固くなります。次回はもうちょっとテンションを下げて振動止めでも使ってみようっと。しかし、このローラーですが、親切にも(おせっかいにも)ガットのタイオフする場所が決まっており、グロメットがふくらんでいる部分がトップ側に1カ所しかないのです。ケチなボクはあまったガットを使うために2本張りにしたのですが、むりやり2カ所のグロメットを広げてしまいました。しかも、ローラー部分のクロスを張る時には、いちいちターンテーブルを固定しないとローラー部分の隙間がデカイためにテンションをかける方向がバラバラになってしまうことが判明。めんどうクサイのだ。

 

2001年夏某日..「YONEX SRQ-900」

 うちの協会のコーチ役でもあるフクフク使用ラケット。2本所有。スーパーオーバーサイズとかでかなりデカイのだ。フクフクは強力なスピンサーブなんかを打つのでガットはよく切れる。しかし、問題はこのラケットだ。よく見るとスロート部分の表面塗料には細かくヒビが入っているし、テンションをかけるとフレームが縮んでいるのがハッキリとわかる。おまけにクロスを張る時には”ミシミシ”音がするし、祈るような気持ちになってしまう。しかもフクフクのリクエストは60ポンド。(一応、許容範囲)こりゃ、いつか折れると思うよ。補償金支払い第1号の最有力候補ラケットです。ちなみに秋の大会で普通に使用中、スロート部分で折れてしまい、1本はオシャカになっております。

 

2001夏某日..「HEAD Ti-S2 会長モデル」

 T会長はガットの張り替えをしないテニスプレーヤーである。以前のラケットは5年くらい張ったまま..であった。まぁ、どうでもいいテニスなので道具も関係ないし、歳のわりには体力があるから不快な振動やボールの飛びが落ちたことなんて、ぜんぜん気にならないのである。「今度切れたら替える..」と言っていたが、まったく切れる予兆が見られないのでハナシのタネに張り替えてみることにしたのだった。小細工はナシ、しかもケチなT会長の選択はもちろんただのポリエステルガット。Ti-S2は11メートルもあればイイだろう..と思って張り始めたのだが、なんせポリは伸びない。クロスを1/3ほど張ったところで、かなりアヤシイ雰囲気に。結果、トップ側の3本のクロスを残して張りあがり完了となってしまった。いくら無神経なT会長でも、このおかしいストリングパターンには気が付くだろうと考え、くずガットの中のキルシュバウムのスーパースマッシュの切れ端でカバーすることに。こうしてクロスのグロメットを広げまくって、トップ部分は黄色にアヤシク光るミョーなラケットが完成したのであった。(トホホホ..)

 

2001夏某日..「WILSON ハイパーハンマー5.2」

 ティコティコW氏から張り替えを頼まれた。W氏もボク同様にラケットやガットへの探究信が強く、いつかは自分に合ったラケット、ガット、テンションに巡り合えることを信じてやまない(おめでたい)人物である。W氏のラケット遍歴にはすざまじいモノがあるが、現在使用モデルは"WILSON HYPER HAMMER 5.2 MP"である。オレンジのヤツね。前回は「飛びすぎるから何とかして..」の要望にバボラのシントロニック(ポリエステルのマルチだそうです。)から、ただのゴーセンのポリエステルに変更。すると「打感が違うから何とかして..」(そりゃそうだ。ただのポリなんだから..。)今度はただの太めのモノフィラメントへ変更。本人イワク、「コレコレ、これだよ〜」まぁ、気に入っていただいて何よりでした。5.2はハイパーハンマーにありがちな乾いた打球感ではなく、ごくフツウの飛びのラケットだと感じました。コントロール性能も高く、最初に張ってあったシントロニックで十分満足できると思ったのですが...。ただ、プロスタッフの5.0なんかもそうでしたけど、タイオフがクロスになるのが正しい張り方のようですが、ノットを作るメインガットとのスキ間が5oもありません。ここでダブルノットを作るとメインガットに確実に触れます。(実際、シントロニックはとある神戸のショップで張ってもらったそうですが、メインガットが少しズレるくらいノットに押されていました。)これでもイイんでしょうかね?まぁ、プレーに支障はないでしょうが、めんどうなので他のラケット同様にメインで結んじゃいました..。次は何を買うのかなぁ..W氏は。

 

2001夏某日..「はじめてのマルチフィラメント」

 「これお願いします..」S崎さんに頼まれたガットは\2,600のシールがついた"GOSEN TEC GUT 16"でした。こんな高いガットを張るのは初めてだし、マルチフィラメントも初めてだし緊張するなぁ..。ラケットは"HEAD Ti-RADICAL MP"、バボラットのモノガットからの張り替えです。
このマルチガットはクランプした部分が"クシャッ"とつぶれて透明から白色に変色します。変色しないくらいのツカミだったら滑るかもしれないし..まぁ、こんなもんでしょ。テキトーに張り始めました。そして最後の結び目をつくる段階でフと、ガットを見ると...結び目をつくる場所から3cmくらいのところがササクレて1/4ほど切れているではないか!しまったー!オールで"ピリッ"と引っかいてしまったのねー!このマルチは表面コートもしていないのかなぁ..。マルチを張る時はもっと注意せねば..。しかもその場所はガットが鋭角に曲がり、もっとも負担の大きいところ..。やむなくその部分でカットして、むりやり近くのクロスで結び目をつくりました。(しかもシングルノット..)まぁ、ほどけることはないと思いますがクロスのグロメットがさけてしまったワイ。S崎さんにはワビを入れて勘弁してもらいました。さすが一流プレーヤーなのだ。(もちろんワシよりも数倍テニスはウマイ。)グロメットも、もう買ってありますんで次回取り替えさせていただきますぅ。ちなみにグロメットは"i-Radical"と共通で\500でした。

 

2001年夏某日..「アッシャウエイ ケブラー 17G」

 「こ、これが..アガシ先生御用達のケブラーか..」金色というか黄土色というか、菓子折りを包むヒモというか..ガットの基本概念をとっぱらってしまうようなガットなのだ。ガットっていうよりもこりゃヒモですな。ヒモ。ツルツルしてないし、切り口はボソボソだし、曲げると"クシャッ"ってなるし。とりあえず自分の"VOLKL C10 PRO XTENDED"に張ってみましたが、コチンコチンのカチンカチン..。この時は無謀にもメインもクロスもケブラーを張ってしまったために、とても使える状態ではありませんでした。とりあえずクロスを"OG-SHEEP"に張り替えるとホドホド飛ぶようになりました。コントロール性能は上がった(?)ような気がしましたが、かなり振ることと、インパクトの瞬間に力を凝縮させるような(?)意識が要求されるよーな気がしたのは私だけでしょうか?(..ような気がした..の連続ですネ..トホホホ。)このケブラーは60ポンドで張ろうが50ポンドで張ろうが、張りあがるとほとんど同じといった印象です。(えぇ、もちろんアテになりませんよ。)また肘への影響も強いのでしょうか、痛くなってきたので3ヶ月ほどでやめてしまいました。アガシがこんなモノをキンキンに張り上げて振り回していると思うと、あらためてプロのスゴさを感じちゃいますね。(ゴリラなみだ。)リールで買っちゃったんだよね..ダレか買ってくれないかなぁ...。

 

2001年夏某日..「日本のガットは高すぎるぅ!」

 さてと..ガットも仕入れなきゃ。そこでガットの購入について一言...「日本のガットは高すぎるぅ!」である。なぜにこんなにも高いの?いくら市場が需要と供給のバランスから成り立っている(?)とは言え、10回張ったら新品のラケットが買えるじゃないの!ケチなボクには耐え難いコトです。もしも札幌とかの都市部にいたら張り代も入るから、もっと損するのだ..。そんなわけでラケットを海外通販する時に、いっしょに購入しています。ちなみにガットだけ海外通販すると送料は20張りくらいまで$7.50、70張りくらいまで$12.50、100張りでは$28.25となります。ただし船便ネ。2〜4週間まちデス。(詳しくは自分で見積もってちょうだい。)
 するってぇと、"GOSEN OG-SHEEP MS"を20張りだけ注文すると..
{($3.99×20+$7.50)×\124}×1.03%=\11,150...1張り当たり約\560也。
..600円としても、この値段で国内で買えますかね?(札幌の某現金問屋さんで、旧々パッケージの15G、しかもガットカラー黒でしたら仕切値\550でしたが..)
ついでに"Gosen Super Tec Anna Kournikova Pro"を20張りだけ注文すると..
{($6.25×20+$7.50)×\124}×1.03%=\16,930...1張り当たり約\850也。
札幌の量販店の○ルペンでたしか\2,300くらいだったかな?3割引で売っていたとしても税込み\1,900だから1張りだけアメリカから取り寄せてもこのガットだったらまだお得ということになります。ちなみに"GOSEN SUPER TECGUT 16"は$7.50、"GOSEN TEC PRO"は$6.99です。どれも\2,600以上はしますよね?ただし!ガットだけですと、”繊維とみなされ関税がかかる..”という説もありますのでご注意を..。ダレかやってみてくれ。

 

2001年夏某日..「電動ストリングマシン購入」

 EAGNASというメーカーの電動ストリングマシンを購入した。しめて8万円ちょっと。クランプ部分も自由に動くし、前のマシンよりはイイぞ。さぁ!張りまくってヤルぜ!...まぁ、お安いなりにイロイロ?な部分もあります。えぇ..しかし8万円ちょっとですから、こんなもんでしょ。(詳細は「EAGNAS電動ストリングマシン購入」へ..気が付いたことがあった時に随時更新しています。)

 

2001年春某日..「やはりイマイチだなぁ..」

 ガンディーN川先生からバネ式のストリングマシーンを奪取して半年...。高校生のラケットなんかを中心に何十本か張ってきましたが、マシンにどうも気になる部分がある...。(決して自分の技術力に対する疑問がわかないトコロに性格がでているが...)このマシンのガットをツカム部分(クランプ)はレール固定式というヤツで、上下方向へのユウヅウが効かない。フレームの厚さに応じてこまめにレール固定部分でクランプの高さを調節したり、ガットをつかむ方向をナナメからにしたりするのだが、1つのクランプには上下方法への対応幅を広くするためにクランクが入っている。そのためメインを張る時、移動幅がさらに制限され、ラケットによってはフレームから5センチ以上も内側でクランプしなければならない。確実にメインのテンションに左右差が出てしまうと思われた。(じゃあ、もう一つのクランプも同じ位置で止めればイイじゃないか..と言われればそれまでですが..)
 「うーん..イマイチだなぁ..」ウマく張れないことをマシンのせいにして、新しいマシンの購入計画をクワダテルのであった...。

 

2000年秋某日..「今日からストリンガーじゃ」

 ガンディーN川先生からバネ式のストリングマシーンを奪取する。これからワシがストリンガーじゃ。しかし、N川先生からストリンギングに関する講義を受けたのは過去に1回のみ..。インターネットを駆使して情報収集..なんとか明日の試合に間に合うように自分のラケットを張り上げることができた。しかし、ココで思い出されるのはN川先生の講義内容だ。「一番はじのメインにスターティングノットを作ってメインは2本づつ引いていく..。」先生が学生時代にアルバイト先の先輩に伝授された方式だそうだ。もっとも早い方法かもしれないが、ネット上の情報では「絶対にやってはイケナイ方法」とされている。ワシも同感じゃ。フレームにかかるストレスが不均等になるもんね。ちなみにワシが以前に使っていた”HEAD Radical tour 260 MidPlus”(初代アガシモデル)はトップ部分がイビツに盛り上がり、フレームもトップ部分が変形している。(しかもガットも張っていないのに)もしかしてズーッと先生に頼んでいたからかなぁ..。(?)
 今でも生徒のラケットをこの方法で張っているのだろうか??やや心配デス。(ホットケ!)

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