ストリング日記

~マンネリなのだ。えぇ、ごく狭~い集まりですから...~


現在・過去..テキトーに思ったコトを書いときます。コレより古い話題は”その①、②、③..”とかにして、以後、放置させていただきます。今後も、放置された「ストリング日記」が増えていくんでしょうね...

 オノレのストリンギングの未熟さをタナに上げて、しまいには開き直ってしまうというトンデモないページです。アナタのラケットが、単なる個人の趣味の一環として独創的(テキトー)、かつ実験的に張られていたり、単なる思い付きの手法や、不良在庫ストリングを押し付けられたりしている事実、しかも都合の悪いことには一切、触れないページです。
 自分のラケットが「こんなにテキトーに張られているのか!?」って、ビックリしないでちょうだい...

今回の更新は、若者M井クンのプレステージから上ネ。ココをクリックしてチョーダイ..

2022年冬某日..「YONEX VCORE TOUR F 93」


 というワケで買ってしまいました。札幌の中古屋さんでタマタマ見つけて購入。スペックは同じだが、グリップが経年変化で硬化していたので巻きなおして、メインにジェネシスのゾーナスピン・ヘキサ(1.32)、クロスにヨネのポリツアープロ(1.15)を45×40くらいでテキトーに張っていきました。張りあがり重量は330グラム、I上クンのラケットはオーバーグリップが巻いてあって342グラム、オーバーグリップはせいぜい+6~7グラム程度だから、それを差し引いても5グラム軽い?巻きなおしたリプレイスメントグリップの違いでしょうか?個体差といえばそれまでだけど、昔のラケットみたいにハデな個体差はないハズだよなぁ。まぁ、持った感じは同じなんですが...
 実際に打ってみました。クロスストリングが違うので厳密には比較できませんが、やっぱりI上クンのラケットの方が感触がイイ?同じストリング張れば良かったなぁ...まだ使い込んでないので結論は出せませんが、しばらくO3と併用して使ってみようと思います。

2022年冬某日..「YONEX VCORE TOUR F 93 & PRINCE O3 SPEED PORT TOUR改」


 I上クンのサブ・ラケットだけど、ボクがものすごく気に入って使用中。秋の「初心者教室」で職場から手ぶらで直行した時、I上クンからラケットを借りようと思ったんだけど、いざケースから出したらストリングが切れていたのがこのラケット。「んじゃ、ナンか張っとくワ...」とか言って受け取って現在に至る。こんなラケットもあったのネ...くらいに思っていました。2015年ころの発売で、持つとズッシリ感はあるものの、実際の重量ほどの重さは感じず、かなりのトップライトモデルであることがわかります。フェイスは93とビミョーに小さく、珍しいのは16×21というクロスが多いストリングパターン。パターンが密になるとインパクトの衝撃に負けないようにスイングしなきゃコントロール不良なんだけど、たまたま張ったゾーナスピン・ヘキサ×ポリツアースピンとの相性もイイのか、ボクのヘナチョコなスイングにも対応、サーブもラケットの重さが効いているのか、ボール自体はかなりイッテる印象で、最近サッパリ当たらないボレーも、安定してナンかイイ感じ...こりゃイイ!すばらしいラケットじゃないか!こりゃ買わなくては!...しかし、ココでフと思いました。今まで何度、このよーにしてラケットを購入してきたことでしょうか...そして結局というか、やはり使えず、ラケットバッグの肥やしとなり、あるものはそのまま朽ち果て、あるものはダレかに引き取られ...ココは冷静に考えて見よう。決定的に違うのはラケット重量とバランス、やや太く感じるヨネのグリップ形状でしょう...トシくって握力・腕力が落ちて、今までのように振れなくなってきたかもしれない...ヨシ!ココは無理せずにラケットを改造してみるのだ!まずはニューラケットのバランスなんかを測定じゃ!


...ってなワケで、メインラケットのバランスなんかも測定しましてと...見てのとーりバランスポイントはヨネの方が10ミリほどグリップ寄りで15グラム重い。バランスと重さだけを考えるなら15グラムの鉛を用意して、同じような位置でバランスが取れるように鉛を配置すればイイんだけど、そんな簡単なハナシじゃないよね。スイングウエイトを無視しているから、バランスと重さを合わせても、肝心の「振った感じ」までは再現できないのだ。スイングウエイトは簡単に測定できないので、せいぜいグリップ寄りに薄く、均等に、広範囲に15グラムの鉛を散在できればイイんだけど、それも簡単じゃないのだ。


 そんなワケで、シロウトとしは手元が少しくらい重くなっても大丈夫でしょう...というテキトーな判断で、14グラムの鉛を叩いて薄くして4枚にして2枚づつグリップに貼り付けて、10グラムのグリップアップチューブをかぶせて温めて密着、グリップ巻きなおしてと...総重量は349グラム、バランスポイントは300ミリくらい?かなり手元に寄ってしまったけど、予想のとーり、さほどの重さは感じず。そして肝心のヨネとの比較は...まだヨネの方がトップライトに感じる?プリンスのグリップを少し余して握ったら同じくらいの感覚?そして実際に打ってみての感触は、フツウに打てるけど、ヨネとは遠からず、近からず、ただの重いラケット?やっぱり数値だけを近づけても、なかなか結果はでませんナ。
 わかっていたこととはいえ、またムダな時間と労力を使ってしまったワイ。結論は「同じラケット買え!」でしょうか...トホホホ

2022年冬某日..「PRINCE O3 SPEED PORT TOUR改」


 ボクのラケット。「友達とテニスするからラケット貸して...」と言われ、長男に長期間貸し出していた数本のうちの1本です。今はもう手元にないマルチのマンティス・コンフォートシンセが張りっぱなしということで、実験的にクロスだけ張り替えることに。ジェネシスのゾーナスピン・ヘキサ(1.32)に続く実験の第2弾は、「YONEX POLYTOUR PRO」です。どーにも気になっておりまして、ついに購入してしまいました、しかも1.20と1.15の2ロール...また不良在庫が...あ、軽いメマイが...トホホホ
 ま、ストリングに関してはそのうち「海外通販するぞ」にアップしますので、そちらをお待ちください。さて、この蛍光イエローは極細1.15モデル。(このカラーしかなかった)あまり硬く張ると寿命が縮むでしょうから40ポンドくらいで張っていきました。結論としてはメインのテンションも落としても良かったでしょうか。やはりこのポリ系は軟らかく、ポリツアースピンに比べると角が取れた分、さらにマイルド、メインの感触を一切ジャマしません。これならタテ・ヨコ、100%張ってもイイかも?さらに実験は続く予定...この冬は有無を言わさずポリツアープロをテキトーに張ってやるのだ。「ちょっと色が...」なんて言わないでくださいヨ。

2022年秋某日..「YONEX EZONE DR 98 or 100?」


 新人の村おこし隊N氏のラケット。現在は隣町で教員としてS井先生の隣に在住?謎多き人物なのだ。
 さて、長年OG-SHEEP MICRO(たぶん)が張りっぱなしということで張り替えることにしました。今はボクの個人的趣向により、ジェネシスのゾーナスピン・ヘキサ(1.32)の実験期間中とうことで、メインにジェネシスのゾーナスピン・ヘキサ(1.32)、クロスにヨネのポリツアースピン(1.20)のハイブリッドを押し付けてみました。このラケットはメインの最後がボトム側で終わるので余った分をクロスに流してからタイオフ、クロスはセンターから、52×42~40くらいでテキトーに張っていきました。ポリツアースピンはこのくらいのテンションだとあまり伸びないのでノットを作るときにいつも苦労するのだ...えぇ、ヨユウを持って長さを取ればイイだけなんですが、ボクってケチなので...
 村おこし隊N氏には直接聞いていないけど、以前に比べるとサーブも入るし、ストロークもコートに収まっている印象。張りっぱなしのOG-SHEEPでは味わえないホールド感があるでしょうから、そのへんを感じてスイングしていただければサイワイです...って、見ているとまだスイングに迷いがあるナ。ネットでもアウトでも何でもイイから練習でドンドン打って打点とスイングを確認するのがイイと思うよ。(エラっそーに!ホットケ!)
 ちなみにこのEZONEは初めて張りました。VCOREもそうだけど、昔のヨネックスにありがちな脆弱さは微塵も感じないナ。これなら特に神経を使わずにストリンギングできるのだ。昔のRQシリーズなんて軟らかくて変形が強くて、フレームがきしむ音が聞こえてきそうだったナ。さらにこのラケットの素材は新素材?ラケット業界で世界初、次世代航空宇宙用素材を使ったカーボンを採用しているんですって!...って、シロウトにわかるハズもありゃしませんが、たまたまいいボールが打てた時なんかは、このへんが効いているのでしょうか...ラケットにいつもナニかを期待するボクとしては、そー思いたいですけどネ。

2022年秋某日..「PRINCE BEAST O3 100」


 S井先生のニューラケット。大穴の開いたO3モデルで、ボクのメインラケットよりちょっとフレームが厚くてバランスがトップ寄りな感じです。ボクと同じセッティングであるメインにジェネシスのゾーナスピン・ヘキサ(1.32)、クロスにヨネのポリツアースピン(1.20)のハイブリッドを押し付け中でしたが、予想どーりアッサリ切れました。この組み合わせはとてもイイ感じなんだけど、見てのとーり、メインのゾーナスピン・ヘキサにノッチが入りまくってご覧のとーりに。S井先生でも3ヶ月持たなかったんじゃないだろうか?ホールド感を維持するためにもそんなに硬く張れないのでメインの横ズレが発生するのは避けようがないのだ...て、それにしてもゾーナスピン・ヘキサは太いわりには耐久性が悪いナ。
 さて、ケチなボクはクロスを残してまた使うため、ボトムのクロスのノットがあるボトム側2本を残し、残りのメインとクロスにウイルソンのセンセーシション(1.25)を52ポンドくらいでテキトーに張っていきました。S井先生のインプレは概ね良好...ボクも打ってみましたがゾーナスピン・ヘキサよりはやや飛びは落ちると思いますが、その分、インパクト時のインフォメーションがハッキリしているので感覚的に調整は可能。これなら少し長持ちすると思いますヨ。
 S井先生はこのラケットにしてからサーブのキャリーが伸びたと思うナ。スイングスピードが速くなると、このセッティングじゃオーバーパワーになるかもしれないけど、いわゆるモデラート・スイングで無理なくパワーアップが望めるラケットなのだ。

2022年秋某日..「BRIDGESTONE RV-110R」


 懐かしいラケットでしょ?「初心者教室」に参加してくれたベテランK原氏のラケット。かなり昔にモノフィラメントを張りっぱなしだったということで、サービスで張りなおすことに。メインにウイルソン・センセーション(1.25)、パワーアシストの期待を込めてクロスにポリツアースピンを50×42~40くらいでテキトーに張っていきました。ベテランK原氏の印象は、「イイ感じです!」ということで好評...って、何年も張りっぱなしでしたからネ。
 薄くて厚みがほぼ均一のフレームなので、素直といえば素直、振った分だけ飛ぶんだけど、昔のラケットだけに全般的にあまり助けてもらえず、そのへんは面の大きさでカバーする...ってな感じのラケット。昔はみんなそーだったよね。ボクもこのラケット持っていました。黄色のヤツでブリのZD-V(もうダレも知らんワ)と併用してました。当時のフレームは面の大きさやフレーム形状の違いはあれど、ほとんどがフラットビーム(トップ・ボトム・シャフトが均一厚)でしたが、その後ウイルソンのプロファイルやダンロップのインピーダンスとかの厚ラケブームが到来しました。今や素材の進化などから極端な厚ラケはなくなりましたが、現在はピュアドラのようにフレーム厚を細かく設定したラケットが数多く存在します。バボのピュアドラやアエロプロ、ウイルソンのブレード、ヨネのブイコアなんかが定番となって久しいので、そろそろラケットに関するアイディアも出尽くした感がありますナ。
 ベテランK原氏のラケットから想像するとーり、K原氏のスタイルも当時のまま?「初心者教室」でナンか振り遅れると思ったら、スイングがサーキュラー気味であることに気が付きました。今から直すのはなかなか難しいなぁ...今時のラケットならインパクトがややズレてもソコソコの飛びが期待できますので、いっそラケットも換えてみます?(んな無責任な...)

2022年秋某日..「WILSON PROSAUFF RF97 AUTOGRAPH」


 ちょうど1年前に張り替えたI上クンのラケット。秋に開催された「初心者教室」に助手として参加してもらったんだけど、なんか飛びが悪い?1年前はメインにウイルソン・センセーション、クロスにマンティス・パワーポリを張ってましたが、ポリ系のクロスが経年劣化、「初心者教室」は屋外のクレーコートだけにちゃんと当てなきゃ飛ばないし、なんたって練習不足?(ホットケ!)...そんなワケで、もったいなからクロスだけポリツアースピンに張り替えてみました。これならラケットが重いだけに飛びも復活するでしょう...
 I上クンは飛びが戻って満足してました。やっぱりポリツアースピンは優秀なストリングだと思うヨ。打球感は硬いけど、マルチとのハイブリッドじゃ気にならないし、たわみもあって距離感が出しやすいのだ。今のポリ系はたいしたもんだと思うヨ。
 ちなみにI上クンが助手として「初心者教室」に参加してくれたのは、秋のウチの大会に備え、練習不足を補うためでもありましたが、結果は3・4位グループにまわって特に順位ナシ...という結果に終わっております。トホホホホ...

2022年夏某日..「WILSON Roland Garros Ultra 100 V3.0 2021」


 ジェントルメンA藤氏のニューラケット。やはりフェデラーモデルの張りあがりに不満があったモヨウ。今回は人気モデルであるウルトラ(V3.0)に「全仏オープン」コスメを施した限定モデルなのだ。全仏オープン限定ラケットはバボとウイルソンが(昔はダンロップも出していたらしい)、ウインブルドン限定ラケットはバボが出しているけど、たぶん売れ残りが多いのはウインブルドンモデルの方でしょうネ。なんかカッコ悪いもんネ。
 さて、中身はウルトラV3.0になるようです。ブリッジ部分が二重(ストリングの可動域アップ?)になっていたり、サイドフレーム内側やシャフト上部内側が凹んでいたり、イロイロと工夫しているモヨウ。ウイルソンでは中厚っぽいラケットになるんでしょうか?クラッシュもソコソコ売れているようだし、ニシコリの使っていたバーンの存在価値が、さらに薄れてしまった印象...って、肝心のニシコリはバーンなんてとっくに使ってないし、もうこのまま引退だろうからバーンもヒッソリと製造中止かもネ。
 さてスピン重視のジェントルメンA藤氏ということで、メインにウイルソン・センセーション(1.30)、クロスにポリツアースピンを52×44~40くらいでテキトーに張っていきました。ストリングのたわみを感じつつスイング、打球感と飛びが一致するとイイのですが...
 ジェントルメンA藤氏の感想はおおむね良好(ジェントルメンA藤はジェントルメンなのでモンクは言わないのだ)。そろそろ切れるころなので、今の状態を基準に次を考えてもらえればと思います。

2022年夏某日..「VOLKL C10PRO」


 「アレ?また張りなおしたの?」...なんて思ったアナタは甘い!コレは若者M井クンが中古で購入したものなのだ。オレが時々、使っているのを見てカッコイイと思ったんでしょ?美しいラケットだと思ったんでしょ?持っていれば、何か安心するって思ったんでしょ?ウンウン、わかるヨ、その気持ち。オレみたいな考えの若者がいてウレシイよ、うん。
 さて、とりあえず勝手知ったるポリツアースピンを44×40くらいでテキトーに張っていきました。ラケット重量があるとはいえ、超トップライト、しかも特段工夫のないフツウの昔のフレームということで、あまり硬く張ると打球感が悪くなると思いましたので、テンションは低めにしてみました。M井クンが実際に使ってみると、フラットで打ち込むような時は○、いつものようにスピン重視のスイングでは×、いつもの感覚でのサーブは×...結果、意識してスイングを変えないと、ボールはコートに収まらず?
 まぁ、たぶん合わないだろうなぁ...って思っていましたけど、やっぱり予想どおり?このラケットはスピンというよりもフラットでの感触がイイんだよネ。マルチを少しユルく張ってインパクトを確かめながら前に押し出すようなスイングをすると、タマ離れ・方向・距離ともイイ感じで打てるんだよネ。(あまり速くないボール限定、あくまで個人的な感想デスよ)ちょっとM井クンの求めるテニスじゃないかな?
 そんなワケでM井クンは相変わらずプレステージを使用中。とりあえずこのラケットはラケットバッグに入れて、時々出して眺める...ってことでイイでしょうか?

2022年夏某日..「PRINCE TOUR 100 ESP」


 女房のラケット。打球感はやや硬いが、スピン・飛びが高次元で両立してると感じるヨネのポリツアースピンを体感してもらいたくて、クロスだけをプロズプロのあやしいポリ系から変更してみました。
 「どう?どーよ?」
 「.....」
 ま、想定内の反応ということで...

2022年夏某日..「BABOLAT DRIVE Z LITE」


 新人のI田クンのラケット。長身で長い手足を有効に使った速いサーブ(ファーストだけ)と、大きなスイングから放たれるスピンボール(ミスヒットぎみなので、さらに捕りづらい?)が彼のスタイルなのだ。何年も張りっぱなしだったということで、張り替えることに。チョット曇りのあるオレンジ色のストリングはシグナムプロのポリプラズマ?若いのに古風なポリ系が好きなのね?本人も「打ち応えのある、少し硬い打球感の方が好きなんですよねぇ...」とのこと。それならあるよ、今時なんだけど時代に逆らったチョット古風な硬い打球感のポリ系が!ポリファイバーのファイヤーレイジ・リブドが!(えぇ、決して不良在庫を薦めているワケではありませんヨ...)
 曇りのあるオレンジから、ギザギザの蛍光系オレンジに変身なのだ。ラケット重量は驚きの280グラム?アンストラングで265グラムってこと?こんなに軽かったら、このポリ系じゃケッコウな衝撃だと思うんだけど、コアテックスが効いているのかな?まぁ、本人の評価はおおむね上々のようです。ストリング代は工賃込みで\550、以後も3ヶ月に1回くらい張り替えてもらうとウレシイのですが...えぇ、決して不良在庫を薦めているワケではありませんヨ...

2022年夏某日..「PRINCE O3 SPEED PORT TOUR改」


 コレは下にあるボクの実験用ラケット。メインはそのままのジェネシスのゾーナスピン・ヘキサ(1.32)で、クロスをポリツアースピンに変更して使用中。ユルめのゾーナスピン・ヘキサがボールを受け止めて伸びきるころに、クロスのポリツアースピンが反応してボールを弾くような感じです。(えぇ、あくまで個人の感想ですヨ)かなりイイ感触を得ていましたが、すぐにメインのゾーナスピン・ヘキサが切れるのがタマにキズ。ストリングは太いが、ユルく張っているためストリングの動く幅が大きく、すぐにノッチが入って切れてしまいます。切れる場所もいつものところで、耐久期間は週2回の練習で1か月半くらいでしょうか。最初はクロスを残してメインを除去、メインだけを張りなおしていましたが、クロスのノット部分にストリングを通すのがメンドクサイので、メインだけ張替えができるようにしました。全部張り替えれば一番簡単なんですが、ケチなボクは右画像のようにメインと連続しないようなクロスをボトム側に配置してクロスのノット専用箇所としてみました...よくわからないでしょ?メインの余り部分がもったないから、わざわざボトム側のクロスに流し込んだことが、一番ヨケイ、かつ無駄なことだったんですけどネ。(コレをすると大穴の空いているO3シリーズでは、ボトム側のクロスのノット箇所がさらに限定されてしまう)
 次に切れたら3回目なので、メインもクロスも張りなおす予定です。次回はメイン14本分でメイン16本+トップ側クロス2本を通してトップ側でタイオフ(それくらいよく伸びる)、クロスのポリツアーはあまり伸びないのでフツウに16.5本分を使用予定です。(ケチ過ぎる...)

2022年春某日..「VOLKL C10PRO」


 ボクのラケット。スペック的には何十年も不変で、デザインが黄色と赤と黒、やや黄色多めで推移していて、とりあえず持っているだけで安心するラケット...え?よくわからない?ま、そのへんは人それぞれということで...
 少し前に仕入れたマルチフィラメントのジェネシス・ゾーナスピン・ヘキサ(1.32)を実験中。マンティス・コンフォートシンセのような切れ味はないが、しつこいくらいのホールド感はあるものの、あまり硬く張ると飛び悪し...というのが今のところの印象。ラケットは違うけど、メインラケットと同じゾーナスピン・ヘキサをメインに、プロズプロ・ブラックフォースをクロスにして45×40くらいでテキトーに張っていきました。結論としては、フツウに使えます。もう少しユルく張っても良かったかな?あとは今さらこの重くて薄いパワーレベルの低いラケットをどの程度までウマく振ることができるか...という、個人的な技術レベルの問題となります。
 どう?使えるかどうかは別として、キレイなラケットでしょ?手元に置いておきたいと思ったでしょ?...え?思わない?やっぱりオレだけ?...こりゃまた失礼したしました...

2022年春某日..「HEAD GRAPHENE TOUCH INSTINCT MP」


 前回、メインにマルチ、クロスに極細ポリのハイブリッドにしてみたレフティSクンのラケット。半年以上は持ち堪えたようです。もちろん切れることは想定内、切れた箇所がメインのトップ寄りということで、やっとマトモなところで切れたモヨウ。いつもミスヒットによるヘンな箇所での角切ればかりだったので、オレもウレシイよ、うん...
 さてと、今回はナニ張ろうかなぁ...っとか言っておきながら、今は「ポリツアー・スピン強化月間」なので、迷わずソレを選択、47×42くらいでテキトーに張っていきました。前のハイブリッドに比べると、かなり衝撃が増すと思うけど、いつものミスヒットに比べれば気にならないと思うヨ。(ホットケ!)ボクもちょっと使ってみましたが、ポイントは狭いながらも気持ちよく打てる場所もあり、このラケットに関してはポリツアー・スピンとの相性はマズマズといった印象。角切れの要素も少ないストリングなので、しばらく使えると思います。
 本人は「ちょっと硬いデス!」とか言ってたけど、たぶんあまりイイところに当たっていないからだと思いますヨ。(これまたホットケ!)

2002年春某日..「DUNLOP FX500」


 コレも若者M井クンのラケット。M井クンもラケット好きでイロイロと新しいラケットを物色中だが、結局はプレステージに戻ってしまう...というサイクルを繰り返している。今回はダンロップの現行モデルである"FX500"というラケットを入手したモヨウ。スペック的にはピュアドラみたいなラケット。サービスストリングとしてルキソロンのアルパワーが張ってありましたが、このラケットにもポリツアー・スピンを張ってみることに。毎度のご利用、ありがとうございます...
 とりあえず48×43くらいでテキトーに張っていきましたが、M井クンのいつものスイングだとコートにボールが収まらず?ややオーバー気味のようです。スペック的にはピュアドラ寄りのラケットということで、ラケット自体のパワーもあるということでしょうか。ボクもピュアドラだとフツウにスイングしている時はイイんだけど、イザ打ち込もうとスイングスピードを上げると、フカしちゃうような気が...(もちろん自分の実力は無視!)やっぱり、合う・合わないってあると思いますヨ。
 そんなワケでM井クンのメインラケットには昇格できず?コントロールショットなんかは打ちやすいと思いますが、やっぱり若者としては速いスイングで打ちたいよネ。M井クンのラケット探しの旅は続くのであった...To be continued !

2022年春某日..「WILSON SIX.ONE TOUR 90 [K]FACTOR」


 ジェントルメンA藤氏のラケット。フェイス90でグリップはレザーのフェデラーモデルとはシブいのだ。普段はデカラケも併用しているが、やはり振りたい衝動に駆られるのか、長いこと張りっぱなしだったOG-SHEEPから、何かを求めて張り直すことになりました。
 ポリじゃ少しキビシイでしょうから、マルチ定番のウイルソン・センセーション(1.25)を50×45くらいでテキトーに張っていきました。オーバーグリップのオマケ付きです。ボックス形状のフレームに合うといいのですが...ちなみにウイルソンの看板モデルでもある"SIX.ONE"ですが、今は黒いフレームで販売中のようです。プロの間では人気ですが、一般のシロウトさんの間ではより扱いやすいブレードやウルトラの方が人気でしょうね。
 さて、ジェントルメンA藤氏はジェントルメンなので、特にモンクもなく使用していましたが、やはり不満があったのか、結局ニューラケットを購入することに?次のラケットに乞うご期待なのだ。

2022年春某日..「HEAD GRAPHENE PRESTIGE PRO」


 M井クンのラケット。昔、このラケットにもポリツアー・スピンを張っていたとのことで、マルチのマンティス・コンフォートシンセから張り替えてみることに。以前に肘を痛めたことがあるM井クンなので、やや控えめに45×42くらいで張っていきました。本人の印象は上々で、スピンの効いたスピードボールが打てているモヨウでしたが、ボクがチョット使わせてもらうと硬い?...ケッコウな衝撃を感じてしまいました。ボクが実際に打ってみたことのある組み合わせは、グラフィンXTプレステージ・プロとポリツアープロ(1.20)というものでしたが、それに比べるとホールドも悪くて打球感も悪い、加えてこの衝撃とは...ストリングが角張っただけで、こーも変わってしまうとは予想外でした。下のユルユル・穴あき・ショックダンパー埋め込みのESPでは感じられなかったことですが、シビアなハードスペックであるプレステージでは隠し切れなかったようです。今回は在庫ナシということであきらめたポリツアープロですが、やっぱり購入すべきでしょうか...
 使い慣れたラケットだし、イイ所で打てているのか、M井クンはコレをメインラケットとして使用中。ま、本人が良ければそれでイイんですけどネ...

2021年冬某日..「PRINCE TOUR98 ESP」


 ボクのラケット。プロズプロ以外のマトモなポリ系の需要が高まっている(?)ということで、このたびヨネのポリーツアースピン(1.20)を仕入れてみましたので、さっそく張ってみることに。本当はポリツアープロの1.15が欲しかったんだけど、残念ながら欠品中だったので、コッチにしてみました。やっぱり角張ってくると少ししなやかさが失われるのかなぁ。スピンが売りということで、眠っていた"ESP"に張ってみるとにしました。このラケットは日本未発売で、16×16の特殊なストリングパターン。そもそも"ESP"とは、Extreme String Pattern...「過激なストリングパターン」を意味するのだ。まぁ、「過激」という表現が適切がどうかはわかりませんが、他にも14×16とかもあったんじゃないかな?最近ではテクニもメインが14のラケットを出していたナ。ストリングパターンが粗くなればメインとクロスの摩擦も減ってストリングが動きやすくなってスピン量アップ、ホールド感アップ、面圧も下がるだろうからストリングのタワミもアップ、だからついでにパワーアップ...まさにアップ・アップづくしなのだ。デメリットはなんだろ?...ストリングへの負担が増えるから切れやすくなることと、打球感が多少ボケぎみになることかな?打球感については個人差があると思うけど、下のボクがメインで使っているラケットは少し上の方のパターンがやや密になっていて、やっぱりこのへんで打てると気持ちイイです。一方、このラケットは下のクロス2~3本を除いて同じような間隔になってます。実際に打ってみましたが、同じようなボールがイッテいるにも関わらず、手元に残る感触が違う...特に苦手なフォアで感じるのは、一定の場所でボールを捕らえることができていないからでしょうか。
 ストリングはとてもイイです。ポリ系とは思えない打球感と飛び...スピンを意識したスイングじゃないボクでも、それなりにスピンがかかっているようです。ま、このストリングをメインに使うことはナイと思いますが、メインで使っているラケットに張ってみて、シックリきたら雨天時使用ラケットにでもしてみますか...みなさんの「ポリツアースピン」の注文をお待ちしております。

2021年冬某日..「PRINCE O3 SPEED PORT TOUR改」


 ボクの実験用ラケット。マルチフィラメントのマンティス・コンフォートシンセに換わるマルチとして、ジェネシスのゾーナスピン・ヘキサ(1.32)なるストリングを購入してみましたので、さっそく張ってみました。(詳細はそのうち「海外通販するゾ」に掲載予定デス)断面は六角形、センターコアはマルチフィラメントを6本結合したものらしいです。ストリングにスジが入ると、やや柔軟性が失われること、本当は1.27が欲しかったんだけど、ズーっと欠品中で、やむなく1.32とチョッピリ太くなってしまった影響が心配です。
 最初はタテ・ヨコを54×50くらいで張っていきました。やはり太いこともあり、やや面圧が高めで打ち応えはあるものの、ヘンな振動や硬さはなく、打球感に関してはソコソコのマルチといった印象です。必要以上の食い付きがナイという点では、マンティスのマルチ系に似ているかもしれませんが、このテンションではやや飛び悪し...特にフレーム付近のミスヒット時の飛びはスピードポートをもってしてもカバーできず。明らかにスポットが狭くなっているモヨウ...やっぱりストリングが太いとシビアだなぁ。
 そんなワケでクロスを犠牲にしてメインのテンションを少し落とし、クロスには1.14の極細ポリ系であるプロズプロのブラックフォースを張ってみました。一度引いてしまったメインなので、数値化はムリですが、最初よりは面圧も低くなったことはわかります。飛びも少しアップして、コッチの方がイイ感じですが、もうちょっとボールの食い付きを上げたいような...とりあえず使えるようにしたけど、やっぱりタテ・ヨコ張ってシックリくるようなテンションも探らないと使い物にならんネ。次は思い切って45×40くらいでしょうか。ゲージが太いとシビアだなぁ...少し時間がかかりそうです。

2021年秋某日..「BABOLAT AERO PRO DRIVE」


 これも若者M井クンのラケット。お兄さんが昔使っていたヤツをもってきたモヨウ。長らくプロ・ハリケーンが張りっぱなしだったので張りかえることに。ボクはちょっとしか使ったことがないけど、アエロプロはダレでも使える優秀なラケットだと思います。ナダルが使っているシリーズとあって、強力なスピン系ストローカー御用達ラケットみたいな印象があるけど、面の安定性が高くてボレーのコントロールもしやすいと思うヨ。
 そのままポリ系を張っても良かったけど、余計なお世話で打球感重視、ウイルソン・センセーション×マンティス・パワーポリ(54×50)を押し売りなのだ。どう?イイ感じでしょ...プロハリに比べれば粘り過ぎ?球離れが遅い?違和感がある?...本人には直接聞いていませんが、最初はこのラケットを使っていたM井クンですも、今は下のテクニを使用中...やっぱり「もっと振りたい!」と思うと、この粘りは不必要なんでしょうか。ま、そのうち切れると思いますので、次はポリ系でも張ってみましょう...

2021年秋某日..「YONEX VCORE 95」


 ちょっと下のT部クンのラケット。最新のゴーセンのポリ系といえども、T部クンのハードヒットでは寿命は短いのか、どーにもボールがコートに収まりのくくなってきたため張りなおすことに。T部クンのハードヒットに耐えられそうなポリ系はケッコウあるんだけど、アルパワーがお気に入りのT部クンなので打球感の悪いプロズプロ系は却下、ポリファイバー系は打球感はソコソコだと思うけど、オレンジのカラーがダメ(不良在庫のファイヤーレイジ・リブドの押し付けに失敗してしまった...)ということで、在庫するポリ系の中では一番マトモなグレーのマンティス・パワーポリを選択することに。(グレーが○で、オレンジが×というのがイマイチわかりませんが...)
 54×46くらいでテキトーに張っていきました。勝手に試打してみましたが、個人的にはけっこうイイ感じでした。ポリ系にしてはインパクトでそんなに衝撃も感じないし、ツカミもOK、飛びもコントロールも違和感ナシ、ヨネのこのラケットに合っているのか、こんなボクにも使えそうな印象です。やっぱりVCOREシリーズってイイかも...
 肝心のT部クンの印象は聞いてませんが、もくもくとラケット振って、ソコソコのボールがイってるようなのでヨシとさせていただきます。たぶん、またそのうち伸びて収まりが悪くなってくるんでしょうネ。こりゃマトモなポリ系も仕入れる必要アリでしょうか...

2021年秋某日..「F田氏のラケットもろもろ」


 元協会員で、現札幌在住のF田氏&奥様のラケット。律儀なF田氏なので、わざわざ郵送してきました。ヨネのVCORE-PRO97はF田氏のリクエストどおりに前回と同じマンティスのコンフォート・シンセ(52×48くらい)、あとの2本はお任せということで、奥様のVCORE100はテクニのX-ONE・BIPHASE×マンティス・パワーポリ(50×48くらい)、エクストリームはウイルソン・センセーション×マンティス・パワーポリ(52×48くらい)をテキトーに張っていきました。VCORE97のストリングが一番痛んでいたので、どうやらコッチのラケットがF田氏のメインラケットに昇格したモヨウ。
 F田氏のインプレはおおむね好評...と言っても、F田氏は律儀で義理堅い人間で、たぶん悪いことは言わないだろうから詳細不明なのだ。たぶんエクストリームはすぐに切れると思うヨ。VCORE97は前回と同じストリングだけど、そろそろマンティス・コンフォートシンセが底を突きそう。S井先生もこのストリングが好きで定期的に張り替えていることもあって残りわずかなんだけど、もうラケットデポUKにもドコにも在庫ナシという問題に直面しているのだ。ウイルソン・センセーションより少しカッチリとした打球感のマンティス・コンフォートシンセ...粘るセンセーションに対して"ポコッ!"とした感触でフラットでのコントロールがラクなコンフォートシンセ...ちょっとした打球感の違いなんだけど、ウマく説明できないなぁ。個人的にはマンティスの方が好きなんですけどネ。ナニか次ぎの一手、新しい安いマルチを考えなくては...あと、奥様のラケットが軽いだけに打球感が重くなっていないかチョット心配。スイングとボールの方向性が一致してくれるとイイのですが...
 ストリング代と着払いの郵送費だけ受け取ったら、後日、わざわざお菓子まで贈ってもらいました。いや、ホント趣味でやっているから実費だけでイイのヨ。こんなことになるんだったらナチュラルでも張ってやれば良かったのだ。ショップではストリング購入したらタダで張ってもらえるのかな?だけどマルチとかだったらケッコウな値段するんでしょ?シロウトのテキトーな技術でメンテ不良のマシンを使って張ってもらうのと、それなりの研修を受けた人にソコソコのマシンで張ってもらうのと、ドッチがいいのかな?個人的には「安いが一番!」なんですけどネ。えぇ、ボクってケチなんです...

2021年秋某日..「WILSON PROSAUFF RF97 AUTOGRAPH」


 お久しぶりのI上クンのラケット。諸事情により、さっぱりテニスはしていないのだが、前回張ったものがすぐに切れてしまったらしく、そのままになっていたモヨウ。これから冬になるし、そんなにテニスする機会がないだろうし、長期間張りっぱなしでもソコソコの感触を維持できるように、マルチ×ポリ系のハイブリッドにしてみることに。いいラケットだけに、そんなにストリングを選ぶようなことはナイのだが、メインにセンセーション(1.30)、クロスに高級なポリ系であるマンティスのパワーポリを54×48くらいでテキトーに張っていきました。ココで言う「高級ポリ」ってのは、プロズプロ以外ってことネ。マンティスのパワーポリは比較的柔かいポリ系で、今人気のポリ系の1世代前くらいに属する感じだと思います。I上クンの感触は好印象、実際にボクも打ってみたけど、ボール離れや飛びに違和感はありませんでした。プロズプロのポリ系に比べれば、間違いなくテンションメンテナンスもよさそうだし、ウチの在庫ではこの組み合わせはハイブリッドとしてはベストかもしれません。しばらくコレで使ってみてちょうだい。
 だけど、そろそろフェデラーも引退だよなぁ...さすがにもうキビシイでしょ。こういう名前入りのラケットはどーなるんだろ?トッププロではフェデラーくらいしか使ってないし、フェデラー以外はちょっと使いづらいよネ。(デミトロフさんは使っているようだけど)ホネホネマンのバウティスタ・アグートさんが使う白×黒モデルもあるけど、なんか形状が違うような...ま、ボクは特に困りませんが、I上クンが泣いちゃうかもネ。
 それにしても、フェデラーのサイン...ドコが"R"で、ドコが"F"なんだろ?そもそも12文字の名前が、どーひいき目に見ても8~9文字くらいにしか見えないのはボクだけでしょうか...?

 

2021年秋某日..「BRIDGESTONE PROBEAM X-BLADE 2.9MP & TECNIFIBRE T-FLASH 300 POWER STAB」


 2本とも若者M井クンのラケット。今回はストリング持込で、テクニにブリオ、ブリにSGスパイラルテック(?)なるストリングを張ることになりました。T-FLASHはボクも2本持っているヨ。ついでにT-FIGHTも1本あるヨ...(ラケットバッグの肥やしとなっていますけどネ)メドベージェフなんかが使っているのがT-FIGHT、対してT-FLASHはフレームが丸みを帯びていてピュアドラっぽいつくりになっているモヨウ。このラケットはヨーク部分が台形みたいになっていて、中心付近のメインストリングが、より長くなっているのがミソらしいです。メーカーの言い分は、その伸びた分だけボールをホールドしやすくなるから、飛びもコントロールもアップ?...ミリ単位の変化しかないような気がしますけどネ。昔のウイルソンのローラーシリーズで、ヨーク部分を越えてブリッジ部分の真ん中くらいまでメインストリングが伸びているヤツがあったけど、それに比べれば、かなり控えめですナ。張り上がりもケッコウ重いな...デカいスイングのM井クンだけに、ポリ系からポリアミドと言えどもマルチへの変更は、どーなることやら...
 もう1本は”カノジョ用”?ある程度のテニス経験はあるらしいが、懐かしいフレーム内側の凹んだ"I"ストラクチャーを持つプロビームでイイんでしょうか?女性が振り回すものとしてはチョット重いかもネ。地味にラケットなんかも作っていたブリジストンですが、とうとうテニス部門からは撤退することになりました。ものすごい昔ですが、ボクも"Z-DV"と"RV100T"、女房も黄色の初代プロビームを使ってたもんなぁ...って、もうダレも知らんワ。基本設計は変えずに同じようなラケットを製造し続けてきたことで、玄人好みのメーカーとも言えましたが、採算的には厳しかったんでしょうネ。

2021年秋某日..「HEAD GRAPHENE XT PRESTIGE PRO」


 副会長A木氏のラケット。このメインラケットはメインがナチュラル、クロスがポリ系のハイブリッドとして使用中です。A木氏もボク同様にスイングはフラット主体ですので、なかなかメインのナチュラルは切れず、そのうちクロスのポリ系がノビノビになって反発が鈍くなってくるのがわかります。今回は定期のクロスのみの張替えとなります。
 ラケットをマシンに固定、ある程度ラケットをタテに伸ばした状態でクロスを切っていきます。クロスを「バチンッ」と切ると、固定されているとはいえ、ラケットは少し縮みます。(ラケットにとってはあまりイイ状況ではありませんが...)クロスを取り除いたら、残ったナチュラル部分にオリーブ油を塗って、潤いを取り戻してから同じようにクロスを張っていきます。これでまたしばらくは使えると思います。これから乾燥する季節なので、定期的にナチュラルになんでもイイから油を注してもらうと、「冬のある日、ナチュラルが切れていた...」ということは防止できると思いますヨ。

2021年夏某日..「BABOLAT DRIVE Z TOUR」

 
 新人のオボッチマン君のラケット。この夏に就職の関係で来町した若者なのだが、オーバーグリップを自分で巻いたことがなく、学生時代に購入したショップで店員さんに巻いてもらっていたことが発覚。自分でグリップテープを巻いたことがないなんて...こりゃ、どこかのお坊ちゃまに違いない!お坊ちゃま→オボッチャマン→オボッチマン→オボッチマン君...となりました。(本人は、まったく知りませんが...)
 オボッチマン君のZシリーズのラケットは中級者向けのモデルらしい。長いこと張りっぱなしだったらしく、クロスは束線が切れてやせ細って切れる寸前でしたが、結局メインが切れたようです。チョット変わった切れ方ですが、バボのM7というストリングでした。耐久性重視で極細ナイロンが7本ヨリ集まっているそうですが、それならこの切れ方もありえますナ。オボッチマン君はデカいスイングのスピンヤーなので、耐久性もあり、ソコソコの引っかかりもあるであろうポリファイバーのヘキサブレード(1.25)を52×48くらいで、クロスは上から張っていきました。オボッチマン君のインプレはまずまず...って、張りっぱなしのストリングに比べれば、何でも好印象になると思いますけどネ。この調子でどんどん練習して、どんどん振って、どんどん張り替えていきましょう!(決して不良在庫を押し付けているワケではありませんヨ...)

2021年夏某日..「HEAD GRAPHENE TOUCH INSTINCT MP」


 すぐ下のレフティSクンのラケット。ヘキサブレードはまだ切れていませんでしたが、感触が悪くなってきたとのことで張りかえることに。少し太くなったヘキサブレードだけど、やっぱり細い方が良かったナ。
 さてと...ラケットも新しいし、レフティSクンにはラケットをハデに振り回すだけじゃなく、是非とも「ボールを掴む」ようなインパクトを体得して欲しい(ホットケ!)ので、メインにマルチのセンセーション、クロスに極細ポリのプロズプロのブラックフォース(1.14)を52×45くらいでテキトーに張っていきました。センセーションはよく伸びるので、クロスも4本張ることができました。このシリーズからダブルホールも無くなって張りやすくなったのだ。
 レフティSクンの印象は好印象。どう?インパクトを感じるでしょ?あとはクイックサーブを止めてインパクトの手前でタメを作れば打点が安定するだろうし、ボレーは体勢を整えることよりも体の前で面を作ることを意識すればイイと思うよ。(ヨケイなお世話だ!)ま、そのうちクロスが細いだけにすぐにノビノビになってくるだろうから、クロスだけ換えればしばらく使えると思うヨ。

2021年夏某日..「YONEX VCORE 95」


 T部クンのラケット。筋トレが趣味のパワーヒッターということで、本人はポリ系が大好き。今回は持込でゴーセンのG-SPIN3(たぶん)を張ることに。今のポリ系のトレンドである柔らか系で、断面を六角形にしてスピン性能アップしたものになるのでしょうか。見た目と感触はフツウのポリ系で、張っていても特に柔かさは感じませんが、ゴーセンが出してきた最新のポリ系ですから、それなりのものなんでしょうネ。今どきのポリ系らしく、適正テンションが45~55ポンドということで、50×48くらい、クロスはトップからテキトーに張っていきました。練習の時に勝手に試打しようと思ったら、本人も早く来てしまい試打できず詳細不明...ま、本人は何も言ってませんでしたのでヨシとしますか。だけど、T部クンの引っ叩きパワースイングだったら、ポリ系だったらナニ張っても同じような気がしますけどネ...
 最近はポリ系が進化して人気ですのぉ...ものすごい昔になるけど、バボのバリスティック・モノ(カルロス・モヤ使用モデル...ダレも知らんワ)なんて、ストリングを束ねていた結束バンドを切ったら、ほぐす必要がないくらいまで直線化、5センチくらいに切ったら、そのままツマ楊枝として使えるんじゃないかと思ったほど硬くて飛ばなかったけど、今のヨネのポリツアーなんて目隠しして打ったらポリ系なんて思わないだろうネ。こりゃマトモなポリ系も在庫した方がイイかなぁ...激安・粗悪品のプロズプロのポリ系ならあるんですけどネ...


2021年夏某日..「PRO KENNEX Kinetic Q15 280」


 ススキノM川氏のラケット。今やほとんどお目にかかることのないプロケネックスがススキノM川氏のお気に入りなのだ。プロケネックスといえば、フレームの外側に砂の入った丸い立体シールみたいなものが付いていて、それが振動吸収になる...ってのが、昔ありましたけど、今はどーなんスかネ?...と思ったら、ナント今もあって、現在のモデルではフレームの内側に仕込んであるんですって!"Kineticシステムは、航空機の振動を抑える先進的なシステムで、フレームのほぼ全周にそれぞれ0.125gのメタルサンドが入った約80個の半球状ドームを内蔵し、インパクト時、このメタルサンドが小さなドームの中で独特の動きをすることにより、インパクト時のエネルギーロスを防いで高反発力と面安定性を発揮、パワーゾーンを拡大し、手や肘への負担も軽減する..."読めば読むほど難解ですが、ご興味のある人は、「Kinetic Systems Inc.」へ。
 さて、ススキノM川氏はテクニシャンなので、打感重視、食いつくマルチであるウイルソン・センセーション(1.30)を52×48くらいで、クロスは上からテキトーに張っていきました。張り上がりのラケット重量は約300グラム、少し軽いだけにインパクト時の衝撃があるかもしれませんが、ソコはKineticシステムがカバーしてくれるんでしょ?あとはチョット飛びが悪くなったかもしれませんが、ソコはご自身で何とかしていただけたらサイワイです。ボトム側のグロメットが破損していましたので、とりあえずチュービングナイロンで補填しておきました。
 当時は「イイです!」と言ってこのラケットを使っていたススキノM川氏でしたが、現在は最新モデルであるオレンジ色の"Q+20"を使用中...やっぱり何かモノ足りなかったんでしょうネ。「プロケネックス命!」なススキノM川氏でした...


2021年夏某日..「PRINCE O3 SPEED PORT TOUR改」

  
  ボクと同じラケットだけど、コレはS井先生のラケット。S井先生もこのトラディショナルなバランスと飛びが気に入って使用中なのだ。マンティス・コンフォート・シンセ(マルチ)が張ってありましたが、ノッチが深くなってきたことと、若干、飛びが悪くなってきたとのことで、同じストリングを貼りかえることにしました。S井先生はメインの中央付近・フレーム寄りにノッチが入るタイプなのね。
 前回と同じように52×48くらい(たぶん)でテキトーに張っていきました。前回購入したブーメランを使ってみましたが...実際に使ってみるとイロイロと問題が判明。3枚目の画像のようにブーメランの一方がフレーム内側にセリ出すため、クランプの位置がフレームから離れてしまう。ボトム寄りの大きなホールでは、ストリングが本来の位置よりも下にズレた位置で固定されてしまう...よくわからない人多数と思われますが、いづれもテンションロスに直結します。んじゃ少しだけテキトーにテンションを上げればちょうどエエのかな?...だけど、そんなにシビアに張ってないし、そもそもストリングホールの部分はフツウのホール部分に比べて抵抗が極端に低いから、それほどテンションロスにならないかもしれないし...結論!このブーメラン突っ込んでイロイロ考えるヒマがあったら、今までどおりにターンテーブル固定した方が早いワ!...ということで、ダレかこのブーメランを使ってみたい人がいたら連絡ください。ただし適応サイズがあって、スピードポートシリーズのフェイス100までのラケットに適応しています。
 フッ...また使えないものをわざわざ海外通販してしまったワイ...実際にショップの人は使っているんですかネ??

 

 

2021年春某日..「WILSON XP 0」

  
  ウチのジェントルメンA藤氏のラケット。普段はプロスタッフを使用中だが、「もっとパワーを!」...ということでしょうか、最近はあまり見ないデカラケを用意してきました。それにしても、ウイルソンがこのようなラケットを出しているとは知りませんでした。さっそくググってみますと...「ウイルソンラインアップでもっとも硬いフレームで、”超絶・パワー”を発揮する日本限定モデルラケット。」半インチロングでフェイスは120、一番驚いたのが販売価格が税込み\41,800!(ま、ラケットの定価なんて有って無いようなものですが)振り回したら肘を痛めそうなラケットなのだ。
 デカラケトということで久々にアダプターを装着、あえて飛びを抑え、柔かい打球感を生むであろうウイルソンのセンセーションを50×46くらいでテキトーに張っていきました。張り上げ重量は282グラム...バランスの関係でウマくラケットがキッチンスケールに乗らず、なんかの網を載せ、その上にラケットを置いてます。(フツウはブリッジ付近がバランスポイントですが、このラケットはもっとトップ寄り)
 ジェントルメンA藤氏は「とてもイイ感じです!」と使っていましたが、今はプロスタッフに戻っています。この手のトップヘビー&デカラケのパワーラケットだと、大きなスイングでボールを制御するのは簡単じゃないと思うナ。ゴリラみたいなヤツがブンブンと振り回したら武器になるかもしれないけど、そのうち腕を痛めてしまうかもしれないし、フレームが硬いだけにストリングへの負担も大きく、すぐに切れてしまうかもしれない。だからほとんどの場合において、この手のラケットを使っている人のスイングは小さく控えめになる傾向にあると思いますが、もちろんそれもプレースタイルの一つで、実際にこの手のラケットを使うベテラン上級者も多数いらっしゃいます...だけど、やっぱり振りたいでしょ?ジェントルメンA藤氏も、やっぱり振りたいんでしょ?ボクも振りたいのでこの手のラケットは今は使いません。なんたって自己満足でテニスしていますからネ!ハッハッハッハ...

 

 

2021年春某日..「HEAD GRAVITY PRO GRAPHENE360+」

  
  ボクのニューラケット...しかし、全然イイ感触が得られず、試行錯誤が続いております。やはりバンパー除去して本来のバランスを崩したことが問題?...とりあえずバンパーを付けてノーマル状態に戻してメインはそのまま、クロスをフツウのポリ系に近いマンティスのパワーポリへ変更して様子を見ることにしましたが、事態は大きく変わらず...バランスの問題でもなかった?とにかくインパクトの感触が悪く(もちろん自分の実力は無視!)、打ってて気持ち良くないので、すぐにクロスをポリ系としては不自然な食いつきのポリファイバー・ブラックヴェノム・ラフ(余っていたヤツ)に変更...って、たぶん感触的には極細ポリ系を張ってみた最初に逆戻り?そして結果もそのまんま...いったい、ナニをどー張ればイイんだ!いや、その前にドコで、どーやってボールを捕らえればイイんだ!すべてが自分のスイングと一致しないじゃないか!...って、明らかにコッチに問題があるんでしょうけどネ。(やっぱり自分の実力は無視ダ!)
 えー、ダレか使ってみたい人がいれば連絡ください...すでに諦めの境地なのだ。

 

 

2021年冬某日..「HEAD GRAPHENE TOUCH INSTINCT MP」

  
  これもストリングブレーカーのレフティSクンのラケット。下のラケットをオレに「ボロボロでもうダメだ...」とか言われたことに加え、張り替えた下のラケットの感触が悪かったため?やっぱり少し硬く張った分、衝撃の大きさが気になったモヨウ...ついにSクンも、インパクトの感触を気にするようになった?(ホットケ!)
 ニューラケットは下のモデルの後継で、少し重いフツウのMPモデル。以前に張っていたヘキサブレード(1.25)を52×48くらいで張っていきました。ちなみに旧モデルに採用されていたダブルグロメット(メイン・クロスの共通ホール)は、このモデルにはありませんでした。張り上がりは旧ラケットよりも35グラムもアップ...ものスゴイ違和感を感じると思うのだが、本人はフツウに使用中?ストロークもサーブも、以前よりもチョッピリ安定した印象なのだ。ラケットが重い分、スイング軌道が安定したかな?「軽くなきゃ、振れないんですよねぇ...」とか言ってたけど、ソコソコ重いラケットも悪くないでしょ?
 ラケットは軽いのがイイのか、重いのがイイのか...ワシのように道具に頼ってテニスしている人間が、一度は考えることだけど、個人的には「できる限り重いラケット。ただし、(ダブルス)大会を想定して、一日で3~4試合をムリなく消化できる程度の重さのモノ」という結論に達しております。軽いラケットでスイングスピードをアップすることができますが、もともとラケットを大きく振れる人がラケットを軽くしても、運動エネルギー上は大差ないという論文があったと思います。やはりラケットの重さを左右するのは、持つ人の腕力を含めた筋力でしょうか。まぁ、どんなスポーツにもある程度の筋力は必要ですからネ。あと、軽いラケットは、フレームを厚くして反発力を得る分、ほぼ例外なく硬い...硬いと衝撃がデカイ...衝撃がデカイとテニス肘の原因に...今は素材も進化、メーカーのイロイロな工夫もありますので昔ほどではないと思いますが、やはり軽いラケットの最大のデメリットは、腕への悪影響だと思います。んじゃ、軟らかいマルチフィラメンントのストリングをユルく張ったらイイかも...と思うかもしれませんが、あまりユルく張るとストリングがボールをつかむタイミングと、ラケットがボールを弾くタイミングがなかなか一致せず、コントロールに苦労します...うん、やっぱりラケットは重いほうがイイと思うヨ。

 

 

2021年冬某日..「HEAD YOUTEK GRAPHENE INSTINCT S」

 
  ストリングブレーカーのレフティSクンのラケット。ポリファイバーのヘキサブレード(1.25)が張ってありましたが、グロメットを修理したこともあり、今回はなかなか切れず...やはりボールの収まりが悪くなったので張りかえることになりました。今だ利用価値をなかなか見出せないファイヤーレイジ・リブドでも張ってやろうかと思いましたが、ご本人の希望はナイロン?...ということで、OG-SHEEPほどのキレはありませんが、OG-SHEEPを張って10日間くらい経ったような感じが長く持続するような印象(いつものように、わかりにくい表現でスミマセン...)のジェネシスのモノ・フィラメント、ブリザード(1.25)を張っていくことに。
 デカいスイングのレフティSクンだけに、やや飛びを抑える意味で、少し硬めに54×50~46くらいでテキトーに張っていきました。もう何回も張っているだけに、ダブルホール(メイン・クロス共通ホール)の処理も完璧なのだ。軽いラケットだけに、やや衝撃が大きいかもしれませんが、どーでしょうネ。レフティSクンは、あまりそーゆーこと気にしないからなぁ...
 ちなみに転勤族であるレフティSクンですが、そろそろ転勤?おそらくグロメットを交換しない限り、ドコのテニスショップでも、このラケットの張替えは受け付けてくれないでしょうネ。次の赴任地にも、物好きなホームストリンガーがいればイイのですが...

 

 

2021年冬某日..「YONEX VCORE PRO 97」

   
  F田氏のラケット。1つ前のモデルになるのでしょうか。吼えるヴァブリンカさんがイメージキャラクターなのだ。F田氏は下のバボといっしょにコレを購入したんだけど、ラケットとしてはスペック的には対極の2本?まだ迷いがあるようです。(ホットケ!)
 けっこうシブめのカラーリングで、シャフト部分に仕込まれた特殊なカーボンと、グロメットに付けられた凸凹(画像3コマ目)がミソらしい。カーボン素材については電子顕微鏡レベルの違いでしょうから知る由もありませんが、グロメットの凸凹は「ロックブースター」と言うそーで、ストリングを広範囲でロックし、グロメットとの密着度を上げることでエネルギーロスをなくし、パワーを生み出すそーです...今まで盛り上がったグロメットとかありましたけど、まったくの別物になるのでしょうか。少なくともプリンスのスピードポートとは真逆の発想だよなぁ...もうナニを信じてイイのやら。
 スペック的にはアンストラングで290グラム、20ミリのフラットビームということで、ポリ系だと衝撃がデカいかもしれないし、かといって軟いマルチだと軽いだけに打ち負けるかも...イロイロなことがアタマをよぎりましたが、ネット上のインプレで共通していたのは「しなりを感じるラケット」ということで、ウイルソンのセンセーションよりは少し硬いマルチであるマンティス・コンフォートシンセ(1.25)を選択、52×50~46くらいでテキトーに張っていきました。張りあがりは305グラム前後ですが、バランスの関係で自分のメインラケット(325グラム)と同じような感じです。さっそく打ってみましたが...イイ!今まで振ったことのあるヨネのラケットとしては、I上クンの001(黄色のヤツ..古い)以来の納得のコントロール!今までMPシリーズ、RDシリーズのいろいろなモデルを試してきたけど、なぜかシックリとこなかったヨネのラケット!(もちろん自分の実力は無視!)しかし、このラケットはなんの違和感もないではありませんか!...こりゃイイ!張りあがり重量が305グラムということで、打ち負けるのではないかと思ったのですが、この軽さにもかかわらず、飛びとコントロールは330グラム並み?ヨネ特有のラケット形状もあるでしょうが、先っぽにヤットコ当てたようなボールが、ヘンな振動もなく、ラク~にネットを超えてくれますし、バウンド後のキャリーもアップしているような気がします。ただし、なでるようなスイングではコントロール不良の印象。ある程度のインパクトが必要なようですが、幅広いスイングスピードと当て方にウマく反応してくれるような印象デス。ちょっとしか使っていませんが、クセがなく、おそらく幅広いストリングにも適応してくれそう...ヨネのラケットで、初めて手元に置いてもイイと思いましたヨ。
 おそらく長く使えば、それなりに気になるところも出てくるかもしれませんが、とても好印象。オレも買おうかなぁ...(もちろん個人の印象ですけどネ)

 

 

2021年冬某日..「BABORAT PURE AERO VS」

  
  これもF田氏のラケットで、バリバリの現行モデル。ガンメタ×イエローのカラーリングがカッコイイのだ。
 やはりスピン系ラケットということで、ココはスピン系ストリング...という安易な考えから、ポリファイバーのファイヤーレイジ・リブドを張ってみました。くしくも、下のM氏のライト・モデルと同じようになってしまったが、ビジュアル的にはモンクなし...しかし、結果はイマイチ?下のM氏のラケットに関しては、少しユルく張ってしまった印象があったので、今回はやや高めに52×50~46くらいで張っていきました。M氏のラケットよりは面圧が出ているとは思いましたが、実際に打ってみると、かなり打感がボケてる?どーもボールがラケットにノってる気がしない。F田氏はスピンを意識したスイングでソコソコの感触を得たようだが、個人的にはどーにも打っていて気持ち良くない。コレは大問題なのだ...え?そもそもオマエのラケットじゃないだろって?...おっしゃるとーりでございますが、おせっかいな素人ストリンガーとしては非常に気になります。
 次回はオモムキをかえて、マルチとか張ってみようかなぁ...って、ボクのラケットじゃないんですけどネ...

 

 

2021年冬某日..「HEAD GRAVITY PRO GRAPHENE360+」

  
  ボクのラケット。F田氏の「ラケット欲しい!」という要望から、急遽、TW-EUへの注文が決まり、ソレに便乗したカタチとなりました。フェデックスから関税書類が届いたら、そのうち「海外通販するゾ」にもアップしたいと思います。
 値引率62%という売り言葉に負けて注文してしまいました。まぁヘッドの新しいラケットだし、ご覧のとおりズベレフさんも使っているらしいし、キレイなラケットだし...(最後の理由に納得する人は少ないと思いますが)
  さて、アンストラング状態で315グラム、ストリングを張ったらおそらく330グラムオーバーとなってしまうので、いつものように思いつきでヘッドバンパー除去、クズグロメットの中からテキトーなグロメットを見つけて差し込んでと...メインにマルチのセンセーション、クロスに極細ポリ系のプロズプロ・ブラックアウトを52×50~46くらいで張っていきました。ストリングパターンがいつもの16×19ではなく、18×20なので、チョット違和感が...少し時間がかかりましたが、無事に張り終えました。重量は328.5グラムとなりましたが、トップ側の-5グラムがありますので、振りぬけない重さではありません...んが、やはりチョッピリ重く感じます。
 さっそく打ってみましたが...当たってない?ドコで打てばイイんだろ?...と思うくらいに感触悪し。やはりテキトーな加工がバランスを崩してしまったのか、そもそもスイングスピードの速いパワーヒッター向きのラケットになるのでしょうか...10球に1球くらいはプレステージでも味わえるような、包み込むような心地よい打球感が味わえるのですが、いつものような当て方だと、飛びもコントロールも不良...こりゃ、このままだと使えそうもナイ?
  昔のラヂカルも18×20でしたが、他メーカー(例えばテクニとか)に比べるとヘッドのラケットは鉄板という印象はありません。フツウにダラダラと打ち合う程度なら問題ありませんが、強打はほぼネットを越えず...(もちろん自分の実力は無視!)さっそく、クロスを太いマルチ(不良在庫のシグナムプロ・ファイバータッチSF1.35)に交換してみましたが、まだ打ってません。なんかスイングとボールの飛び出しのイメージを一致させるのに、かなりの時間がかかりそうな予感がします...って、コレってA木氏に引き取ってもらったプレステージといっしょダ...うーん、またラケットバッグの肥やしが増えてしまったかも。トホホ...
 ちなみに最後の画像はついでに注文したブーメラン。プリンスのO3シリーズのデカい穴の開いたスピードポートを持つラケット専用のストリンギングツールです。クロスホールにコレを突っ込めば、フツウにクロスを引くことができます...って、ほとんどの人にはチンプンカンプンなハナシでしょうか?まぁ、ダレも聞きたくないでしょうが、スピードポートの場合、クロスを引くとバランスの関係で、ストリングは斜め上方にズレます。コレを防ぐためにはターンテーブルをいちいち固定して、ストリングがグリップ側下方に向くようにして引く必要があります。(ますます、わからなくなった?)そんな時、このブーメランを突っ込めば、あーら不思議!テコの原理が働いてストリングは常にグリップ側下方を向くではありませんか!...というワケで、ちょっぴり時間の節約ができそうです。(ほぼ自分のラケット限定ですけどネ)

 

 

2021年冬某日..「HEAD GRAPHENE360 EXTREM PRO」

  
  F田氏のラケット。いつものポリファイバー・ヘキサブレードが張ってありましたが、ゲージを1.18から1.25に変更したことによって、切れる気配ナシ...やや伸びてボールの収まりも悪くなってきたので張りかえることに。やはりゲージが太くなると切れにくくなります。以前は感触の悪くなる前に切れていましたが、そろそろ換え時ですネ。
 個人的には同じストリングなら細いストリングが好みです。細い方がホールド感があり、対応できるスイングスピードの幅が広がるから...と思ってます。(あくまで自分のラケットでのハナシですが)すぐに切れても、すぐに張れる環境にありますしネ。ホームストリンガーは気楽でイイのだ。おヒマな人は、是非、ホームストリンガーになってみてはいかがでしょうか...あ、あと、次にヘキサブレードを注文する時は、1.20を注文してみようと思います。果たして今後も同じ需要があるかどうか、ハナハダ疑問ではありますが...

 

 

2021年冬某日..「BABOLAT PURE AERO LITE」

 
  M氏のラケット。半年ほど前にマンティスのマルチ、コンフォート・シンセティックを張りましたが、イイ感じで切れたようです...って、メインのサイド寄りのダメージがデカいのはチョット不思議。しかも、体育館に来るなり「切れたからヨロシク~...」って、オレがテニスしているM氏を見るのは、ココの体育館だけなんだけど?...ドコかで秘密練習でもしてるの?それともドコか他のテニス団体でも練習してるの?ナゾは深まるばかりなのだ。
 まぁ、M氏について掘り下げてもキリがないのでハナシを戻しまして...ただ張ってみたい・打ってみたいという個人的な願望だけで、ファイヤーレイジ・リブドを張ってみました。今はリブドの押し売り期間だナ。あまり硬く張ったら軽量ラケットだけに衝撃が大きいかも...と思い、少しユルく48×44~40くらいで、クロスはトップから張っていきました。ビジュアル的にはモンクないナ。
 さて、いつものように勝手に試打してみましたが...衝撃も少なくて思ったよりも飛ぶ。フラットぎみに打つとコートに収まりにくい。意外と硬く張ってもイイかもしれません。スピンを意識したスイングでは、スピンがかかっていることを実感できます。小さなテイクバックでもOK...な印象デス。
 ストリングの性質が、まったく違ったものになったにも関わらず、M氏はコレで絶好調?するどいボールを連発中...うん、コレでイイのだ。

 

 

2021年冬某日..「PRINCE O3 SPEED PORT TOUR改」

 
  ボクのラケット。メインで使用していたナチュラル×ポリ系のハイブリッドのナチュラルがついに切れて張りかえることに。クロスだけを何回か張り替えて、結局は2年くらい使うことができました。さて、今は乾燥した季節だし、ココは新しいストリングを試す意味でも、マルチ×ポリ系のファイヤーレイジ・リブドでも張ってみましょう...って、画像はイキナリの張替え直前と、張替え直後ですが、これまでの経緯を説明申し上げますと...
 メインはいつものセンセーション、クロスにリブドと...やっぱり張り辛いし、クロスを通しただけでセンセーションのレジンにノッチが...しかも、ストリングのヨレを修正できないくらいの食い込みが...ま、自分のラケットだからイイや。だけど、やっぱりズレない分、張り上がりが硬いような...そして実際に打ってみたところ、やっぱり硬くて飛びが悪い?センセーションがボールをつかみきる前にリブドが反応しているような感じがします。当てにいくだけのスイングでは飛びも方向もイマイチ...ま、そのうち多少ユルむことに期待しましたが、1ヵ月を経過しても変化ナシ。テンションメンテナンスに関しては、ある意味優秀と言えますが、ヘナチョコスイングのボクにとっては、比較的どーでもイイことなのだ。ショウガナイのでユルく張りなおすことにしましたが、O3スピードポートの場合はタイオフする場所が限定されるので、ユルめて短くなったストリングを止める場所はナシ...結果、ある程度ユルめてから画像のように大外を回ってタイオフ、足りなくなった部分をトップ側から大外回りで継ぎ足して、タイオフ...どう?よくわからないでしょ?このラケットの場合、クロスをまっすぐ張るためには、こんなことするしかないのデス...結果、なんとなくユルくなってイイ感じになりました...んが、最近、なんか感触が悪くなってきたので、クロスを中古のアルパワーに変更しました。コレだったら最初からそんなに違和感ないでしょうか...
 紆余曲折ありましたが、結論としては”ファイヤーレイジ・リブドは、ハイブリッドのクロスとしてはイマイチ”でしょうか。そもそもボクのヘナチョコスイングじゃ、リブドの特徴である「スピン性能」がわからんのだ。ダレか張ってみません?「ゆったりしたスイングでもスピンがかかる!」...らしいですヨ。

 

 

2020年秋某日..「HEAD GRAPHENE360 EXTREM PRO」と、「HEAD YOUTEK GRAPHENE INSTINCT S」

 
  ウチのF田氏と、ストリングブレーカーのレフティSクンのラケット。この2人のおかげて、ある程度は順調にポリ系ストリングを消費中。おもにF田氏が使っているポリファイバーのヘキサブレ-ドが無くなったので、同じストリングを仕入れることにしたのですが、今回はゲージを1.18から1.25に変更してみました。ついでに前回張った硬いだけのアラミドは、「なんか感触が悪い...」というレフティSクンも張りかえることに。(ほとんど道具に興味のないSクンも、さすがにソレはわかった?)
 ゲージが太くなった分、ややテンションを落として、F田氏は52×48、初めて張るレフティSクンは52×50くらいでテキトーに張っていきました。F田氏は従来どおり、レフティSクンはホールド感を感じながらスイングできているし、ソコソコのイイ感じで打てていると思うのですが、問題も発生...全然、切れないじゃないの!...やっぱり太くなると耐久性が上がっちゃうなぁ。2人にはドンドン切ってもらわないと。F田氏のスイングだったら、もうそろそろ張り替えてもイイと思うヨ。テンションも少し上げたほうがイイナ。(やっぱり1.18にすれば良かった...)

 

 

2020年秋某日..「PRINCE EXO3 REBEL 95改」

 
  ボクのラケット。札幌にいったついでに立ち寄った中古屋さんで購入。ストリングのない状態で550円、「ポイントが140円分ありますヨ」と言われ、結局450円くらいで購入しました。懐かしいEXO3シリーズ。このヒビ割れたようなデザインは、緑のグラファイト、赤のイグナイト、白のホワイト、そしてこの黄色のレベル...だったでしょうか。
 このラケットのサイドは小さい穴のストリングポートでしたので、迷わずその部分を削り取って、無理矢理スピードポート仕様に変更、まだ使えるテクニの高級マルチであるXR1がありましたので、ソレをテキトーに張っていきました。(ステンシルまで再生できたら、たいしたもんですナ)張ってる途中で気付いたのですが、ストリングパターンが18×20だった...密なパターンは、ボクのヘナチョコスイングには合わないことがわかっているのですが...、ま、ソコは高級マルチのXR1と、無理矢理スピードポートの組み合わせに期待したいと思います...
 さて、打ってみての感想は...無理矢理スピードポートが効いているのか、鉄板という印象はナシ。だけど、やっぱりボールの飛び出しが早くて、インパクトで全てが決まる感じです。フラットぎみのサーブやストロークもイイ感じだけど、ボレーのポイントが狭くて神経を使います。「うーん、マンダム...」と、自分のスピードボールに酔っているうちはイイけど、そんなことしてたら、すぐにカラータイマーが点滅してしまうのだ。自分の最初のサービスゲームの1ゲーム限定使用ラケットでしょうか...ホラ、やっぱり使えないだろって?...えぇ、自分でも使う前から、だいたいわかっているんですけどネ...

 

 

2020年秋某日..「HEAD GRAPHENE XT PRESTIGE PRO その2」

 
  今や副会長A木氏のメインラケットに昇格した、元ボクのラケット。その2、その3と、2本が引き取られていきました。(ヘッドバンパーそのままのオリジナルである”その1”は、とりあえずボクの手元にあります)今回は、マルチ×ポリ系だった”その2”をマンティスのコンフォートシンセ(マルチ)に変更です。メインラケットはナチュラル×ポリ系の”その3”なので、悪天候用に1本といったトコロでしょうか。
 ごくフツウに52×48くらいで、テキトーに張り終えました。ウイルソンのセンセーションよりは、少しメリハリの効いているコンフォート・センセなので、さほど違和感なく打てると思いますヨ。(たぶん...)
 個人的にはシックリくるストリングを見出すことはできませんでしたが、副会長A木氏は、イタク気に入っている様子...華麗なるラケット変遷の歴史を持つ副会長A木氏の「ラケット探求の旅」に、ついに終止符が打たれる日がきたのでしょうか?...って、まだ1年くらいしか使ってないんですけどネ。

 

 

2020年秋某日..「YONEX VCORE 100」

 
  F田氏奥様のラケット。F田氏の「おまかせします...」という社交辞令をマに受けて、ニューストリングのファイヤーレイジ・リブドを張ってみることに。ビジュアル的には申し分ないナ。
 スジ張った表面加工が特徴のリブドですが、指で触ってみても何本ものスジが入っており、メーカーの言うとおりに”断面が歯車状”という想像がつきます。その表面加工のせいでしょうか、ややしなやかさに欠ける印象で、実際に引いてみてもヘキサブレードなんかに比べると、やや伸縮悪し、そしてナンと言ってもクロスが張り辛い...表面加工のスジのせいか、軟らかさに欠けてメインの間を通し辛いのだ。まぁ、ポリ系一般に言えることですが、さらにその傾向が強い印象。しかもヨレを戻すため指で上に押し上げるだけで、摩擦によるカスが発生します。ストリングの自由度が低くなる下側1/3はさらなる地獄に...しかもクロスをトップ側から張るために、ロングサイドの最後のメインは一番下のクロスに流し込まれているから、さらにキツキツ状態なのだ。
 さらに途中からわかったんだけど、伸縮性の悪さからテンションが落ち着くのが早い。ボクは指定テンションに達したら、すぐにクランプするタイプなので、張りあがり後に適度に緩むことを想定しているのですが、ソレがない?あわててクロスのテンションを落としまくって、中心部分が少しタワむようにしたけど、いつものクロス5ポンド落ちくらいじゃ、鉄板になっていたかもしれない。結果、50×45~40くらい?(よく憶えていない)で張り終えました。体育館では実際には打てず、家の床でポンポンとボールを突く程度でしたが、思ったよりも硬さは感じられず、感触もそんなに悪くない?ポリファイバーは、ちょっと違った味付けのポリ系ということで、奥様のスイングにも合えばイイのですが...かなりクセのあるストリングですナ。

 

 

2020年夏某日..「BABOLAT 2502改造」

  
  ラケットは現帯広在住の鉄人S木氏から依頼されたヘッドのiSシリーズのOSサイズ。帯広のコート開きの時に預かってきた4本のうちの1本です。最近はめっきりオーバーサイズのラケットを張る機会がなくなって、さらにボクのマシンであるバボ2502は、厳密にはオーバーサイズのラケット固定に対応していません。最大限、タテに引っ張っても、12時方向と6時方向の固定が不十分です。(2,3コマ目)今までは4コマ目のように、アクリル板を加工したアダプターを使っていたのですが、強度的に弱く、ラケットが左右にズレたり、アダプターの厚みのため、フックの金属部分がクロスストリングに干渉したり、イロイロなトラブルをかかえつつストリンギングしてきました。鉄人S木氏のOSサイズは2本あるし、現協会員でもOSサイズを所有している人は2~3人いるハズだし、今回は根本的な改造を試みてみました。

  
  改造の主な内容は、2本あるフレームサポート支持台のうちの1本を、5センチくらい後方に移動して、12時方向と6時方向の固定性を強化するというもの。OSサイズのラケットをセットして、さらにスクリューが硬くなるまで回すことができれば成功なのだ。ホームセンターでニッケルクロームのプレートを2枚購入して\250くらい?たぶん強度に問題があるでしょうが、一時的なものなのでコレでイイでしょ...

  
  ...と思ったら、出っ張ったプレートがカバーと干渉するではありませんか。カバーを取っ払ってと...んん?今度はナットがテンションジョーのスライドカバー部分と干渉するではないか!...んもう...しょうがないからターンテーブルを固定するボルトにナットをハメこんで、ターンテーブルを7mmくらいアップしてみました。結局、ナニをやってもテンションジョー部分が干渉するので、360度グルグル回転することはできませんが、7時の方向から5時の方向まで、およそ300度程度の回転域を確保することができました。

  
  あとはテンションゲージのついたカバーを足元に置いて、平ケーブルを接続して、ラケットをセットしてと...スクリューが硬くなるまで回しても、まだヨユウがあるゾ。とりあえず、OSサイズのラケットでも、十分に固定することができました。テンションジョーがフレームサポートと干渉する問題ですが、テンションをかける過程で干渉が解除され、最終的にはロスなく直線的にストリングを引くことができます。それよりも問題は、支持台をズラしたことにより、クロスストリングの最後の1本が、クランプの稼動域外になってしまったことでした。(このラケットの場合はボトム側の最後の1本)しょうがないので、高めのテンションで2本引きしてしまいました。フライング・クランプを購入するか、両方の支持台を15mm~20mm程度、同じように外側にズラすことにより解決することができるかもしれません。ま、今回はやろうとしていたことの80%くらいはできたと思うので、コレでヨシとさせていただきます。以上、大部分の人にとっては、まったく何の意味もないコーナーでした...

 

2020年夏某日..「鉄人S木氏のヘッドラケット モロモロ」

  
  ...というワケで、フツウの状態でiS-2MP、iS-6MP、改造マシンでiS-4OS、iS-6OSを張っていきました。iS-2MPにはマルチのマンティス・コンフォート・シンセティック16、iS-6MPにはマルチのウイルソン・センセーション16、iS-4OSにはモノのジェネシス・ブリザード17、iS-6OSにはモノのバボラットのシンセティックガット17を張ってみました。MPサイズのラケットにはマルチ、OSサイズのラケットにはモノを張ってみました...だけど、あとから考えると反対でも良かったかな?ま、とっかえひっかえ、使っていただければサイワイです。
 上の記事に労力を使ってしまったので、ココはアッサリといかせていただきました...

 

 

2020年夏某日..「PRINCE TOUR 100 ESP」

  
  女房のラケット。どんな理由かは忘れてしまったけど、手ぶらで練習に行った時に借りて打ってみたら、ノビノビのブヨブヨで、まったく制御の利かない状態でした。よくこんなので打てるなぁ...って、感心したくらい。女房は「最近、少し感触が悪くなったような...」なんて言ってたけど、とても使える状態じゃないと思うヨ。
 そんなワケで、ケチなボクはメインのマルチを残して、クロスだけを伸びきったプロズプロ・ブラックフォース(1.14)から、プロズプロ・プラスパワー・ナノ(1.23)に張り替えてみました。これなら10分くらいで完了なのだ。どーせ女房には、このヘンなストリングの良し悪し(悪しのみと思うが...)もわからないだろうし、こんな感じで在庫を減らさないと永遠に無くならないゼ。さて、テキトーに打ってみましたが...ん?特に違和感ナシ?ESPモデルということで、16×16という間引いたストリングパターンに、このヘンなポリ系ストリングがマッチ?ヨシ!こまめに張り替えて在庫処分ダ!...って、女房に請求はできないから損するだけだワ。
 ストリングパターンが粗いと、なんかこう打球感が大味というか、ボールは行ってるし、スピンもたしかにかかっているんだけど、なんかモノ足りないというか...ムダな自己満足を得ることに生きがいを感じているボクのような人間には合いませんナ。

 

 

2020年夏某日..「HEAD YOUTEK GRAPHENE INSTINCT S」

  
   今や協会一のストリングブレーカーであるレフティSくんのラケット。耐久性のあるポリ系を張ってきたけど、すべてミスヒットによる角切れという離れワザをやってのけているのだ。前回はメインに1.25サイズのプロズプロ・ナノヴェンデッタを張って、しばらく持っていましたが、ココに来て、やっとマトモな位置で切れてくれましたヨ...初めて角切れ以外で切れました。おめでとうございます...
 さて、ついにこのストリングを張るときが来たか...完全なウチの不良在庫...じゃなかった、もっとも切れにくいストリングだけに、ダレも張る機会がなかった、この耐久性のみのストリングを張る時が!...いったい、いつ購入したのかも不明なストリング、たぶん海外通販で仕入れたと思いますが、詳細不明。ググると、国内でも購入可能なようですね。フォーテンはアメリカのストリングメーカーで、このアラミド・ギアはメインがアラミド、クロスがモノというハイブリッド。アラミドは引っ張り強度、弾力性、耐熱性に優れ、防弾チョッキなんかにも使われている繊維。デュポン社だったらケブラー、エンカ社だったらトワロン、帝人だったらテクノーラなんかになるんでしょうか。とにかく丈夫な繊維ということです。
 メインは52ポンド、クロスは48ポンドくらいで張っていきました。ウチにはアッシャウェイのケブラーという正真正銘の不良在庫もありますが、ケブラーが伸縮性ほぼナシで、菓子折りを結ぶヒモみたいなのに対し、このアラミド系ストリングは表面がツルツルして比較的しなやかです。表面のコーティングが効いているのか、特に違和感無く張ることができました。いつものように勝手に試打しましたが、太めのモノ・フィラメントみたいな感じで、想像していたよりも飛びます。レフティSクンは道具にはまったく興味がないので、いつものようにフルスイング&フルアタック...そのストリングの違いを体感することは不可能なのであった...(ホットケ!)今度はしばらく切れないと思うヨ。

 

 

2020年夏某日..「PRINCE TRIPLE THREAT GRAPHITE MP」

  
   これもF田氏のラケット。たぶんベタついていない方でしょうか。下のラケットのストリングが切れて、これを使っていましたが、これも切れてしまったモヨウ。ストリングが切れるのはヘビースピンヤーの宿命ですナ。
 前回はマルチ×ポリ系のハイブリッド、今回もストリングを変更した同じハイブリッドにしてみましょう。(もちろん、特に深い意味はありゃしません)今回はメインにマンティスのコンフォート・シンセ、クロスには不良在庫になりつつあるプロズプロのプラス・パワー・ナノだ。なんかパッとしないというか、特徴がないというか、ポリ系なのにコシが無いプラス・パワー・ナノ...「どのへんがプラス・パワーなの(ナノ)?」と、つまらないオヤジギャグで突っ込みたくなるようなストリングだ。
 52×48くらいでテキトーに張っていきました。いつものように勝手に試打してみましたが、特に違和感ナシ?ラケットも重いし、メインのマンティスが優秀なので、プロズプロの弱点が目立たない?ヨシ、この組み合わせでプラス・パワー・ナノの不良在庫を解消していくことにしよう...

 

 

2020年夏某日..「PRINCE PHANTOM 100P PRO」

  
   これもF田氏のラケット。おそらく現在、新品として購入可能なラケットで、もっともフレーム厚の薄い部類に入るラケット。しなり&打球感が気持ちイイのだ。前回はマルチ×ポリ系のハイブリッドでしたが、屋外で使用中に切れたモヨウ。F田氏の現在のメインラケットは下のエクストリームなので、今回はヨケイにも少し違う味付けにしてみましょう...前回はハイブリッドとは言え、シナるラケットにメインは食いつくマルチということで、ちょっとしつこい打球感、スピンはかかるかもしれないけど、フラットのボールスピードが上がらないような感じでしたので、今回はある程度の反発重視、メインにモノ・フィラメント、クロスには同じくポリ系でも張ってみましょう。
 信じるものは救われる...そんな感じでメインはモノのジェネシスのブリザード(1.25)、クロスにプロズプロのブラックフォース(1.14)を54×48くらいでテキトーに張っていきました。うーん、黒くて見た目はカッコイイぞ...いつものように勝手に試打してみましたが、個人的にはとてもイイ感じ。フラットのコントロールもイイし、期待どおりのスピードボールが打てる...打ってて気持ちイイのだ。ただし、そのスイングが長時間持続できるかどうかは不明...だけど待てよ...そもそもF田氏はほとんどフラットで打たないゾ...ま、メインラケットじゃないし、気分転換の時にでも使ってもらうか。

 

 

2020年夏某日..「HEAD GRAPHENE360 EXTREM PRO」

  
   F田氏のラケット。カラーリングはともかく、「よくスピンがかかる」と評判のエクストリームです。F田氏イワく、「このラケットと、このストリングがベスト!」だそーです。(えぇ、あくまで個人の意見ですヨ)スピンのかかるラケットと、ポリ系ながらも柔らかい食いつき、しかも飛び過ぎないので安心して振り抜けるポリファイバーのヘキサブレード(1.18)との組み合わせです。このストリングを張るのは3回目でしょうか。今回は季節的にやや硬く、54×50くらいで張っていきました。
 今回もF田氏には好印象。たしかにヘビースピナーであるF田氏がヨユウを持って振りぬいたボールは、見事にエンドライン付近に落ちる。距離感がスイングと一致するのはイイことですナ。問題はヘキサブレードが、あと1張り分有るか無いか...ということです。まだストリンガーズ・ワールドで14%引きで59.99ポンド、国内税を引いて49.99ポンド、送料込みでなんだかんだで\8,500、一張り当たり\500か...どーしようかなぁ。
 ちなみにUSオープンでは、ガスケがニューエクストリームを使用中。落ち着いたグレー×イエローのカラーで、今回のモデルはイエローがかなり控えめ...やっぱりカラーリングが不評だったんでしょうか。

 

2020年冬某日..「BABOLAT PURE DRIVE 2015」

  
  A木氏のラケット。プロハリケーン・ツアーが張ってありましたが、ほとんど使用しないまま次のストリングを張ることを要求されました。(ちなみにプロハリ・ツアーは下のラケットに再利用)次なるストリングはトアルソンのライヴ・ワイヤーでした。高級ストリングですな。柔らかさと打球感を主なセールスポイントにしているゴク標準的なマルチとは、少し味付けが違うマルチフィラメントという印象があります。ものスゴく昔に自分のフォルクルC10に張ったような...それともA木氏のラケットに張ってあったものを試打かも?過度の柔らかさは無く、確実なインパクトでのインフォメーションが残り、それはスイングスピードが違っても同じような感じ...だったような?フツウのマルチとは一線を画すマルチだったと思います。そもそも今はポリ系全盛期、入手できるマルチ自体が少ない中で生き残っているライヴ・ワイヤー、しかもバボやウイルソンのようなハデなマーケッティングを展開していない地味なトアルソンの製品ということで、クロウトっぽい多くのプレーヤーに支持されているんでしょうネ。(安いプロズ・プロばっかり購入してスンマセン...)
 さぁ!A木氏もこのストリングの性能を思う存分、引き出してみようではありませんか!...と思ったのもツカの間、このピュアドラはサブラケットに降格して、メインラケットにはヘッドのプレステージ・プロ・グラフィンXTが昇格?A木氏のラケット探求の旅は続くのであった...
 ちなみにリッパなシール付き。だけど指で押し付けたら文字がにじんで汚くなってしまったワイ...

 

 

2020年冬某日..「SRIXON REVO CX2.0」

  
  下のT部クンのサブラケット。ヨネの前にはコレを使っていました。赤いポリ系が張ってありましたが、コッチのラケットだとクロスが切れるのネ。ちなみにボクは今までクロスを切ったことはなくて、必ずトップ側メインの中心付近が切れます。元協会員のヘビースピナーT田氏は必ずクロスが切れたし(ラケットはピュアドラのOS)、変わったところでは上級者S崎氏はヘッドのラケットを使用中は必ずメインが切れたけど、ラケットをピュアドラに変更してからは、必ずクロスが切れました。S崎氏に関しては、上級者だけに、ラケットの特性をより引き出せるようにスイングが変化したと言えるかもしれません。だって、ストリング同士の単なる摩擦が主な破断の原因でしょうし、ラケットの違いによってヒッティング時のストリングにかかる力の方向性が変わるなんてことある?純粋に当て方の問題だと思いますが...
 ストリングに入るノッチが深くなって破断する...と考えると、ノッチの入る方が動いていないということになる。メインが切れる人は練習後にラケットを見ると、メインが左右にズレていて、クロスが切れる人はクロスが上下にズレていることになる。あなたはドッチでしょうか...と、どーでもイイ問題を投げかけたところで本題に戻りまして、中古のバボラト・プロハリ・ツアーを無料で張って、足りない部分はその辺にあったポリ系で補ってみました。とりあえず張ってみましたが、T部クンはもっぱら下のヨネを使用中のため、このラケットに関するインプレッションは不明...あのデカい横殴りスイングだったら、シャフトのよじれの少なそうなヨネの方が合っているかもネ。

 

 

2020年冬某日..「YONEX VCORE 95」

  
  つい最近まで高校生だったT部クンのラケット。張り上げで324グラムだから、たぶんフェイス95モデルだと思います。ガタイがデカくてハードヒッターのT部クンなので、フツウにルキシロンのアルパワーが切れました。T部クンに「どんなストリングがいい?」と聞いたところ、「うーん、何でもイイです...」という答え。ま、あの横殴りスイングだったら、ポリだったら何でもイイでしょうネ...というワケで、一見、硬そうだけど、打球感はさほど硬くないプロズ・プロのナノ・ヴェンデッタ(1.25)を54×50くらいで張っていきました。本人は今までどーりのスピードボールを連発していたので、これでイイでしょ?
 T部クンにはこの調子でどんどん切ってもらって、ウチの不良在庫であるポリ系の消費に貢献してもらうのだ。

 

 

2020年冬某日..「PRINCE TEXTREME TOUR95」

  
  ボクのラケット。上級者M田氏のハードヒットを打ち返すため、前回は食いつきのみのプロズプロ・クレイコート・プラスを張ったのですが、すでに半年を経過しノビノビのブヨブヨ状態、M田氏も転勤になったし、どーにも抑えが効かなくなったため張りかえることに。今回はごくフツウのマルチであるマンティス・コンフォート・シンセを54×50くらいで張っていきました。主に湿気の多い日や、雨天時の屋外で使用する予定です。このマルチはよく伸びるので9.5メートルくらいで張れるでしょう...ということで、ケチって必要長ギリギリで張ってみたのですが、ショートサイドが長過ぎた?メインの端から2番目をクロスに流し込み、トップ側3本を張って残り7センチでクロスでタイオフ。反対側のロングサイドで一番下のクロスを張って、最後のメインを下から上に通して残りのクロスをトップから張っていきました。9.5メートルでも張れたけど、ちょっとヒヤっとしましたネ。
 ま、こんな好き勝手ができるのがホームストリンガーの強みですナ...って、今までヨケイなことしてムダにストリングを消費してきたのも事実なんですが...

 

 

2019年冬某日..「HEAD GRAPHENE PRESTIGE PRO」

  
  新人M井クンのラケット。2014年くらいのモデルになるのでしょうか。新人といっても地元高校のテニス部で、在学中はウチのテニス大会にも出場経験アリ、地元で就職して忙しかったけど、しばらくブリにテニスでもしてみようということでやってきました。最初のうちはまったく当たらず?室内ということもあり、かなり苦労していましたが、そのうち昔のカンを取り戻したモヨウ。そんなある日、数年もストリングが張りっぱなしだったことに気付き、張りかえることに。フツウのモノ・ストリングが張ってありましたが、本人はコテコテのスピンヤー、スイングも大きめですが、ボールをつかむことはできているので、ココは食いつきを重視、寿命は短いでしょうが、マルチのマンティス・コンフォート・シンセを55×50くらいで張っていくことにしました。ラケットもプレステージだし、飛び過ぎってこともナイでしょう...
 さて、ご本人の感想は...「すごくイイです!全然違います!」と、非常に感動したモヨウ。ま、数年間張りっぱなして硬くなったモノに比べりゃ、ナニ張ってもイイ感じになると思いますが、とりあえず良かったデス。しかし、最近はサッパリ練習に来ず?うーん、若いだけに違うことに精力を注いでいるのネ。ヒマになったらまた来てネ...

 

 

2019年秋某日..「PRINCE TOUR98 ESP」

  
  すぐ下のボクのラケット。雨天時、けっこうな降りの中で試合があったのですが、ナチュラルとポリ系ハイブリッドのメインラケットは使えず、このラケットを使用していましたが、1日の使用でほぼ切れそうな状態になってしまいました。やはり濡れた重いボールを打つと、ストリングの消耗が激しいのだ。切るつもりで、次の日の室内練習で使ったところ、やっぱり切れました...端の方はまだ使えそうなので再利用、メインの両サイド2本を引きなおしてタイオフ、残りの中心部を新しいマンティス・コンフォート・シンセで張りなおしました。固定しているとはいえ、クロスだけの状態でタテに伸びている状態なので、やや強めに58ポンドくらいで引いていきました。結果、ノットがトップ側に7ヶ所、ボトム側に1ヶ所、計8ヶ所もある変態張りに。えぇ、ボクって、やっぱりケチなんです...

 

 

2019年秋某日..「WILSON TRIAD 5.0」

 
 少し下に記載したM氏のラケット。絶対に切れるプロズ・プロのクイック・ストライクをテキトーに張ったため、わずか数ヶ月の使用で切れてしまいました。めったにストリングを切らないM氏は満足げ?「ストリング切ってみたい!」という人にクイック・ストライクはおススメですナ。クイック・ストライクは訳せば「速攻」...「速攻」で切れるってことなのネ。
 さて、そんなM氏に押し売りするのは、すでに購入したことを後悔しているプロズプロの「プラス パワー ナノ(1.23)」だ。押し売りでもしなきゃ、なくならないゼ、こんなストリングは。テキトーにナニも考えることなく48×44くらいで張っていきました。まぁまぁ、オレンジがキレイなのだ。
 本人に渡す前に勝手に打ってみたけど、やっぱり予想どおり、まったく飛ばんワ。もともとインフォメーションの少ないラケットだけど、このヘンなストリングとの組み合わせで、ナニをどー振ればボールをコントロールできるのか、短時間のラリーではヒントすら見つからないじゃないか!...フッ、またヒドい仕事をしてしまったワイ。ま、どーせM氏はココを見てないし、M氏ならこの状況を打破できるかも?...さっそくこのラケットで打ってみたM氏でしたが、5分後には違うラケットで打ってました...M氏といえども、この違いはわかったか?こりゃまた失礼したしました...
 どーしましょ、このストリング。あとはハードヒットする人にダマして張ってみるしかないかなぁ...

 

 

2019年秋某日..「PRINCE O3 SPEED PORT TOUR改」

 
 ボクのサブラケット。クロスのポリ系がヘタってきたので、新たに仕入れたプロズプロのポリ系に変更してみました。クロスだけの張りなおしです。メインのナチュラルは、なんだかんだ言って2年くらいもってますネ。
 さて新たに仕入れたポリ系は、やめればイイのにまたもや激安プロズプロの「PLUS POWER NANO(1.23)」です。完全にポリプラズマを意識したカラーと細さ...1.23mmなんて細さはポリプラズマを意識しないと出てこないゼ。見た目はポリプラズマだけど、感触は柔らかくてニッパーでは”パチンッ”と切れないで”ボソッ”と切れます。張っていても、シャランシャランしたポリ系なんかよりは伸びがあります。(よくわからないでしょ?)40~45ポンドくらいでテキトーに張っていきました。
 さて、さっそく打ってみましたが、なんか感触が悪い...今まではメインのナチュラルが食いついて、やや伸びたところでクロスのポリ系がボールを受け止め、相乗効果でちょうどエエ感じでボールが飛び出していく...みたいな感じ。(えぇ、あくまで個人の感想ですヨ)だけど、コレだとインパクトが薄いというか、キレがないというか、どうも自分のイメージとボールの飛び出しが一致しないのだ。ダメだ!こりゃ!...そんなワケで、トットとまたクロスだけマンティスのパワーポリに換えてしまいました。やっぱりコッチの方がイイ感じ...フッ、また使えないストリングが増えてしまったワイ。トホホホホ...

 

 

2019年夏某日..「PRINCE TOUR98 ESP」


 ボクのラケット。だいぶ前にTWオーストラリアから海外通販したもので、ストリングパターンが16×16という粗いパターンのESPっていうヤツです。このフェイスサイズでESPモデルは国内にはないモヨウ。物置に放置されていたものを特に理由もなく引っ張り出してきました。ついでに以前に思いついた改造を施してみようっと...ダブルブリッジに仕込まれたマウスピースみたいなシリコンを取っ払って、メインの可動域を広げてみましょう。ストリングはマンティス・コンフォート・シンセ17、ブリッジの強度が確実に落ちているので、やや控えめに52×44くらいで張っていきました。
 さて、さっそく打ってみましたが...もともとあったホールド感がさらにアップ、フラットで当てるとかなりの飛び。重量も少し軽くなったし、真ん中部分に空洞が増えてスイングスピードもアップ?って、ソレはないか..んが、フルスイングするとヘンな振動を感じる?特にボトム側でミスヒットした時はビビリも発生。打った時のブリッジのシリコンがなくなったことが一番影響していると思うけど、ブリッジ自体の強度も関係あるんでしょうネ。このシリコンを薄っぺらいブリッジにハメ込むことで、まともなブリッジとして機能するようです。ふっ...また無駄なことをしてしまったワイ。
 ...というワケで、シリコンを戻すか...って、むりやりネジ込んでみたものの、全然入っていきません。トホホホ...結果、バラバラにちょん切って、カッターで削ってグリグリ押し込んで...ひどい状態で復活しました。だって張り直すほうがメンドウなんだもん。

 

 

2019年夏某日..「HEAD YOUTEK GRAPHENE INSTINCT S」


 ハイ、また切れました。今度はボトム側で...トホホホ。切れたのはダブルホール、クロスからトップへ上がるメインで、キツいカーブではありません。たぶんコレもフレームショットによるものでしょうが、やっぱりコレがプロズプロの極細ポリ系の限界でしょうか...というワケで、作戦を変更してメインにプロズプロのナノ・ヴェンデッタ1.25、クロスにブラックフォース1.14を再利用してみました。メインのナノ・ヴェンデッタの長さを間違えたのか、余ったのでトップ側クロス2本、ボトム側クロス3本に流し込んでからタイオフ、クロスは上から52×45ポンドくらいで張っていきました。今度はしばらくもつんじゃない?
 さて、レフティSクンは道具にあまり関心がないので多くは語りませんが、練習では明らかにストロークの返球率がアップしたでしょ?メインが若干太くなったことで、インパクトを感じやすくなった分、コントロールの意識がやっと芽生えた?(ホットケ!)ただ細いだけのブラックフォースはポリ系らしい芯がなくて、マトモなラケットにタテ・ヨコ張るとインパクトが探り辛く、ドコにスイングのマックスをもってきたらいいのか解りづらい。(S木クン談。最近、ぜんぜん練習に来てないけど...)これだとそー簡単には切れないし、インパクトもハッキリしたでしょ?
 以後、まずはラケットのイイところに当てて、せめてラリーが4回以上続くようなスイングをこころがけてみてはいかがでしょうか?(ヨケイなお世話ダ!)

 

 

2019年夏某日..「HEAD GRAPHENE360 EXTREM PRO」


 すぐ下のF田氏のニューラケット。ホラ、やっぱり切れたでしょ?ま、マルチですからショウガナイですネ...というワケで、今度は耐久性を考えたポリ系にしてみることにしました。濃いブルーがオシャレなポリファイバーのヘキサブレード1.18です。ポリファイバーの今の開発と生産はドイツ、素材はポリオレフィン、ヘキサブレードは断面が六角形でスピン性能アップ、この手のポリ系としては耐久性があるにも関わらず、肘に優しいストリングでもあるのだ!...なんて説明が多いようです...え?ポリオレフィンとポリエステルは、どー違うのかって?...さぁ?興味のある人は、自分でググってくださいネ。
 確かに柔らかさは感じます。タテにスジが入っているような手触りで、簡単に「クシャッ」と折れてしまうので、小さいループができないよう注意して通していきます。柔らかさを感じるものの、伸びは細めのポリと同じような感じですが、張りあがりは(細いこともありますが)柔らかく、打球感も古典的なポリとはかなり違うと思います...って、ボクはタテ・ヨコ全面に張ったことはありませんので、勝手に使わせてもらっての印象です。(いわゆる「あくまで個人の感想です」ってヤツですナ) なんとも不思議な感触のストリング。打球感もポリ系としてはマイルド、インパクト時の衝撃は控えめでモノ・フィラメント並みですが、飛びはイマイチでマルチ並み...なんか振動吸収に乏しいマルチみたいです。(そんなマルチはたぶんありませんが...)
 F田氏には「これもめっちゃスピンかかります!」と好印象。ホールド感と、ある程度の耐久性を求めるならヘキサブレードもイイかもしれません。1張り\350で安いしネ。

 

 

2019年夏某日..「HEAD YOUTEK GRAPHENE INSTINCT S」


 いまや協会一のストリングブレーカーであるレフティSクンのラケット。ハードヒット+フレームショット+グロメット劣化によって、メインが切れまくっているんだけど、今回もトップ側メインの中心から3本目で角切れしました。おそらくグロメット劣化+いつものフレームショットで、かなりの負担がストリングにかかったものと思われます。だけど、こりゃないくらなんでも切れすぎだよなぁ...ってことで、今まで角切れ連発のトップ側メインのグロメットの一部を取っ払ってチュービングしてみました。ストリングはリクエストとおりに極細ポリ系のプロズプロ・ブラックフォース1.14を52×46くらい、クロスはトップから張っていきました。メインのタイオフはダブルホールの関係があるので、指定ホールのメインで...
 さて、今回はどのくらい持つかなぁ。食いつきがイイという点で極細ポリ系を張っているけど、基本的に切れ易いことは間違いナイ。これで切れたら、次はチョット味付けを変えてみようかな?

 

 

2019年夏某日..「BABOLAT PURE AERO LITE」


 M氏のニューラケット。「コレがオレの生涯最後のラケットだナ...」とか言って持ってきました。(近々、他界する予定でもあるのでしょうか?)アエロ・プロの軽量ヴァージョンで白いグロメットなので旧モデルになるのでしょうか?しかし、最近になって張りなおしたトライアドとはかなり異なるスペック...加えてM氏の所有する他のラケットは、中厚スピン系の初代エクストリーム、薄くて速いスイングが要求されるヨネのMP-5の亜型...どう?どれ一つとして共通点が無いでしょ?...たぶんM氏のラケット選びはインスピレーションを大事にしているんでしょうネ。
 さて、どれ張ってもM氏のテニスに違いはないんだけど、せいぜいインパクトの衝撃を減らすためにマルチのマンティス・コンフォート・シンセを52×45くらいで張ることにしました。ショートサイドは最後のメインを残してトップ側クロスに流し込み、トップ側の2本のクロスを張ってクロスでタイオフ、ロングサイドはボトム側クロスに流し込んでボトム側クロス3本を張ってから残ったメインへ。残ったクロスを上から張って、クロスでタイオフしました。こんなヨケイなことしたからストリングが重なって、グロメットからハミ出て盛り上がってしまったワイ...って、これまたM氏のテニスにはまったく関係ないことなんですけどね。
 張り上げ重量はグリップのビニール付きで290グラム。軽すぎじゃない?...しかし、周囲のそんな心配をヨソに、このラケットでM氏はスルドいボールを連発...さすがM氏、「弘法筆を選ばず」?ま、おそらく長くは続かないと思いますが...(ホットケ!)

 

 

2019年夏某日..「HEAD GRAPHENE360 EXTREM PRO」




 F田氏のニューラケット。つい最近、プリンスのニューラケットを手に入れたF田氏ですが、さらなる欲が出たのか、調子に乗って「スピン性能が高い!」と評判のヘッドのニューエクストリーム・プロを購入してしまいました。蛍光イエローが眩しいのだ。ガスケが使っているヤツね。
 新しいラケットのストリンギングは緊張するなぁ...ダブルホールとかじゃないよなぁ...なんて思いながら眺めていると、ヘンなグロメット発見?バンパーガードと一体化したグロメットなんだけど、メインのトップ側、中心の両サイドのグロメット4箇所が首の皮一枚でつながっている?コレでストリングの可動域をちょっぴりアップして、ボールホールドもアップ、さらにスピンをかけちゃおう!...という作戦らしい。ふーん...って、グロメットレスにしたかったけど、プリンスのO3の特許があるからこんなカタチになった?まぁ、確かにストリングの可動域はちょっぴりアップしますけど、使っているうちに、ちぎれてくるかもしれませんナ。
 F田氏はムリクリなスピンプレーヤーですが、ココは耐久性を犠牲にして、よりホールド感を味わってもらいましょう!...ということで、アウターラップを持つ「カチッ!」としたマルチ(よくわからないでしょ?)、マンティス・コンフォート・シンセを54×46~50くらいで、クロスは上からテキトーに張っていきました。アイボリーの地味~なカラーがイマイチですが、心地よい打球感と十分なボールホールドが味わえるのではないでしょうか...すぐに切れると思うけどネ。
 F田氏には好印象だったモヨウ。とってもスピンをかけ易いそーです...クドいようですが、すぐに切れると思いますけどネ...

 

 

2019年夏某日..「YONEX VCORE 100」


 F田氏奥様のラケット。ボクの独断でマルチのウイルソン・センセーションが張ってありましたが、しばらく使った結果、「飛びが悪い...」という指摘を受けて張り直すことに。飛びを犠牲にしてボールホールド重視、そこから感覚やコントロールを磨いてもらえれば...というボクの考えだったのですが...えぇ、ヨケイなお世話でした。どうもスミマセン。
 というワケで、反発重視で標準的なモノ・フィラメントであるジェネシス・ブリザード17を52×45~48くらいで張っていきました。F田氏の言うことにゃ、奥様はパワーヒッターだって言うし、これでバンバン打っていただければサイワイです。
 ちなみに張り上げ重量がたった302グラムということで、今までに比べると打点の取り方によってはインパクトの衝撃がややアップするかもしれませんネ。

 

 

2019年夏某日..「HEAD GRAPHENE XT PRESTIGE PRO その3」


 ボクのラケット。いまだにどんなストリングがイイのか模索中ということで、今回はメインラケットと同じ仕様のナチュラル×ポリ系のハイブリッドにしてみることに。わざわざ新しいナチュラルを使うのもモッタイナイので、そのへんに保管してある切れたナチュラルの中から状態が良く、長めのヤツを選択してテキトーに張っていきました。ナチュラルは再生品ということで、かなり控えめに46ポンド、クロスの極細ポリであるプロズプロ・ブラクックフォースは50ポンドくらいで。結果、メインだけで2本張り、よく見りゃ色も違う変態3本張りが完成しました。
 さて、打ってみての感想は...フツウ?ただのややアタマが重いラケットに、ホールド感のある軟らか系ストリングを張った感じ?だけど、むしろナチュラルの食いつきがジャマなようにも感じるなぁ...どーにもシャープさに欠け、スイングに応じたメリハリのあるボールが打てていない。(もちろん自分の実力は無視!)ヨネのポリツアーが張ってあった時の感触は取り戻せず...こりゃ今回もダメじゃないの...
 次はナニ張ろうかなぁ...柔らかめのマルチであるウイルソン・センセーションでもイマイチだったし、小細工しないでタテ・ヨコとも比較的メリハリを出せるであろうマンティス・コンフォート・シンセでも張ってみようかなぁ。コンフォート・ポリってのもあるなぁ...って、こりゃキリがないぜ...

 

 

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