「送別会 2017 パート2」開催

 ~ 続いて週末の練習を仕切っていたT田氏も札幌へ...~


 さて、公務員のT田氏も転勤が決まり、2回目の送別会を企画しました。今回も少数精鋭...って、いつものメンバーですがナ。
 今回は女房に用事があって参加できないとのことで、会場の設定だけしてもらいました。テーブルには鍋も用意されていたんだけど、もちろんT会長が食べられるものだよなぁ...たぶん女房が気を利かせてくれているとは思いますが、「トリ鍋」とかだったら目も当てられなかったナ。




 
 さて、テニスにゃまったく関係ありゃしませんが、ボクの年老いた両親が今さらながらケータイを持ちました。すでに十数年も前にケータイを一度は持っていたのですが、ほとんど使わなかったし、よくわからないし、しまいには持ち歩くことすら忘れていたため、すぐに解約してしまったようです。しかし、ココ数年は出先でお互いに連絡が取れなかったり、趣味の陶芸仲間や卓球仲間と連絡が取りにくいことを感じていたようです。以前にケータイショップに行ったらしいのですが、おネェさんのハナシを聞いてもチンプンカンプン?とりあえず、カタログだけもらって帰ってきてそのまま...だったようです。
 両親の希望は通話のみとのことで、ネットでググると”Y-モバイル”が最安っぽい印象。たぶん同じような設定は他社でもあるかもしれないが、メンドクサイのでココに決定、近くのイオンの電気屋に入っているショップで契約してきました。2年シバリで事務手数料を除いて1,300円/月+通話料という設定です。あとは「楽天電話」にでも登録して、おおまかな使い方を教えてと...しかし、果たして使えるのかどーか、非常に疑問。ま、オレ同様に通話の相手はほとんど配偶者ということで、この内容でイイとは思うのですが...
 契約にオレのカードを使ったから、とりあえず請求はオレのところにくることになるけど、通話料がやたら多かったりして...しかもジイちゃんの連絡先はバァちゃん以外の異性、バァちゃんの連絡先がジイちゃん以外の異性とかだったらどーしましょ?いいトシこいて、ナニか良からぬ、不適切、かつ不道徳な行いがないか心配なのだ。





 今日は女房がいないので、ワシが現場幹事として一番乗りなのだ。今回の参加人数も少なく、送別されるT田氏を含め6人となりました。やはり転勤族である公務員が多いためでしょうか、自分の職場の送別会と重なったり、何かと忙しい年度末という時期が関係しているようです。
 メインは鍋ですか...もちろんT会長が食べられる海鮮系だよなぁ...たぶん女房が「肉が食べられない(メンドクサイ人)」がいることを店側に伝えてくれていると思いますが...





 国防のため写っちゃならないS戸氏が遅れてくるとのことで、先に5人で始めることに。Y会長の隣りは、今日はなぜか飲まない伝説の酔っ払いY氏?夜のパトロールでもあったのでしょうか。





 いつものように挨拶&乾杯の音頭はT会長、もちろん手に握られているのはコーラだ。
 「えー...週末の練習を仕切ってくれていたT田氏が転勤ということでサビシくなりますが、今回は自宅のある札幌へ栄転ということで、アチラへ行ってもガンバってください...カンパイ!」...なんて挨拶だったと思います。





 「カンパーイ!」こーして送別会スタートとなりました。





 鍋を確認する店員さんと、中身をチラ見するT会長。鍋は海鮮系のタラ鍋であることが確認できました。やっぱり女房が海鮮系で予約してくたのネ...と思っていたら後日、「そーだ、お店に肉が食べられない人がいること言うのスッカリ忘れていたけど、大丈夫だった?」と女房。
 ま、T会長が食べられなかったのは”茶碗蒸し”のみということで、結果オーライなのだ。
 少し経ってからT会長にそのことを話したら、「あぁ、たぶん店側でわかってくれていたと思うヨ...」なる強気な発言。今回の予約はオレの個人名だし、お店側はおそらくT会長が入店するまでT会長が来店することは知らなかっただろうし、そもそも店主はT会長を「時々、お店に来るサカナにうるさい客」程度にしか思っていないような気がしますが...





 ”お通し”はナガイモの千切り+マグロの漬けでした。
 この時の話題は”転勤”でしたが、帯広に転勤になっていたT村氏が、今度は倶知安に転勤が決まったそーで、T会長に「是非とも遊びにきてください...」なるメールが来たようです。イイねぇ...T会長がヒマなのは日曜日だから、土曜日の夕方に出てT村氏のところで一泊、翌日早朝からヒラフで滑りますか...
 T会長に社交辞令は通用しないのだ。





 前回の送別会で対立したT会長とY氏は和解?なにやら超ローカルなハナシをしていました。T田氏の向かいに座るオレは、この後、T田氏の悲哀に満ちた転勤人生を聞くことに?





 送別会全景...手前の空席は、国防のため写っちゃならないS戸氏の席。6時半のスタートでしたが、S戸氏の到着は8時ころだったでしょうか。





 うつむき加減のT田氏が札幌の自宅に帰るのは、ほぼ10年ブリというハナシに一同ビックリ!せっかく購入したマンションに2年も住まないうちに単身赴任生活が始まり、早10年が経過...しかも帰っても居場所がナイ?(ホットケ!)...オマケにうまくいけば5年くらい札幌に居るかもしれないが、2~3年でまた単身赴任生活に逆戻りの可能性大?...公務員ってのは給与・保障面を除けば、かなりのブラック企業かもしれませんネ...





 ここまで出た料理は、お通し、茶碗蒸し、お刺身盛り合わせ、タラ鍋、オイランガレイの丸揚げ、天ぷら盛り合わせ。最後にでミニ海鮮丼が出てくる予定です。





 途中から持ち込みでサケを飲むことに。ワシ提供で、2本ともすでに開いていて申し訳ありませんが、「楯野川」を持ってきました。
 「楯野川」は山形県は「楯の川酒造」のサケで、創業は天保3年(1832)という老舗。濾過時に「活性炭」を一切使わず、原料米は地元山形の「出羽燦々」や「美山錦」などに限定、平成22年度からは全商品が純米大吟醸という、どれを飲んでもほぼハズレのないサケなのだ。
 用意したのは「清流(出羽燦々) 純米大吟醸」と「出羽燦々 純米大吟醸 中取り」の2本。原料が同じで「清流」が字のごとく、アルコール度数控えめで軽快な口当たりと爽やかな果実のような香りが楽しめるのに対して、「中取り」の方は「清流」をすべての面でひと回り膨らませたような感じだったでしょうか。「清流」は大吟醸規格の食中酒という設定なので、「中取り」と比較するのは難しいのですが、やはりバランス的に米の旨みを感じやすい「中取り」の方がイイ印象だったと思います。
 T田氏は「うーん、どちらもすごく飲みやすいですねぇ...」と言って飲んでくれたのですが、A木氏は「薄い!」の一言?
 「だいたい”楯野川”はどれも薄いんだヨ。オレはやっぱり”生”で、アルコール度数が17%くらいないと、全然酔えないんだよねぇ...」こりゃA木氏がアルコール依存症になる日も近い?(ホットケ!)





 さて、このへんで転勤するT田氏について触れておかねばなるまい...T田氏は今を去ること3年前に公務員としてココ浦河へ単身赴任。隔週で札幌の自宅に帰る以外は、日常の練習や年中行事、各種の管内・管外大会に積極的に参加、T村氏なきあとの週末の練習会をも仕切り、機会があれば「コート開き」や練習会等で、タマ出しを中心とした基礎練習会を即席開催するなど、自分勝手な人間の多いウチの協会において、貴重かつ希少な指導者の一人でもありました。
 主な戦績は、A木氏とのペアで「第11回 大樹協会杯 3位グループ優勝」、「2014・2016 管内サークル対抗戦」の優勝に貢献、T村氏とのペアで「第16回 シベチャリオープン優勝」と「鵡川タンポポ杯優勝」、shige氏とのペアで「第36回 全日高室内ダブルス3位」、N山氏とのペアで「第37回 全日高室内ダブルス準優勝」、監督兼選手として「第32回 全十勝リーグ団体戦 2部昇格」に貢献etc...この大会への積極的な参加が物語るように、道内各地にもテニス仲間が多数。管内・管外の大会では、必ずといっていいほど知り合いに声をかけられるし、極めつけは温泉の脱衣場で声をかけられ、全裸で話し込んでいたこともあったナ。
 プレースタイルは若く激しく、その風貌からは想像のできないグリグリのトップスピン系プレーヤー。おそらく初対面の人の多くは、見た目とプレースタイルのギャップに戸惑うと同時に、「もしかして...この人、若いかも?」という疑問が沸いてくることになるでしょう。(ウチの場合は、失礼かつ無遠慮なT会長が、さっそくトシについて突っ込んでくれたので、この疑問は早期に解決しました。)使用ラケットは男子プレーヤーとしては珍しいバボのピュアドラのオーバーサイズ、ストリングはマルチ、スピンサーブからの積極的なドライブボレー、バックはシングルハンドでフルスイング、大汗をかきつつ、厚いグリップでグリグリとコスり上げるのが大好きなT田氏なのだ。
 今回は10年ブリに自宅のある札幌へ帰還だが、居場所のない自宅よりも、職場のテニス部に居場所を求めるべく、市内練習会への参加意欲をメラメラと燃やすのであった。





 空席の前に並べられた、国防のため写っちゃならないS戸氏の料理。はたして来るのかなぁ...なんて思っていた直後に登場しました。あまった鍋の中身も全部食べてイイからね。






 全員がそろったところでミニ海鮮丼も出てきました。T会長は本日の食事の内容に非常に満足したモヨウ。
 この時、国防のため写っちゃならないS戸氏は猛然と追い込み中...ほぼ完食することができたようです。





 「んじゃ、もう行くか...」海鮮丼を食べおわり、スッカリ満足したT会長の言葉でお開きとなりましたが、そこにはあわてて最後の挨拶をしようとして立ち上がるT田氏の姿が...もう、まったく自分のことしか考えていないんだから...T会長は。
 「いやー、みなさん、お世話になりました...イロイロとありがとうございました...」たぶん長い公務員生活において、送別会で主賓である自分の挨拶を飛ばされるなんて、初めての経験だったんじゃないでしょうか。
 こちらこそお世話になりました。T会長の最後の仕打ちにもめげず、機会があったら、またウチの大会や年中行事にも参加してくださいネ。あと、伝説の酔っ払いY氏が、最後に「じゃ、今度はススキノで!」って言ってましたけど、たぶん札幌競馬の時期に、本当に連絡が来ると思いますのでヨロシクお願いします。
 本日、遅れて参加の国防のため写っちゃならないS戸氏は特にオツカレさまでした。律儀な人なのヨ、S戸氏も...




 

 
 今回の最後は訃報です。2011年春から2015年春まで在籍、その後も近隣の赴任先から練習会や試合に参加してくれたT岡先生が亡くなりました。2017年3月30日の午後のことだったようです。闘病中ということは聞いていましたが、まだまだ若かっただけに非常に残念です。
 去年の秋に携帯で...
 「先生、十勝リーグ団体戦なんだけど、どう?」
 「いやぁ~、出たいんですけど、今、入院中なんですよねぇ~」
 「あら、そりゃゴメン。また次回、連絡するワ」
 「えぇ、また来年よろしくお願いしますぅ...」
 そんな会話が最後になってしまいました。
 さようならT岡先生...ご冥福をお祈りいたします。


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浦河町テニス協会ホームページ -送別会PART2 2017-

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