「なーんかヘンだなぁ．．．」ハンドリングの違和感に悩まされながら、ワシら一家とＩ川さんは静内川河川敷コートへと車を走らせていた。すでにご承知のかたもいらっしゃるかもしれませんが、女房の車のアストラくんは修理中．．．。んなわけでＩ川さんのレガピーグランドワゴンでいっしょに行くことになりました。あわれＩ川さんのレガピーはラゲッジルームをＫスケの３輪車やテントに占拠され、助手席はお菓子の食いカスで汚されてしまうのであった．．。
当然、ワシがレガピーの運転をかって出たのであるが、ローリングのデカさと回転半径のデカさに絶句してしまった。ロードクリアランスをかせぐためとはいえ、あのデカい車体に１５インチ６５タイヤが標準では、とうていフンばることは不可能じゃ。なによりも驚いたのが、回転半径のデカさ。いつもの感覚でセイコーマートに駐車しようとしたら車体1/3ほどが白線の外．．．。モモステが標準装備だが、まったく意味がないのだ。Ｉ川さんも、「駐車しづらい、カーブでふくらんでしまう．．」などの悩みをかかえていたのだが、それが自分の技量に関係ナイことを知って一安心でした。
んなわけで、失礼にも車に乗せてもらっているブンザイで、文句をタレつつ試合会場に到着したのでありました．．．。
台風１１号の影響で、いまだ増水する静内川。濁流が流れていました。
右はそんな濁流につかった河川敷。コンクリートタイルにドロが堆積していました。
天気は曇り。ややムシムシする感じ。海側にはガスがかかっていました。練習しているのは今回の優勝候補のＳ崎さん。
こちら相方のガンディーＮ川先生。
めずらしく今回はみずからＳ崎さんを誘って参加を申し込んだそうです。マジに米を取りにきましたね．．。平和主義者として恵まれない子供たちにでも送るのでしょうか？
「シベチャリオープン」の最大の問題点といえば、それは．．．トイレです！仮設です！バッチイのです！しかも．．．とても！まぁ、男性はあまり気になりませんが、女性がたいへんですね。河川敷ということで、毎年のように増水するので常設トイレはムリなんでしょうね。できれば堤防の上あたりにキレイなやつを１つお願いします。
テニスコート上流のJRA場外馬券売り場。”町”という単位で場外馬券売り場があるのはココだけでしたっけ？さすが、馬産地です。ちなみに訪れた一人あたりのギャンブラーがつぎ込む金額が、他の都市部の場外馬券売り場よりも高額なんだそうです。
きっと、ダレか試合の途中にココへ走るんでしょうね．．。
そのうち開会式が始まりました。
司会を務めるのは静内のT選手。ナント、主催者側なのに３位グループトーナメントで優勝してしまい「農産物詰め合わせ」をゲットしてしまうのであった。もう少し主催者側としての配慮が欲しかったね。えーと、例えば景品を辞退して決勝トーナメントの４位入賞者にユズルとか．．．（えぇ、つまりワシらのペアなんですが．．。自己中心的でスンマセン．．．）
大会長である静内テニス協会会長N山氏。
毎年、声が小さくて何を言っているのかわかりませんでしたが、今年はマイクの設定が合っていたらしくよく聞こえました。
続いてレフェリーのH氏。ボクがテニスを始めたころからすでに管内の大会で活躍中です。今回は決勝トーナメント１回戦で対戦して、ナントカ勝利しましたが、それにしてもHさんはボクの実力を過大評価していますね。ボクは浦河・様似方面では”ムズカしいボールはとるけど、簡単なボールはミスる．．”ということでとおっているんですよ。
ウチらのベースキャンプ。
今回は男子ダブルスに”フクフク・鍋T”、”ガンディー・S崎”、”Oさん・ワシK”、”未成年T・静内のミスターX”、女子は”アスワンママ・女房”、”アネゴ・鍋T女房”、”M井・I川”ペアの合計７ペアが出場。特にフクフクとガンディーのペアに期待がかかる。
ウチの協会と係わりの深〜い広尾テニス協会から”Kさん・KさんJr.”の親子も男子ダブルスにエントリーしました。
親子でテニスってイイですね．．．。
あっ、わかっていると思いますが、座っているのがお父さんね。
やっと試合が始まりました。静内のコートは１０面もあるので進行にはかなりの余裕があります。
今回は衣装をそろえてきた”アスワンママ・女房”ペア。相手にウマそうに見せるための作戦ですが、はたして相手にとって脅威となるのでしょうか？とりあえず、予選リーグではこの作戦が効いたようで、１位トーナメントに進出しました。
試合にそなえて秘密練習に向かう”M井・I川”ペア。
そう言えばI川さん、今朝のコンビニで買った朝ゴハンは何でした？いつだかスキーにいっしょに行った時、朝から車の中で”カツカレー”食べてましたよね。
試合前のサーブ練習。鍋Tがレシーブの体勢に入っているにもかかわらず、相手を無視してストレッチするフクフク。しばらくやってました。もちろん１位トーナメントに進出しました。
今年の優勝候補No.1の”ガンディー・S崎”ペア。順当にいけば決勝でフクフクペアと当たるハズです。
もちろん１位トーナメントに進出しました。
広尾のKさん親子ペア。
残念ながら３位グループトーナメントへ。
やはり親子そろってボレーヤーなのであった。合宿と十勝リーグでごいっしょしましょう。
よろしくデス。
予選リーグで静内のTくんに浮いたボールをど真ん中にタタキ込まれてロウバイする”Oさん・K”ペア。前半はOさんのレシーブの調子がイマイチで、いきなりのタイブレークへもつれこみましたが、ナントカ勝利。続く第２試合はOさんの調子も戻り、アッサリ勝利。まさかの１位トーナメント進出でした。うーん、予定外だ。
いちおう様似町女子のエース、”アネゴ・鍋T女房”ペア。２位グループトーナメントへ。その後、１勝しております。つまり１０位前後といったところでしょうか？
さて、”M井・I川”ペアの登場です。さきほどの秘密練習の成果をためす時がきましたが．．。試合を見る限り、その成果はあまりなかったようです。えぇ、３位グループへ。トホホホ．．
右画像は、相手ペアのカウント間違いを確認しているところ。「あっちからサーブしたから、カウントは．．．」試合は一時中断です。たしかにアドバンテージコートから「４０−１５！」はないワナ．．。
そのころKスケは．．一人で遊んでました。右はワシのイスを占拠するTくんの愛娘のHちゃん。じつはHちゃんのお菓子をKスケがボリボリ食べてしまったため、その分を取り返しにきたのであった。（スンマセン．．）今回はバアチャンも来てくれたし、お友達もたくさん居てよかったです。（相変わらず放置していることに違いはないのですが．．．）
今年は静内のW山さんとペアを組んだえりものK先生。
２位グループトーナメントの決勝までコマを進めました。
試合中に不謹慎にもケツをかく女房．．
ではなく、ボールを出すところ。
懺悔３連発．．
神サマ、こんなボールを返せない私達をお許しください．．．トホホホ
なんだかんだで試合はすすみ、予選リーグが終了しました。昼食タイムでモスバーガーを食べる面々。”M井・I川”ペアは予選全敗とは思えない笑顔です。
さて、午後から決勝リーグですが、ナント今年は新たなクジ引きはせず、隣りのブロックの同位ペアと対戦することに。これでフクフクとガンディーのペアが、早くも対戦することに。事実上の決勝戦です。
ご飯も食べたし、午後は各順位グループによるトーナメントです。
事実上の決勝戦とも言える”フクフク・鍋T”VS”ガンディー・S崎”戦。若さとパワーでフクフクペアを押し切ると見られていたガンディーペアですが、フクフクペアの老練なテクニックにかわされてしまいました。６−４で”フクフク・鍋T”がベスト４へ。
１位トーナメント１回戦の”アスワンママ・女房”ペア。無謀にもボレー合戦をしかけるトコロ。とりあえず、この試合には勝利したようでベスト４へ進出です。
決勝トーナメント１回戦でサーブするOさん。Oさんの調子も上がってきました。（反面、ボクの調子がチョット．．．）大会レフェリーでもあるH氏のペアとの対戦でしたが、ナントカ勝利してワシらもベスト４へ進出しました。
次はフクフクのペアか．．．。
”フクフク・鍋T”ペアに惜敗した”ガンディー・S崎”ペア。左は苦笑いするS崎氏と「カンベンしてくださいヨ．．」とアタマをかくガンディーN川先生。実力がありながらベスト４にも進めず、景品は無しに決定。クジ運が悪かったです。
こちらは３位グループトーナメント１回戦敗退のKさん親子ペア。お互いに反省しているところでしょうか？Jr.がソッポを向いているのが気がかりです。これがキッカケで親子断絶なんてコトになりませんように．．。
応援に駆けつけたティコティコW氏。今回は後ろ足に故障発生のため、出走を回避。実はボクとのペアで最初にエントリーしていたのですが、ケガをしたと聞いてボクがエントリーを待ってくれるように静内のTくんにメールしたところ、「ハエ？Kさんのエントリーなんて聞いてないよ．．」とのメールが．．．。あわててOさんとエントリーすることになりました。たしかにエントリーをWさんに頼んだと思ったのですが．．．。Wさんに故障がなくて、もしもそのまま試合会場に来てたらオオハジをかくところでしたヨ．．。
決勝進出がかかった試合で休憩する”アスワンママ・女房”ペア。なにやら表情が冴えないとおもったら、ゲームカウント７−９という結果で惜敗でした。うーん、残念！しかし３・４位決定戦で勝てば、まだ「農産物詰め合わせセット」をゲットする可能性があるのだ。
これまた身内どうしの対戦となった準決勝、”フクフク・鍋T”VS”Oさん・K”。いつも打ち合っているから、手の内はわかりきっているのだが、正統派マジメテニスのOさんが他の３人のオチャレケだましテニスに合わず、６−２でフクフクペアが楽勝という結果に。Oさんは「ちゃんと打てよぅ〜．．ったく．．」と、少し怒ってました。ワシらは３・４位決定戦へ．．．。
３・４位決定戦の”アスマンママ・女房”ペア。ここでもボレー合戦を挑みましたが、アッサリ０−６で敗退。準決勝で燃えカスになってしまったそうです。「フッ、燃え尽きたぜ．．」（あしたのジョー的に．．）この場面も女房の甘いロブボレーは相手前衛のジャンピングスマッシュのエジキになりましたとさ．．．。
午後になってからアスワンママの応援に駆けつけたアスワンとアスワンパパ。ちなみにアスワンパパとガンディーN川先生は同じ職場なのだ。飼い主が劣勢ということで、その心情を察しているのか、元気のないアスワンでした。（たまたまそう見えるだけ？）
３・４位決定戦の”Oさん・K”ペア。意表をつくロブボレーを上げたところ。結果は”アウト！”トホホホ．．。決勝トーナメントに入ってからOさんの調子が上がってきたのに、ワシの調子は失速状態。結果４−６で負けてしまいました。悪いなりの状態では勝てませんでした。（ボクにはよくある負けパターンです。）Oさん、手ぶらでスンマセン．．。また今回もダイジなところで実力が出てしまったワイ。
そんなワケで決勝は苫小牧方面よりお越しのペアとフクフクペアとの対戦になりました。
苫小牧ペアの左ききのビックサーブを受けるフクフク。
マイペースでテキトーに構える前衛の鍋T。
左利き特有のカラダの正面に向かってくるナイスサーブ。すかさず回り込みボールをフトコロに呼び込むフクフク。
「オッ、ナイスサーブ、取れんの？」と心配する鍋T。
フクフクの火の出るようなフォアハンドレシーブ。前衛がポーチに動いているが、んなことは無視。
相変わらず心配そうに見守る鍋T。
それにしても苫小牧ペアの前衛の人はお笑いの”さまぁーず”の大竹（ボケ）に似てません？
ちなみにこんな人なんですけど．．．スンマセン．．．
前衛の動きはフェイントでしたが、サーブと同じくらいの速さのレシーブが、相手前衛のポーチゾーンへ。
「おッ、返せたの？」相変わらず心配そうに見守る鍋T。
一度は引っ込んだものの、再びポーチにでる”さまぁーず”大竹選手。
やっと構えに入る鍋T。
あわててポーチに出たものの、フクフクのボールの勢いに押され、大竹選手のポーチはフラフラと鍋Tの目の前に．．．。笑いをこらえながら、これを落ち着いて相手コート深く流し入れる鍋T。
相手もボールを追うが、届くはずもなし．．。
「ごっつぁんデス！」と鍋T。この試合も勝利しフクフクペアの優勝となりました。
男子決勝戦を観戦する新冠ベンチ。
左は新冠テニス協会会長T氏。
「うーん、やっぱりウマイなぁ．．」といった表情でしょうか？
全試合が終わり、表彰式へ。
並べられた景品の数々．．。
右は女子優勝のえりもシスターズ。
メロン１箱（たしか３個入り）をもらいました。
フクフクと鍋Tは、景品をもらったその足で、準優勝の苫小牧ペアのもとへ．．。準優勝の景品であるお米の”万馬券”とメロンを交換したのでした。こっちは生活がにじみ出ているなぁ。まぁ、お互いに願ったりかなったりで良かったデス．．．。
浦河町テニス協会ホームページ −シベチャリ２００１−そんなわけで「第７回 シベチャリオープン」は幕を閉じたのでありました。参加選手のみなさん、大会役員のみなさん、お疲れさまでした。
さてと．．次はウチの「うらら杯」か．．。今年はひかえめに宣伝しておこうっと。去年みたいにたくさん来たら、テンテコマイだからね。開催日は今のところ１０月７日（日）です。３６ペアが限界だな．．．。では、また「うらら杯」で！