ラケットうんちくコーナー..集え!道具にこだわる実力なきものたちよ!
〜 2002年度版です。フと気がつくと更新されていました..だけど、もうすぐ2003年ダナ.. 〜
2000年度版、2001年度版のラケットランキングは最下段に移しました。息のなが〜いモデルは順位の変遷を確認することができるかもしれませんね。
あなたは今までに何本ものラケットを取っ替え引っ換えしてきましたか?
あなたは人の新しいラケットを見ると無性に使いたくなりませんか?
あなたはミスした時に、「あのラケットを使っていれば..。」と、考えたことはありませんか?
あなたは新しいラケットが出ると、すぐにそれにバージョンアップしたくなりませんか?
あなたはラケットを変えれば、自分の実力が出せる、なんて思っていませんか?以上の項目において、複数の該当があったあなたへの助言はおせっかいにも...
「コノ、んこタレ!試合に負けたのはキミの実力がなかったからだ!あの球をミスったのはラケットのせいでもないし、ペアのせいでもない!キミがヘタっぴだからだ!道具を換えてもキミの性格と運動神経は変らないの!この身のほど知らずがー!」
ハァハァハァ..いかん!つい興奮してしまった。しかもぼくも間違いなく、身のほど知らずじゃないか!うーん、いかん!このままではこの状況を打開できん!...そうだ!はやく自分にあった新しいラケットを見つけなくては!..??(トホホホ..)
..というわけで、寒い空気がディスプレイ前面にも流れたようですし、前振りはこのへんにして本題に入りたいと思います。みなさんはラケットを購入する時、何を基準にしましたか?誰も聞きたくないでしょうが、ぼくの経験から言うと、最初はTVのCM、次は値段、その次はデザイン、フェイス面積、長さ、材質、重さ、バランス...。つまりラケットの特徴に重点を置いたのは、ごく最近ということになります。みなさんも今使っているラケットのスペックや特徴について知ることができれば、次に購入するラケットを漠然と思い浮かべることができるかもしれません。(あくまで目安になる程度でしょうが..)
はじめに断わっておきますが、このページは” RACQUET RESEARCH”のパクリです!より詳しい内容は http://www.racquetresearch.com/ へどうぞ。(USのサイトなのでブリヂストンの話題は無しです。すみません..)
では、”コートサイドテニス”さんのホームページにも同じ題名のページがありますが、そんなこと気にしないで、知ったかブリのウンチクを述べていきたいと思います。
うーん、まずは己のラケットスペックを知らねばなるまい!と、その前に用語の説明を..
バランスは8分の1インチの長さを1ポイントとして表わしているそうです。つまり”8”ポイントはラケット中心(ラケットの長さの2分の1の点)からグリップ方向にちょうど1インチ(2.54p)ズレたあたりにバランスの中心がある、ということになります。”+”はトップライト、”-”はトップヘビーとなります。
S重量とはスイング重量のことで、単位は(kgcu)だそうです。バボラットのRDCという計測機械からはじき出された数値です。この値が大きいと、実際にラケットを振ってみた時に重く感じるそうです。ラケット自体の重量は軽いのに、手に取ると重く感じたりすることってありますよね。いわゆる軽量トップヘビーと言われるモデルにそういう傾向があるようです。実際にスイングしてみると、軽いのに手首が疲れたり、取り回しがキツイと感じるラケットってありますよね。
フレックスもバボラットのRDCからはじき出された数値です。この値が大きいと高反発(硬い)、小さいとしなりのある(軟らかい?)ラケットだそうです。
ちなみに肘に悪いといわれるラケットの平均スペックは重量272g程度で8ポイントヘッド(トップ)ヘビー(つまり表中の値は"-8")、肘への負担が軽いといわれるラケットの平均スペックは重量328g程度、8ポイントヘッド(トップ)ライト(つまり表中の値は"8")だそうです。まぁ、アメリカ人の体力から算出したデータなので、日本人にもそのまま当てはまるとは言えませんが、ある程度の重さがあってトップライトぎみのラケットがイイということになるのでしょうか。この数値を踏まえたうえで、自分のラケットメーカーをクリックしてみそ。(表中先頭列の数値は掲載された年度を表わします。)
どうでした?自分のラケットに失望しましたか?(「やっぱりラケットのせいだったのか!」と思ったあなたは”ココ”をクリックして先頭行を繰り返し熟読すること!人によっては、この先に進めないかもね..)
まぁ、ここまではラケットフレームの物理的な特性をまとめただけですので、カタログやメーカーのホームページにも載っているような内容です。次はあなたのラケットが、あなたの体にどれだけの負担をかけているかを見てみましょう。
2.体に負担の少ないラケットとは?
” RACQUET RESEARCH”の中でオモシロイ話題は、体に負担の少ないラケットのランク付けです。2002年度版では、USで入手できる主なラケット167本を対象として順位を付けています。
ランク付けの方法はかなり複雑です。以下はその計算に係わる因子です。
Efficiency(ラケット能率)
より少ない力でボールに勢いを与えることができれば能率が高いと言えるそうです。
数値が小さいほど能率の良いラケットとなりますが、算出方法は理解できていません。Wrist safety(手首の安全性)
これまた複雑な計算過程を経て算出されていますが、ラケットのねじれやフレックスが関係しているようです。まぁ、ラケットが硬いと手首にきますよね..Elbow safety(肘の安全性)
これまた複雑な計算過程を経て算出されていますが、ラケットのねじれやフレックスに加え衝撃という項目が考慮されているようです。Shoulder safety (肩の安全性)
これまた複雑な計算過程を経て算出されています。ますますわからんです..。Dexterity (巧妙さ)
ラケットの取り回しが楽にできるかどうか、といったことのようです。力のない初心者が使うと、すぐに疲れてしまうようなラケットはこのポイントが高くなるようです。そのため、ラケット重量やスイング重量が重いラケットは当然このポイントが高くなる傾向があります。しかし、この項目は人それぞれの筋力に大きく左右されるために絶対的な指標にはならないようです。そこで2001年度版から従来の計算方式はビギナーもしくは週1プレヤーにあてはめ、”巧妙さ”を除いた計算方式をエキスパートにあてはめています。つまり、1つのラケットに2つの順位がついているわけですが、どちらを参考にするかはあなたの自由デス。えぇ!もちろん調子コキのボクは”エキスパート”の欄を参考にします!いや、させてください..お願いしますぅ..トホホホホ..。これらの因子を数値化し、以下の計算式に当てはめます。
TOTAL値が低いほど、体に負担の少ないラケットと言えるようです。TOTAL=1.5×(肘の安全)+0.5×(巧妙さ)+(手首の安全)+(肩の安全)+(ラケット能率)
(エキスパートのランク付けにおいては”巧妙さ=0”となります。)では、自分のラケットのランクでも見てみましょう。表中の値はすべて順位を表わします。”167本のラケットの中で○○番目に肘にやさしい..”というようにです。
表中の赤字はベスト20以内、青字はワースト20以内であることを示します。その他のラケット..Blackburne..Cayman..Topspin..Weed
どうでした?自分のモノは?イテテテ..急に肘が痛くなってきたりして...?トホホホ..
じゃあ、次に数あるラケットの中の上位20本を発表します。自分はもちろん”エキスパート”だと思っている思い込みのハゲしい人はココをクリックしてくらはい。自分はどちらかというと”ビギナー”だと思っている謙虚なお人はコチラからどうぞ....。
ついでに恐い物見たさでワースト20本を見たい人はコッチからどうぞ..。どうでした?いや〜今年のランキングも納得がいきませんよねぇ..?新機能搭載の最新ラケットは今年もワーストラケットで、ただのカーボンで重いラケットがベストラケット..よくわかりません。
ちょこっと、「エルボークランチ」なる項目を掘り下げてみましたが、とにかくボールを打つという動作は腕の筋肉、及びそれが付着する肘周辺の腱へのストレスとなる→加えてインパクト時のショックはフレーム振動となり腕に伝わる→振動はより硬く軽いラケットほど伝わりやすい→∴肘に負担のかかるラケットは軽量・硬め・高反発・トップヘビーのラケットであーる..というのが結論のようです。しかし、その気になる振動を取り除いた(?)のがV-conであり、トライアドだったと思うのですが..インパクト時の筋肉や腱への負担はわかりますが、実際に手元に残る振動については考慮されていないような文面に思えるのは私だけでしょうか?ヨネックスもウイルソンも、モンク言わないのかなぁ..。まぁ、そのうちもっとヒマになったら、関係する項目を探りたいと思います。(コレ以上職場がヒマになったら、ある意味アブナイのですが...)
まぁ、自分のラケットが下位にランクされていても、そんなこと気にしないでくださいよ。自分が使っていて良ければイイんですから。そもそも道具に凝りはじめるとキリがありません。ラケットだけに凝っても、ガットも同じくらい重要で、ラケット以上にイロイロありますし、何の解決にもなりません。気に入ったデザインのラケットを買って、そのラケットに自分のテニスを当てはめていくのもイイかもしれません。所詮はシロウト、テニススタイルなんて無いに等しいし、サーブもストロークもボレーも何でも思う通りに打てるラケットなんて、そんな贅沢なこと言ってられません。それに問題の多くは技術的なことのハズ..(まぁ、ソレを言っちゃ〜おしまいなんですけどね。)
ところで最近のボクのラケットに対する考えですが..「何でもイイんじゃないか?え?オイ..」です。えぇ..すでに悟りの境地に達したかもしれません..(ようやく現実に戻ることができた..とも言えますネ。トホホホホ...)
2000年度版ラケットランキング
BABOLAT DUNLOP FISHER GOSEN HEAD PRINCE
PRO KENNEX SLAZENGER VOLKL WILSON YONEXページ節約のために画像もとっぱらいました。それぞれのメーカーをクリックしてください。
ちなみにベスト10はこちら..
ワースト10はこちら..になっとります...
どうでした?地味〜なメーカーがベスト10入りしてますよね。まぁ、本人が良ければそれでOKですんで、あまり深く考えないほうがイイでしょうな。ワシの”Volkl C10 X”がランクインしとる。イイ気分なのだ...しかし、ランクインしているラケットを持っているからテニスがウマイ..とゆーことには決してならないんですけどね...
2001年度版ラケットランキング
BABOLAT DUNLOP FISHER GOSEN HEAD PRINCE
PRO KENNEX SLAZENGER VOLKL WILSON YONEXちなみに”自称エキスパートプレーヤー”のベスト20はこちら..
”謙虚なウイークエンドプレーヤー”のベスト20はこちら..
ついでにワースト20はこちら..になっとります...
どう?「プレシジョン・グラファイト」?あの昔っからあるヤツ?..なんだぁ?「あどれなりん・らっしゅ〜...」?興奮してんのか..?なんか汗くさい名前だなぁ..そんなのダンロップにあんの?RIMシリーズは日本だけだからムリもないか..(使っている人ゴメンナサイ...)
インテリシリーズもローラーもあんまり良くないのかぁ。ローラー5.6なんかは他のハイパーハンマーシリーズよりもかなりマイルドな感触だと思っていたけど、どれをとってもダメじゃないの!よーわからんのぉ..シロウトのウデでは...。しかも自分の使っている「Volkl C10 Xtended」がもう載っていないからおもしろくないのだ!...まぁ、2001年度もフツーのやや重いラケットが上位を占め、面のデカくて新機能搭載ラケットがカラダに悪いラケット..という烙印を押されてしまいました。あくまで物理特性という観点から導き出された結果のようですんで、本人に支障がなければそれでOKなんですけどね。
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