毎年恒例の「十勝・日高交流会」です。近年は広尾町をはじめ、浦幌・本別町方面から「札内フェニックス」のメンバーを中心とした面子が集まっており、ケッコウな賑わいを見せております。
今までさんざん「ビール＆バーベキューのついでにテニス．．」ってことを宣伝してきたからでしょうか、シリアスプレーヤーには敬遠されがちな交流会ですが、「昔からの参加メンバーが高齢化して、ビールの消費量が減った」ことに加え、「飲まない若者の台頭」もあり、だんだんテニス中心に移行しつつあります。こりゃ来年からキャッチフレーズは、「テニスした後は、スポーツ飲料＆バーベキュー！そしてまたテニス！（Ｙ会長を筆頭とする一部のメンバーを除く）」に決定ですナ。
さて、まったく関係なくもないのですが、浦河町テニス協会として町体育協会に加盟している手前、協会から何人かの役員を選出せねばなりません。選出された役員は都合のつく限り、体育協会の会議や主催事業に出席することになります。
他の協会の役員の多くは、現状維持派というより無関心派であり、ほとんど何も主張することなく、何も疑問を持つことなく、ただ会議が終わるのを待っているような人たちです。会議にすら出席しない団体もいるということで、最近では会議などへの出席率が悪いと、町からの補助金減額という措置も取られています。（個人的には、この措置以後に出席率が急上昇した団体こそ、大減額だと思います。）
会議は公務員の仕事らしく、延々と昔からやり続けていることを、そっくりそのまま踏破することを大前提としており、その事業の存在価値や事業内容に言及することはほとんどありませんでしたが、さすがに最近は景気が悪く、異論を唱える声も大きくなってきました。
数年前から問題視されていたのが「スポーツ振興資金」なるものです。これは景気のイイ時代の遺物で、町内の個人・事業主を対象とした寄付により成り立ち、全道・全国規模の大会への選手派遣費用や、町内で比較的大きな大会を主催する場合の助成金となります。バブル崩壊以後、当然のごとく「スポーツ振興資金」は年々減少の一途をたどっていますが、賛同者の中にも毎年送りつけられる振込用紙に、釈然としない思いをしている人は少なくないと思われます。
そもそもこの資金がなければ、「管外の試合に行けない」ということにはなるのでしょうか？町内でスポーツするヨユウはあっても、管外へのガソリン代を捻出するヨユウはナイのでしょうか？補助金をアテにしないと「町内で絶対に大会を主催できない」のでしょうか？そんなことナイですよね？つまり、この資金は無ければ無いで、あとは各団体で考えればいいだけのことです。少なくとも、町内から寄与を募る必要はまったく無いと思います。これじゃ「振り込め詐欺」みたいなもんだナ。
テニス協会としては、「スポーツ振興資金」の集金活動を即刻停止、現在残っている資金が底をついた時点で廃止．．ってところでしょうか？個人的には、いいトシこいた大人に配分しないで、スポーツ少年団を含めた子供たちのスポーツ・屋外活動を後押しする基金にソックリと移行したいところだけど、当初の目的からハズレる根本的な見直しは、お役所仕事の中でもっとも忌み嫌われる行為．．．たぶんムリでしょうね。
この週末も週間天気予報では全道的に雨の予報。しかし、広尾のＹ会長のヒミツの儀式が功を奏したのか、予報は雨から曇りへ。ちなみにＹ会長のヒミツの儀式とは、アタマを丸めて自宅押入れに隠してある祭壇に向かって一心不乱に祈り続けることだ。他にニワトリの足とか、Ｙ会長の貴重な髪の毛とか、乾燥したヘビのしっぽも必要らしい。
画像は日高側から見た日高山脈。コッチは快晴で、海側の山々が雲海に包まれているのだ。
約50分の所要時間で9時半ころに広尾シーサイドパークへ到着。トンネルを抜けたら雨でしたが、やがて霧雨から曇りへ。海側にはガスがかかっているモヨウ。
参加者状況を本部でチェックするＹ会長。
「9時開始」とは「9時にコートを開けるから、勝手に練習開始してちょうだい」っていうことね。
そして練習が終わり、さっそく飲んでしまう広尾Ｋ藤氏。やはり午前中から飲むビールはウマイのであった。
「えー、それでは交流会を始めたいと思いま〜す。」仕切るＹ会長と、手前は「札内フェニックス」のＷ氏。向こうはなぜか運営側に立つ女房。しかし、こうして見ると、Ｙ会長と女房はペアルックみたいじゃないか。しかも使っているラケットまで同じだ．．．えぇ、特に深い意味はナイと思います。
さて、さっそく試合が始まりました。試合形式は6ゲーム先取、ペアリングはテキトー、対戦相手もテキトーに空いている人、試合結果の申告も特にナシ、ハラが減ったら肉をつつき、飽きたら帰ってヨシ．．．まさにフリーダムなのだ。
ひっそりと出番を待つバーベキューコンロ。以前から使用していたコンロはついに崩壊、今回は町保有のものを借りてきたらしい。
本部にて、対戦相手を確認する広尾のI村氏。一応、赤組と白組に分かれていたらしい．．．ゼンゼン知らなかった。しかし、対戦表にはおびただしい修正が加えられ、昼時には忘れ去られて風に舞って道路へ．．．しまいには行きかうクルマに轢かれてしまうのであった．．．と思ったら、ナント後日、Y会長から「対戦結果」なるものが！こんなコトは初めてダ！．．．しかし、後半は赤・白関係ナイようだし、記載されていない試合も多数．．ほとんど意味がナイのだ。
ちなみに勝ったのは赤組、試合数にバラつきはあるけど、この資料によると、全勝はI上クン・Hさん・ワシの3人らしい。（オレは3勝2敗だと思ったけど．．）
テントに一人で放置される三男Kスケ。この後テントを脱走して草むらをハイハイすることに。
そのうち天気も回復してきました。気温も上昇してビールも飲み頃なのだ。
一方、ウチらのベースキャンプ。次男がY会長からもらったヨーヨーで遊んでいるところ。次男風「イヌの散歩」．．．って、そのまま引きズっているだけじゃないか！
ひと通り試合をして汗を流した後は、ビールしかない。本部でくつろぐＷ氏＆Ｙ会長。
すでにバーベキューコンロにも、火が入ったモヨウ。
今回はＩ村氏が担当？どうやら以前からＹ会長のテキトーな仕切りに納得がいかなかったようです。
テキトーに試合は続く．．．手前は広尾Ｋ藤氏の華麗なバックハンドのフォロースルー。ラケットはＰＤに変更？ストローカーに変身中なんでしょうか？
気が付きゃ、奥のコートが空いている。すでに1/3はビール飲んでマッタリモードへ突入だ。
ウチら家族のほかに浦河から参加のＩ上クンとＨさん。
Ｉ上クンは「交流会はみんなビール飲んでばかりで、あまりテニスしない」というウワサ．．というか真実を知り、最後まで行くかどうか決めかねていた様子。だけど、Ｉ上クンとＨさんに加え、浦幌方面の若手の参加のおかげで、いつになく多くの試合ができましたね．．．
うーん、参加メンバーによって、こうも内容が変わってくるとは．．．しかし、するってーと、今までの怠惰で堕落的な交流会の元凶は、Ｙ会長やワシらにあったということか？．．．どーもスンマセン。
さ、食べよ食べよ。どのペアが勝ったとか、赤組・白組のドッチがリードしているのか、そもそもオレはドッチのチームかもわからないけど、とりあえずバーベキューなのだ。
一応、試合も続行中．．．
バーベキュー後も試合は続く。サーブしているのは女房。最近は昼の主婦テニスにもカオを出しているらしい。
一方、子供たちは．．．テントでオニギリやらジュース飲んでいました。
コーラを飲んでいるのは広尾のＫ崎氏の御令嬢．．．ご家族全員が「Coke、Please！」状態らしい。
「ちょっと、ちょっとぉ〜、もっと冷えてるのナイの〜？」オニギリ片手にY会長の不手際を責める広尾Kさん。乗ってるクルマのホイールもハンパじゃないのだ。
「ねぇ、遊びましょうヨ」
「ん、ちょっと待って、コレ飲んでから．．」
「オレは一人で遊んでこよ」
「兄貴、うまそうなもの飲んでるなぁ．．オレも飲みてぇなぁ．．」
兄弟バラバラですナ．．．
やや遅れて肉をつつく広尾K藤氏とHさん。Hさんは前日まで札幌出張で、今朝早く浦河へ帰町、I上クンの運転で広尾入り？オツカレさまです。
チョットわかりづらいけど、テントから脱走した三男を強制送還する長男とK崎家御令嬢。たぶん三男はすでに草とか食べてたと思うヨ。
珍しく、試合は続く．．．写りこむ次男。
次男は6月の末に左肘を骨折して完治していたんだけど、2日前にまた高い所から飛び降りて同じ場所を痛めてました。今回はただの打撲でしたが、次はナニをやってくれるのだろうか．．．あぁ、メマイが．．．
バーベキューも細々と継続中。今年は完全にテニスにウエイトが移っていますね。
コートで遊ばせていたんだけど、やはり脱走する三男。この時は石を口に入れていたナ。
まだ試合は続行中．．．この時間帯に3面使用しているなんて．．．今だかつてナイことです、ハイ。
手前は黒いI上クン。肩の一部が白いのは焼けていない部分。たくさんテニスできて良かったでしょ？
奥のコートは広尾K藤氏の特訓を受ける浦幌町の女性エース。女性に対する指導は熱心な広尾K藤氏でした。
浦幌町の若手ペアVS「札内フェニックス」のドンW氏・広尾I村氏ペア。
手前のレシーバーの男性は、サーブは左、その他のショットは右という変則プレーヤーなのだ。なかなかサーブが入らなくて苦労していましたね。左利きというだけで、十分サーブで有利に立てるもんデス。ある程度スピードを犠牲にして、インパクト重視、確実なサーブを目指すのじゃ！
さて、そろそろ時間も午後4時を過ぎて、みなさんオツカレモードに移行中でしょうか？
メガネを念入りに磨くのは広尾N先生。試合の後半ではレフティ特有のナイスサーブを連発。ワシも飲んで気が大きくなったのか、レシーブを強打してミス（大樹町大会のヨッシィー・I上クンのこと言えないのだ）．．．最後の試合はN先生・Y会長ペアだったんだけど、素直にY会長のアタマの上にでも、上げときゃ良かったナ。
その後ろでは．．．
「フッ．．燃え尽きたぜ．．真っ白にナ．．」
郵便局員M氏のようなHさん。出張疲れですナ。
まだ試合は続く．．．
いったい何試合したんだろ？Ｙ会長から送られてきた結果は、かなりテキトーなので何の参考にもならないが、少なくとも全員5〜6試合はこなしたモヨウ。
この後、さすがに疲れ果てた「札内フェニックス」を中心とする浦幌・本別方面の方々はお帰りに。結局5時頃までやってました。
「あー、終わった、終わった．．」
本日もオツカレのＹ会長。いつものように、”ビール焼け+日焼け”でアタマも顔も赤い。今回も頭皮に決定的なダメージを与えてしまったようだ。
みんなが帰り仕度を始める中、さらにＫさんに稽古をつける広尾Ｋ藤氏。どんなに疲れていても、相変わらず女性の指導は熱心だ。
この熱意が、コート外での指導に及ばないことを祈らせていただきます．．．しかもペアルックならぬ、ペアラケット？う〜ん、アヤシイ．．
「んじゃ、ワシら帰るから．．」
大きく日が傾いているにもかかわらず、さらにテニスしようとするＹ会長。すばらしい熱意だ。
周囲のハナシによると、去年の帯広での大会でナゼかベスト4（でしたっけ？）に入ってポイントを獲得して以来、かなりの色気を出している様子。
しかし、Ｙ会長の要請に応じてコートに入った人が居たかどうかは不明．．．
浦河町テニス協会ホームページ −十勝・日高交流会2006−．．．というワケで、過去に例を見ないほどテニスしてしまった「十勝・日高交流会」でした。これからは”テニスする人”と”飲み食いする人”の二極化が進みそうですね。
さて、次は8月27日（日）の静内町「シベチャリオープン」でしょうか。ボクも何年ブリかで出場予定です。次は9月10日（日）の日高町「クルミちゃんカップ」、管内の大会もメジロ押しなのだ。ところでウチの「うらら杯」ですが、まだ開催日が未定．．．マゴマゴしていたら、10月1・2週の日曜日の体育館が、すでに他の協会におさえられているではありませんか！トホホ．．．こりゃ初めての土曜日開催も有り得るかもしれません．．．
