さぁ、スキーシーズンも残りわずか．．。今シーズンはT会長も私Kも、例年のように「週末はスキー．．」というわけにはいかず、いささか練習不足の状態で「道民スポーツ スキー競技会」に参加することになりました。まぁ、基本的にポールなんかくぐった経験もありませんし、そんな練習もしたことナイので、”練習不足”は単なるイイワケです。競技は年代別に行われるため、トシのわりには元気なT会長は、ほとんど毎年上位入賞を果たしております。ぼくは去年、あたまかずをそろえるために初めて参加したのですが、２６人中１２位という平凡な記録に終わっております。（それでもT会長よりはタイムが出ていたんですけどね．．）
浦河町をはじめ、雪のない海沿いの町ではスキー人口が少なく、ダレでも参加できます。ボーゲンでもなんでも、とにかくゴールすれば１点が与えられますので、出場枠いっぱいの選手団を率いて行けば、浦河町が上位入賞をはたすことも夢ではないのですが．．。
来年は町民みなさまの参加をお待ちしております。
PM１２：５０。待つこと２５分．．．。
バスの送迎付きで会場である「日高国際スキー場」へ。
なにが”国際”かは疑問ですが、毎年そこで行われて
おります。
今回は不参加のT山氏から「１２時半に東湯ネ．．．」
と言われたのですが、やはりアテになりませんでした。
それにしても送迎付きとはリッチです。T会長やぼくの
滑りに、それほどの価値があるとは思えないのですが。
役場前から合流するT会長。
上位入賞に自信があるのか、余裕の表情である。
役場前に鎮座するオブジェ「少女と昆布」（だったカナ？）
の後ろ姿。左側のボロぞうきんみたいなのが昆布。
あまりに安易なネーミングと直球勝負とも言える表現内容
である。ゲージツはイズコヘ？
乗り込んですぐに寝てしまうT会長。
じつはT会長は自分で運転しないと乗り物酔いしてしまうのだ。
乗り込む直前に酔い止めの薬を服用し、眠りこけてしまうので
あった。
肉は食えないし、酒は飲めないし、乗り物酔いはするし、へそ
曲がりだし、よくわからんヒトです。
無事に「日高高原荘」に到着したのもつかの間、イキナリ
囲碁仲間の挑戦を受けるT会長。イッキに部屋に重い空気が
ただよってしまう。
将棋で言えば”飛車角オチ”のハンデをつけてあげたそうで、
アッサリ負けてしまったそうです。負けず嫌いのT会長はその
夜、再戦を申し込んで２連勝したそうです。（しつこい．．）
ぼくは新しいスキーの感触を確かめにナイターに行きました。
会場となる「日高国際スキー場」。
今年は「北海道スポーツフェスティバル IN 日高」の
行事の一環として行われたようです。
あとでわかったのですが、ゲストはアノ”岡部 哲也”
でした。
じつはその岡部と同級生だったという知り合いから
聞いた話ですが、カレは小さいころからスキーざん
まいで、ロクに中学校も行ってないから、「とてつも
なくバカだった．．」と言っておりました。
大回転コースとなる左側の斜面。
見てのとおり、ゆるやかです。いかにスピードを殺さず、
なめらかに滑るか、が課題です。
前日は快晴。大会当日は荒れ模様となりそうです。
ぼくのナイター券とぼくのスキーで滑走
するT会長。豪快にテールから雪煙を上げ
ております。もう少しカービングっぽい滑り
もできるスキーなんですが．．．。
T会長はエラく、ぼくのスキーを気に入り、
大会当日はぼくのスキーを使うことに．．。
こんなヤツ。"ELAN MBX WORLD CUP GS" 12ミリのプレート付き。サイズは短め１８３㎝。
これに夜光緑のESSのビンディングを付けて．．うーん、やっぱりカッチョイイなぁ。エランのスキーは。
あとはこの板を使いこなす実力があればイイんですが．．．。（トホホホ．．）
夕食後、にわかに活気をおびるワックスルーム。
クロスカントリーのグループはさすがにワックスは本気です。
指導員S氏の提言で選択ワックスは－６℃のものに。
ぼくは新品のスキーだったんで、特に必要ないと思ったので
すが、周りの雰囲気にのまれて思わずワックスしてしまいま
した。機材がそろっているから、楽しいのだ。
この後、各部屋では麻雀、囲碁、エロビデオ（？）、スキーに関するマジメな話などが繰りひろげられました。ちなみにT会長は昼間の友人と囲碁の再戦、ぼくは１級取得者のM氏、２級取得者のY氏、その後指導員S氏を交えて、ごくマジメなスキー談義なんかをしておりました。就寝は１２時半ころだったでしょうか？（結局、ぼくはエロビデオを見ることができませんでした。トホホホ．．）
一夜明けて大会当日。天候は曇り。
アルピニストのT会長は「コレは降る！」と断言しておりま
した。（シロウトのぼくもそう思いましたけどネ。）
指導員S氏らとコースインプレッションに挑むT会長。
ゼッケンは７０番。ちなみにぼくは１１０番でした。
雪面はこの時点でかなりシマッテおり、高速コースになること
が予想されました。
T会長もぼくも、脚力勝負のド根性コースは望むトコです。
指導員S氏から、要所要所でのポールへの進入方向、脱出
方向などのアドバイスを受けながら、ゆっくり降りていくT会長。
中央は１級取得者M氏。イロイロ２人から説明を受けたのです
が、いざ本番ともなると、そんなコトはどこえやら．．のT会長
とぼくでした。
コースは緩斜面→中斜面→ちょっと急斜面→緩斜面→ゴール。
斜面の変わり目２ヶ所で少しキツく旗門が振ってあり、そこが
ポイントと思われました。（わかっていてもどうにもできないの
ですが．．．）
特別トライアル前走者としてかつての”世界の滑り”を披露した
「とてつもなくバカだった．．」という岡部 哲也。
そう言われてみれば、FISの中継でもわけのわからん解説をして
いたような．．。
滑り終えたところであるが、拍手はパラパラでチビッ子スキーヤー
が群がるワケでもなく、握手を求められる様子もなし．．。いたく
ワールドカップレーサーとしてのプライドがキズついたのでは？
その後、チビッ子たち相手にスキー教室を開いていました。
トライアルが終わったころから、すでに雪がチラチラ．．
かなり視界も悪くなってくるのであった。
風雲急を告げる！！
はたしてスラローマーT会長の滑りは？？
スタート前、なにやら意味不明のサインで周囲の失笑
をかうT会長。すでにぼくのスキーにはきかえて、用意
は万全です。
この時は雪も止んでいたのですが．．。
この大会の名物じいちゃん。７０才以上のまさに”G”組に
出場。
ヘルメットにレーシングスーツ！
下っ腹とアソコがやけに強調されたスタイル！
ダレも近寄れないオーラが出てたね．．．。
T会長の出番が近づき、ぼくはコース中ほどでDVを構える
ことにしました。
さぁ、いよいよT会長の滑りです。
緩斜面をクリアーして中斜面に入るT会長。
少し雪が降り出していました。
T会長のスピード感あふれる滑り。
さほどふくらむこともなく、無難にラインをトレースするT会長。イイ感じである。
ややテールから雪煙が上がっており、イマドキのカービングというわけには
いきませんが、大きなロスもないようです。（やはりスキーがイイのでしょうか？）
この後、ぼくも大急ぎでスタート地点まで戻ってT会長とスキーを交換しました。
「Kくんの滑りも撮ってやる．．」とぼくからDVを奪い取ったT会長でしたが、”テープ残量がありません．．”のメッセージにすっかり舞い上がってしまったものの、あわてて巻き戻してぼくの滑りを撮影してくれました。（ぼくがT会長の滑りを撮影した後、スイッチが切れていなかったようです。グローブを着けたままで操作してました。トホホホ．．）しかし画像はイマイチ、ズームなし、しかも手ブレ多し．．．ということでむりやりキャプチャーしたのが、下の画像です。
降りしきるボタン雪など、かなり条件が悪かったことがおわかりいただけましたでしょうか？うーん、だから遅かったのか．．．。（モウ、わかったって．．）
それにしても、”カールツァイスレンズ”にへばりつく雪片と降りしきる雪が気になります。あとでT会長からDVを返してもらったのですが、シットリと全体的に濡れておりました．．．。（一応、精密機械なので少々の配慮が欲しかったのですが．．。）
ちなみに、以前所有していた”初代パスポートサイズ”のHi８もいつもハダカで持ち歩いていました。オマケにウエストバッグに入れて、腹に抱えてコブ斜面なんか滑るもんだから、ヒザを抱え込んだ時に圧迫されてフレームがゆがんでしまったことがあります。結果、テープが出せなくなってしまい、そのまま修理に出したのですが、スキー以外のモノが映っていなかったかどうか、不安でたまりませんでしたね．．。
競技が終わり、休憩する私K。またもやアホづらにて
失礼します。
ボタン雪が降りしきる中、やはり思うように滑れずにラインを
はずすこと２回．．。ぼくの少し前に滑った１級取得者のM氏
も失速したと聞いてスッカリあきらめているトコロ。
T会長のアドバイスどうり、スタートからクラウチングで行ったものの、つもった雪でスピードに乗れず、スキーを抑えることもできず、注意するように言われた斜面の変わり目で、コース設計者の思惑どうりにふくらんでしまいました。トホホホ．．
この後、すべての結果が貼り出されるのでありました．．．。
競技後半にくずれた天気を呪いながら、結果発表！
男子Eクラス（５０～５９才の部）
６位（１６人中） T会長！ １分１９秒０６
男子Cクラス（３３～３９才の部）
７位（２２人中） 私K！ １分１９秒９０
てなことになりました。T会長は一応入賞ということで２点をゲット。ぼくは０．４秒差で
入賞を逃してタダの１点でした。浦河町のアルペンチームの中ではトップは男子Bクラ
ス（２５～３２才）５位入賞の指導員クラスのかたで、１分１５秒１５でした。１分２０秒を
切ったのはこの３人だけだったので、テニス協会からの助っ人としてはマズマズの成
績だったのでは？と思っております。他にも指導員S氏らが、それぞれのクラスで入賞
を果たしました。ちなみにトータルでの最高タイムは１分０５秒前後でした。（レベルが
違いすぎます．．。）総合得点では浦河町は９町中の５位．．参加人数が順位を反映
しているとも言えます。浦河町民でボーゲンできる人だったら、ダレでも参加できます。
みなさん、来年はいっしょに参加しましょう！！
「高原荘」のおみやげコーナーで。
小鹿のハクセイはなぜか頭頂部がハゲていた．．。
われわれは暴風雨の中、バスでビールを飲んで眠りコケながら５時半に浦河町着．．。その後、町内の焼肉屋で反省会とは名ばかりの酒宴が繰り広げられました。（肉を食べナイT会長は当然、欠席でした．．。）
今年の結論としては、T会長に今の体力を維持したまま、あと２０数年長生きしてもらい、８０才以上の”H”クラスを創設して、そこで優勝してもらう、ということでしょうか？ぼくはジミチに完走して１点をかせぎたいと思います。とにかく、広くスキーをする人を募集して、参加人数を増やせば、団体戦上位入賞はまちがいありません。一番威勢のイイAクラスにだって、１分５０秒前後のタイムの人もいるんですから、”ヘタだから．．”とか、”競技なんて．．”とか言っているレベルじゃないのだ！参加することに意義があるのじゃ！来年はキミの参加を待っている！ゾ．．
